ルピナスの花言葉を色別に紹介!品種や特徴も知っておこう!

ルピナスの花の形は独特で、かわいい小花が咲き上がり、藤の花を逆さまにしたような植物です。その独特な姿をしたルピナスは色も豊富でとても鮮やかな表情を見せてくれます。また切り花にしたり花壇に植えたりして見る人を楽しませてくれます。

今回はルピナスの特徴や色別の花言葉、種類、また、食べられるルピナスについてもご紹介いたします。

ルピナスとは

ルピナスはマメ科属の一つで、その名は狼に由来しており、花名のルピナスはラテン語で狼を意味している「ループス」を語源として、狼のように荒れ地でも生育する吸肥力の強さを表している事からその名が付きました。

一年草または多年草で、南北アメリカと地中海沿岸地方、南アフリカなどに約200種類以上が分布しています。

ルピナスの名称・原産地

《属名・科名》ハウチワマメ属、マメ科

《原産地》北アメリカ西部

《学名》Lupinus(ルピナス)

《和名》葉団扇豆・羽団扇豆(ハウチワマメ)、登藤(ノボリフジ)

《英語名》Lupine(ルーピン)

《別名》立ち藤(タチフジ)、昇り藤・昇藤(ノボリフジ)、

《開花期》5月~6月

《花色》花色は紫、青、白、赤、ピンク、黄、オレンジ

ルピナスの和名は葉団扇豆属で根出葉が掌状複葉である為、この和名が付けられました。そして花の形が藤(フジ)に似て下から花が咲き上がる事から昇り藤(ノボリフジ)と呼ばれています。

ルピナスはマメ科植物で北アメリカ西部を中心に200種類以上分布しています。一年草または二年草、毎年花を咲かせてくれる多年草など、花の色も様々で沢山の種類があります。

ルピナスの特徴

ルピナスは秋ごろに種まきをして、翌年か翌々年の春に花を咲かせる植物です。耐寒性で乾燥した気候を好むため、日本では一年草がほとんどです。草丈が50cmから180cmくらいに育つこともあり、春から初夏にかけて下から上へと総状花序に生え、さまざまな色の蝶形花を咲かせます。涼しい環境が多い北海道ではルピナスが観光名所になっているところもあります。

日本に入ってきたのは緑肥用の作物として明治時代だと言われています。園芸用の植物として栽培が始まったのはわりと近世で、1911年にジョージ・ラッセルと言う人が地道に数々のルピナスの品種改良を行い、様々な園芸種・栽培種が作られるようになりました。現在では園芸植物としての栽培が一般的です。

ルピナスの種類

和名では葉団扇豆(ハウチハマメ)と呼ばれ珍しい花姿から日本でもとても親しまれていますが、アメリカやヨーロッパなどでもワールド・ガーデニングには欠かせない花の種類となっています。

切り花としてはラッセル種が有名なのですが、そのほかにもたくさんの種類があるので説明していきましょう。

ラッセル

ラッセルは切り花としてもよく見かけ、ラッセル種の交配種で一番馴染み深い品種です。花色は白、紫、赤、藤色と様々でとても豪華な花穂は一際目立っています。北アメリカが原産で草丈は40cmから50cmくらいの多年草です。

暑さに対しては大変弱く、暖地では一年草として扱われています。ラッセルと言う名前はこの品種を生み出したジョージ・ラッセルの名前から付きました。また別名として宿根ルピナス、ポリフィルスとも呼ばれています。

ブルーボンネット

ブルーボンネットの丈は20cmから30cmくらいの一年草です。小さく小ぶりで可愛らしいので、花壇やプランターなどでも寄席植として人気が高いです。

アメリカ・テキサスの州花で、別名テキサス・ブルーボンネット、ブルーボネットとも呼ばれています。ブルーボンネットの特徴は真ん中が白く、ブルーボンネット(青い帽子)のような花を咲かせます。荒れている土地や痩せた土地でも丈夫に育ちます。

