共依存恋愛とは?そんなカップルの特徴と注意点、改善方法を紹介!

恋愛には色んなケースやパターンがあります。恋愛というものには誓約書や方程式というものも存在しません。つまり、これこそが正しい恋愛であるといった定義は、これだけ発展した世の中になっても確立出来ないものです。その恋愛の中でも、共依存恋愛というケースがあるのを御存知でしょうか?

書いて字の如くですが、お互いに依存し合っている恋愛という意味です。どういった状態かと言いますと、普通は恋愛している二人が愛し合っているのは当然ですが、それぞれのプライベートも尊重します。でも、共依存恋愛の二人は常に深入りし合っていて、お互いのことの全てを二人が共有します。

共依存カップルの特徴

それでは具体的に、共依存恋愛しているカップルというのは、どういった状態の二人のことを言うのか、その特徴などを記していきます。一見、お互いが依存し合っているぐらいなので、鉄壁の愛だという印象を持つ人も居るでしょう。しかし、それが完璧な愛の形で確かな愛かと言えば違うように感じます。

まず依存というのは、何かに執着することで、それを心の拠り所にして日頃の精神を保つという意味合いを持ちます。その対象が、恋人や夫婦のパートナーだとすると如何なものでしょうか?恋愛は自由ですが、本当にそれでいいんでしょうか。それでは、その共依存カップルの特徴から見ていきましょう。

常に一緒に居たい

典型的な共依存カップルの特徴として、常に一緒に居たいという心理が働くところがあります。仮に、彼氏が友達と遊びに行くなら、自分も連れて行って欲しいと本気で思います。とにかく、どこでも一緒に行きたいのです。一緒に居ないと不安ですし、相手が自分以外の他人と出掛けるなど論外だそうです。

そして、自分自身はどうかと言いますと友人と一緒に居てても、頭の中は相手のことしか無いようです。離れているときなどは、連絡をマメにしないとガチギレして喧嘩になるそうです。そのような関係が続きますと、いずれは疲れてしまい、結局お別れの方向に流れが傾いていくことになるでしょう。

別れの恐怖と不安

共依存カップルの特徴で、最もチェックすべき部分が、別れることに対して強烈な不安と恐怖心を持っている点です。現状、別れ話になどなっていないのに、もし相手と別れたらどうしょうとか絶えず考えています。そこで、共依存カップルの危険なところは、その心に相手もキッチリ答えてしまう部分です。

そんなことを繰り返している間に、ハッと気がつけば周囲の人たちに取り残されて、二人きりの世界になってしまいます。共依存カップルであれば、その二人きりの世界になれば、願ったり叶ったりでは?と思うかも知れませんが、この共依存カップルの場合、本当に相手を愛している感情だと思いますか?

片方が尽くし過ぎ

この行動も、共依存カップルの特徴と言えると思いますが、どちらか片方が相手に尽くし過ぎているケースです。殆どの場合、やはり女性が男性に対して尽くし過ぎるというパターンです。そして、もし相手の男が尽くされることを当然だと思っているような関係性であれば、即座に相手と距離を置くべきです。

恋愛している際、つい相手の喜ぶ顔が見たいと思うがために、尽くし過ぎてしまう時期がある人は多いでしょう。ですが、共依存恋愛の場合は、相手に尽くしている自分に満足している側面があります。挙句、自分が居ないと彼は駄目だと強く思い込み、より一層に自身の存在意義を自ら高めていきます。

自分に自信が無い

これは、共依存カップルだけに限らないかも知れませんけど、少し過度であるため特徴とさせてもらいます。やはり極端に、自分に自信が無いと思われます。だからこそ、今までの交際相手や一般的に可愛いと言われる人と自分とを比べたりします。別に相手から、何か言われた訳でもないのにそう思うのです。

そういうことで、マイナス思考になることが多く、好きなはずの相手を変に疑ったりもします。もちろん、似たような感覚に見舞われることは、普通のカップルにもあるでしょう。ですけど、共依存カップルは、お互いに自信が持てず相手を妙に好き過ぎるため、どちら側も相手を疑うということもあります。

束縛をしてしまう

どうしても共依存の関係にありますと、お互いのことを干渉し合いますので、普通に束縛する間柄になります。相手を束縛したり、相手から束縛される関係こそ、共依存カップルの典型的なパターンとも言えるでしょう。相手から束縛されたいという気持ちもあり、逆に束縛しないと相手に不信感を抱くほどです。

付き合い始めは、それでいいかも知れませんけど、いつまでも束縛し合う関係が続きますと、必ず良くない結果を招きます。やはり、お互い人間ですので一人になって、色々と省みたり考えたりする時間は必要です。この束縛し合う形の恋愛は、なるべく早急に克服しないと別れを回避することは出来ないでしょう。

