結婚前の同棲はアリ？ナシ？メリットとデメリットを知っておこう！

結婚前に同棲をするカップルはたくさんいるものです。昔でこそ、結婚前の男女が一つ屋根の下に住むなんて…という考え方はあったものですが、今は婚前交渉に対する考えも変わってきていますし、結婚前に同棲を経験することはそう珍しいものではないものです。

今回は、そんな結婚前の同棲について、同棲を経験するメリット・デメリットについて思に触れていきたいと思います。結婚前に同棲をした方が良いのか悩む人、それとも今同棲中だけどそのまま結婚ってありなのかな…と悩む人も、今後の行動のヒントにしてみてくださいね。

結婚前に同棲はあり？なし？

少し前までは、結婚前に同棲をするのは婚前交渉を許すようなものなので、非常識な行為だと罵倒されることが多かったようです。

しかし近年はそういった考え方も時代遅れになりつつあり、結婚前に同棲するべきかどうかというテーマに対し、「同棲するべきだと思う」という考えを持つ人がかなり増えつつあります。「同棲すべきではない」という意見を持つ人よりももちろん多い状況です。

同棲は実際、結婚しているかのような生活を送ることができます。いわば結婚前に生活をシミュレーションできるという良さがあるのです。結婚前の準備期間というかたちですね。

しかしそうはいっても、メリットばかりというわけでもありません。最近は結婚前に同棲をするべきという意見が増えつつあるとは言っても、同棲すべきかするべきでないかで悩むカップルは多いでしょう。

では、そんな結婚前の同性におけるメリット・デメリットは以下の通りです。

結婚前に同棲するメリット

結婚前に同棲することができれば、安心してそのまま結婚生活を迎えることができそうですよね。まず結婚前に同棲するメリットについて見ていきましょう。

結婚生活を疑似体験できる

まず大きなメリットとして挙げられるのは、結婚生活を疑似体験できるということです。

結婚するつもりで付き合っている二人なら、意気ピッタリ・波長もよく合う、だからこそ結婚生活でも上手くやっていける…と思いがちですが、意外と一緒に暮らしてみたら意見が食い違うこともたくさんあります。

人と人との生活習慣における価値観の違いは、実際に一緒に暮らしてみなければ分からない部分はかなりあるということです。

特に同棲を経験せず、結婚していきなり共同生活になることで、意外とうまくいかなくなる夫婦は実は多いのです。そのせいで離婚を決めてしまう場合も少なくありません。

その点、結婚前に同棲を経験しておけば、価値観の違いをあらかじめ知っておくことができ、後々問題にもなりません。共同生活をすることに慣れてから、結婚生活に入ることができるというわけです。

お金のトラブルが少なくなる

結婚生活では、家計を共にしていくことになります。お金の管理が少しだらしない人は、結婚後にお金のトラブルや問題を夫婦間で起こしてしまうことも多くありがちです。共同生活に慣れていない人も同じでしょう。

しかし、先に同棲の期間を挟むことで、金銭感覚やお金の管理のしかたを合わせることもできます。確かに最初は価値観や考え方の違いで揉めるようなこともあるかもしれませんが、それも最初だけの話です。

共同でお金を管理するという感覚を同棲の時から身につけておけば、結婚後もトラブルになるようなことは少なくなります。

また、同棲することで生活費を折半することができたりとお金も貯まりやすくなりますよね。結婚資金を貯めるのは大変ですし、同棲というかたちをとることで、節約もしながら共同貯金もしやすい環境を作れるという大きなメリットがあるのは確かです。

一緒にいられる安心感がある

同棲は二人で一緒にいる時間が長くなりますし、カップルとして何よりも安心感に繋がりやすいでしょう。長く一緒にいても苦にならない二人なら、そのままラブラブの状態で結婚できることも多いです。

結婚前に同棲した方がいいのかどうかという話以前に、仲の良いカップルなら無条件で同棲はしたいと考える人もたくさんいるでしょう。

一緒にいる時間が増えれば、セックスレスなどの性関係の悩みもなくなり、相性の良い二人ならさらに絆を深めることができるはずです。

結婚前に同棲するデメリット

では、次に結婚前に同棲をするデメリットについて見ていきましょう。結婚前の同棲といえば、結婚前に共同生活を経験できるという点では確かに大きなメリットがあるものです。しかしその一方で、結婚前の同棲にはデメリットもあるものです。

結婚に失敗したくないのであれば、メリット・デメリット両方を知ったうえで同棲するべきか考えたいところですよね。結婚前に同棲するデメリットは以下の通りです。

結婚のタイミングを見失いがち

まず一つ目のデメリットとして挙げられるのは、結婚のタイミングを見失ってしまいがちなところです。

どういうことかと言うと、同棲はいい意味でも悪い意味でも結婚とよく似ています。メリットとしては結婚前に結婚生活のような生活スタイルが経験できることが挙げられますが、これはデメリットにもなります。

