怒りっぽい人の特徴とは?その心理状態や原因を紹介!

世の中には色んな人間が存在しておりますが、いつもイライラしていて、すぐに怒り出す人と一緒に居たり接するのは誰でもテンションが下がります。ですが、違う視点で見てみれば怒りっぽい人も怒りたくて、怒っているのではないように思えます。

ということは、怒りっぽい人の性格や原因を知ることが出来れば、こちら側も妙に気を遣ったり振り回されることもなく、怒りっぽい人と冷静に接する方法があるかも知れません。この記事では、その怒りっぽい人の心理や特徴について追求してみます。

怒りっぽいのは未熟な証

人間が大人へと成長していくたびに、感情より理性を働かせていくようになっていきます。それは、感情を最優先してもプラスにならず、ほぼマイナスであることを自ずと学習していくからです。怒ってしまえば、言動の選択を間違えやすくなりますし、相手に対して人格攻撃まで平気でするようにもなるからです。

そんな怒りっぽい人間に、親しみを込めて近づく人など居る訳ありませんし、下手に関わってしまえば人間関係において、取り返しのつかないことに巻き込まれる可能性もあるので当然です。気質的に感情を優先するタイプで相手を尊重する気も心も無いため、精神的に人間としても未熟な証と言っていいでしょう。

怒りやすいタイプの特徴

何故あんな些細なことで怒ったり、また特に何かをした訳ではないのに激怒したりする人を、今まで知り合った人の内に居ませんでしたか?大したことない事柄で、イチイチ怒っていたらキリがありません。病気の症状でないなら、理解している筈だと考えられますので、何か原因があるとしか思えません。

このように、すぐに怒る人の周りには誰も居ないことが殆どです。怒りっぽい人の傍に、もし誰か居たとしても、何かしら関係性のある人間ぐらいだと考えられます。結局、孤立するのは確定的だと言えます。それでは、その怒りっぽい人とは一体どのような特徴があるのかを、項目別に見ていきましょう。

劣等感を持っている

怒りっぽい人の性格で多く見られるのが、自身に劣等感を抱いていたり、強いコンプレックスを持っている人です。この要素が濃いと思われる人たちは、いつも自分に自信がないので怒ることで他人を刺激して、自分のほうが優位な立場であることを態度で威嚇して、自身の気持ちを落ち着かせておかないと日々の生活も不安なのです。

強いコンプレックスを持っている人の場合も、そのコンプレックスに気付かれないために、必死で常に怒っていないと安心しない状態になっています。例えば、社会においては人の上に立とうと躍起に行動している人ほど、怒りっぽい人だと言えます。実質的な力がある訳ではないので、怒ることで人を攻撃するしかないのでしょう。

根に持つ粘着な気質

元々の性格が根に持つタイプである人も、怒りっぽい気質であると言えます。根に持つ性格の人は、極端に言いますと、過去に傷つくことを言われたという記憶を何年も保存していて、その人の顔を見た途端に当時の嫌な気分が蘇るのです。仮に相手から謝罪してもらって既に解決済みの場合でも同様です。

その嫌な感じを思い出せば、当然イライラしてきて怒りやすい状態になります。根に持つタイプの人は、粘着気質であるがために何回謝罪しても、何かの拍子に話の論点をスリ替えて再度ぶり返したりします。とにかく事あるごとに、自分を優位にするため常に怒りっぽい状態に敢えてしていると言えます。

結論を下すのが早い

よくドラマや映画などのシーンで、怒りやすいキャラクターの人が「これは何だ!」という感じのセリフをブチギレながら言うことがありますが、この言葉でも分かるように「これは何か?」と聞いているのでは無く「これはアレだろ!」という意味で、聞くまでも無く既に決めつけ結論を出して怒っています。

この内容は、現実社会でも怒りっぽい人のワンシーンとして、実際よくあるヤリトリと言えます。このような怒り方をする怒りっぽい人は、すぐに決めつけて勝手に自分が結論を出したのにも関わらず、それに対して怒っているのです。少し言葉を選び間違えれば、突然スイッチが入ることも少なくないのです。

自分のことが大好き

普通に自分のことが好きであるというのは、良いことだと言えますけど、怒りっぽい人の場合は自分のことを好き過ぎる性質を持っていると言えるでしょう。何でも自分が一番でないと、気が済まないという心理が性根にあるため、業務上でもプライベートでも自分自身が優遇されていないと不機嫌になります。

そのため、突然その場を去ろうとします。引き止めようとしても、その時は既に完全に怒っている状態であることが殆どです。周囲の人間からすれば、何が起こったのか全く理解出来ないといった雰囲気になり場をシラケさせます。自分のことが大好き過ぎるため、蔑ろにされた気分になって怒ったのでしょう。

