ひまわりは明るくて元気をもらえる花、そんなイメージの強い人も多いのではないでしょうか?
夏の日差しを受けて、明るい黄色の花びらを並べているその姿が、元気な印象を与えてくれるものですよね。好きな花は何かと聞かれて、ひまわりと答える人もたくさんいるでしょう。
今回は、ひまわりの花言葉についてご紹介していきたいと思います。
友達や恋人などの大切な人にひまわりを贈る際は、ぜひ以下の花言葉を参考にしてみてくださいね。意外なメッセージをひまわりの花束に込められるかもしれませんよ。
ひまわりってどんな花?
ちなみに、ひまわりってどんな花なのか、あなたはご存知でしょうか?
ひまわりは漢字で書くと向日葵。当て字ですが、陽の光を受けて成長していく姿がよくあらわされていますね。
ちなみに、ひまわりは別名を「日輪草(にちりんそう)」とも言います。そして英名を「sunflower(サンフラワー)」といい、これらも全部太陽に由来した名前ですね。
- 科・属:キク科ヒマワリ属
- 原産:北アメリカ
- 色:黄、オレンジ、茶
では、次にひまわりの花言葉についていよいよ見ていきたいと思います。
ひまわりの花言葉は?
あなたはひまわりの花言葉を知っていますか?
ひまわりの花言葉にはいくつか種類があります。とても明るい印象を与えてくれる花言葉ばかりなので、一つ一つ言葉やその意味をご紹介していきたいと思います。
①あなたを見つめる
ひまわりは同じ方向をきれいにずっと向いている印象が強いですよね。一途な恋や永遠の愛といったイメージを連想させるため、最近は結婚のプロポーズや婚約を誓う際に使われることも多いと言います。
自分の彼がひまわりを渡してきて、「あなたを見つめるという花言葉がある」という言葉をかけてくれたらとてもロマンチックで嬉しいですよね。
また、大好きな人に素直な愛を伝えたい場合は、思い切ってひまわりをプレゼントしてみましょう。あなたの真っ直ぐな愛情が相手に伝わり、より良い関係を築けることは間違いないはずですよ。
②あなたは素晴らしい
ひまわりには「あなたは素晴らしい」という花言葉もあります。
落ち込んでいる友人や家族を励ます際に「あなたは素晴らしい」という花言葉を添えてひまわりを贈ることができたら素敵ですよね。
誰にでも失敗することや、不幸な目にあうことはありますよね。そんなとき、鮮やかでこちらも元気になる黄色のひまわりを大切な人から贈ってもらえたら、それだけで元気がわいてきてしまいますね。
ぜひあなたの周りで何かに困っていたり、自信をなくしたりしている人がいたら、ひまわりをそっと差し出して力になってあげてください。
③憧れ
ひまわりはまるで地上にある太陽であるかのように地上で強い姿を見せていますよね。そんなしっかりとした姿を、自分の憧れの人や尊敬する人と重ねてしまうことはありませんか?
あんな風に強くなれたら、とつい羨ましく思ってしまいますよね。
ひまわりの花言葉は「憧れ」でもあります。ぜひ自分の憧れの人に尊敬の念を伝える際、ひまわりの花束をプレゼントしてあげてください。特に目上の人に感謝や応援の意思を伝える意味で、この花言葉はよく用いられるものです。
④情熱、恋慕、崇拝
ひまわりは、まるでビビットカラーの絵の具で色をつけたような鮮やかな黄色をしています。夏にひまわりが咲いていると、それだけで大きな存在感を感じさせるものです。
その存在感の強さは、燃え上がるような情熱、誰かを一途に思う恋慕や崇拝の気持ちとよく似ていますよね。
自分の愛する人や大事な人にこの花言葉を添えてひまわりを贈ると、とても喜ばれるはずです。ひまわりの存在感の強さが、あなたの愛の強さ・深さを相手に感じさせてくれるでしょう。
⑤光輝
光輝くという意味の「光輝」ですが、ひまわりはこういった花言葉も持っています。
夏の青空の中で、ひまわりが咲いていると、青空とひまわりの花びらのコントラストがとてもきれいで、光り輝いているように思えますよね。
未来を明るく照らすという意味合いにもなりますので、卒業、異動、退職などで離れる人に対して、その人の未来を祝福し、ひまわりの花束を贈る場合があります。
ひまわりのように輝いている花を見ているだけでも、自分の未来に希望が持てそうな気はしてきますよね。それくらいひまわりは、見た目だけでも元気で明るい印象を与えてくれるものなのです。
⑥待っていて
ひまわりは「待っていて」という花言葉も持つものです。
ひまわりはどこか強くその場にどっしりと構えて、倒れず、へこたれず、ずっと前を見続けている印象が強いですよね。
そんなひまわりのように、どっしりと構えて落ち着いて待っていてという思いが込められているのでしょう。
⑦敬老の日
なんとひまわりには「敬老の日」という花言葉もあります。
9月の敬老の日にひまわりの花束をおじいちゃんやおばあちゃんに贈るのも素敵で良いですよね。いつもとは少しテイストを変えて、大事なおじいちゃん・おばあちゃんにぜひひまわりの花束を贈ってみてください。
年齢を重ねてから、花束をもらうことはなかなか少ないはずです。おじいちゃんもおばあちゃんも、きれいで色鮮やかなレモン色ひまわりに、感動してくれることは間違いなしですよ。
ミニひまわりの花言葉
ちなみに、ミニひまわりをあなたはご存知ですか?ひまわりと言えば、大きく背高く伸びているものを連想しますが、最近は小さなタイプのひまわり・ミニひまわりも品種改良によって開発されました。よく花束の中に小さく添えられるようです。
ミニひまわりには、「サンリッチレモン」「サンリッチオレンジ」という名前の種類があるとのことです。
サンリッチレモンは先ほどご紹介した「あなたは素晴らしい」という同じ花言葉があり、サンリッチオレンジには「未来を見つめて」という花言葉があります。
「光輝」のように、サンリッチオレンジには明るい未来を示す花言葉が使われているのですね。
大事な友達や家族の門出のときに、ぜひ贈ってあげたいところですね。
ひまわりは本数によって花言葉が違う?
