結婚離れが増えている理由とは?どうすれば止められる?

現代は、いろんな世代で‟結婚離れ”が加速しています。その影響もあり、日本の少子化問題は深刻なものとなってきています。

「結婚したいけど出来ない」のか、「そもそも結婚する意志がない」のか…その理由や背景も様々なようです。非婚化・晩婚化・未婚率の上昇など、騒がれていますが本当に‟結婚離れ”は起きているのでしょうか?

今回は、結婚離れとなった原因や昔の時代の結婚に関するお話などご紹介していきます。

日本の未婚率の推移

日本に住んでいる全ての人や世帯を対象とした『国勢調査』には、生涯未婚率を調べる項目があります。この聞きなれない『生涯未婚率』とは‟50歳までに1度も結婚をしたことがない人”を示すものです。

この生涯未婚率のデータによると、男女ともに未婚率がどんどん上昇していることが明らかになっています。

女性の生涯未婚率は、2000年に5.82%だったものが、10年後の2010年には約2倍の10.61%にまで上昇していることがわかります。最新のデータである2015年には14.06%となっています。ということは、女性のおおよそ7人に1人が生涯未婚者ということになるのです。

次に、男性の生涯未婚率ですが、2000年に12.6%で、2010年には20.6%、2015年には22.1%と女性の未婚率よりもさらに急勾配で上昇しています。男性の4人に1人が生涯未婚率ということになります。

このデータからもわかるように、結婚離れや未婚化は驚くようなスピードで加速している状態といえるのです。そして、この未婚率が高くなってしまうことによって、少子化問題は深刻化していきます。

結婚率を上昇させるために、政府は子育て支援制度の政策を打ち出してはいますが、その政策もむなしく未婚率は高まるばかりのようです。こんな状況ではますます婚活していても不安は高まるばかりですよね。

未婚率が高くなった原因

未婚率が高まってしまった原因とは一体何なのでしょうか?そこには時代背景が大きく関わっているようです。未婚率が高まった原因や理由をいくつかご紹介していきます。

【原因:1】収入格差の拡大

未婚者の中には、もちろん結婚したい男女もたくさんいます。しかし、「本当は結婚したい」と感じていても、経済的に不安定な状況では結婚に踏み込めないのが現実です。

派遣社員やフリーターなど、正社員以外の『非正規雇用者』が増えたことで、日本の収入格差は拡大しているといわれています。この影響もあり、「お金がないから結婚はできない」という男女が増えているのです。

結婚を視野に入れてお付き合いしていても、自分の生活だけで精一杯なのに、結婚をして養っていく余裕がないのですね。

グラフデータの中に、40代のアラフォー世代の男女の『年収別未婚率』というのがありますが、これによると男女では明確な違いがあります。男性は‟年収が低いほど未婚率が高い”のですが、女性は‟年収が高いほど未婚率も高い”のです。

年収が高い女性は結婚相手にも収入面において依存することが少なくなるので、独身の方が気楽に過ごせると考えている独身者もいます。また、多くの女性は自分よりも年収がある人と結婚したいと考えていますので、年収が普通であったり低い男性は女性が離れてしまうようです。

【原因:2】女性の社会進出と経済的自立

女性の社会進出が悪い事ではありませんが、女性が‟結婚するメリット”を見いだせなくなってしまったことも未婚率が増加する原因の一つのようです。

今では女性の社会進出が進み、結婚をしなくても女性が一人で快適に過ごせることは当たり前の時代になりました。結婚して男性に依存しなくても暮らせるのであれば、無理に結婚する必要はなくなったということができます。

昔の日本の考え方は「結婚して、家庭を持ってこそ一人前」という考えがありました。その背景には女性が社会にでる環境がまだ整っていなかったため、男性に養ってもらう選択肢以外は選びにくいことや、高度経済成長期において子供をたくさん産んで人口を増やす必要性があったのです。

しかし、現在は男女限らずに社会的に自由な生活が望めます。この環境が未婚率の上昇する原因なのです。

【原因:3】男女関係の多様化

実は、一人の異性と一生を添い遂げることや、一途にただ一人を生涯愛するという考えに囚われない男女が増えてきています。ポリアモリ―といって、付き合う相手を同時期に一人に限定せず、尚且つ全員が全ての関係に合意しているという関係性のことをいいますが、この関係性が増えてきているのです。

お互いに合意のもとでたくさんの人と並行して恋愛関係になるということですので、浮気や不倫とは違った自由恋愛となります。男女が「結婚そのものをゴールにしない」という考えとも言えます。