共依存恋愛の恐い関係

これまで記した内容でも、共依存恋愛のカップルは恐い関係だと感じる人も少なくないと思います。しかし、さらにバージョンアップしたような共依存カップルが実際に存在しています。例えば、二人だけの世界に閉じこもり他者との関係を一切合切排除して、日々の生活を送っているというパターンです。どこかしら、窮屈さを感じながらも、二人だけは他の男女と違い絶対の愛であると思い込んで酔っています。

ですので、その甘くて尊い二人の世界を壊すことが、何よりの恐怖なので現状を変えられないままで生きています。あと、僕は君で君は僕だという、昭和初期の歌詞にありそうな言葉ですが、共依存カップルは二人の価値として当たり前の感覚として在ります。常に相手のことで頭が一杯ですから、ちょっと連絡が取れないだけで、事件でも発生したかのように大騒ぎしますので、本当に恐い関係と言えます。

共依存恋愛の改善方法

さて、その共依存カップルですが、お互い好きな気持ちが強力であることは間違いありません。ですけど、必ずしも「それこそが愛」かどうかは微妙だと思います。愛というものは、相手の立場になって思いを張り巡らせたり、相手のためにならないと感じることは、自ら煮え湯を飲むことも普通にあるからです。

つまり、本当に愛のある場合は自我を抑制してでも、相手のためを思って相手を尊重する場面がありますけど、共依存の好き同士は自我を優先している恋愛としか思えません。ですので、共依存恋愛をしたまま月日を経れば他の人間関係に支障が出てきます。では、共依存恋愛を改善する方法を考えてみましょう。

相手の身にもなる

人は誰でも心に傷を負いたくないですし、自分の精神を守ろうとする生き物です。ですが、本気で恋愛をするのであれば、やはり相手の身にもなってみることが大事です。闇雲に自分が相手のことを好きだからといって、過度な好きアピールや何でも一緒にしたいし行きたい!といった感覚では愛の形を間違えています。

相手の立場になることが出来る恋愛こそ、愛情のある恋と言えるでしょう。相性などを気にする共依存カップルも多く居ますが、それ以前に相手の身になって自分が前に出るべき部分と、控えるべき部分を理解することのほうが先です。付き合っていても、お互い程々の自由を持つことは必要だと承知しておきましょう。

自分に自信を持つ

共依存の恋愛を解消するための克服方法として、今好きな人と付き合えているという現実に自信を持つべきです。世の中には無念にも、異性を好きになることが無いまま人生を終える人や、一度も好きな人と付き合えずに生涯を閉じる方も居ます。その方々のことを思えば、どれだけ自分は幸せかと思えるはずです。

もちろん恋愛中は、誰だって色んなことを考えたり悩んだりします。ですけど、最初は意識して自分に自信を持つようにしないとなりませんが、好きな人が一緒に居てくれる幸せな状況を、自分が作れている現状には自信を持つべきです。その自信が、好きな相手を信用するという強さにも繋がっていくでしょう。

相手と距離を置く

とにかく共依存恋愛のカップルは、男子や女子に関わらず、お互い頭の中と生活の中心が相手のことになっています。その状態が続く限り、共依存恋愛を解消する可能性は薄いと言えます。相手との交際を大切にしたいと真剣に考えているのであれば、先々のために辛くても相手と距離を置くことが必要です。

同棲カップルの場合は、一旦まずは住まいを別々にして下さい。離れて暮らしているカップルの場合は、今まで週1回のデートのペースなら、半月1回に減らすなどの工夫をします。メールやLINEも、用件や連絡事項以外はしないようにします。そうして、自分の時間を作ることで大事な何かに気付くでしょう。

習慣で日記を書く

共依存恋愛を改善するための対処法として、日記を書く習慣を身につけることも有効です。この方法を用いる理由は、ありのままの毎日の出来事を記し、その出来事について思ったことを正直に綴ることで、自分が現実でしたことと心で思ったことを照らし合わせて、自身の矛盾点を確認するためです。

これは本人が、自分で自身の不可解な点や、他の人とは明らかに異なる歪みなどに気付く目的で実施する方法です。そして、共依存恋愛と通常恋愛の違いを周りの人に聞いたり、検索して調べたりしていく中で、自身が持つ恋愛への価値観や行動面を改善していきます。自分を知る貴重な資料になります。

まとめ

今回の記事は、共依存恋愛と思われるカップルの特徴や、共依存恋愛を改善する方法について触れてみました。本文の内容の中には、信じ難い部分もあったのではないでしょうか。ですが、共依存恋愛として綴りましたけど、その内の幾つかは理解出来るという面があったような気もします。

考えてみますと、恋愛している者同士という見方をすれば、相手への想いや自分の気持ちなどで共通点はあります。どこが違うかは、本文で記していますが、恋愛相手に執着し過ぎて依存するまでになると、本当の愛とは言い切れず結果的に、恋愛がマイナスにしかならないという部分ですよね。

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