なんとひまわりは、本数によって花言葉が変わるとも言われているのです。
バラも花束にすることによって、どんどん花言葉が変わっていくという言い伝えがありますが、ひまわりも同じような側面を持ちます。
本数ごとのひまわりの花言葉は以下の通りです。
- 1本→「一目惚れ」
- 3本→「愛の告白」
- 7本→「密かな愛」
- 11本→「最愛」
- 99本→「永遠の愛」「ずっと一緒にいよう」
- 108本→「結婚しよう」
- 999本→「生まれ変わってもあなたを愛する」
もし誰かにひまわりの花束を贈るなら、それぞれの花言葉に合った本数のひまわりを用意するのも良いかもしれません。
誰かから7本のひまわりの花束を貰ったときも、ちょっとドキドキしてしまいますよね。108本や999本などは、もはや花束ではなくひまわり畑ができてしまいますね。
ひまわりの花言葉の由来
ちなみに、ひまわりの花言葉の由来をご存知でしょうか?
ひまわりの花言葉の由来には、有名なもので2つあります。一つ目は神話に関わるもの、もう一つは世界の歴史に関わるものです。
太陽神アポロンの伝説
ひまわりの花言葉の代表的なもの「あなたを見つめる」という言葉がありますが、この花言葉には実はギリシア神話の太陽神アポロンの話がモチーフとなっているのです。
あるとき、水の精霊クリチアは太陽神アポロンに恋をします。しかし残念ながら、アポロンはクリチアに振り向いてくれることはありませんでした。そこでクリチアは、アポロンを慕う思いで、ずっと彼が行く先を9日間見つめ続けます。そしてその結果…クリチアはついに一本のひまわりになってしまうのでした。
これがひまわりの「あなたを見つめる」の由来となったギリシア神話です。「恋慕」などの由来も、このあたりから来ていそうですよね。悲しいような、少し怖いような、そんなギリシア神話がモチーフになっているという背景があります。
ひまわりには怖い花言葉がある?
実は、ひまわりには怖い花言葉があるというのをご存知でしょうか?
上でご紹介してきたひまわりの花言葉以外にも、ひまわりの花言葉には「偽りの富」「ニセの金貨」などといった少し怖いイメージのあるものもあるのです。あまり花言葉として一般的に用いられることがないこのような言葉には、一体どんな意味があるのでしょうか?
実は、ペル-の国花はひまわりになります。これは、ペルーが古代インカ帝国の時代から太陽を崇拝してきたからであり、太陽の象徴であるひまわりも同時に崇拝の対象とされていたのですね。
しかし、歴史を見れば分かるように、やがて南米はスペイン人による侵略にあってしまいます。そのとき、インカ帝国の神殿に仕えていた巫女のひまわりの冠を、スペイン人は皆奪っていってしまうのです。その結果、「偽り」「ニセ」などの悪いイメージのひまわりの花言葉がうまれたというわけです。
ひまわりはプラスの印象が強いものですが、実は裏にはこんな花言葉もあるので、ひまわりを贈る際には気をつけておきたいところですね。
まとめ
ひまわりの花言葉についてそれぞれの意味や由来についてご紹介してきましたが、いかがでしょうか?
たった一つのひまわりという花でも、たくさんの花言葉があって素敵ですよね。「花言葉は〇〇だよ」なんて伝えながらひまわりの花束を大切な人に贈ることができたら、とてもロマンチックでかっこいいですよね。ぜひひまわりを誰かに贈る際は、花言葉をうまく活用してみてください。メッセージカードに花言葉を添えるだけでも素敵です。
また、もしあなたがひまわりを誰かから貰ったときも、実は思わぬ意味がそこには込められているかもしれません。
ひまわりは太陽のような神々しいイメージも強い花で、事実、昔は信仰の対象としてまつられていたものです。心が疲れたときなども、ひまわりの花を見て元気をわけてもらうのも良いかもしれませんね。
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