ゼラニウムの花言葉の意味を色別で紹介!誕生花はいつ?

『ゼラニウム』という花をご存じでしょうか?もし、ゼラニウムの花を誰かに贈ろうとしているのであれば、これを機に、まずはゼラニウムの事について詳しく知ってみませんか?ゼラニウムはハーブやアロマテラピーの世界では、大変有名な草花の一種です。

そんなゼラニウムは独特の香りをもち、その花言葉もお花の色別に別れています。今回この記事では、ゼラニウムの名前の由来、歴史的な背景、花言葉や誕生花などについて、詳しくご紹介していきますので、是非ご覧下さい。

ゼラニウムについて

この項目では、まず「Geranium ゼラニウム」にまつわる様々なお話や、情報についてご紹介していきます。

あなたもゼラニウムの名前の由来を知ると、身近で愛らしい存在に感じるかもしれません。

ゼラニウムの特徴

ゼラニウムには大きく分けて2つの種類があります。ひとつはぺラルゴ二ウム属で約300種類、もう一つは、フウロソウ属で約400種類もの花が存在しています。花の色は、白や赤以外にも黄色やピンク、紫など色とりどりのゼラニウムがあり、葉っぱの部分は、丸い形としており、香りが良い部分ですので、ハーブやアロマとして楽しまれています。

マイナス5度以下の温度にさえならなければ、育つことができ、初心者の方でも育てやすい草花であることが特徴です。挿し木でも育つことが可能ですので気軽に楽しむことができます。

そして、古くからゼラニウムはヨーロッパを中心に栽培されていて、多くの品種と色があることから、その品種によっては放つ香りが異なりますので、同じゼラニウムとつく名前でも違った表情を楽しむことができるようです。

特に、「ローズゼラニウム」や「レモンゼラニウム」という種類は精油の原料になったり、虫除けの効果が期待できることで有名で、古くから親しまれてきました。

ゼラニウムの情報

【科・属】フウロソウ科、ぺラルゴ二ウム属・フウロソウ属・テンジクアオイ属

【英名】Geranium/pelargonium/hortorum

【和名】天竺葵

【学名】pelargonium

【原産地】南アフリカ

【開花期】4月~6月、9月~11月頃

ヨーロッパで多く見られ、ゼラニウムの品種改良は、18世紀にイギリスで盛んにおこなわれ、江戸時代に日本に入ってきた草花です。

この品種改良は現在では280種類もの品種があります。多年草で、虫がよって来づらいので、大変育てやすいお花です。そして、咲く期間も長いことも特徴的なお花です。

魔除けの力があるゼラニウム

ゼラニウムは、ヨーロッパでは「魔除け」の力があるとされ、窓際や窓辺によく植えられていた植物です。バラやミントに似た、甘いにおいがすることで、香水や化粧品やアロマオイル・ハーブティとして使用でき、リラックス効果が期待できます。

しかし、独特の刺激性を持つことから、人によっては逆効果になる場合があるので注意しましょう。因みに精油としては「ゼラニウム・ブルボン」という品種が最も有名です。

ゼラニウムの花名の由来

ゼラニウムの果実の形は鶴やコウノトリの‟くちばし”に似ています。そのため、ギリシャ語で「鶴」を意味するgeranos(ゼラノス)が由来でGeraniumという英名になったそうです。そして、学名のPelargonium(ぺラルゴ二ウム)はギリシャ語で「コウノトリ」を意味するpelargo(ぺラルゴ)が由来になっています。

もう一つ、ゼラニウムには和名となる「天竺葵(てんじくあおい)」という名前があります。この意味は、天竺とはインドを意味し、花の名前に使われることが多く、ゼラニウムの葉は葵に似ていることから、「異国の葵」という意味で「天竺葵」という名前になったそうです。

ゼラニウムの花言葉と誕生花

では、ゼラニウムの詳細がわかったところで、次に花言葉と誕生花についてお話していきます。

基本的なゼラニウムの花言葉の他に、色別の花言葉もありますので、プレゼントで考えている方は要チェックです!

ゼラニウム全般の花言葉

花の色に関係のないゼラニウムの花言葉は、「真の友情」・「信頼」・「尊敬」です。この3つの言葉に共通していえることはなんでしょうか?そう!心のつながりや、強い結びつきですよね。

このゼラニウムのお花は、本当に心の通っている人に贈ると良いのではないでしょうか?友人はもちろんのこと、‟尊敬”の意味をもつことから、上司や先輩・両親といった目上の方に贈ると喜ばれるお花だと思いますので検討してみてくださいね。

白色のゼラニウム

真っ白で中心がほんのりピンク色をしている、白色のゼラニウムの花言葉は少し注意が必要なようです。その意味とは、「私はあなたの愛を信じない」です。綺麗さだけで思わず女性に贈ってしまいそうですが、こんな悲しい意味が隠されていたとは…。少し戸惑ってしまいますよね。

