実家暮らしってどんなイメージ?メリット・デメリットを紹介!

ちょっと前の日本では、社会人となったら、男女ともに一人暮らしをする人が多くいたものです。そして今も実家暮らしのイメージは、20代と答える人が多くいるそうです。しかし今は、社会人となっても、40過ぎても、実家にいる人も多くいます。

その理由として、彼らは就職難であったり、交通費などの生活費費用が浮く、独身生活を謳歌したいから、結婚できないから、実家暮らしをしているといいます。

またそのような実家暮らしの未婚者男性は特に、独身女性たちから見たら、マイナスイメージが強く、結婚から遠のくなどといわれることもあります。どうしてなのでしょうか?

実家暮らしとそのイメージ

朝は定時に起こしてもらい、用意された朝ごはんを食べ、支度をして出かけます。

そして家に帰ってくれば、あったかいごはんとお風呂が用意してあり、掃除されたきれいな部屋で眠ることができる。これをすべて自分の労力を使わずに実現できるのが実家暮らしです。昔は早くから独り立ちをして暮らしているのが普通でしたが、最近では昔よりもお金の余裕もなく、会社に拘束されている時間も長くなるため、結婚の予定がない人は、ある程度の年齢になっても実家から出ないでそのまま暮らしてるひとが多くなりました。

たしかに実際に一人暮らしをするとなると、金銭的に余裕がないとできないことも確かです。毎月の家賃などのほかに、光熱費や食費なども合わせ、日々出ていくお金を考えると、仕事場や学校などが物理的に遠いわけではないのなら、実家にいて、家賃、食費、光熱費を考えずに暮らせるのは本当に助かるでしょう。

さらに、実家暮らしの人の中には、家賃や光熱費、日用品、食費などに出すべき費用がすべて趣味に回ってしまうなど、自分の好きなようにお金を使っている人もいます。そのため、いざ結婚を考えたときに、お互いの金銭感覚に戸惑うということも出てくるようです。しかし一方、将来のことをきちんと考えている実家暮らしの人もいます。そのような人は、実家暮らしの間にきちんと貯蓄をして、将来の夢や生活のために備えています。

また特に独身女性にとっては、男性がいつまでも実家暮らしをしていると聞くと、あまりよくないイメージを持っているようです。それはどんなイメージなのでしょうか?

生活能力が低い

実家暮らしの男女ともに言われていることは、一人で生活できるスキルがないのではないか?や自立できないのではないか?ということです。

家事やそのほか両親に甘えてしまっているので、家事能力がなく、お金の管理や使い方についても不安を感じている人が多いようです。

マザコン

家事などすべて母親任せになっている可能性を考えると、マザコンなのではないか?という印象を持っている人が多いようです。

すべてを任せてしまっているため、結婚後も親が同じように仕切り、すべてにおいて干渉してくるのではないか?と不安に感じているようです。

貯金

実家で暮らしていることから、節約などには縁遠く、優雅に独身貴族という印象を持っていたり、一人暮らしの費用に掛かる分はないのだから、資産運用などして、楽して貯金しているのでは?と思っている人が多いようです。

しかし、これはすべてに当てはまらない可能性があります。実家暮らしの人に限って、趣味や遊びにお金を使ってしまい、貯金があまりないという人が多いようです。

お家デートできない

実家暮らしだと、家でのデートは難しいと思っているようです。まったりとした二人だけの時間を作るのは、実家ではお互い遠慮してしまいますよね。

それに実家に行くとなると、手土産や洋服など、女性は気を遣うことが増えるので、億劫になってしまいます。

実家暮らしを望む親

実家暮らしをしている人の中には、自分の意志ではなく、親の要望で実家暮らしをしている人もいます。

両親の病気や、老いた父や母を一人でおいておくわけにはいかないと思ったり、親の強い勧めで不本意ながらも実家暮らしをしている人もいます。両親が高齢出産の場合、子供が成人するころに早い人だと介護が必要になることもあります。

そうなると、一人暮らしよりも、実家のこと、介護のことなどでいっぱいいっぱいになっている人もいます。

実家暮らしの人のメリット

では、実家暮らしをしている人のメリットを見てみましょう。

経済的な余裕

各家庭にもよりますが、多くの両親が、家賃、光熱費、食費などを子どもに請求しない、もしくは格安で請求しているそうです。

そのため、生活面での不安はなく、給料の多くが自分の自由になり、趣味や遊びなどに充てられる余裕があります。

規則正しい生活

実家に暮らしていると、親が子供の予定を把握していることがあり、朝や休日の予定などによって、起こしてくれたり、食事の時間にきちんと作り、用意してくれています。そんな規則正しい生活が、体調管理にもつながるといわれています。

家事の負担がすくない

実家に暮らしていると、親が家事の大部分を請け負ってくれます。洗濯や掃除などのほか、洋服のほつれやクリーニング、トイレや台所の消耗品の替えなど、名もない家事といわれる雑用まで自分でやらずに済んでしまいます。

実家暮らしの人のデメリット

では、実家暮らしをしている人のデメリットを見てみましょう。

家族からの干渉

実家暮らしだと、様子がよくわかりすぎて、過干渉になる可能性があります。

女性の場合だと、どんな男の人と付き合っているのか、どこに行くのかなど、男性の場合でも、どんな女性とお付き合いしているのか、結婚を考えているのか、など、家族が口を出してくることもあるそうです。

そのような時に、実家暮らしは嫌だと思うようです。

家事などの生活スキルがあがらない

家事の大半を家族に頼ってしまうので、自分では家事のスキルは上がりません。食事も掃除も生活していくのに必要な家事スキルを学ぶ必要がないので、いつまでたっても何もできないままです。

交際相手が実家暮らしだったら

では、自分の交際相手が実家暮らしだったら、どのようなことを思うのでしょうか?

