ポピーの花言葉の意味や名前の由来について紹介!

野原に咲いていることの多いポピー。可愛らしくて、ポピーが咲くと春を感じますね。そんなポピーですが、比較的種類が多く、世界中で楽しむことができる花だと言われています。

そんなポピーにはどのような花言葉があるのでしょうか。調べてみたところポピーの花言葉はギリシャ神話が由来になっているようです。

今回はポピーの花言葉や由来になった神話、またポピーの特徴などについてご紹介します。花言葉を知っていると、大切な人へ花束を贈るときに役立ちますよ。

ポピーについて

ではポピーにはどのような特徴があるのでしょうか。

ポピーの特徴

ポピーはケシ科ケシ属の植物で、アジアやヨーロッパ、アメリカなど広く分布しており、約60種類ほどあると言われています。栽培品種はヒナゲシやケシ、アイスランドポピー、オニゲシなどを含んでいます。

日本国内で最も多く流通しているのが、アイスランドポピーで、冬から早春にかけて切り花として流通しています。

このアイスランドポピーは長さが約30㎝程の花茎に4つの花びらを持つ花が1つずつ咲いていきます。花びらは広卵形をしています。茎やがくに細かい毛が生えています。

ヒナゲシやコクリコ、虞美人草という別名があるのですが、日本国内でポピーと呼ぶ場合はアイスランドポピーを指すことがほとんどです。

開花時期は見ごろはいつ?

ポピーは3月から5月の春に一重や八重で薄い花が咲きます。開花期間はあまり長くはないのですが、生命力や繁殖力が高い品種で、育てやすい花だと言えます。

自然豊かな場所や休耕地などではポピーが一面に咲いていることがありとても綺麗です。

ケシの花とポピーは違う?

ポピーは英名で日本名ではケシと言い、ケシ科の植物の総称なのですが、ケシは麻薬の原料でもあります。日本では麻薬の原料になった場合はケシと呼んで、それ以外の場合はポピーと呼ぶなどとして区別していることが多いです。

アヘンの原料成分であるモルヒネを含んでいる実がなる品種は、「麻薬及び向精神薬取締法」によって日本では原則栽培を禁止しています。そのため、実がなる品種は一般的に流通しません。

ただし、オニゲシとよく似た原種でハカマオニゲシという種類は麻薬成分を含んでいますので、注意しましょう。

また、アツミゲシという小さ目の花をつける同じく麻薬成分を含んだ品種もヒナゲシに間違えられやすいため、厚生労働省により注意喚起がされています。

●違法な品種の特徴

違法な品種は総じて鮮やかな深紅色をしており、葉っぱや柱頭の放射線の数、茎につく葉の数が合法の品種よりも多い傾向があります。

ポピーの花言葉について

ではポピーにはどのような花言葉があるのでしょうか。

ポピー全般の花言葉は?

ポピー全般の花言葉として以下のものが挙げられます。

  • おもいやり
  • 陽気で優しい
  • いたわり
  • 恋の予感
  • 想像力

ポピーの穏やかで優しい雰囲気に花言葉がぴったりですね。

赤色のポピー

ポピーは色別によっても花言葉が変わります。赤色のポピーの花言葉は以下になります。

  • 感謝
  • 慰め
  • 喜び

何かいいことがあったときはポジティブで気分が良くなりそうですし、反対に悲しいことがあったら、励まして元気づけてくれそうですね。また、自分だけでなく、応援したい人や感謝を伝えたい両親や恩師への贈り物にもぴったりです。

また、母の日と言えばカーネーションが一般的ですが、毎年カーネーションばかりでひねりがないと感じている方は赤いポピーを日頃の感謝の想いを込めた言葉とともに送ってみると良いでしょう。

赤色と言えば、色彩の中でも最も濃く、情熱的でエネルギーを感じるような色で、精神的に活力を与えたり、肉体的に力を与えます。積極性や粘り強さ、パワーなどを表すことが多いですね。

黄色のポピー

黄色は金運に良い色でビタミンカラーで元気な色というイメージが強いですね。そんな黄色のポピーには以下の花言葉があります。

  • 成功

黄色ということもあり、成功したり、お金持ちになるというような花言葉が付いています。なにか目標を達成するために努力している人や、大事な試験や大事なプロジェクトを控えてナイーブになったりネガティブになっている友達へプレゼントをするのにもぴったりです。ポジティブに成長していけるような花です。

黄色は金運だけでなく、好奇心や知性といったイメージがあります。見るだけで元気にさせてくれます。暖色系の中でも最も明るく、希望や光などの印象を持っていますので、黄色のポピーの花言葉にもぴったり一致しているように感じられます。

また、黄色は集中力や判断力、記憶力がアップする色とも言われています。黄色のポピーを勉強机や仕事場のデスクに飾ることで、勉強や仕事が捗るでしょう。

オレンジ色のポピー

オレンジも黄色と同じくビタミンカラーですので、元気になれる色ですね。明るい雰囲気があるため、見ているだけで元気になれそうです。そんなオレンジ色のポピーには以下のような花言葉があります。

  • いたわり
  • 陽気で優しい
  • 思いやり
  • 恋の予感

活動的で活発な印象があるオレンジ色とオレンジ色のポピーの花言葉がぴったりで、贈る人をきっと元気にすることができるようなお花です。可愛らしい色合いを持つポピーの花は同性へも、気になる異性へのプレゼントにもぴったりです。