心に余裕が全く無い

人間の深層心理についての話にも繋がりますが、基本的な概念で心に余裕が全く無い人も、非常に怒りっぽい性格をしています。世間では、せっかちな人や忙しい人は心に余裕が無いと思われることがありますが、多くの仕事を抱えながら、心に余裕を持って人から相談事や悩み事を聞いたりされている方も結構おられます。

ですので、心に余裕を持って上手く時間を使い分けながら、日々を対処しながら生活している人も居ます。しかし、怒りっぽい人は心に余裕が無く、あまり大した仕事もしていないのに、自分は忙しい!と怒り出すというパターンの人です。これは勝手に本人が、自分は暇だと思われたことに腹を立てて怒っているだけです。

すぐ怒る人の心理と原因

これまで記してきたタイプの、怒りやすい人とは異なるタイプで同類の人も多々存在します。その類の中で最も多いパターンの怒りっぽいタイプについて、書き込んでいきます。その人が怒りっぽくなっている原因は、物事を描いた通りにしたいから、自分がミスすることを許せないという心理から発生するとされています。

つまり、理想や志は高いレベルに位置していても、それに追いつけない歯がゆさからストレスで怒りっぽくなっていると言えます。自分の思い通りにならないと、怒り出す人間の典型例とも言えるでしょう。怒って解決するような事柄はありません。それでも、すぐ怒る心理と原因は何処にあるのかを紐解いていきましょう。

我が侭に育てられた

大人と子供の大きな違いは、体の大きさは勿論ですが、やはり脳の発達と経験値でしょう。つまり、子供は本能的で大人は理性的であるという部分です。怒りという感情は本能です。先ほども少し触れましたが、子供が大人に成長する過程で、子どもの周りの大人たちが本能を抑える教育をします。そして、理性を学んで社会性を備えていきます。大人になっても、すぐ怒る人は子供の頃その教育を受けていないと考えられます。

極端な話し子供の頃、欲しいものは何でも手に入ったという家庭で育った可能性が高いと言えます。要するに、甘やかされて我慢することを知らずに、育てられたと考察されます。子育て中に我慢させることをせず、大人になってから我慢など出来るでしょうか?しかも、子供の頃に思い通りいかない時は怒れば、周りが機嫌をとって思い通りになった、という生い立ちであれば、すぐ怒る大人になっても不思議ではありません。

マイナスストローク

皆様は、マイナスストロークというのをご存知でしょうか?私たち人間は他人との関係の中で、相手の気持ちを受けた時に、悲しくなったり嬉しくなったりします。そのように相手から伝えられた気持ちを、心理学の用語でストロークと言います。そのストロークには2種類ありまして、励ましたり褒めたりするなどポジティブな気持ちにさせるプラスストロークと、逆にネガティブな気持ちにするマイナスストロークがあります。

このマイナスストロークというのは、短期で文句が多く怒りやすい人が放つ言葉や意識です。相対する人間を、非難したり責めたりするような感情が、常に沸き起こっている状態と言えます。このような人の近くに居ることで、怒りっぽい性格が伝染することもありますので距離を置くべきです。しかし親や、夫婦で夫や妻、息子や娘といったように家族がその場合、最悪は専門家に相談するしかないという心構えも必要です。

精神障害による症状

怒りっぽくなる人の可能性として考えられることで、もしかすると認知症になっているかも知れません。元々、怒りっぽくない人が怒りっぽくなってきた場合は考えられます。このアルツハイマー病により、怒りっぽくなってきた状態のことを易怒性と呼びます。また、周囲に対して不機嫌な態度で反応しやすい状態のこと易刺激性と呼びますが、これら殆ど全ての症状は精神障害においてみられます。

例えば認知症以外にも、アルコール依存症や薬物依存症、あるいは強迫性障害や解離性障害などの場合でも怒りっぽくなる症状は見受けられます。その他、対人関係が不器用なパーソナリティ障害や双極性障害などでも見られます。あと、女性の場合は生理の周期で苛々感が酷くなり、怒りやすくなる人も居ます。このように、原因を追求しだすとキリが無いほど、怒りっぽくなる理由が存在しています。

まとめ

今回は怒りっぽい人の特徴や心理、原因などについて記述させて頂きました。本当に可能性を探り出せば、終着点が見えないほど要因が多くあります。怒りっぽい人の対処法らしきものは、定まっていないというのが実情でしょう。ひたすら受け入れる姿勢に徹する他ありません。

ただ言えますことは、闇雲に怒っている人に対して同じように怒っても、何の効果も無いことは間違いありません。火に油を注ぐ行為でしかないからです。しかも、論そうとしても無駄です。仏教では怒るは地獄という習わしがありますが、確かに本人が最も辛いのかも知れません。

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