恋愛で成功するためにはルックスや性格などを磨く以外に「恋のかけひき」がとても大切になります。「恋のかけひきなんて何をしたらいいのかわからない」などという人におすすめなのが心理学由来の恋愛テクニックです。
例えば、後ほど紹介するザイオンス効果やカリギュラ効果などが挙げられます。
心理学の観点から実証されていますので、その効果は絶大です。人は知らないうちに心理学的なテクニックを使っているのかもしれません。
恋愛だけではなく、ビジネスでも応用することができる心理学の恋愛テクニックについてご紹介していきます。
怖いぐらい効果がある心理学のテクニックを身につければ、たとえ恋愛経験が少なくても恋愛偏差値をアップさせることができるでしょう。
心理学を恋愛テクニックとして使うことができる?
恋愛テクニックは恋愛経験をいくつもしてないと身に着けることができないと思われています。
もちろん恋愛経験が豊富であればあるほど恋愛テクニックを身に着けることができますが、実は恋愛経験が浅くても恋愛テクニックを身に着けることができます。
心理学に基づいた恋愛テクニック
恋愛経験豊富な人はたくさんの異性と付き合ってきていますから、異性の心理を読み解いたり、どのような仕草がモテる仕草なのかを網羅しています。そのため、恋愛経験豊富な人は豊富であるが故にどんどんと恋愛テクニックを磨いているのです。
では恋愛テクニックは恋愛初心者の方が身に着けることはできないのでしょうか。
実際はそんなことはなく、初心者の方でも恋愛テクニックをマスターすることができます。しかもこの方法は心理学に基づいたものですので効果が高いことで知られています。
つまり心理学に基づいた恋愛テクニックをマスターできればだれもが恋愛上級者になれるかもしれないということです。
もちろんコミュニケーション能力も大切な要素になりますが、すぐすぐに磨けるわけではありませんから、まずは恋愛テクニックを使って気になる異性にアプローチをかけてみましょう。
気になる人と距離を縮める6つの心理学テクニック
まずご紹介するのは気になる人との距離を縮めるという恋愛では必要不可欠な心理学テクニックです。
①ザイオンス効果(単純接触効果)
何度も接触するうちに好きになるという単純接触効果はアメリカの心理学者のロバート・ザイオンスが証明したことから「ザイオンス効果」などと呼ばれています。この効果は興味のない人でも何度も接触するうちに好感度がアップするという心理です。
ザイオンス効果を恋愛テクニックで使うには、気になる人と会う時間を長くするよりも、会う回数を増やすことが大切だということを踏まえる必要があります。
これは直接会うだけではなく、メールやLINE,電話などでのコミュニケーションも回数に含みます。ですから一度のデートで長い時間を一緒に楽しく過ごすよりも相手といかに多くコミュニケーションを取っていくかが大切になります。
デートや仕事など出会うなど直接会う回数ももちろん大切なのですが、連絡することでのコミュニケーションの回数も増やしていきましょう。
ただし多ければ多いほどいいものではありません。多くても1日1回、少なくても週2回~3回がいいでしょう。
②カリギュラ効果
「●●してはいけないよ」と言われるとかえってしたくなってしまいませんか?この現象のことをカリギュラ効果と心理が苦ていいます。秘密だから話してはいけないのに、話したくなるのです。秘密をしったときに誰かに言ってしまいたくなる心理のことをカリギュラ効果になります。
恋愛テクニックとしてのカリギュラ効果は気になる人と2人だけの秘密を共有することになります。2人だけの秘密を共有すれば仲間意識が生まれて、興味を持たれやすくなるのです。
また、秘密を共有するときには自分の秘密を打ち明けることが大切です。悩んでいることや苦手なこと、弱点などを秘密とするのです。「他人には知られたくない弱点」を2人だけで共有うことで相手は「私のことを信頼してくれている」と好感度がアップします。
ただし、秘密を打ち上げることで好感度が上がると、誰それ構わず秘密を話すのはやめましょう。2人だけの秘密にすることで特別感はうまれるのです。
③好意の返報性
誰から好意を受けたら、そのお返しをしたくなることを好意の返報性と言います。例えば、誕生日プレゼントをもらったら、その相手の誕生日に「誕生日プレゼントもらったから私もプレゼントしなきゃ」という気持ちになることも好意の返報性になります。
つまり好意を相手に向けると、その人からも好意が返ってくることを言います。このような好意の返報性を恋愛テクニックとして生かすことで、お互いの距離が縮められます。
ここでのポイントは好意をさりげなく伝えることです。例えば「相手のことを名前で呼ぶ」「相手の話に興味津々で聞く」「相手のことをほめる」などと言う風に「これくらいの好意であれば返すことができる」というような程度にとどめるようにしましょう。
好意を伝えれば好意が返ってくると思って「好きです」とストレートに伝えることは返って逆効果になります。同じくらいの好意を返せないと罪悪感を持つようになり、その罪悪感から会ったり連絡を取り合うことから避けようとしてしまうのです。
そのため、あくまで相手には「これくらいの好意なら返せる」と思えるくらいの好意を伝えるにしましょう。さりげなく好意を伝えて、相手の人がその好意を返してくことで好感度がアップしていくのです。
④吊り橋効果
吊り橋効果は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。吊り橋効果は2人で怖い体験をしたときに「恐怖心によるドキドキ」が「相手へのときめき」だと勘違いして相手のことを好きになってしまう現象のことをいいます。
つまり外的要因でのドキドキを脳が恋心と勘違いして、恋愛のきっかけになるものを言います。
この吊り橋効果を恋愛テクニックとして活用するためには、ジェットコースターやお化け屋敷などの恐怖心をあおられるようなアトラクションを楽しんだり、ホラーやアクション映画、ドライブなどのデートコースがぴったりです。
