ジャスミンの花言葉を紹介!色が変わると意味も変わる?

可愛らしい小さな花を咲かせるジャスミンは魅惑的な甘い香りがあり、古くから多くの人々に愛されてきました。また、花を飾るだけでなく、ジャスミンティーとして楽しまれてきました。

ジャスミンと言えば、白い花が有名ですが、実は種類が豊富で様々な色を咲かせます。そんなジャスミンは花言葉もとっても素敵です。

今回はジャスミンの特徴や花言葉、由来などについてご紹介していきます。ジャスミンについてもっとしって自分磨きをしていきましょう。

ジャスミンについて

まずはジャスミンはどのような花なのかご紹介していきますね。

ジャスミンの特徴

ジャスミンはモクセイ科ソケイ属の植物で、ソケイ属だけでも世界各地で約300種類確認できます。

アジアやアフリカなど熱帯や亜熱帯地方原産で、白色や黄色の花を咲かせることがほとんどなのですが、いくつかの種類は香りが強く、ジャスミンん茶や紅茶の原料として用いられます。

殆どの品種が観賞用として栽培されています。ジャスミンの歴史はとても古く、古代エジプト時代にはすでに栽培がおこなわれていたとされています。

また、6月8日が誕生日の人の誕生花として知られています。もしかしたら、6月8日生まれの人は外見は純粋そうに見えて中身はディープなのかもしれません。

ジャスミンの名前の由来

ジャスミンという名前はとても可愛らしく、欧米などでは女性の名前としても良く用いられています。ジャスミンはペルシャ語やの「ヤースミーン」が語源です。意味は「神様からの贈り物」です。こんなに素敵な意味の名前がつけられていたということは、多くの人々に愛されていたということが分かりますね。

日本名は「茉莉花(マツリカ)」なのですが、これはジャスミン全般にあてはまるわけではなく、「アラビアジャスミン」のことをそう呼んでいます。

ジャスミンの花言葉について

可愛らしいジャスミンの花にいはどのような花言葉が付いているのでしょうか。

あなたについていく

ジャスミンはその魅力的な香りから「愛の花」とも呼ばれています。そんなジャスミンらしい花言葉として「あなたについていく」というものがあります。

結婚式で花嫁はジャスミンの花輪をつけます。ここからこの花言葉は生まれたのです。ジャスミンの香りは忘れられない香りであるところも由来になっています。

幸福

ジャスミンの精油はごくわずかしかとれない貴重な精油としてしられ、「幸福を招く」と言われています。ジャスミンの精油はドーパミンという快感ホルモンの分泌は活発にする作用があり、大きな幸福感をもたらしてくれます。

また、女性なら多くの人が持っている、PMS(月経前症候群)の予防や軽減に効果があると言われています。ジャスミンの香りでホルモンバランスを整えたり、ジャスミンティーでリラックスするのがおすすめです。

産後うつにも効果があると言われており、さらに母乳の出が良くなると言われていますので、産後に飲むのがおすすめです。ただし、子宮の収縮を強める効果があるため、出産の時期は避けたほうが良さそうです。

このように女性にとっても良い効果がありますので、ジャスミンが「幸福」という花言葉を持っているのも納得ですね。

愛想の良い

この花言葉はジャスミンの花姿から生まれました。小さな花が多くの人に良く見せようと咲く様子が「愛想の良い」という風に思われたのです。皮肉として「愛想の良い」を使うことがあるかもしれませんが、本来、「愛想」とはニコニコとして人付きが良いことを意味するものです。好意や愛情を表すのです。

ジャスミンは夜に花を咲かせる植物のため、日が昇り切る前の明け方に花を摘みます。その時までに摘まないと閉じてしまい、花の姿が分からなくなってしまうジャスミンですが、真っ暗な中浮かび上がるように白い花が咲いている姿を想像すると、愛想よくして待っているのだと感じられますね。

マダガスカルジャスミンの花言葉

マダガスカルジャスミンはその名の通りマダガスカル地方が原産の熱帯植物です。名前に「ジャスミン」が入っているのですが、モクセイ科ではなく、ガガイモ科の植物です。

鉢植えで出回ることも多く、つる性植物のため、緑のカーテンとして用いられることが多くあります。

ジャスミンの裏の花言葉

ジャスミンの魅惑的で妖艶な香りは白く可愛らしい花とギャップを感じます。このようなところから、ジャスミンには「官能的」という花言葉があります。

表の花言葉は純粋な雰囲気がありますが、ジャスミンの香りにより、どれも「官能的」な雰囲気になりますね。

さらに「肉欲」や「好色」などというディープな花言葉もあります。ジャスミンを贈る際には、一言「幸福」などと添えることで誤解を生まないでしょう。

色別のジャスミンの花言葉

ジャスミンと言えば、白色のイメージが強いのですが、実は比較的色が豊富です。そして色によっても花言葉が別れています。ここでは色別のジャスミンの花言葉をご紹介します。

