文字を見ると性格が分かる?漢字のはらいや文字バランスをチェック!

あなたが普段から何気なく書いている「文字」。実はその文字は見る人が見れば、あなたの性格が丸裸になっている可能性が…。性格にもそれぞれ個性があるように、文字そのものにも人の性格や個性、適職、恋愛傾向など、全てが表れているのです。

文字による性格診断は別名「筆跡心理学」といって、心理学に分類され、根拠のある立派な学問です。今回はそんな文字による性格診断についてご紹介していきます!

筆跡心理学とは何か?

「筆跡診断」=筆跡心理学とは、文字からその書いた人の深層心理や、性格を分析する学問です。実は、欧米では100年以上の長い歴史があり、フランスで筆跡診断士(グラフォルグ)といえば、弁護士と同等に高度な国家資格となります。

なんとなく、「信憑性の低い‟占い”なのではないか?」と思う人も多いと思いますが、筆跡心理学はこれまで、膨大なデータサンプルから書いた人の深層心理や性格を分析してきた立派な学問なのです。

筆跡だけで、書き手がどのような性格の傾向があるのか、どんな人柄なのかをだいたい見極めることができるというものですから、驚きですよね。

筆跡診断①文字全体のチェックポイント4つ

あなたの文字をはじめ、周りの方の書いた文字をよく分析してみましょう!まずは、これからご紹介する、4個のチェックポイントをおさえるだけでも、周囲の人の意外な一面が発見できるかもしれません。

1.文字の大きさ

筆跡診断をしようとするときに、まず目につくのは、文字の大きさではないでしょうか?この文字の大小にも意味があるのです。文字の大小では「積極性や社交性」を見れます。

全体的に、文字を大きく書く人は、社交的で行動力あるパワーに溢れた人です。何事にも積極的に取り組み、リーダーシップをとるのが得意で、頼りにされたいと思っています。アウトドア派なので、家でジッと何かをしていることは少ないでしょう。

小さく書く人は、内気で慎重なタイプです。大きく書く人のように、社交性や協調性はありますが、自分が目立つようなことや、表にたつことは苦手な方です。インドア派で、家でいるほうがエネルギーチャージができる人に多い筆跡です。

2.文字の筆圧

文字の筆圧も、パッと字を見た時に気になるポイントであると思います。この文字の筆圧によってわかるのは「ストレス度」です。

文字の筆圧が強い人は、真面目で自分の意志をしっかりともっている傾向にあります。ただ、融通がきかず、頑固な一面もあり、協調性がないように見られてしまうこともあります。

文字の筆圧が弱い人は、社交的で、他人の意見に同調することが得意です。あまり自分の意見を言うようなことはないため、優柔不断に思われたり、他人に流されやすい面があります。

3.文字の傾き

綺麗な文字はだいたいが‟右上がり”の文字であることが多いようですが、この文字の傾きによっても性格がしっかりと表れています。この文字の傾きでわかるのは「社会に対しての忠誠心」です。自分の現在所属している組織や、会社に対しての態度がわかります。

「右上がり」の文字を書く人は、社会の規律や代々つたわる伝統、分化などを重んじる傾向にあります。保守的な考えをもっていて、会社などでは、出世を目指すタイプであります。

「左上がり」の文字を書く人は、他人とは物事をみる視点が違う傾向にあり、独自性を好みます。偏屈でへそ曲がりだといわれてしまうこともありますが、社会的に反発しているだけではなく、進歩的な考え方をします。

そして、きっちりと「水平」な文字を書く人は、‟どちらでもいい”という意識の強いタイプです。組織や社会への参加にあまり興味がなく、出世欲も控えめです。

4.丸文字と角文字

文字全体が丸いか角張っているのかも、第一印象として気になる部分ですよね。ここからは「物事に対するこだわり」が見えてきます。

文字を丸く書くひとは、消極的で自分の殻にこもりやすく、落ち込みやすい傾向にあります。拘りは強いほうではなく、人に合わせる柔軟さがあり、優しい性格の持ち主で、同じ人物が書いても丸く感じるときは優しい気持ちになっている事がうかがえます。

角張った文字を書く人は、実は拘りいの強い一面があり、神経質で悩み事や不安、不満を抱えやすい傾向にあります。また、やる気に満ちているときも角張った文字を書く事がありますが、これは自分に‟喝”を入れている状態で、何かに立ち向かおうとしている心境を表しています。

筆跡診断②漢字からみるチェックポイント8つ

文字の第一印象からみるポイントはご紹介しましたが、もっと詳しく知りたいときは、漢字の書き方で細かく診断していくことが可能です。

ここからは色んな漢字の書き方からみる、性格の特徴をお伝えしていきます。

1.左はらいの長短

「人」や「木」などに含まれる、左はらいの長短から「目立ちたがり度」がわかります。通常よりも、左のはらいが長い印象の文字を書く人は、典型的な目立ちたがり屋さんです。

