喪女という言葉をご存知でしょうか。婚活をテーマにしたブログや漫画にも度々出てくる言葉です。残念ながら、あまり良い意味の言葉ではありません。
元は「2チャンネル」という、今のネット文化を作った超巨大電子掲示板で発祥した言葉で、元々はモダンという言葉とモテない男性をかけて「喪男」と言われたことから関連して「喪女」という言葉ができました。
最近増えつつある喪女について、詳しく紹介しましょう。
喪女とは？
読み方は「もじょ」が多数ですが、一部「もおんな」と読む人もいるようです。
喪という死者を弔う意味の文字を当てていることから、単にモテない女性であるだけでなく、喪に服したかのように暗い楽しいことのない人生を送っている女性のことを指すようです。男性との接点が少なく、年齢イコール彼氏いない歴であり、男性と話すことが苦手で男友達もろくにいない状態です。
定義としては、「恋愛感情を持たれたことがない」「告白されたことがない」「男性経験がない」「ブスである」の4つを満たしていることですが、モテない女性全般に使われることもあります。
見た目でわかる喪女
喪女と呼ばれる人たちには、女子力が欠落していると言われます。女子力とは、その大部分が容姿へ気をつかうことによって構成されています。
容姿に拘らない、人目を気にしない、我が道を行く恰好を好む人は、喪女であると周囲に認知されるようです。具体的に例をあげていきましょう。
ファッション
喪女のファッションは大きく分けて2種類に分かれますが、共通する特徴として人の目を気にしない恰好をしていることです。
地味なタイプの喪女は、パンツスタイルがメインで着古したユニクロなどを愛用、靴はきれいとは言えない古い靴、髪型はのばしっぱなしをひっつめて結ぶだけ。とにかく手もお金もかかっていない恰好をしています。たまにキレイな服が欲しくなっても、服屋さんに着ていく服がない状態で、尻込みしてしまうこともあります。
また、一方でちょっと周囲と感覚のズレた服装、例えば年齢に合わない可愛らしいデザインのワンピースやタイトな服、ニーハイを愛用していたりします。
髪型についても無頓着、楽であればいい、そして鏡の前に長時間座り、自分の顔を長時間見続けるのが苦痛だという人もいます、
メイクが上手ではない
こちらもあまり人目を気にせず、ほぼすっぴん、通年メガネ、眉を整えたり産毛の処理をしていないなどです。
そもそもメイクに関して興味がありません。お金も手間もかかるそれらをする意味を見出せません。メイクをしないので、上達もせず、たまに必要に駆られてしてみても、慣れてないので何だか残念なことになり、本人も違和感があって落ち着きません。
メイクは社会人、あるいは学生時代でもするのがマナーとなっている世の中で、メイクをしていない人は悪目立ちしている可能性もあります。
スタイルが微妙
太っているか細すぎるか、自分はどうせモテないのだから、いまさら痩せてもしょうがない。逆に心が病んで食欲がなくてがりがりに細いなど。
体質やストレスなどで体型は変わってきます。思春期の頃から太っていたり極端にやせていたりで男子に相手にされず、異性に免疫がつかずに大人になって拗らせてしまったケースもあるようです。
喪女の特徴
喪女の定義に当てはまる人たちは、どんな特徴をもっているのか。自分が喪女であるという自覚が薄い喪女の女性もいます。
いくつかの特徴にあてはまれば、あなたも喪女と影で呼ばれているかもしれません。
男性が苦手
喪女の定義の中に、男性との交際経験がない、があります。男性に慣れておらず、また学生時代に男性にいじめをうけていた場合もあり得ます。そんなタイプは男性を前にすると極端に緊張してしまいます。中には恐怖症に近い人も。そういう場合は握手するだけでも震えがくるようです。
人目を気にしないオタク
喪女はオタクである場合が多いです。それは漫画であったりゲームであったり、または実在のアイドルであったり海外ドラマだったり、ジャンルはさまざまです。
自分の世界を持っているため、他人をあまり必要としません。それ故に苦手な人間関係を避けてきてしまったため、コミュニケーション能力が低いまま現在があります。
普段人の話は聞き流しているようなのに、自分の趣味の話になると突然大きな声で語りだしたり、時に歌い出したりする空気の読めなさ、人目を気にしなさがあります。
基本的にネガティブ
自分に自信がない女性が多いです。どうせブスだし、どうせデブだし、と、どうせが口癖になってしまい、自己憐憫にひたっています。周囲にも「どうせ失敗するのにバカじゃないの」などと毒を吐いたり、批評家のようになったりします。
どうせ、という言葉が事態を良い方向へ導くことはほぼありません。
逆に、びっくりするほど自信満々な人もいます。自分はいくつになっても美少女にしか見えないと思っていたり、自分の得意な分野になると急に偉そうに威張り始めたり。オタクの人は特に自分の趣味の話題になると、上から目線で語りたがり、鬱陶しがられることもあります。
恋愛対象が二次元
喪女が恋をする相手は、二次元のアニメキャラクターや、現実には合うことのないアイドルに本気で恋をすることがあります。アニメのキャラクターやテレビの向こうのアイドルは、こちらをブスだとかデブだとか言って傷つけることのない、安全な片思いの相手です。
あこがれ、ファンの境目がわからず、そのままのめりこんでお金と時間をつぎ込んで、現実の男性と付き合う時間がないのです。