まるで結婚しているかのように一緒にいることができるため、いつまでも結婚に踏み切れなくなってしまうのです。一緒にいる安心感から、つい結婚の時期を遅らせてしまいます。

同棲は、結婚はしていないけど一緒にいられるという、ある意味楽な関係です。何の縛りも誓約もないため、男性によっては同棲を始めてみた結果「このまま同棲の方が楽でいいかも」と感じる人は意外と多いものです。結婚していない以上、実際のところ責任もありません。

しかし女性側には出産のリミットなどもあります。もし結婚の約束をした状態で同棲を始めるなら、具体的にいつまでという時期を設定しておくと良いでしょう。お互いに大事な婚期を逃してしまわないよう、ルールを作ったうえで同棲をすることが大切です。

相手に幻滅し破局する可能性も

同棲は実はカップルによってはリスクが高いものである場合も多いです。同棲は共同生活なので、何かとお互いの欠陥や嫌なところなどが気になってしまうことがよくあるのです。

今までは程よいバランスで会っていたからこそ気づかなかった相手の厄介な部分に、頭を悩まされることも出てくるでしょう。その結果、思いがけず相手にかなり幻滅してしまうこともあります。

お互いの金銭感覚を合わせるつもりが、最後まで合うことなくお金の問題で揉めて仲が悪くなることもあるでしょう。それだけ同棲は、意外とシビアなものだということです。

結婚前のお試しのつもりが、結果的にそのお試し期間によって破局に繋がってしまうことがあるのも認識しておきましょう。とはいえ、このようなかたちで同棲の段階で相手が受け入れられなくなってしまうのなら、結婚しても上手くいかなくなる可能性は高いかもしれませんが…。

関係に新鮮味がなくなりがち

結婚前かどうかは関係なしに、同棲には二人の関係に新鮮味がなくなってしまうというデメリットがあるのは事実です。

というのも、同棲を始めると一緒にいるのが当たり前になってしまい、デートの回数が明らかに減るカップルが多いからです。休日も家で二人でまったりするだけで、デートに出かける楽しみがなくなってしまいます。

ずっと一緒にいる分、相手の意外な一面を見たりすることでキュンとするような楽しみもなくなるでしょう。関係に新鮮味がなくなるということは、カップルとしてマンネリを招くことになります。

もちろんこのことは結婚生活を始めた後も同じことが言えますが、もし結婚前に同棲をしていなければ、変に関係をマンネリさせることなく、仲の良い状態で結婚ができるかもしれません。その結果、結婚生活が上手くいく場合もあります。

結婚前に同棲をして、わざわざ新鮮味がなくなるようなことを先にするべきかは、しっかりと考えた方が良いでしょう。

結婚前から自由が制限される

結婚はよく「人生の墓場」なんて言われますよね。なぜそんな言われ方をするのかといえば、プライベートの時間がほとんどなくなり、家事や仕事に追われながら、子供が産まれたら子育てに時間を割く毎日になるからです。

自由な時間が欲しい、趣味に時間を割きたいという人は、結婚後にストレスを溜めてしまう人も多いです。だからこそ、結婚するギリギリまではプライベートのある生活がしたいという人もいるでしょう。

同棲は結婚ほどではありませんが、共同生活である以上、自由はある程度制限されます。お互いもし両親に挨拶も済ませていれば、ほぼ結婚に近いかたちで暮らすようなこともあるでしょう。

同棲は結婚前から自由が制限されてしまうため、ストレスを感じやすい人にとってはあまりおすすめできるものではありません。もちろん結婚したらそんなストレスとも闘っていかなければいけませんが、結婚前にわざわざプライベートの時間を無くすようなことはしたくないという人は、安易に同棲は始めない方が賢明でしょう。

まとめ

結婚前の同棲にはメリット・デメリットがそれぞれあるものです。

長く付き合っていればそのまま結婚しても幸せになれると思う人も多いですが、意外と一緒に暮らしてみなければ分からない相性というものもあります。そういった詳しい相性を知るためには、結婚前に同棲の期間をお試しとして入れてみるのも良いかもしれません。

しかし一方で、いつまでも同棲を続けていると、結婚を決めるタイミングを見失ってしまうこともよくあるものです。結婚に失敗しない秘訣としては、やはりどのように同棲するのか、いつまで同棲をするのかという決まりを作っておくことが一番でしょう。

そのためにも、今回ご紹介してきたメリット・デメリットを参考にしながら、同棲するべきかどうかを見極めてみてくださいね。