お付き合いしている恋人に、「距離を置きたい」と言われたら、ショックですよね。
二人の間に倦怠期やマンネリの兆候などがあったのなら、まだ冷静にうけとめることもできますが、問題なく仲の良い恋人同士、と思っていた場合は特にショックです。それ故に、本意ではないとってはいけない行動をとってしまったりして、相手を傷つけてしまうこともあります。
長く恋人や夫婦をしていると、いつまでも仲良しというわけにはいきません。時に気持ちがすれ違ってしまうこともあります。距離を置きたいと言われた場合、どうすればいいのか考えていきましょう。
距離を置きたい心理
付き合っている恋人と、距離を置きたいと思ったことのある人は男女共に半数以上はあるようです。ではなぜ距離を置きたいと思ってしまうのでしょうか。
女性心理
女性の方から、距離を置きたいと思うのは、「彼のことが本当に好きなのかわからなくなってしまった」「長く付き合ってきてマンネリ気味。将来を考えるとこのままでいいのか不安になってきたので」という、不安感からくるものや「一緒にいるのが嫌になった」というストレートな女性らしい理由があります。
自分の気持ちを冷静に確認したいという動機と、単純に会いたくないという感情的な動機から、距離を置きたいと考えるようです。
距離を置きたい、と女性の方から言い出した場合の方が、カップルが分かれることが多いようです。女性の方が心理的な切り替えが早いため、一旦冷静になってしまえば、心はどんどん離れていく傾向にあるようです。
男性心理
「仕事が忙しく、彼女と会う時間が物理的になくなってしまった」「一度距離を置いて、離れていても本当に好きかどうか確かめてみたかった」「彼女が重かった」など、男性の方から距離を置きたくなるのは、仕事の忙しさや彼女以外の人間関係、友人や同僚との時間を大事にしたい気持ちがあるようです。また結婚など将来を意識すると、これでいいのかな、と立ち止まって一度ちゃんと考えてみようと感じたとき、距離を置いて考えようと思うようです。
ただ疎ましくなってしまった、別に気になる女性が現れたなど、別れを前提とした距離を置きたい心理と、将来をきちんと考える時間が欲しい心理があるようです。
距離を置くことのメリット
距離を置こうと言われると、驚いて動揺しがちです。そのまま恋人と別れてしまう可能性もあるため、慎重になるべきですが、試してみるメリットもあります。
気持ちの整理
距離を置くということは、冷却期間ともいわれます。距離をおくことによって、感情的な結論に直結してしまいそうな二人が、お互いに自分自身の気持ちを整理し、冷静さを取り戻すための時間ということです。
気持ちを冷静に落ち着かせることで、今まで見えなくなっていたものが再確認できることもあります。実際に距離を置いてみて、寂しい、やっぱり一緒にいたいという恋愛感情を思い出すことができたら、復縁したあと、恋人に対する気持ちがより大切なものに感じられるでしょう。
また、不満の指摘や反省すべき点など、言われたときはとっさに反発してしまっても、冷静になって受け止めることができるようになります。 距離を置きたいと言われて、動揺した気持ちも時間がたつうちに落ち着き、どうして距離を置くことになったのか、客観的に見ることができるかもしれません。
一人の時間を持ってみる
今まで恋人と一緒に過ごしていた時間を、自由に使うことができます。仕事、あるいは学校で勉強をする以外の時間は今まで大半を恋人と過ごしていた人も多いでしょう。一日一分でもいいから会いたい!という付き合いたてのような情熱は長く付き合ってくると冷めてきますが、習慣的にやっていたことをやめるのにはきっかけが必要な場合もあります。距離を置くことによって、これも一度リセットすることができます。
また距離を置いて、自由な時間ができることで、自分の為だけの時間をとることができます。いままでできなかった趣味のこと、友達と過ごすなど改めてそれらに触れることで、自分の大切なものを再確認し、相手のことも思いやれるようになります。
マンネリ防止
いつの間にか付き合い縦の頃の情熱は失われ、いつの間にか穏やかなぬくもりに変わり、安心できる関係になっていくのが一番いいのはもちろんですが、同時にマンネリや飽きを感じることもあります。
そういう時に適切な距離を置くと、相手に対するドキドキ感がよみがえることがあります。
自分磨きの時間が取れる
相手があなたへの愛情を再確認している間、あなたは自分らしく輝けるように自分磨きをしておきましょう。あなたがあなたらしく輝けるようになっていたら、相手は恋人同士だった頃を思い出し、未練を生み出します。
待つことはつらいことかもしれません。ですが、ここで相手が結論を出すのを急かしたりしては逆効果です。距離を置きたいということは、今は会いたくないということなのです。
会いたくない人に急かされて縋られても、冷めていく一方で、嫌悪感すら湧いてしまうかもしれません。それよりはどんと構えて、魅力的な女性に成長できるチャンスとしましょう。
距離を置くことのデメリット