アルボレウス

アルボレウスはアメリカ・カリフォルニアが原産です。アメリカ太平洋岸ワシントン州からオレゴン州やカルフォルニア州に分布しています。耐寒性があり、花の色は黄色が主です。紫の品種もあり、強めの芳香がします。

多くは山地や海岸の岸壁に生えていて、草丈は60cmから250cm以上にもなるものまであるそうです。

ルテウス

ルテウスはヨーロッパ南部原産の一年草です。ルテウスとは黄色の意味を表しており、和名では黄花ルピナス(キバナルピナス)や黄花葉団扇豆(キバナノハウチワマメ)とも呼ばれています。

草丈は50cmくらいでほぼ店頭や園芸屋さんでも見かけないとても珍しい種類とされています。香りはとても甘いです。

また薬用植物ともされていますが、地中海地方では、ルピナスビーンズ(黄花ルピナス豆)を塩で茹でし、お酒やビールなどのおつまみとして親しまれています。

プベスケンス

原産地はメキシコ・グアテマラ、中央~南アメリカ原産の一年草です。これまでにたくさんの園芸品種を生み出してきたルピナスの交配親として知られている種です。

花色は青紫色と白の複色花が基本で、様々な花色がある複色です。葉は掌状に切れ込みが入っていて、花穂は長く直立させています。

ヒルスツフ

ヒルスツフは南ヨーロッパが原産の一年草です。葉がとても大きくて美しく表面にはシルバーリーフのような毛が生えています。草丈も全体的に大きく、一つ一つの花も大きいのですが花付きはまばらです。

大きな葉が傘を広げたような姿をしている事から傘咲ルピナスや傘葉ルピナスと呼ばれています。中心部は白色をしており、花色は藤色や藍色でとても美しい品種です。

ルピナス花言葉(色別)

ルピナス自体の花言葉は【いつも幸せ】【あなたは私の安らぎ】【想像力】【貪欲】です。

古代ヨーロッパでは薬草としてルピナスを食用としており、ルピナスを食べると心が明るくなる、想像力が高まると言われていた事から、この花言葉の意味もあるようです。また「貪欲」はルピナスが吸肥力による力強さからこの花言葉が付いたようです。

色別にも花言葉があるようです。色によりどんな花言葉があるのでしょうか?

白いルピナス花言葉

【常に幸福】【母性愛】【いつも幸せ】です。白いルピナスから連想させる聡明な感じが幸福感にあふれ、優しいいイメージから来ているようです。また包み込むような優しさの雰囲気がある白いルピナスには見返りを求めない母性愛をイメージしているようです。

ブルーボンネットの花言葉

ルピナスの種類にもあるブルーボンネット (テキセンシス)の花言葉も【母性愛】とされています。荒れた地域や痩せた土地でも丈夫に育つところから、母なる強さと偉大さ、おおらかさが伝わりこの花言葉があります。

黄色のルピナス花言葉

【多くの仲間】です。古代ヨーロッパでは薬草として摂取したり食用としていたりしていました。また飼料や石けんなど生活に深く関りがある為、多くの人との関りを大切にしていたようです。

その当時からの多くの仲間がいる事で支え合っていた事の大切さからこの花言葉があるのです。

バラ色(赤系統)のルピナス花言葉

【珍奇】です。少し面白おかしな感じの花言葉ですが、一般的にルピナスは青色や藤色、白系が多い品種でたくさんのカラーバリエーションが豊富です。

しかし、バラ色と言うと赤系の色を表しているのですが、ルピナスは品種が多いとは言えまだまだ赤系のルピナスは珍しいとされています。この花言葉は少し珍しい色のルピナスから風変わりで個性的な【珍奇】と言う花言葉になったと言えます。