【原因:4】独身主義者の増加

時代背景の変化が大きいのですが、明治維新の時代に、日本は富国強兵のスローガンのもと欧米と競って発展してきました。その国策の一つに「兵隊を作り育てていく」というものがあります。国として子供を増やし、強い兵を備えておくという考えです。

この考えのもと、お見合い結婚が普及し、当たり前の時代があったのです。そんな時代の中では結婚していない女性は非常に肩身の狭い思いをする世の中です。

しかし、現代では堂々と「私、独身主義です!」と生きることができます。わざわざ結婚を選択する意味がないという考えが増えてきているのですね。

【原因:5】子育てしにくい

これは主に女性側の理由ですが、結婚しない理由として「仕事を続けていたい」という思いがあります。しかし、現実には妊娠・出産を通して会社を辞めることになったり、プロジェクトから降りなければいけない状況になったりします。

妊娠・出産は女性にしかできませんので仕方ないにしても、その後の育児に関しても‟女性が中心”という考えが根深いのです。

今でこそ男性も育児休暇をとることができる企業も増えてきましたが、まだまだ数が少ないのです。このように、育児にたいする男女平等がまだ浸透していないことも未婚率の原因となっているようです。女性にばかり育児の負担がのしかかることを嫌う女性は結婚に夢を持てないでしょう。

いくら社会的に男女平等が浸透していても、結婚という制度に対しては男女平等が浸透していないため、意識のズレが生じてしまい生涯独身者が増えてしまうのです。

【原因:6】行き過ぎたコミュニティ

今の時代は一人に一台携帯電話やスマホなどのコミュニケーションツールをもつことが当たり前です。その年齢層はどんどん下がり、今や小学生も普通にスマホを片手にインターネットで様々な情報を手にすることが可能となりました。

SNSの普及やアダルトサイトも普及し、いつでもどこでも欲しい情報が簡単に手に入ります。これが原因で恋愛のトキメキが失われはじめています。また、精密な機能のおかげで、二次元の世界で疑似恋愛もできるため、現実の異性との関係に身を削って恋愛するような情熱も沸いてこないようです。

【原因:7】男性からみた男女不平等恋愛

原因5でお話した、女性からみた男女不平等だけではなく、男性側からみた男女不平等にたいする原因もあります。男女平等などといわれながらも、男性は就職や仕事でもプレッシャーをうけやすい一方で、女性は結婚や留学、非正規雇用労働などの選択肢の幅が広く、自由に生きられるのです。

しかし、男性は未だに恋愛関係でのデート代やプレゼント代などは‟男性がすべき”という価値観が根付いています。女性の前で男らしく振る舞うことを求められることに納得がいっていない男性は当然、恋愛や結婚から遠ざかってしまうのです。

未婚率を増やさないために…

未婚率の上昇にストップをかけるためにはどうすればいいのでしょうか?今世間ではどのような対策が練られているのでしょうか?ご紹介していきます。

子供を産むメリットを増やす

未婚率を減らすためには、一人一人が‟結婚したくない原因”について考えることや、‟結婚して子供を産みたいといえる世の中とは?”について考える必要があります。

待機児童の減少とともに、利用料金の無償化、高校の無償化などプラスとなるような、子育て世帯に優しい政策がたくさん増えると少しは結婚に夢を持てるのではないでしょうか。

少し前に、「独身税」が話題になりました。独身者へ課税することで、結婚して子育てしている世帯の負担を増やせないか?というものです。この方法は、東ヨーロッパのブルガリアで導入されているようですが、出生率は伸びなかったようです。

こうしたマイナスの調整の仕方はいい結果を生まないことが多いようです。それよりもプラスへと働きかけるような案がたくさん出てくると社会全体が潤うのかもしれません。

婚活支援

実は、生涯未婚率は高まっているものの、50歳以降で結婚する‟熟年結婚”が増えていることも事実です。若い頃に「結婚しない」と独身主義だった人も、年齢を重ねることで結婚にたいして向き合う余裕ができたことが理由ではないかと言われています。

もちろん、歳を重ねてからの結婚も良いものですが、結婚願望が少しでもあるのにしっかりと向き合わずに婚活しないのは勿体ないお話です。時間が解決することもありますが、努力次第で解決していけることもたくさんあります。

まとめ

結婚離れが起きている深刻な社会問題についてご紹介しました。男女不平等や、自由化が進み過ぎていることなどが大きな原因となっているようです。しかし、人は制限のあるからこそ自由を求め、努力し、時にもがきながら豊かな経験を積んでいくように思います。

逆になんでも自由になれば、生きる気力さえなくなってしまいそうな気がしてしまいます。結婚は確かに、不公平に感じることも多いでしょう。しかしそれ以上に、幸せで感動するような奇跡に出会う場面もあるように感じます。

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