心理学においてミラーリング効果というものをご存知ですか?恋愛のテクニックにおいてミラーリング効果はモテテクニックとして知られています。
ミラーリング効果とは心理学用語で、気になる相手の表情やしぐさ、動きなどを無意識に真似をしてしまうことを意味します。これは自分が好きな相手に対して無意識に行うことでありわざとではありません。
その人に対して好意を持つと、同性や異性に関係がなく、言葉遣いやファッション、好きな食べ物、仕草などを真似してしまうところがあります。
ではこのミラーリング効果にはどのような効果が期待できるのでしょうか。今回はミラーリング効果のテクニックなどをご紹介します。
好きな人の仕草を真似したことはありませんか?
性別関わらず、好きな人の仕草や行動を鏡のように真似をしたことはありませんか?相手の動きに合わせて鏡のように無意識に動くことをミラーリング効果と言います。
ミラーリング効果について
以前はペアルックと呼ばれていましたが、「カップルが同じ格好やファッションをする」などという少し恥ずかしいですが嬉しい気持ちでしていたものがありました。
今は男女と問わず双子コーデなどといって、同じ格好をしている人たちが歩く様子を見かけます。この場合は意識していますが、ミラーリング効果に近いと言っていいでしょう。
「大好きな友達や仲間と同じ格好をしたい」という欲求がきたのです。
また、好きなモデルやアイドル、俳優の髪型やファッション、メイク、男性でもファッションや髪型などを真似するのもミラーリング効果によるものです。
好きな相手の表情や仕草を真似ると、真似された方は自分と同じ仕草や表情をする人に対しての印象が好印象になるというのがミラーリング効果なのです。
「相手のことを無意識に真似る」ということは、相手に対して尊敬や好意を表していることになります。心理学的にも実証されていることですので、好きな人がいたり、相手に好意を持ってもらいたい場合はミラーリングテクニックをマスターしましょう。
恋愛でのミラーリング効果について
ミラーリング効果を実践する場として恋愛関係での実践が代表的です。ミラーリングはモテテクニックとして強力です。会話をしていて、自分と相手に共通点が多ければ多いほど相手に親近感を持たせることができるのです。
相手と自分の共通点をある程度分かっているのなら、それを最大限活用すれば、相手との距離を縮められるでしょう。相手と共通点がなくてもミラーリングは使えます。そのため、相手と距離を縮める方法としてミラーリング効果を用いる人が増えたのです。
一緒に使いたいクロス効果について
クロスの法則は身体や手足を交差させることで、曲線美を生み出し女性的な色気がでるというものです。例えば、右側の髪の毛を左手で耳にかけるなどします。
こうすることで、曲線美が生まれて女性的な色気が出ます。これがクロス効果なのです。
営業でのミラーリング効果について
営業でもミラーリング効果を活用することができます。ミラーリングはセールスなどにおいてかなりの効果があります。また営業で数多くの契約を取る人は、ミラーリング効果を活用していると言われています。
営業では恋愛と同じようにミラーリング効果を使っていきます。例えば、相手の趣味や興味があることを事前に知っておくことは、営業で成功するために必須事項となります。セールスの話だけでなく、相手の興味を引くような話題を混ぜることで大きな効果を発揮するでしょう。
また、相手の話すスピードや言い回しなどに合わせることも営業でのミラーリング効果としては効果的です。相手が手を組んだら、自分も手を組むなどの行動も混ぜていきましょう。
恋愛のときと同じように、わざとらしいミラーリングは相手を嫌な気持ちにさせますので注意してください。
心理学でのミラーリング効果について
社会的にもメジャーになっているミラーリングですが、元々は心理学用語でした。ミラーリングは「類似性の法則」というものが大きく関係しており、これは人間が自分に似ていたり、自分に近い人を好きになるという法則です。
最初はあまり興味がなくても、相手と自分の出身地が同じだったり、趣味が同じで急に親近感が沸いてきたという経験がある人もいるのではないでしょうか。このことが類似性の法則です。
ミラーリングをする人の特徴や心理について
ではミラーリングをしてくる人にはどのような心理があるのでしょうか。ここではミラーリングをする人の特徴や心理についてご紹介します。
相手に好かれたい
ミラーリング効果が恋愛で有効であることは広まりつつあります。そのことを知って「気になる相手と同じことをすれば好きになってもらえるかもしれない」とミラーリング効果を活用します。
ただし、わざとらしいミラーリングは不自然に見えたり逆効果になったりして不自然です。あくまでも自然にするからこそミラーリング効果を発揮します。
好きな相手に自分を意識させたい
