意識高い系の人の特徴や行動を紹介!嫌われる可能性も高い?

意識高い系とは、最近よく聞くようになったネットスラングです。主に嘲笑の意味で使われています。自己アピールの内容と実際の自身の中身が伴っていないことを指し、典型的な例として、「スターバックスのコーヒーを片手にMacbookを開いて仕事をしているアピール」が挙げられます。

ですが、しっかりとした目標をもち、地道に努力をしていて、意識が高い行動を行うことは決して悪い事ではありません。本当に「意識が高い人」も「意識高い系」と同じカテゴリーにいれられ、嘲笑されて行動の足を引っ張られてしまうこともあります。

では「本当に意識が高い人」と、「意識が高い系の人」との違いは何か、特徴と改善について考えてみましょう。 

意識高い系とは?

意識が高い人を真似て、大した努力も経験もないのにも関わらず、意識が高いふりを周囲にアピールする人たちを指します。

人目を常に意識する

本当に意識が高い人は、将来のために頑張ってコツコツ努力して自分自身を高めていますが、意識高い系の人は、常に周囲の視線を気にして行動し、知識人ぶります。

先ほどの「スターバックスにパソコン持ち込んで仕事をしているアピール」も、スターバックスで仕事している自分の姿がカッコいいと陶酔しているので、パソコンでしているはずの作業には意識が行っていません。

根拠のない自己評価

この手の人は自己評価が高く、自分は一目置かれている、また自分磨きに余念がない生活内容を、さまざまなツールで周囲の人にアピールします。ですが実際には大した評価も実績も、後ろ盾もなく、また必死にそれらを得ようと努力するでもなく、ただ単に評価されたい、すごいと思って欲しいと思っているので、残念ながら中身が伴っていることは少ないです。

そして中身がないのに周囲にデキる自分をアピールしていくうちに、本当に自分はできる人間であると思い込んでしまうパターンも少なくありません。それを周囲が「イタイ」「ウザい」と直接表現するのを避けて「意識高い系(笑)」と表現するのです。 

意識が高い人は魅力的

自己啓発本やセミナーなどにも通い、常に自分磨きを怠らない、勉強や仕事熱心で、お金以外の価値を求めている、何事にも積極的、外見にも気を使う、など、これらの努力ができる人は魅力的に見えるでしょう。

やがて、就職活動中の若者が、こぞってそんな意識の高い人になるべく、または意識の高い人になっていい会社に入社できるように真似たりするようになります。しかしそれは結局真似であり、中途半端なポーズで、面接のときにアピールだけして終わることもしばしばでした。そんな人たちが増え、中身がないのに「意識を高く持ってます」という姿勢だけをアピールする人のことを揶揄して、意識高い系(笑)と呼ばれるようになってしまいました。

本当に意識が高い人は、過度な自己アピールをしたりしないものです。

意識高い系の特徴的な行動

具体的にどんな行動をとる男女が意識高い系なのか、以下にあげる特徴を、全部備えているわけではありません。

逆に、ごく普通に前向きに頑張る若者が、この特徴を備えていても意識高い系とは限りません、簡単にレッテルを張って先入観で物を見てしまう可能性もあるので、よく観察しましょう。 

自分を過大評価している

意識高い系の人は、自分を過大評価し、そしてそれを隠しません。自己不安からくる過大評価、過大評価をして不安を退けているタイプと、言わば幼児期にありがちな万能感をそのまま持って大人になってしまったようなタイプがあります。後者は特に、自分はやればなんでもできる人間だと思っています。

辛く地道な下積みが嫌いでそれらを行わず、大風呂敷を広げ、起業するつもりだ、将来芸能界デビューする予定、大物有名人と知り合いで実力を認めてもらっている、など、周囲を納得させる根拠もなく話し、他者からウザがられます。

恋人に求める理想が高すぎる

自意識高い系の人は、男女問わず美容やおしゃれに気を配ります。特に女性は自分磨きの一環でエステやダイエットに励み、服装気を付け料理教室にも通って、というタイプが多いです。

自分に自信があるため、恋人に求めるスペックも高いのが意識高い系の人たちの特徴です。

男性だったら、彼女は見栄えのする美人でスタイルもよく、料理も上手で家柄もいい、それでいて男を立ててくれるような、と、冗談かと思うほど理想が高いのです。本人のスペックがどうであれ、そんな女性がまず周囲にいないこと、また仮に付き合うことになったとしても、相手に求める物が多すぎて、求められた方が逃げていってしまいます。

専門用語や外来語が好き

数年前、CaféレストランガストのテレビCMが話題になりました。日常会話でも、専門用語や外来語を使いたがり、特に英語由来の企業、経営などの関するビジネス用語を多用します。

本当に能力のある人は、むやみやたらに専門用語を使わず相手にもわかりやすい言葉で説明します。しかし、意識高い系の人は相手にわかりやすく会話をすることよりも、専門用語を使うことのできる自分をアピールしたいので、会話として成立しなくなってしまいます。そして専門用語やカタカナ語を使うよりも、日本語で普通に説明した方がはるかにわかりやすいこともあえてカタカナ語にするので、会話が面倒くさくなり、嫌われる原因になります。

