ラベンダーの花言葉の由来や意味は?歴史も知っておこう!

貴方はラベンダーの花は好きですか?気品あふれる、美しい香りが特徴のラベンダーは香水や芳香剤などにとても人気のある花の一つです。リラックス効果も高いので、ハーブティーなどの食用としても活用されているでしょう。

また、紫いろの可憐な見た目も人気が高く、北海道の富良野地方ではラベンダー畑がとても有名です。ラベンダーが綺麗に開花している季節では、常に観光客でにぎわっているでしょう。ラベンダーの小物やソフトクリームなどもあります。

今回はそんな人気の高いラベンダーの基本的な情報や花言葉について徹底解説していこうと思います。

幅広い世代から人気の高いラベンダーとは?

とても有名で人気の高いラベンダーですが、一体どのような性質をもった花なのでしょうか。まずはラベンダーの基本的な情報、また品種などを解説していこうと思います。

ラベンダーの基本的な情報、性質とは?

まずは、ラベンダーの基本的な情報を解説していこうと思います。とても香りが高く、ハーブティーや芳香剤としても活用されているラベンダーはどのような性質をもった花なのでしょうか。

  • ラベンダー属名 シソ科ラベンダー属 / シソ科ラバンデュラ属
  • 別名 薫衣草
  • 英語名 lavender
  • 色別 紫・ピンク・白 等
  • 開花時期 6月~8月
  • 花出回り時期 6月~7月(最盛期は6月)
  • 原産国 地中海浴岸 / インド / 北アフリカ / カナリア諸島
  • 地域耐性 一般的なラベンダーは耐寒性が強いが品種により変化する
  • 誕生花 7月5日 7月10日 12月3日

以上がラベンダーの基本的な情報となります。ラベンダーは多くの品種群を持っている花ですので、たとえ違う花でもラベンダーと間違えられる事が多いです。

ラベンダーの特徴や性質を理解する事で間違えないようにしましょう。

ラベンダーの品種

ラベンダーは多くの品種群が存在しており、それぞれに特徴があります。また、ラベンダーに似ている姿から同じ品種であると間違われる花もあるので、間違えない様に注意が必要です。主なラベンダーの品種を紹介します。

● アングスティフォリア系 イングリッシュラベンダーコモンラベンダー

耐暑性は低いが耐寒性に優れているので、寒冷地でも育つ事ができるラベンダーの一種です。北海道富良野地方では基本的にアングスティフォリア系が栽培されています。酢酸リナリルというリラックス効果が高い精油を50%も含んでいるため、香りも人気のあるラベンダーです。高ぶった気持ちの鎮静効果も望めます。

● ラバンジン系

耐寒性よりも耐暑性に優れています。他のラベンダーに比べて、湿布の様な香りがする事も特徴の一つでしょう。香料用の精油としておおく活用されています。

● プロストエカス系

別名「レースラベンダー」と呼ばれています。レースの網目の様な葉が可愛らしい、特徴的なラベンダーです。美しく可愛らしい花姿に反して、香りは低いため観賞用としてオススメでしょう。

● デンタータ系

別名「フリンジラベンダー」と呼ばれるデンタータ系は、葉が「歯」の様に見える事からデンタータという名がつけられたといわれています。濃い紫色をしており、見た目が美しいとされるラベンダーの品種の一つです。

以上が主なラベンダーの品種になります。また、ラベンダーと似ているため品種が同じであると間違われる花も紹介します。

● ラベンダーセージ シソ科アキギリ属

別名「サルビア・インデゴス・パイアー」と呼ばれる花です。7月~11月が開花時期であり、紫いろの可愛らしい花です。この花はラベンダーの品種と思われがちですがブルーサルビアの品種です。

ラベンダーの花言葉

ラベンダーは見た目から伝わってくる気品あふれる魅力から、魅惑的な花言葉が多いです。

誰かにプレゼントしようと考えている場合は花言葉を理解してからの方が良いでしょう。相手との関係性や贈り物をする場面にふさわしいのか考えてみて下さいね。以下がラベンダー全般に使われる花言葉です。

  • 「沈黙」
  • 「期待」
  • 「疑惑」
  • 「優美」
  • 「繊細」
  • 「許しあう愛」
  • 「不信感」

ラベンダーには歴史があり、昔から多くの国で栽培されていたと考えられています。可憐で優美な美しい見た目と、リラックス効果の高い深い香りから多くの人々を魅了してきたラベンダーだからこそ魅惑的な花言葉が多いのでしょう。

次にラベンダーの歴史について解説していこうと思います。

ラベンダーの歴史とは?