豪華で、派手なものが好きな傾向があり、それは持ち物や服装、髪型などのファッションにも表れますので、モデルや俳優など、華やかな仕事についているかたに多く見られます。

左はらいが短い場合は、目立つことが苦手で、照れ屋さんに見られます。シャイで、持ち物や服なども流行に沿った、無難なものを選ぶ傾向にあり、人の目を気にするタイプです。

2.右はらいの長短

左はらいと同じく、「人」や「木」に含まれる、右はらいの長短から「集中度」がわかります。右はらいが長い印象の文字を書く人は熱中しやすいタイプといえます。

これと決めたことは、我を忘れるくらいに集中するのが特徴で、仕事や勉学において、人並み以上の結果を出すことおも多いようです。オタクっぽい気質ともいえますし、恋愛では、ストーカーになる傾向がありますので注意が必要です。

右はらいが短い人はクールでドライな性格で、特定の物事に執着心はありません。あれこれと目移りしやすく、飽きっぽい性格ともいえますので、恋愛面では浮気の心配もでてきます。

3.ハネの強弱

「子」や「月」などにみられる漢字に含まれているハネの強弱からは「責任感」が分かります。ハネをしっかり書く人は、責任感の強いタイプで、最後まで手を抜かずに行動しますので、信頼が厚い方です。一人で無理をして、頑張りすぎてしまう一面もありますので、周りに頼ることも覚えましょう。

ハネをあまり書かない人は、要領の良いタイプです。一つの事を突き詰めたり、掘り下げたりが得意ではありませんが、同時進行で複数のことをこなせる器用さをもっています。主婦など女性に多く見られます。

4.縦線上部・下部の長短

「木」や「来」などの漢字にみられる、縦棒の縦線上部の突き出した部分からは「リーダーの素質」か「フォロワー気質」かをみることができます。長い人は、リーダー気質で、社長に向いているタイプといえます。生徒会長やキャプテンなど、みんなを引っ張っていく性格です。

短い人は、フォロワー気質で、秘書に向いているタイプといえます。他人をきめ細やかにサポートすることで力を発揮しやすいようです。

縦線下部の突き出し部分からは「チャレンジ精神」がわかります。長い人は、新しい事にドンドンチャレンジしようとする向上心旺盛なタイプです。スポーツ選手に多くみられ、常に挑戦し続ける気質をもっています。

短い人は、良くも悪くも、現状維持や平坦を好みます。他人との摩擦や衝突は避ける傾向にありますので人間関係で大きな失敗は少ないでしょう。

5.起筆部分

文字のはじめの部分である「起筆」。ここから、「我の強さ」が判明します。始めのひねりが強いタイプは、自分の意見をもつ自己主張の激しいタイプです。人に流されることは少ないのですが、その分頑固です。

逆にひねりがないタイプは、素直は性格の持ち主で、他人の話を真にうける傾向があります。目上の人に可愛がられますが、騙されてしまうこともあります。

6.接筆部分

「口」という漢字の左上の角の部分をいいますが、ここからは「ルーズさ」がわかります。しっかりと閉じて書く人は、几帳面で真面目なタイプです。完璧主義なところもあり、融通が利かず、堅苦しい性格のようです。

開いて書く人は、どちらかといえば、自由奔放でルーズな部分があります。自分にも他人にも優しいタイプで、包容力が特徴ですがルールに縛られるのが苦手なので守らないこともあります。

7.横線の間隔

「日」や「目」などの漢字にみられる、横線のバランスからは「感覚タイプ」か「論理タイプ」なのかがわかります。横線のバランスがバラバラな書き方をする人は、芸術家に多い、感覚タイプで、その時の気分で行動することが多いようです。

間隔が一定な書き方をする人は、物事を論理的に順序立てて考えることが得意です。頭でっかちでなかなか行動に移せないことも多いようです。

8.へんとつくりの間隔

「様」や「松」などのように左右で分かれている文字の間隔から「包容力」がわかります。間隔が広いタイプは、寛容な心の持ち主です。自分と異なる意見や価値観も受け入れ、協調性も高く社交的な傾向にあります。

間隔が狭いタイプは、自分とは違う価値観を受け入れることは苦手で、分かり合える人とだけいられれば幸せと考えるタイプです。外部とのかかわりは出来るだけシャットアウトし、独自の世界観を持つタイプです。人から干渉されることを嫌う傾向にあります。

まとめ

文字による性格診断についてお話してきましたが、当たっていましたか?

何気なく書いている履歴書からも、企業にとって良い判断材料となっているようですので、見せたい自分を意識して書くのもいい方法だと思います。

形から入るだけでも、それがやがて癖になり、習慣になり、性格も変わるというのはよくある話ですよね。筆跡鑑定を上手に活用してみると今までは知らなかった自分に出会えるかもしれません。

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