好きな相手に自分のことを意識させるためにミラーリング効果を使っていることがあります。ミラーリング効果は恋愛や仕事などで使いこなす人も多いでしょう。なぜなら、接待や飲み会、商談などで用いることが多く、ビジネスマナーと言ってもいいのです。
食事や軽いお茶をするときは、必ず目上の人が先に注文して「同じものを」と頼むのがビジネスでの礼儀です。そうすることで、上司や取引先の人にいもそれなりの印象をあたえ、初対面でも打ち解けることができるのです。
無意識に影響して同じことをしている
ミラーリング効果は元々無意識に行うものですから、無意識に相手に影響されて同じことをしていることもあります。例えば、憧れの女優さんやモデルさんを参考にしていると、気づいたら同じようなルックスや口調になることがあります。
それと似たような感じで、自分の色がはっきりとしていないと他人に影響されてしまうことはよくあります。あなたが相手になにかしら影響を与えていると言えるでしょう。
相手と距離を縮めたい
ミラーリング効果で声のトーンや話し方を相手に合わせることは相手との距離を縮めたいという心理が働いているということもあります。相手の女性が落ち着いて話していれば、男性も声のトーンが落ち着いたり、いつもは相槌が大雑把なのに、好きな女性の前では優しくなるなどします。
これは相手と距離を縮めたいと思っているからするのです。
わざとそうするというよりは近づきたいという気持ちが無意識にそうさせているのです。
探りをいれている
初めて会った人がどんな人なのか探りを入れるためにに相手に変な印象を与えないようにミラーリングをすることがあります。この場合のミラーリングは相手のことをよく知らなかったり、知り合ったばかりなど、相手との距離感が遠いときによく活用されます。
これは相手に合わせることで、変な印象を与えないようにしようという心理なのです。最初はミラーリングをして相手のことを探って「もう少し仲良くなったら自分を出そう」と考えているようです。
例えば、ものすごく甘党の男性が知り合って間もない女性とカフェに入って女性が紅茶を頼んでいる前で堂々とパフェなどは頼まないでしょう。
この場合は同じように紅茶をとなるのが自然で距離感がまだ少し遠いことを表しています。もしそれが好印象に取られれば、好意的なミラーリングとなるでしょう。
ミラーリング効果を最大限引き出すにはどうしたらいい?
ミラーリング効果はただやってもそこまで効果は期待できません。では最大限効果を引き出すにはどうしたらいいのでしょうか。
笑顔を笑顔で返す
まず相手が笑ったら自分も笑い返しましょう。笑顔は人を明るくする不思議な力があります。自分が笑ったときに相手が笑い返して怒る人はほとんどいません。とても簡単にできることですので、始めてみましょう。
人は自分の行動やしぐさと同じようにする人を味方や仲間お認識します。そして、「自分は敵ではない」ということをアピールできるのです。
相手の行動を真似てみる
デートやビジネスシーンでカフェやレストランなどに入ったときに、相手が頼んだものと同じものを注文してみましょう。すべて真似るわけではなく、コーヒーや紅茶ならわざとらしさがありません。
また、相手が飲み始めたと同時に自分も食べ始めたり、相手が脚を組んだら自分も足を組みましょう。わざとらしくならないようにさりげなくやるようにしましょう。
紅茶を飲んだら自分も飲んでみる、相手が楽しそうに話していたら、自分も楽しそうにしてみる、悲しそうな話をしていたら、自分も悲しむようにしてみましょう。
このミラーリングは相手のことが好きな場合、意識して真似しようと思わなくても無意識にできるものです。反対にあまり相手に対して良い印象を持っていなくても相手との関係が大切になるビジネスシーンなどでは、自然に真似できるよに心がけてみるといいでしょう。
相手の言葉を繰り返してみる
会話をしているときに「うん」や「そうだね」などの簡単な相槌だけでなく、相手が使った言葉を自分も口にしてみましょう。
「昨日すごく楽しかったんだー」などと言われたら、「そうなんだ!楽しかったんだね」などと笑顔で言ってみます。自分と感覚が似た人とは自然と距離が縮まるものなのです。
まとめ
いかがでしたか?今回はミラーリング効果についてご紹介していきました。ミラーリング効果はモテテクとしても有名ですが、実はビジネスでも活用できるミラーリング効果で人間関係を円滑にしていくことができます。
ただし、わざとらしいミラーリングは相手に悪い印象を与えたり、嫌な気持ちにさせてしまうことがありますので、できるだけ自然にすることを意識する必要があるでしょう。
もしも気になる相手がいたりビジネスで成功したいと思っているかたはミラーリング効果を試してみるといいでしょう。
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