があり細長い花びらが可愛らしいガーベラの花。フラワーアレンジメントなどでもよく使われるため、見たことがある人も多いのではないでしょうか。日光をたくさん浴びて育つガーベラは春と秋になると街中で見かけることができます。
ではそんなガーベラとはどんな花なのでしょうか。どのような花言葉を持っているのでしょうか。
今回はガーベラの特徴や花言葉、ガーベラの育て方などをご紹介していきます。大切な方にガーベラの花束を贈ろうと思っている方はぜひ参考にしてみてください。
ガーベラってどんな花?
可愛らしい花を咲かせるガーベラ。ガーベラはどのような花なのでしょうか。
ガーベラについて
ガーベラはキク科ガーベラ属の花で、多年草になります。アフリカセンボンヤリをガーベラと呼ぶこともあるようです。
ガーベラは温帯地域や熱帯アジア、アフリカなどに広く分布し、約40種類ほど自生しています。特に南アフリカでよく見られます。比較的花持ちするため、フラワーアレンジメントでよく使われることが多いです。
花の色はピンク系や赤色、白色、緑色、オレンジ色、黄色などバリエーションが豊富です。
花名の語源はガーベラを発見したドイツの博物学者のゲルベル(Traugott Gerber)が由来となっています。
園芸品種の特徴について
ガーベラはヨーロッパで品種改良されて、鉢植え用や切り花として栽培されることが多いです。日本では4~9月、温暖な地方なら、4月~11月頃に栽培されています。ただし、真夏はガーベラにとって暑すぎるため、中断されるようです。
2000種類以上の品種が切り花用として流通しており、90%以上はオランダなどの日本国外から輸入したものです。ただし、切り花のほとんどは輸入したガーベラの苗を日本国内の農家が栽培したものがほとんどです。
ガーベラは種類の多さから大輪、小輪に分類されており、花弁が糸上になったものを「スパイダー咲き」タイプと呼んでいます。また、花弁の形状が「一重咲き」「半八重咲き」「八重咲き」に判別し、さらに花弁が退化したものを「球場」と呼んでいます。
無花粉のガーベラについて
ジャパンアグリバイオ株式会社では無花粉系のガーベラが品種改良によって開発されています。花粉がないことで、花にカビが付くのを防止し、さらに花もちを良くしています。この無花粉のガーベラは「フルーツケーキ」シリーズとして、それぞれの色ごとにケーキの名前が付けられています。種類別にケーキの名前がついています。
- アップルケーキ:赤色のガーベラ
- ココナッツケーキ:純白のガーベラ
- サクラケーキ:パステルピンクのガーベラ
- パイナップルケーキ:黄色のガーベラ
- グァバケーキ:濃いピンク色のガーベラ
- マンゴーケーキ:濃い黄色のガーベラ
- ピーチケーキ:薄いピンク色のガーベラ
ガーベラの花言葉について
ガーベラは小さなひまわりのような花姿をしており、色のバリエーションが多く、とても人気のある花です。子どもから大人まで愛されている花です。
基本的な花言葉について
ガーベラの基本的な花言葉として「希望」や「常に前進」などがあります。気分をポジティブにさせたり、勇気をくれるような花言葉です。ポップでカラフルな花姿が元気をくれますね。
ガーベラの花言葉は楽しい雰囲気にしたり、周りの人たちの気持ちを明るくさせる姿が由来となっています。
勉強や部活、目標など何かを頑張っている方にガーベラを送って応援しましょう。
赤色のガーベラの花言葉
ガーベラは色別でも意味が変わってきます。色ごとで意味を知っていけばさらに複数本を花束にするときなどに役立ちます。真っ赤な赤いガーベラの花言葉はまさに情熱的です。
- 神秘
- 常に前進
- 燃えるような神秘の愛
- チャレンジ
真っ赤な赤色のガーベラにぴったりな花言葉だと言えます。「チャレンジ」という花言葉がありますので、進学や就職などをお祝いするときに花束にして贈ってもいいかもしれませんね。
愛の告白にもぴったり
赤いガーベラは愛の告白にもぴったりで昔から人気があります。特に女性から逆プロポーズされる際に赤いガーベラを贈ることが多いです。記念日の贈り物にもおすすめです。
男性からのプロポーズに「赤いバラ」が使われるのに対して、赤いガーベラの花言葉である「燃えるような神秘の愛」が女性からの愛の言葉としてプロポーズに使われるようになったのです。
神秘的な彼に対して恋心を抱いているなら、ぜひ赤色のガーベラを贈って告白してみてください。
ピンク色のガーベラの花言葉
可愛らしいピンク色のガーベラは他の色のガーベラとともにポップな花束として送っても、一輪贈ってもとても喜ばれます。ピンク色のガーベラは以下の意味があります。
- 熱愛
- 童心に帰る
- 崇高美
ピンク色のガーベラは幼馴染など何年も恋心を抱いたまま告白する勇気がない方に対して勇気を持たせる力があります。もし、何年も片思いをしているのであれば、ピンク色のガーベラとともに愛の告白を勇気を持って行ってみてください。
また、フラワーセラピーではピンク色のガーベラは「幼いころの思い出に誘ってくれる花」として知られています。