オレンジは赤色と黄色の間の色ですので、赤色と黄色両方の性質を持ち合わせています。赤色のように独断的かつ外交的なイメージがありますが、黄色に近いため、軽やかで活動的な雰囲気があります。

自然でポジティブで、人に勇気や自信、朗らかさ、活力、想像力などを与え、喜びをもたらしてくれるでしょう。

また、オレンジ色は楽しさの象徴ですから、どんなときもへこたれないような活力を与える力があります。玄関にオレンジ色のポピーを飾ることで、いつも元気な気分でおでかけをすることができるでしょう。

ピンク色のポピー

ピンク色のポピーはとても可愛らしさがありますね。そんなピンク色のポピーには以下の花言葉があります。

  • 思いやり
  • いたわり
  • 陽気で優しい
  • 恋の予感

ピンク色は安心感を与え緊張を和らげて、攻撃的な気持ちを落ち着かせると言われており、思いやりや優しさという印象を強く受けるでしょう。

また、ネガティブなイメージがあまりないため、印象が良い花ですね。恋愛運が高まる色と知られているピンク色は片思い中も恋愛中もよく見られる色です。恋人など好きな人と喧嘩してしまったときに、仲直りしたいという気持ちとともにピンク色のポピーを贈ってみるのが良いでしょう。

ピンクと言えば女子なら誰もが好きな色です。やわらかで女性らしい雰囲気を作りだしますので、気になる異性を自分の部屋に招待するときはお部屋にピンクのポピーを花瓶に飾るといいでしょう。

紫色のポピー

紫色のポピーは少し位大人っぽい印象があります。そんな紫色のポピーには以下の花言葉があります。

  • 思いやり
  • いたわり
  • 陽気で優しい
  • 恋の予感

紫色は他の色の中でも特に幅広い色です。赤紫色や青紫色など色のバリエーションが豊富で、その混ざり合った紫色の印象によってイメージが変わるところから、感性を鋭くしたり、インスピレーションを高める色だと言われています。

また、積極的なイメージの赤色と落ち着いたイメージのある青色は対極している雰囲気があるため、二面性があるところがあります。贈る相手や場面によっては、相手に悪い印象を与えてしまう可能性があります。

青色のポピー

青色のポピーはとても希少な植物です。そもそも青色の花は種類がとても珍しく、品種改良によって作られたものがとても早いです。ブルーポピーの花言葉は以下になります。

  • 恋の予感
  • 憩い

ブルーポピーは初夏の時期に開花して、見ごろになりますので、お茶会などでブルーポピーを添えることで、憩いの場にしてくれるでしょう。

青は気持ちを落ち着かせる色として知られています。そのため、ブルーポピーを飾ってリラックスできる空間を作り出すことができます。より一層食事や会話を楽しませてくれるでしょう。

白いポピー

白いポピーは上品で純粋な雰囲気があります。そんな白いポピーの花言葉は以下のなります。

  • 忘却
  • 眠り
  • わが毒
  • 疑惑
  • 推測

白いポピーは他の色の花言葉と比べると少々ネガティブです。そのため、すでにご紹介した色のポピーに比べて贈り物には不向きです。

白色と言えば、真っ新な状態で、始まりや出発などスタートの印象が強い色です。また、気分を新しくする色でもあり、少しネガティブな感じがする「忘却」という花言葉でも再出発や心機一転と考えると、ポジティブに考えられますね。

心機一転したいときにはぜひ白色のポピーを飾ってみてください。

ポピーの花言葉の由来について

ポピーの花言葉はギリシャ神話が由来となっています。ここではその内容についてご紹介します。

ポピーの花言葉の由来になったギリシャ神話

豊穣の女神デメテルは娘のペルセポネーの行方が分からなくなり、非常に心を痛めていました。太陽神ヘーリオスに理由を聞いたら、冥界の神ハデスが娘のペルセポネーを連れ去ってしまったということでした。

そして、なんとその誘拐にはペルセポネーの父親である全知全能の神であるゼウスが関係していたのです。色々と思惑があったとしても、何も知らされていないことにデメテルは深く傷ついてしまいました。

眠りの神ヒュプノスはデメテルの心の傷を癒やすために、ポピーを贈ったのです。贈ったポピーの花によってデメテルの心は安らいで、久しぶりに深く眠ることができたのです。

実は豊穣の神デメテルが怠けていたせいで、大地は荒れ果てていました。ヒュプノスが与えたポピーでその大地は救われました。ここから、豊穣の神デメエルとポピーの関わりが深くなったのです。

デメテルは活力を取り戻し、娘のペルセポネーを無事に連れ戻すことができたのです。

まとめ

いかがでしたか?今回はポピーの特徴や花言葉や花言葉の由来についてご紹介していきました。ポピーはその用途や種類によってケシと呼ばれるか、ポピーと呼ばれるかが分かったと思います。

ポピーはとても可愛らしい花なのですが、物によっては贈り物に不向きな品種もあるため、注意しましょう。お部屋に飾っても可愛らしい花ですので、インテリアの一つに取り入れてみると良いでしょう。

関連記事として、

紫苑の花言葉や意味を知ろう!勿忘草とは別物なの?

マグノリアの花言葉の意味や名前の由来について知ろう!

これらの記事も読んでみて下さい!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする