空気が読めない人の特徴・心理を紹介!対処法は?

空気を読めないという言葉は、いつ頃から使われるようになったのでしょうか。これを言い換えれば、他にどういった言い回しになるのでしょうか。周りの人達が考えていることや思っていることを察して、その状況に合わせるといったところでしょうか。漠然と空気を読めないと聞けば、気象庁の仕事かと思わないでしょうか。

さて、空気を読めない人のことをKY(空気の頭文字=Kと読めないの頭文字=Y)と呼称していますけど、日本語をローマ字で記した時のスペルを使用するところが、いかにも日本らしい部分です。あとKYを上回る人が存在していてSKYと呼ばれているそうです。

スーパーKYの略語だそうですが、何故スーパーだけ英語なのか謎です。

空気が読めない人とは?

まず、急に増えたように思われがちな、空気が読めない人の存在ですが昔から既存していたと記憶しています。ただ以前までは分別が難しかったのかも知れません。その分別ですが、空気が読めない人と天然の人、しかも広汎性発達障害という精神疾患の病気も、空気を読めない人に近い症状ですから一緒くたになっていた気がします。

ただ天然の人に関しましては、空気を読めないというか頭の中を空っぽにする時間が多いだけで、人の気持ちや何となく漂う場の雰囲気は察します。おそらく感受性の相違と言いましょうか、発達の障害とは一概に言い切れない面もあります。普通に社会人として空気が読めないと言われている人は、多く存在している現実があります。

空気が読めない人の特徴

学校や職場でも必ずといっていいほど、1人は居てる空気の読めない人ですが、日常的な会話は普通にできますし特に見た感じも違和感のある人は少ないと思います。ですが、他人の気持ちや思いは全くわかりません。ですので、人が傷付くことも平然と言います。そのことで叱っても、本当のことを言って何が悪いのか理解できません。

この記事では、その空気が読めないとされる人の特徴などについて触れていきます。その特徴についても、多少は個人差があり細かい部分まで取り上げると、キリがありませんので最も代表的な特徴をケース別に分けて記述していきます。空気の読めない人とサイコパスは同じでは無いはずですけど、一致する特徴が多いのは確かです。

他人の話を聞いてない

空気を読めない人は、基本的に話そのものも大して面白くありませんが、それよりも問題な点は人の話を聞かないという部分です。よく観察していると理解できますけど、自己中心的で身勝手な行動が割と目立ちます。例を挙げますと、こちらが話をしていても気乗りしない話の場合は、気を逸らすような素振りをする特徴もあります。

また、ある日に会社の話をしていると空気の読めない人は相槌も無しで、今日は何食べようかなと全く違う話をし始めたりもします。突拍子も無く話を変えられると、もう会話すらしたくなくなります。要するに空気の読めない人は、自分がする話を人に聞いてもらうだけで満足します。人がする話には興味が無く聞く耳を持ちません。

人によって態度が違う

人によって態度が違うとだけを聞くと、世渡り上手の人というイメージがあるでしょうけど、本当の世渡り上手は人の顔色を伺い空気も読みます。空気の読めない人は、その人次第でコロコロと態度を変えます。しかし、上司や先輩、女子や後輩に対して話し方は違いましても、応対は皆同じ感じで顔色など伺うことはありません。

そして特に、よくおごってくれる先輩の言うことは可能な限り聞き入れますし、自分にとって得になりそうな人へは親しみを持った雰囲気で接します。一方で、自分にとっては有害でも無害でも無い人に対しては、適当な返事をしたり頼み事をされても、嫌々引き受けるという態度を露骨に出しますので、社会性にも欠けています。

KYだという自覚が無い

これこそ最も空気が読めない人の問題点だと言えるでしょう。自分が空気の読めないKYであるという自覚が全くありません。もし仮に、もう少し空気を読んで行動して欲しいと注意しても、自覚していないので適当に返事するだけして、自身の行動を振り返ったり省みることがありません。空気を読めないという意味を理解していないのです。

空気を読めないということは、間違ったことである又は人を不快にするということを理解していないため、悪気など全く無い状態でKY行為を永遠に続けます。その結果、まわりから関わったらロクなことが無いと判断されて、人が近寄らなくなります。ですが、本人は他人に迷惑をかけているとは思っていないため、周りが変だと思うのです。

頑固で冗談が通じない

いかにもジョークですよ!と見た目にも理解できるレベルの冗談じゃないと、空気の読めない人は冗談が通じず、周りの人間は皆笑っているのに、本気で受け取ってしまったり深く考えてしまったりする傾向が強いです。自分以外の意見や考え方以外は受け入れられない頑固さもあって、柔軟な解釈などをすることも一切ございません。

自分は正しいという考え方に基づいているため、自分が気付かないことや分からないことを、他人が理解している場合も偶然だと自己解決論で片付けてしまいます。臨機応変に対処したり、教えてもらっていないことが発生したりすると、とても混乱して動揺します。協調性も乏しく冗談も通じないので、頑固さは日増しに強くなります。