現在、根強いファンがいるラベンダーですが、昔から人々から愛されていたと考えられています。海外だけでなく日本でも栽培されていたとされるラベンダーの歴史を解説していきましょう。

世界のラベンダーの歴史

ラベンダーは古代ローマ時代から多くの国で薬や調理に使う薬草・芳香植物として扱われてきました。リラックス効果の高い香りからハーブティーやポプリ、部屋の芳香剤の役割として飾られていたといわれています。

特に昔から、「古代エジプト」「ヨーロッパ地域」「ギリシャ」「アラビア」で栽培されていたため、現在でもラベンダー畑として観光地になっている場所はあります。優美な見た目のラベンダー畑で香りと共にリラックス体験してみるのも良いでしょう。

日本のラベンダーの歴史

ラベンダーは日本でも歴史のある花の一つです。幕末末期にラベンダーの精油が一部の地域だけ輸入されていたといわれています。その地域は輸入した精油からラベンダーを栽培し、香料や香り袋の原料として使われていました。

また、昭和に入ると北海道富良野地方で本格的にラベンダーが栽培されるようになります。美しすぎるラベンダー畑と優美な香りから現在でも観光客が賑わっている、素晴らしい地域でしょう。

ラベンダーは沢山の品種が存在しますが、アングスティフォリア系であるイングリッシュラベンダーが富良野では栽培されています。耐寒性はあるけれど耐暑性が低い事が特徴の一つでしょう。

ラベンダーの由来

ラベンダーの由来には沢山説があり、現在でも決定的な証拠はないです。主に言われている説を紹介します。

一つ目に、古フランス語の「lavandre」に由来して英語の「lavender」という言葉が名付けられたといわれております。

二つ目に、ラテン語「lavo」や「lavare」といった洗うという意味の言葉から名付けられたといわれています。古代ローマ人は、香りの高いラベンダーを洗濯用の香料として使われていたといいます。

三つ目に、スウェーデンの学者である「カール・フォン・リンネ」という学者が、他のヨーロッパ言語でラベンダーと示す言葉として「lavandula」という名前を付けたといわれています。

先ほど述べた通り、これは全て説であり、決定的な証拠はありませんのでラベンダーの由来ははっきりされていません。

ラベンダーの花言葉の意味

ラベンダーの花言葉を紹介しましたが、では具体的にどんな意味があるのでしょうか。ラベンダーをプレゼントされた時や誰かに贈ろうと考えている場合は、花言葉の意味を事前に知る事でどのようなメッセージが隠されているのか理解しましょう。

ラベンダーの花言葉「繊細」

ラベンダーの精油は、とても繊細であるため肌に優しく、炎症やかぶれに効くといわれています。そんなラベンダーの特性から「繊細」という花言葉がつきました。優しく包んであげたいような相手に対してぴったりの花言葉です。

他にも、ラベンダーの繊細で美しい香りは鎮静効果が高く、抗鬱効果もあります。精神的に疲れている様な人が周りにいるのならばラベンダーを贈って気遣ってあげると癒されてくれるかもしれません。

ラベンダーの花言葉「優美」

ラベンダーの花の色は紫のイメージが強いでしょう。しかし、紫だけでなくピンクや白などの色もあります。どの色も優美な印象があり、また細長い花の形は繊細な雰囲気を醸し出すでしょう。そのラベンダーの美しさから「優美」という花言葉がつけられたと考えられます。

ラベンダーが好きな方には、人生のうちに一度はラベンダー畑を見る事をおすすめします。一本でも伝わってくる優美さが辺り一面に広がって、これまでにない優美さを感じる事ができるでしょう。

ラベンダーの花言葉「沈黙」

落ち着いた、気品あふれるラベンダーの見た目から「沈黙」という花言葉がつけらたのかもしれません。沈黙というのは時に人を美しく表現する事ができますよね。「沈黙は金なり」ということわざがあるほどです。

落ち着いた雰囲気が魅力的な相手にプレゼントしてみるのをオススメします。ラベンダーのイメージとぴったりだという貴方の気持ちが言葉以上に伝わるでしょう。

ラベンダーの花言葉「許し合う愛」

ふとした事が原因となって喧嘩してしまった友人や恋人に対して素直に謝る事ができなければ、ラベンダーの「許し合う愛」という花言葉を活用してみてはいかがでしょうか。

花言葉を書いたメッセージカードを添えてラベンダーをプレゼントしてみる事で、今まで優しくする事ができなかった心を柔らかく包み込んでくれるでしょう。

ラベンダーの花言葉「期待」

ラベンダーには心身のリラックス効果や鎮静効果に期待する事ができる花の一つです。そこから由来したとは言われていませんが、「期待」という花言葉があります。

自分自身が期待を寄せている相手に応援の念を込めてプレゼントしてみるのも良いでしょう。ラベンダーの花だけでなく、ポプラやハーブティを贈ってみるのもオシャレでオススメします。

ラベンダー花言葉「疑惑」「不信感」

ラベンダーのリラックス効果や鎮静効果の高い香りが魅惑的すぎて、疑惑・不信感を抱くという意味でつけられたとも言われています。言葉としてのイメージはマイナスな雰囲気がありますが、逆にとれば魅惑的である事を表しています。

自分が「魅惑的な人だ」感じてる相手にプレゼントしてみると良いでしょう。翻弄されている事を花言葉に込めて贈ってみる事で、相手との距離を近づける事ができるかもしれませんよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。ラベンダーは優美な香りがとても人気な花です。基本情報や歴史を知る事でさらに、さらにラベンダーの事を知る事ができるのでぜひ勉強してみて下さいね。

また、ラベンダー畑はとても美しい景色の一つでしょう。日本でいえば北海道富良野地方が有名な観光地であるので、ラベンダーが好きな方は一度見に行ってみて下さい。早咲きは6月下旬から開花していますが、大体は7月が見頃ですので、ゆっくりと旅行してみるのをオススメします。

ラベンダーのリラックス効果で、より日々の日常を豊かなものにしていきましょう。

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