インスタ女子が怖い
喪女の反対はリア充女子です。キラキラしたリア充の生活で溢れているインスタグラムは、喪女のコンプレックスを刺激します。可愛くて幸せな女の子たちを妬み嫌い、自分も持っていないものを持っている様子をつい叩いてしまうのです。
センスのいい今日のコーディネートとかネイルの写真とか、興味がないのについ見てしまい、批判的な意見をしたくなってしまいます。
ツイッターは匿名性が高いため、自分のことを知らない人たちと交流して偽りの理想の自分を作り上げても誰も何も言わないので、喪女にとって心地いいものです。
フェイスブックは、真実の自分を知っている同級生や友達に今の自分を見てもらいたい気持ちはないし、逆に、同じようなところで同じように育ってきたのに、幸せそうにキラキラしている同級生や友達の成功を見るのも、今の自分と比べてしまい、見るのが苦しくなります。
喪女を卒業しよう！
なんとかして自分の殻を破って人生を変えたいと思っている喪女が、たどり着くのが婚活です。インターネットで婚活と検索すると、婚活ブログや婚活漫画を多数見る事ができます。そのなかには喪女向けのものもあるので参考にできます。
喪女卒業のメリット
男性を好きになり、深いお付き合いをしていくうちに、視野が広くなっていきます。体験することによって、いままでの価値観が崩れ、見下していた人のいいところを見つけることができたり、自信をもって物事に当たれるようになります。
男性を好きになる事によって、男性を良く知り、男性のステキなところに目が行くようになります。男性は男性の視点、女性は女性の視点で意見を出し合うことによって新たな価値観を得て、人生は豊かになっていくでしょう。
少しでも若いうちに
もしあなたが20代前半の喪女であるなら、是非すぐにでも婚活を始めるべきです。婚活市場で重宝されるのは圧倒的に20代です。やはり男性も子供を望む場合、若い女性の方が妊娠の確率が高く、育児も体力があるうちにと考えるからです。
晩婚化が進む今、婚期をのがしてしまった30代以上の女性たちを見てきた若い女性は、どんどん婚活市場に参入してきていますが、20代前半の普通にモテる女性たちは、まだ油断しています。その隙を狙って、早めに条件のいい男性をゲットしましょう。男性経験のなさも20代なら好意的に見てもらえます。
アドバイスを素直に受け入れる
ちゃんとした結婚相談所に登録すると、一人ずつにアドバイザーさんがついてくれ、いろいろなアドバイスをもらうことができます。最低限のマナーや服装、話題の振り方など様々なアドバイスを受けることができるので利用しましょう。
結婚相談所までいかなくても、あなたの周りの既婚女性にアドバイスをもらうのも非常に有効です。
周囲にあなたが婚活をしていることがバレたくなければ、お金を出してお願いすれば、服をトータルでコーディネイトしてくれるサービスもあります。ビジネスとしてプロにコーディネイトしてチェックしてもらった方が、喪女の方は安心かもしれません。
上手に会話しようと思わなくても
男友達がいない女性は、男慣れしていなくて、緊張のあまり上手にしゃべれないので黙りこんでしまう、ということも多いです。ですが、男性はあまりにおしゃべりな女性は苦手です。もちろん相性もありますが、勢いで押されてしまったり、男性のほうが目まぐるしい話題の転換についていけなかったり。それよりは物静かな聞き上手な女性のほうを好みます。
かといって一言も声を出さないのもの相手も気まずいので、素直に緊張していることを告げるのがベストです。「とても緊張していて、ステキな人なのにうまくお話しできませんでした」と伝えて、残念そうに笑いかけるくらいの女性が好まれます。それで相手が饒舌に話し始めたら、大成功です。
趣味の合う相手を探す
喪女はオタクであるケースも多いです。もしオタクであるのなら、その趣味から友達の友達を探していくのも有効な婚活手段です。オタクでなくても、趣味の集まり、趣味重視した婚活パーティなどもありますので、そちらに参加しても。アニメ、スポーツ、音楽など、趣味婚活も開かれています。
同じ趣味という、共通の話題があれば男性とも話すことができるでしょうし、素直なあなたを表に出すこともできそうです。あなたの趣味を受けいれ、また、男性の趣味を知ることができるので、親しくなるには丁度いいイベントです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。「喪女」についてまとめてみました。記事を読んで、自分が喪女であると初めて思い当たった人もいるでしょう。
慌てることはありません、人生は何度でも変えることができます。もちろん生涯男性と関わることのない人生も楽しいでしょう、昔のように、行き遅れやオールドミスなどと言われて独身女性が蔑まれるような時代ではありません、女性一人で暮らしていける世の中になっています。
でももし、あなたが変わってみたいと思うのなら、今すぐ行動を起こしてみましょう。人生は長いです。失敗しても、いつかきっと笑い話になることでしょう。経験を利用して、ブログで漫画を描いたり、体験記など発表する人もいらっしゃいます。できればポジティブに人生生きていきたいですね。
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