交際相手の家族を知ることができる

よい意味で、相手の家族構成や家族の様子など、交際相手の育った環境が垣間見えることで、自分と合うかどうかを判断する材料の一つになります。

また交際後は、早めに挨拶に行くことで、彼氏・彼女の両親と有効な関係を築くことができ、相手の両親と話すような機会があれば、家庭環境のほかにも、家の信条なども知ることができ、もっと深く相手を知ることができます。結婚までの道のりが早まるかもしれません。

実家のルールを持ち込む

すべてを家族に任せてしまっていて、そのルールの上で暮らしている実家暮らしの人は、交際中にも実家のルールを持ち込んでくることがあるそうです。特に男性が母親を例に出して「こうしたほうが良い」「うちの実家ではこうだよ」などとアドバイスをしたら、女性はびっくりして、その交際は破綻するかもしれません。

女性も「うちではこれが普通だから」など、自分の実家のルールを相手に強制すると、「この人はお互い上手くやっていくというよりも、相手に合わせてもらわないとダメな人」という自分勝手な人に映ります。

家事スキルは望めない

最近では、女性でも、男性でも、家事ができないと結婚生活が上手くいかなくなる可能性があります。家事は誰かがやっていて当たり前、と思っている実家暮らしの人は、家事がどれほど細かい作業を要するかを知らない可能性があります。

そのため、いわれたことはやるけど、自分からはやらない、やれない、ということもあるそうです。

母親代わり

特に男性側が実家暮らしの場合は、無意識に女性に母親的な役割を求めている場合があります。すべて実家で母親にしてもらったことを、彼女にもしてほしいと思ってしまうようです。そのため、「私はあなたのお母さんじゃない!」と彼女にキレられることもあるようです。実家暮らしでも身の回りのことは自分でできるようにしないといけませんね。

特に、母親が専業主婦であったり、家事や育児にこだわりを持っているタイプだと、彼も小さいころから何かにつけて面倒を見てもらっていた可能性があります。その場合は、結婚した後、彼女に同じような家事スキルを求めてしまう可能性があります。小さいころからのライフスタイルの違いはお互い思いやりをもって、すり合わせていかなければ上手くいきません。そのためには、小さいころからの食事メニューやおやつなどのメニューを手作りしていたか、暮らしの中でのこだわりなどがどんなものだったかなどをさりげなく聞いてみるとよいでしょう。

結婚に向いている実家暮らしの人の特徴

実家暮らしの人のメリット・デメリットを考えてきましたが、多くの人が、実家で暮らしている人はあまり結婚向きではないように感じているようです。

しかし、実家暮らしでも結婚に向いているタイプがいるそうです。それはどのような人なのでしょうか?

家事が好き

女性でも、男性でも、家事が好きな人は、結婚に向いていると感じるようです。家事といっても洗濯、掃除、料理など種類も色々です。本来はすべてできるとよいのでしょうが、そのうちの一つでも苦にならずできるものがあれば、よいのではないでしょうか?

一人暮らしでも家事の苦手な人はいます。実家暮らしだからといって、何もしないとは限らず、家族の家事を進んで引き受けている人もいるので、そのような実家暮らしの人は結婚にも向いているといわれます。

共同生活に抵抗がない

実家暮らしの人は、成人しても、親や兄弟などと暮らしています。

そのため誰かと暮らすことに対して抵抗がないため、結婚生活も上手くいくといわれています。また常に誰かと一緒に暮らしていると、些細なことでも自分と相手の折り合いをつけなければいけない場面が出てきます。また日ごろから感謝の気持ちを持つこともできます。

最近はコミュニケーションが苦手な人が増えているといわれているので、実家暮らしの人のように普段からコミュニケーション能力に長けている人は、結婚向きといわれるのでしょう。

一度一人暮らしをしている

今は実家暮らしでも、昔、一度一人暮らしをしたことがある人は、結婚向きだといわれています。一度でも一人暮らしを経験すると、毎月の家賃、食費、光熱費などの定期的な出費や臨時出費に対して色々やりくりをした経験や、毎日の家事がどれだけ大変なものかを経験しているので、結婚生活をするにあたっては、家事や育児など、お互いが協力してできそうですよね。

また一人暮らしではなくても、学生時代に合宿生活や共同生活をしていた人などは、体育会系のノリのよさと、フットワークの軽さなどから、家事分担を気軽に引き受けてくれることが多いそうです。

両親のほうが忙しい

実家暮らしでも、両親のほうが仕事や介護などで忙しい場合は、家の中の家事や育児、雑務を引き受けている可能性があります。

そのような実家暮らしの人は、たとえ結婚しても、家のことに協力的になる可能性があるので、結婚に向くといわれています。

まとめ

いかがでしたか?

実家暮らしは、金銭的に余裕ができるので、趣味や仕事、遊びに自分の思うままにお金を遣えたり、家事をする必要がなく、健康的な生活ができるということでメリットばかりだと思っていましたが、女性にとっては、家事スキルが上がらなかったり、家族の干渉など、不都合な部分もあります。

また男性にとっても、実家暮らしで彼女にマザコンと思われたり、母親と同じような家事スキルを彼女にも求めてしまう可能性があります。もし実家暮らしを続けながら結婚したいと思うなら、一度は一人暮らしを経験してみるのもよいかもしれません。

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