上記のデートコースは定番ですが、吊り橋効果もしっかりあるため定番化するのかもしれませんね。
ただし、吊り橋効果はあくまでも恋を発展させるためのもので、継続的に効果が得られるわけではありません。1週間程度で効果は亡くなってしまいますので、できるだけ早めにデートの約束をするなどのアクションを起こしましょう。
⑤認知的不協和理論
私たち人間は自分の感情や行動に一貫性を持たせようとします。このような性質により、自分の中で矛盾した感情や思考、行動を抱えたときに違和感を抱えることを認知不協和と言います。
ダイエット中に甘い物を食べるとします。ダイエット中に甘い物を食べるのは太るからやめるべきだと理解しているはずです。しかし、甘い物を食べるとその理解とは矛盾した行動になります。
痩せたいと思っていながら太ることをしてしまうという矛盾した行為が続くと、不快感や違和感を抱くようになります。この不協和を解消するために脳では「我慢はストレスになって痩せなくなる」「甘いものが好きでもスリムな人がいる」などという都合のいい考え方を持つようになります。
つまり矛盾した行動をするのにまるで「理にかなっている」と認識させるために都合のいい考え方をすることが認知不協和理論と言います。
恋愛で認知不協和理論を活かすときには相手に負担にならない頼み事をしてみましょう。例えば「ちょっとそれとって」などという頼みごとをしてみましょう。頼み事をして親切にされたときに、親切にしたほうは「本当に好きな人にしかしたくないのに、好きでもない人にしてしまった」という認識性不協和が生じてしまいます。
この不協和に違和感を感じて、一貫性のない状態を解消するために「あの人のことが好きだから好きな人にしかしていない」という心理が働くようになるのです。言い換えると、頼み事うる相手のことが好きになってしまうのです。
そのため、気になる人に少し頼み事をしてみると認識性不協和により惚れさせることができるようになります。
⑥ミラーリング効果
初対面の人と出身が同じだったり、共通の趣味があると親近感を覚えることがあるでしょう。自分と共通点がある人に対して親近感を抱きます。共通点が多ければ多いほどその人に対して好感を持つようになります。これをミラーリング効果(類似性の法則)といいます。
共通点が多ければ多いほど会話は弾みやすいですし、好意を抱いてもらいやすいです。このように恋愛で有利になることも多いです。しかし、いつも相手と共通点があるかどうかはわかりませんし、気になる人との共通点を探しても見つからないことがあります。
そのときに役立つのがミラーリング効果です。恋愛におけるミラーリング効果は相手の真似をすることを言います。仕草や表情、姿勢、声色を真似することで親近感がアップすると心理学的に証明されています。
例えば相手が笑っていたら自分も笑って、相手がわくわくしていたら自分もわくわくするというように相手の仕草を真似するつことで、真似されている相手はあなたに共通点を見出し次第に惹かれていきます。
真似するときはさりげなく行うのがポイントです。大げさにするとバカにしていると思われてかなり嫌われてしまいますので注意して下さい。
デートに誘うときに使いたい2つの心理学のテクニック
気になる人をデートに誘ったら、できるだけ断られたくないものです。ここではデートに誘うときに使いたいテクニックについてご紹介します。
①YESの法則
YESの法則とは、会話のなかで「YES」という答えを連続して出させることで、相手は流れに一貫性を持たせようとし、こちら側の要望に応じてもらいやすくなるという現象です。
相手にたくさん「YES」と言いたくなるような質問を繰り返して、その後にデートに誘うことで成功する確率が上がるのです。
例えば、
「今日は暑かったですね~」
「今仕事が終わったところですか?」
「疲れてます?」
「疲れていたら甘いものが食べたくなりますね~」
「近くに美味しいケーキが有名なカフェがあるのですが一緒にお茶をしませんか?」
というようにさりげなく「はい」を誘導する質問を何度もしたあとにデートに誘うことで応じてもらえる可能性が高いです。
要望に応じてもらいやすくするためには質問を5回程度繰り返すのが理想だと言われているのですが、実際にやってみると会話がおかしくぬあってしまいます。そのため、適度に質問を会話の中に織り交ぜたあとにデートに誘ってみましょう。
②ダブル・バインド(二者択一話法)
ダブル・バインドは、一度に自分の損にならない2つの選択肢を相手に与えて、どちらかに答えないといけないという状況を作り出すことを言います。
例えば「今度一緒にご飯でも食べに行きませんか?」という誘い方だと「はい」か「いいえ」という片方は損になる選択肢を与えることになります。そうではなく、「今度の土曜か日曜美に一緒にご飯にいきませんか?」というように「土曜日」「日曜日」の2つの選択肢を与えるだけで、断られるリスクを減らすことができるのです。
ダブル・バインドを使った質問は色々な場面で使うことができますが、相手を誘導するような質問ばかりしたり、内容が強引であると、当然断られてしまいますし、「自分勝手だなぁ」と悪い印象を与えかねませんので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は心理学的にみた恋愛テクニックについてみていきました。恋愛経験が少ないと恋愛でもなかなかうまくいきません。そのため、恋愛経験が少ない方には特にこのテクニックは有効となるでしょう。
恋愛テクニックをうまく使うことで、気になる人とお近づきになれたり、デートに誘うことができます。「どうせ自分はできない」と諦めるのではなく、恋愛テクニックを使って相手との距離を縮めていきましょう。
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