人を見下す

意識高い系の人たちは、自分が優れた人間であり、意識が高い人間だと心から思っているのです。なので自分の認めた人としたコミュニケーションを取りたがりません。自分が上手く説明できないのに、「通じないよね」「言ってもわからないか」と、話を切り、相手を見下す傾向があります。だからと言って、その自分が認めた実力者や著名人と親しくなれることもありません。

また、妙に上から目線でアドバイスをしてくることもあります。人の心に寄り添って、相手の立場になって、とういうことが苦手なので、アドバイスのつもりが、相手を怒らせることもあります。 

人脈自慢

SNSなど、フォロワーが多いことを自慢している人が多いようです。いいねやフォロワー数を自分の影響力だと思っているようです。

とにかく大勢の人と知り合い、SNSで繋がっただけの著名人などをさも自分と仲が良いように語ったり、虎の威を借る狐のようなことをするため、信用されなくなっていきます。

自己啓発について語る

自己啓発のセミナーに参加したり自己啓発本を読んだだけで満足するというのはまだかわいい方で、本を買っただけでも自己啓発とアピールする人もいます。

自己啓発は読んで考えるよりも、行動することに意味があります。なのに本を買い聞きかじっただけで満足してしまい、さらには周囲に上から目線で自己啓発を勧めたりしはじめます。

寝てないアピール

これはただの奴隷の鎖自慢であることも多いです。

意識高い系の人は、忙しいこともステータスです。こんなに頑張っている自分、ゆっくり寝る暇もない自分をSNSで逐一報告をします。忙しい自分に酔っているので、それが何の自慢にもなっていないことに気が付きません。アピール自体が目的になっているので、寝ないで頑張っていても、結局何も出来上がっていないことも多いです。

グローバル志向

やたらと世界から見た日本は、など、国際的な上から目線で意見をする人もいます。ほんの数日海外旅行に行っただけなのに、日本がいかに世界から見て遅れているかと卑下した意見を出すことによって、それを知り意見できる自分の姿に酔っています。

意見の薄さに、この人は知ったかぶっているなと周囲に呆れられ、去られてしまうのです。

驚くほどポジティブ

デキる人ほど、いろいろな先読みをしてシュミレーションしてしまい、悲観的になりやすいです。逆にできない人ほど楽観的で自信満々です。最悪の事態を予測できないからです。能力の低い人は自分の能力を把握する能力も低めです。正しく把握できず、また、失敗しても反省しないという特徴もあります。自分に甘いのです。失敗しても「そんなこともあるさ」と自分に責任がないように言うので、周囲はストレスを溜めてしまいます。 

問題提起や社会貢献をアピール

問題提起や社会貢献をアピールするのが好きで、しない人を下に見たり、啓蒙しようとしてきます。もちろん社会貢献や問題提起は善行であり、すること自体は問題ないのです。ただそれをマウンティングの道具にされるのは疑問しかありません。

特に、就職活動中の活動はその傾向があります。過度な演出をして、自分は特別なことをやっているのだというアピールをしてくるのです。目立ちたいだけのパフォーマンス先行の活動は逆に冷ややかな視線を浴びてしまいます。

本当に意識が高い人への攻撃

本来意識が高いというのは誉め言葉であり、いい意味で向上心をもち、常に努力をする人たちのことでした。ネガティブな意味を持つようになった心理的要因を考えてみましょう。

足をひっぱりたい

現在では「意識高い系」は「自己アピールの内容と現実が伴わない、イタイ人」という使い方だけでなく、何かを一生懸命に頑張っている人たちを蔑む使い方まであります。

前向きに行動している人まで意識高い系と嘲笑することで、足を引っ張りあわよくば失敗してしまえという気持ちから使われるようです。

置いていかれそう

自分以外の人が一生懸命頑張って、前に向かって進んでいるのに、自分は進む方向すら決められないという不安感があるようです。頑張ることのできる人と、できない人、できない人が置いていかれるような焦燥感にかられ、足を引っ張るうなことをするのです。

面と向かってけなすより、意識高い系だと笑う方が、同調圧力に負けやすい日本人の心を傷つけるようです。

無力感から

どうせそんなに頑張っても無駄なのに、という気持ちがあるようです。さとり世代と言われる人たちは、努力しても無駄である、と悟ってしまった人もいるようです。報われない世の中から感じる無力感が、真面目に頑張っている人を攻撃する方向に変えているのです。 

まとめ

意識高い系の人は自分が周囲からどう見られているのかを非常に気にしながら、自分が真実どう見られているのかというには鈍感です。良く見られたいという気持ちが空回りし、返って滑稽にみえてしまっているのです。

能力の低い人は、ただ何かをする能力が低いだけでなく、自分の能力の程度を把握することも難しいのです。

意識高い系から本当に意識が高い人になるために、努力を怠らず、目標をブレさせないことが大切です。心無い人から「意識高い系」と揶揄われて、心が折れることもありますよね。でも目標がブレなければ、いつか本当に意識が高い人物になることができるでしょう。

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