己に甘く他人に厳しい

それから空気の読めない人の典型例で、己に甘く他人に厳しいという部分があります。自分自身の評価は甘く、全てにおいて真っ当であると本気で考えています。ですが、他人に関しての評価は非常に厳しく、大したことのないミスでも徹底的に指摘してきたり、咎めてきたりもします。逆に自分に対して厳しい人は空気が読める人です。

失敗やミスをしたのが、自分か他人かということだけが大事で、その内容や原因などはどうでもいいと考えているのが、空気を読めない人の特徴でもあります。そして、間違っているのが己以外の人間だと判明すると、自分はいつも気をつけているからと、周りが聞いてもいないのに自己主張するパターンもあるので本当に厄介なのです。

空気読めない原因を診断

そもそも空気を読めない人では無いということは、空気を読む人ということになりますが、では空気を読む人って、どんな人のことを示すのでしょうか。完璧というのは不可能ですが、ある程度は社会でコミュニケーションを取りながら、最低限の人間関係を保って生きていれば自ずと、相手の考えや感情を汲み取れるようになります。

ですので、状況や環境によって異なりますが、その人が発言する言葉や表情だけで求めているものを判断せず、性格やシチュエーションを考慮して、言動を観察すれば本当に欲しているものは何かが判ってきます。それが、空気を読むということなんでしょうけど、ここでは空気を読めない原因とKYの人の心理について診断してみます。

人を知り学ぶ魂の欠落

人間には皆、空気を読めない人という魂が欠落したような時期はありました。子供の頃から話してる相手の大人が何を求めているかを感じて、先回りして行動するなどすれば逆に恐怖を覚えます。つまり、この世に生まれてから最初は家族との人間関係から始まり、学校生活から社会生活に至るまでの間に友人関係や恋愛関係などを経験し、その中で自分の苦しみや自分の大事な人の心の痛み、出会いと別れも体感しながら人は生きて歩んでいます。

自分の有り余る思いや感情だけでは、どうにもならない現実とか、想いを寄せる相手に自分を意識してもらうには自己アピールするだけでなく、相手の立場ならどう捉えるかなど、色んなケースで自分と相手の人との仲で渦巻く魂の葛藤などを知り学ぶことで、段々と自身の人間性というものが構成されていきます。そうして、相手が求めることを察する能力も育つのですが、空気を読めない人はそのプロセスが無いため魂が欠落したままなのです。

格好悪い失敗を避ける

空気を読めない人は、残念ながら他者より心から同情されることも、寄り添ってもらえることも一生無いと覚悟しなくてはなりません。何故なら、本当の自分とも他人とも、真剣に向き合ったことが無いツケが廻ってきたからです。そのツケこそが、空気を読めない人間になってしまったという結果だからです。どうゆう訳か、格好の悪いことや失敗することは人間にとって、一番最悪で惨めなことであると思い込みました。

ですので、物事を知らない自分、異性に振られる自分、負ける自分、譲る自分、失敗する自分、泣く自分、弱い自分など、それらが全て格好の悪いことだと強く信じ込み生きてきたのです。だから、人間関係において裏切られるのは失敗に該当するため、心を組み込んだ付き合いは避けてきました。異性関係でも勝ち負けで判断する妙な交際しかできず、自分の本心を晒すのは恥…つまり負けになるので魂が行き交う訳ありません。

大事なようで信じない

上記の2項目で述べた通りの理由が大きく影響して、空気が読めない人になってしまうのですが、結局のところ原因や理由は、人間という生き物についての間違った認識と、究極の臆病者であることの結果が空気の読めない人を生み出しているのだと思います。つまり、慎重で失敗を恐れ自分を守り大事にしているようで、未知との遭遇から背を向け続け、自分の可能性を信じないで生きてきたのが、空気を読めない人間の根幹でしょう。

赤ちゃんは、産まれてから月日が経つにつれて起き上がろうとします。でも、転んで頭を打つこともあります。そして七転び八起きしながら、こうしたら二足立ちできるとか転んだら痛いんだとか学んでいきます。しかし、空気を読めない人は、赤ちゃんの時は挑戦していたはずが、成長すると共に失敗を避けてきたのです。頭の中だけで物事を理解してきただけの、人の心や思いも感じない中身が空っぽな人型の生き物はKYと呼ばれるのです。

まとめ

今回は、空気を読めない人の特徴と、その人が空気を読めなくなった原因について、記述させてもらいました。結構シビアな内容になりましたが、正直これでも随分と抑えています。似た症状でアスペルガー症候群という脳の病気があります。これも病気のような名称ですが、実態は障害といったほうが正しいでしょう。

何故かと申しますと、病気でしたら完治する可能性もありますけど、障害の場合は完治が難しいと言われてます。空気を読めない人も、アスペルガーの方も自身は正常だと頑なに言い切って、カウンセリングを拒む人が多いことも現実問題です。空気を読めない人が居ることで、諍いが起こることを少しでも減らしたいですね。

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