白色のジャスミン

ジャスミンの代表的な色である白色。そんな白色の花言葉は以下になります。

  • 柔和
  • 温順

白いジャスミンは柔らかく清楚な雰囲気があります。そこからつけられた花言葉です。「柔和」は穏やかで優しいという意味、「温順」は素直でおとなしいことです。どちらも魅惑的で妖艶な香りとは対照的な意味なのですが、そこが魅力的ですね。

黄色のジャスミン

黄色のジャスミンはビタミンカラーで元気になれそうな色が魅力的です。そんな黄色のジャスミンの花言葉は以下になります。

  • 優雅
  • 優美

この花言葉は鮮やかな黄色からつけられました。黄色のジャスミンは緑の葉とも相性が良く、玄関先やお庭で楽しむのにおすすめです。

ピンクのジャスミン

日本国内では「ジャスミン」というとアラビアジャスミン(茉莉花)を指すのですが、ピンク色だけが持つ花言葉はありません。

ただし、ピンクの花を咲かせる「ハゴロモジャスミン」の花言葉は以下のようなものがあります。

  • 官能的な愛
  • 誘惑
  • あなたは私のもの

ジャスミンのピンク色にはとある伝説があるのでご紹介します。

●ジャスミンの伝説

大昔、ジャスミンの花の多くはピンク色をしていました。キリストが十字架にかけられ、はりつけになった夜に数多くの花がショックで枯れてしまったのですが、ジャスミンは葉をたたみ、悲しみに耐えていました。

しかし、翌朝花を開くと、ピンク色だった花びらが白くなっていたそうです。

青色のジャスミン

アラビアジャスミンは白色と黄色が主なのですが、ブルージャスミン(瑠璃茉莉)という青いジャスミンもあります。ブルージャスミンは「ジャスミン」と名前が入っていますが、イソマツ科の植物でモクセイ科のジャスミンとはまったく違うものなので、ジャスミンの魅惑的な香りはありません。

ブルージャスミンは小さな花で柔らかな青色をしており、とても爽やかです。そんなブルージャスミンの花言葉は以下になります。

  • 密かな情熱
  • 心より同情します
  • いつも明るい
  • 同情

「密かな情熱」は花が先終わると出てくる粘液で花びらが服にくっつくという性質からつけられました。また、「いつも明るい」はブルージャスミンの色からつけられたのです。

青色の花は種類が少ないため、ミステリアスな雰囲気がありますが、ブルージャスミンは愛嬌を感じるような魅力があります。

紫色のジャスミン

一般的なジャスミンには紫色は無いのですが、アメリカジャスミンという植物が紫色をしています。アメリカジャスミンはナス科の植物で、街中で植えられることが多いため、目にすることが多いです。アメリカジャスミンは紫色から白色へ変化する変わった花です。

そんなアメリカジャスミンの花言葉は以下になります。

  • 熱心
  • 乙女の香り

優雅で美しい紫色の花が白色に変わっていく、魅惑的な様子が花言葉の由来になりました。

ジャスミンの伝説について

先ほどピンク色のジャスミンの伝説についてご紹介していきましたが、実はジャスミンには様々な伝説があります。ここではジャスミンの伝説についてご紹介します。

クレオパトラに寵愛されたジャスミン

ジャスミンは古くから多くの人たちに愛されていました。絶世の美女であるクレオパトラもジャスミンの香りが大好きでした。

古代ではジャスミンを媚薬として使っていたこともあります。やはり裏の花言葉である「官能」がぴったりの花だと言えそうです。

インド神話にも登場

ジャスミンはインド神話にも登場しています。

太陽神に寵愛されているインドのある都の王女がいました。しかし、太陽神は王女から他の女性へと愛情が心変わりしてしまいました。

王女はとてもショックを受けて自殺してしまいました。そして彼女の墓から1本の花が咲きました。

その花がジャスミンだったのです。

ジャスミン茶の恋物語

中国の福建省から働き者で明るいの明という青年がいました。明はジャスミンの花を摘む美しい娘・吉沙と恋に落ちました。そして、吉沙は明の寝床に毎日ジャスミンの花輪を置いて愛を伝えました。

その2人の姿に農園主が嫉妬してしまいます。農園主は明を長時間働かせ、吉沙に会うことを許しませんでした。顔を合わすことができないかわりに2人は歌を歌って互いに慰め合っていました。

そのことを知った農園主は怒りを抑えることができなく、明を殴り海に捨てて殺そうとしました。

しかし、ジャスミンの妖精が2人の愛に感動して、明を助け、ジャスミンの苗を与えて、明を故郷である福建省に逃がしました。そして、ジャスミンの花が福建省から中国各地に広がっていきました。

ここから、ジャスミン茶は元々福建省が主要産地でした。現在は広西の横県に産地が動いています。

まとめ

いかがでしたか?今回はジャスミンの特徴や花言葉、伝説についてご紹介していきました。ジャスミンと言えば、ジャスミンティーや香水になるイメージが強いものですが、花もとても可愛らしいのです。

インテリアやガーデニングとしてもぴったりですので、ぜひジャスミンを飾って穏やかな気持ちになりましょう。

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