いいこともありますが、悪いこともあります。最悪関係が壊れてしまうこともあります。後悔のないようよく考えてから言い出すようにしましょう。
気持ちが冷めてしまう
距離を置くことは冷却期間と先に書きましたが、離れている間に気持ちが冷めてしまうことがあります。
側にいれば、変化を感じ取ってフォローすることもできますが、離れていることによって頭で考えてしまい、相手の心が変わってしまうこともあります。
また喧嘩した後に距離を置くということは、心移りしてしまう危険も高いです。女性は身近にいる人に親近感を抱くことが多いので、距離を置くことによって、恋人関係が終わってしまう可能性も。
復縁のきっかけがみつからない
距離を置こうと言うのはさほど難しくありません。が、それをやめるにはどうしたらいいかわからなくなってしまうことがもあります。長い間連絡を友達らなすぎて、どう連絡をとるべきなのか、タイミングがわからなくなってしまうのです。
同じ学校や同じ職場など、約束しなくても逢うことができる環境ならいいのですが、違う場合は自分から行動しなくてはなりません。こちらは距離を置くのをやめたいけれど、相手の気持ちはわからない、そう思ってしまうとなかなか自分から切り出すのは勇気が必要になります。
一人に慣れてしまう
距離を置いている期間が長くなると、一人でいることに慣れてしまい、恋人の必要を感じなくなってしまうこともあります。気楽な生活を選んでしまい決断せず、そのままずるずると関係が自然消滅してしまう危険もあります。
そうなる前に、どのような結論であろうと、一度相手とじっくり話し合いましょう。
距離を置いている間にしてはいけないこと
距離を置こうと言われたのなら、その間にしない方がいいことがいくつありますので、しっかり覚えておきましょう。
距離を置いて二人の関係を良好なものにするために、調整することが大切なのです。不用意に相手に踏み込んではいけません。我慢も大事なプロセスになりえます。
こちらから頻繁に連絡しないこと
彼から距離を置きたいと言われた場合、あなたの方からは連絡しない方がいいしょう。連絡をしてしまうと、考える時間を奪ってしまうことになりかねませんし、心が離れかけているのなら、ますます離れていってしまうかもしれません。
かといって、全くしないのもよくありません。たとえば3日に1回くらいのペースでメールを送る程度にしておきましょう。電話は控えましょう。基本的には必要最小限の連絡だと覚えておくべきです。
相手のことを考えすぎない
今までの生活が彼氏を中心にしてきたタイプの人なら余計に、頭から切り離すことは大変かもしれません。もちろん何故距離を置くことをなったのか、鑑みることは大切ですが、そのことばかりに捕らわれていても良くありません。
たまには一人の時間を楽しんで、新たなあなたの魅力をひきだすくらいの気持ちで構えていましょう。
楽観的になりすぎない
相手のことを考えすぎても、楽観的にすぎてもよくありません。
距離を置きたいという意味は相手によって変わってきます。別れることを前提としていたり、将来一緒にいるために、今距離を置いてじっくり考えている人もいるでしょう。距離を置き終わったあとどうしたいのか。そうするためにはどうしたらいいのかを念頭に置いて、ひとりの時間を楽しみましょう。
そして最悪別れることになったとき、どうしたいか。どんな決断を相手がしても冷静に話し合いができるよう、心を整えておくことも大事です。
距離を置きすぎない
喧嘩別れなどではなくて、冷静に話し合って距離を置くことになったのなら、キチンと考えて理想的な距離の取り方をしましょう。わざわざ「距離を置きたい」と言わなくても、大喧嘩のあと一週間くらい連絡をとらなかった、ということもあるでしょう。一週間ではまだ当面喧嘩した問題について頭が冷えたくらいです。
二人の関係を振り返ってみて、冷静にとうしたらいいのかをきちんと考えるのなら、1か月から三か月くらいにした方が、冷めすぎず二人の関係をやり直したいと思う可能性は高まります。
まとめ
いかがでしたでしょうか、恋人から距離を置きたいと言われた時の対処法をいくつか紹介しました。距離を置きたいと言われたとき、イコールで別れ話であると思ってしまう人もいるでしょうが、必ずしもそうではありません。
心変わりをしてしまい、自然消滅を狙って距離を置きたいと言う場合もありますが、心は揺れているけれど、まだ判断しきれず、一気に切り捨ててしまってもいいのか悩んでいる可能性も十分にあります。待つことはつらいことかもしれません。ですが、ここで相手が結論を出すのを急かしたりしては逆効果です。距離を置きたいということは、今は会いたくないということなのです。会いたくない人に急かされて縋られても、冷めていく一方で、嫌悪感すら湧いてしまうかもしれません。
復縁のチャンスはあります。悲観せず、冷静に現状を見て判断していきましょう。意外に、あなたの方が距離を置いて良かった、と思うかもしれません。
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