英語でのルピナス花言葉

英語でルピナスの花言葉があります。【always happy】いつも幸せ、【imagination】想像力、【voraciousness】貪欲となるようですが、日本での意味とほとんど変わらないようです。

ルピナス 11月2日生まれの誕生花

ルピナスは11月2日生まれの人の誕生花です。ルピナスの誕生花を持つこの日に生まれた人の性格特徴をご紹介します。

優しいが変化を求める

11月2日が誕生日の人の性格特徴はとても包容力があり、優しい性格で思いやりがある為、人間関係は良好に保てます。またとても感受性に長けていて自分磨きが好きなので、いつも刺激や変化を求めている傾向があります。

平凡で単調な生活から抜け出したい気持ちが強く、その変化に自分自身が納得するまで行動していくタイプでしょう。

粘り強い心

仕事や生活で不安な事があると、今まで計画してきた事を一度リセットし、より良い収入や生活環境を求めて安定しない日々を過ごす事も多いですが、その都度粘り強い活力がある為、目標をやり遂げ乗り越えて行く事が出来るでしょう。

この性格はルピナスの語源からくる由来のオオカミの貪欲さと似ていると言えるでしょう。

社交的

いつも人を楽しませることが出来、友人も多く社交的な性格でしょう。周囲には常に人が集まってきます。また親しい人をとても大切にして義理堅い人と慕われるでしょう。楽しませることが大好きなので、周りの人たちに笑顔と幸せを与えてくれます。

「常に幸福」「いつも幸せ」との花言葉にもあるように、人々に幸せを与え、色鮮やかに人の目を楽しませてくれるルピナスの花のような存在でしょう。

食用としてのルピナス

ルピナスは食用とされているところもあるようです。

主に種子を食すようですが、どんな栄養効果があるのか、アレルギーはあるのかなどを含め、いろいろご紹介いたします。

ルピナスの栄養効果

ルピナスにはいろいろな種類がありますが、種子を食べられるルピナスは一部の種類だけのようです。主に地中海諸国や欧州、ニュージーランド、オーストラリアで良く食べられており、アメリカでは最近になり食されるようになってきています。日本ではルピナスは主に観賞用として栽培されていて、種子を食べる事はほとんどありません。

栄養効果はタンパク質以外にも食物繊維を多く含みコレステロールを下げる効果が期待されます。アメリカの政府機関FDA(アメリカ食品医薬品局)は今後アメリカで多く普及されるとされています。

ルピナスは代用食品の原料

ルピナスの種子は大豆アレルギーから回避するための代用食品の原料として使用されています。ヴィーガンソーセージ、葉団扇豆腐、葉団扇豆乳などいろいろな食品に使用されています。

ルピナスの種子は苦味と毒性をもつアルカロイドが含まれているので調理の前処理として数日間水に漬けてアルカロイド成分を除く必要があります。

ルピナスによるアレルギー

ルピナスはピーナッツと同じ科に属する植物のため、ピーナッツなど豆類でアレルギーを起こす人はアレルギーを発症してしまう事があるので注意が必要です。アレルギーの症状はアナフィラキシー・ショック、呼吸困難、嘔吐、じんましん、唇の腫れがあります。

ルピナスをはじめ、植物を自分の判断で食すことは大変危険なので、必ず専門家の指導のもと食べるようにしましょう。

まとめ

ルピナスには【いつも幸せ】【あなたは私の安らぎ】【想像力】と、とても素敵な花言葉がありましたね。部屋に飾ったら、安らぎと幸せが訪れてきそうですよね。また一方では【貪欲】との花言葉がありましたが、綺麗なルピナスとは裏腹にとても力強いイメージも感じました。

ルピナスの花自体、沢山の種類と色があり、プレゼントとしてもとても喜ばれると思います。友人や親しい人に贈る事で安らぎと更なる幸せを与える事が出来るかもしれませんね。

この記事をきっかけにして、ルピナスの花と共に幸せに導かれる事を願っております。

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