さらにピンク色は女子力アップの色ですので、恋愛運をアップさせるためにピンク色のガーベラを部屋に飾れば、気になる彼との関係が進展するかもしれません。
オレンジ色のガーベラの花言葉
オレンジのガーベラはポップな可愛さがあり、こちらも大人気です。特にハロウィン時期のフラワーアレンジメントに使われています。そんなオレンジ色のガーベラの花言葉は以下になります。
- 神秘
- 我慢強さ
- 冒険心
オレンジ色のガーベラには我慢強さや冒険心などの花言葉があるため、愛の告白だけではなく、就職する方や、何かに挑戦している人などに贈るのがおすすめです。
オレンジ色は癒やしや有機を与える色として知られています。オレンジ色は周囲を明るくするムードメーカーやリーダー的な存在の彼に恋しているときに贈るといいでしょう。
黄色のガーベラの花言葉
カラーバリエーションが豊富なガーベラでも黄色のガーベラは元気が出る色です。オレンジと組み合わせた花束はビタミンカラーで素敵です。そんな黄色のガーベラの花言葉は以下になります。
- 究極愛
- 究極美
- 親しみやすさ
黄色のガーベラは友情を壊したくないと思っている方におすすめ。黄色のガーベラは友達関係から恋心に変わった相手に対して贈るのがおすすめです。
万が一告白して断られて気まずい関係になったとしても、以前の関係に戻れる日が来るため、勇気を出して黄色のガーベラを贈って前進してみましょう。
白色のガーベラの花言葉
純白のガーベラは結婚式のブーケなどにもよく使われます。そんな白色のガーベラには以下の花言葉があります。
- 律儀
- 希望
白色のガーベラはあまりお花屋さんで見ることはないのですが、実は縁起の良い花で、結婚式などでよく使われます。
律儀という言葉がありますから、バレンタインでーのお返しとして、白色のガーベラを贈るのがおすすめです。
バレンタインデーで本命チョコを貰ったら、白いガーベラでお返事をしてみませんか?もし義理チョコでも、告白するチャンスです。白いガーベラには「希望」という花言葉がありますから、勇気を持って大好きな女性に愛の告白をしましょう。
ガーベラの育て方
ガーベラは色とりどりで部屋のインテリアやガーデニングにもぴったりです。切り花を飼ってもいいですが、ガーベラを育ててみませんか?
ガーベラを栽培するポイント
ガーベラを上手に育てるなら、日のよく当たる場所で、10度~25度の気温で、乾燥気味に育てるのがポイント。できれば20度~25度が望ましいです。
気温が低いと花や葉が枯れてしまい休眠状態になり、逆に30度前後の高温になると、暑さで葉が枯れてしまいます。長くガーベラの花を楽しみたいのであれば、室内や日陰を上手に利用しましょう。
もし鉢植えなら、市販の草花用培養土を使いましょう。地植えなら庭の土に対して腐葉土を3割ほど混ぜ込み、化成肥料を入れて、1週間寝かせた土を使いましょう。
ガーベラの水やりや肥料について
ガーベラは毎日上げる必要はありません。鉢植えの場合は土の表面が乾いたら、鉢の底が水が流れ出るくらい水やりをします。
地植えなら最初の水やり以外はする必要ありません。水を挙げるときは、花や葉、茎に水が直接当たらないように、少し離れて土にかけるようにしましょう。
ガーベラの苗を植えるときに、化成肥料を混ぜることで、後は開花期に液体肥料を与えればOKです。3から5月、また9月から10月中は薄めた液体肥料を2週間に1回、水やりの代わりに与えましょう。
ガーベラの育て方の注意点
ガーベラを育てるときはうどんこ病という病気とオンシツコナジラミです。うどんこ病とは、梅雨など高温多湿の時期に起こる病気ですので、ダコニール1000などの薬剤で予防しましょう。
病気にかかってしまうと、葉や茎の部分に白いうどん粉のようなものがたくさんつきます。放置すると、うまく育たないようになり彼てしまうため、うどんこ病にかかった葉っぱを見つけたらすぐに取り除くようにしましょう。
オンシツコナジラミは羽のついた白っぽい虫で、ガーベラの汁を好み、フンで病気を発生しやすくなります。防虫をするならベニカXスプレーやベニカJスプレー、ベストガード粒剤などがおすすめです。
ガーベラの植え替えについて
ガーベラは多年草のため、何度も花を咲かせます。しかし、ずっと同じ鉢で育てると根が詰まってしまい、枯れてしまいます。3月から4月、9月から10月頃に植え替えをしましょう。
苗を取り出して、同じサイズの鉢か一回り大きいものに新しい土を入れてから移します。
まとめ
いかがでしたか?今回はガーベラの特徴やガーベラの花言葉、ガーベラの育て方についてご紹介していきました。ガーベラはとても可愛らしく、プレゼントにもインテリアにもぴったりです。色とりどりで季節によって色を変えて育てていくのもいいでしょう。
存在感もありますので、ぜひガーベラを育てて飾ったり、贈り物として楽しんでみてください。
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