しかし、意味を知った上で、他の花と一緒に贈るようにするなど、花の綺麗さだけで割り切って贈るのであれば良いのではないでしょうか。

赤色のゼラニウム

一見ハイビスカスのような、パッと明るい印象の色味を放つ、赤色のゼラニウムの花言葉は「あなたがいて幸せ」です。とっても素敵な言葉ですよね。

恋人や奥様、親友など大切な人に渡すのにピッタリな言葉です。あなたの事をいつも理解し、見守ってくれている方へ、感謝の気持ちを込めて贈ってみましょう。

黄色のゼラニウム

華やかで元気な印象を与える黄色のゼラニウムの花言葉は「偶然の出会い」です。これからの出会いに胸がドキドキするような、楽しい花言葉ですよね。新しくお付き合いを初めたカップルや、これから仲を深めていこうと思う女性に贈るといいのではないでしょうか。

また、結婚をしている夫婦であっても、記念日などに「あなたに出会えてよかった」という気持ちを込めて贈ってみるのも喜ばれそうです。

ピンク色のゼラニウム

美しい、まピンクのゼラニウムは可愛らしい可憐さがあります。そんなピンクのゼラニウムの花言葉は「決意」です。決意といえば、なにかを成し遂げようとしているときや、新しいスタートをきるシーンなどで使えそうですよね。

そして、ピンク色なので、男性が女性にプロポーズする場面で、他のお花と一緒に花束として贈るのも、きっと喜ばれるでしょう。

深紅色のゼラニウム

上記でご紹介した、赤色のゼラニウムとうってかわって、この深紅のゼラニウムの花言葉はあまり良い意味を持ちません。「憂鬱」という花言葉ですが、これは、ゼラニウムの独特の匂いである青臭さから、この花言葉がついたそうです。

この色のゼラニウムで有名なのが、ゼラニウム・カリオペといわれる品種で、ゼラニウムの女王と呼ばれています。花束よりも、観賞用として鉢植えにすると、とてもきれいなお花です。

アイビーゼラニウム

ゼラニウムには、蔓性のアイビーににた形状のお花の品種も存在します。このアイビーゼラニウムの花言葉は「真の愛情」です。

蔓性という特性から、花束で贈るよりも、壁掛けで楽しんだり、吊るしたりとインテリア向きの品種です。結婚している方も含め、女性がこのアイビーゼラニウムを育てると、良い事が起こりそうですね。

◆ゼラニウムの誕生花◆

ゼラニウムが関係している誕生日は以下の通りです。同じ誕生日であっても、一つのお花だけでなく、複数もつ場合がありますので、ゼラニウムの他にも対応している誕生日であれば、一緒にお花を贈ると喜ばれるでしょう。花言葉の意味も添えるとなお良いでしょう。

・4月3日・4月24・5月26日・6月28日・7月27日・8月11日

ゼラニウムの主な種類

ゼラニウムにはざっと700種類もの品種があることをお伝えしましたが、その中でも特に有名な品種をピックアップしてご紹介していきます。

これであなたもゼラニウム通になること間違いなし!

ぺラルゴ二ウム

ぺラルゴ二ウムはゼラニウムが四季咲きなのに対して、一季咲きで、耐暑性や耐寒性に欠けます。

しかしその花姿は鮮やかで豪華な品種です。同じぺラルゴニウム属の中でも、大きく分けて、香料として使わることの多いセンテッドゼラニウムとぺラルゴゼラニウムがあります。

パンジ―ゼラニウム

その名の通りパンジーによく似た花を咲かせることが特徴で、薄いピンク色の花を咲かせます。

ゼラニウムほど栽培は簡単ではなく、高温多湿の環境に弱いため、夏越しができないことが多いですが、株いっぱいに花を育てることから人気が高いのが特徴です。また、近年では、花の大きなものや葉に斑入りがあるものなど、改良が進められているようです。

センテッドゼラニウム

別名「ニオイゼラニウム」ともいい、センテッドとは「香りがついた」という意味になります。蚊が嫌いな匂いを放つため、蚊除けになるといわれていますが、その効果はあまり期待できないようです。

このセンテッドゼラニウムにも種類がありますので仲間を紹介しておきます。ローズゼラニウム・レモンゼラニウム・ハーブゼラニウム・ライムゼラニウム・モスキートゼラニウム・ジンジャーゼラニウム・イングリッシュゼラニウム・アプリコットゼラニウム・ペパーミントゼラニウムとなります。

八重咲きゼラニウム

花弁が、八重咲きになるゼラニウムのことで、バラに似た形状をしていることが特徴です。見た目もきれいなため、贈るときに大変人気のある品種となります。

ゼラニウム・ミルフィーユローズという品種がこの種類に入ります。

チューリップゼラニウム

チューリップのように咲く、ゼラニウムのことで、大きめのお花が集中して咲くのが特徴です。

その花姿からこの名前がついたようですが、小さなチューリップがいくつも集まって実のように咲いているのが特徴です。

まとめ

ゼラニウムについて、ご紹介してきましたがいかがでしたか?

ゼラニウムの種類の多さに驚かれたのではないでしょうか?そして、その種類の名前に他の全く異なる花の名前がこんなに登場するのも、ゼラニウムだけですよね。

花びらを楽しむだけでなく、ハーブや香料としても取り扱いがあり、また魔除けの歴史をもつゼラニウムは、とても奥の深いお花でした。是非プレゼントの際にはゼラニウムの情報も一緒に教えてあげてくださいね。

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