彼女の親に挨拶する際のマナーやポイントを紹介!お礼の言葉の文例も紹介!

結婚を控えているカップルにとって、一番の難関は「交際相手の両親への結婚報告」ではないでしょうか?初対面であったら、「失敗してしまったらどうしよう…」と必要以上に緊張してしまうでしょう。相手の両親は今後の付き合いも長いため、出来るだけ好印象を残しておきたいですね。

緊張してしまうのは仕方がないですが、失敗して失礼な態度をとってしまわぬ様にしっかりと事前に準備しておくようにしましょう。また、相手の親に挨拶に伺うさいにはいくつかマナーがありますので、しっかりと抑えておきたいですね。

今回は、「交際相手の親に挨拶へ行く」時のマナーや事前に準備しておきたいポイントを紹介していこうと思います。

事前に準備するべきポイントとは?

事前にしっかりと準備しておく事で、当日になって慌てる必要がありません。

まずは結婚相手の親に挨拶しにいく前に準備するべきポイントを理由とともに紹介していこうと思います。

「自分の両親に挨拶へ行く事を伝えておく」

まず、自分の親や家族に結婚前提でお付き合いしてる人がいる事を事前に伝えておきましょう。事後報告になってしまうと、自分自身の親からみた交際相手の印象が悪くなってしまったり、親もびっくりしてしまいます。

「交際相手のご家族に挨拶しに行く」ということを一言だけでも伝えておくだけで、親は自分の子供の現在の状態を把握する事が出来ます。結婚というのは自分と交際相手だけの事ではなく、自身の家族の事でもあるので、勝手に相手側の両親とだけ話を進めてしまわないように注意して下さい。

「挨拶に伺う日程と会う場所をセッティングする」

まずは、挨拶をする場所が「相手両親の実家」なのか「食事をする場所」か決めましょう。両親の実家に呼んでもらえた場合はもちろん実家に伺って挨拶をするべきですが、以前に交際の報告を相手の実家で行っている場合は食事などの場所を自身でセッティングすると良いでしょう。

お店選びのコツとしては、日本料理屋の個室がある部屋を予約しておくという事です。洋食屋や中華料理店でも大丈夫ですが、相手両親の好みが別れてしまいます。相手側からお店の事に関して何も言われない場合は一番無難な日本料理店にしておきましょう。

また、料理を選ぶ時も注意点があります。相手両親を待たせてしまわないように、事前にコース料理メニューを把握しておき、予約しておきましょう。また、予約する前に彼女・彼氏にメニューの内容を伝えておいて、ご両親の好みに合うか確認しておくと尚良いです。

クーポンを所持しているなら、利用可能人数を事前に確認しておいてくださいね。

「手土産を用意する」

これは結婚の挨拶だけに限らず、交際の報告、同棲の挨拶でも必要不可欠な準備ポイントですが、必ず手土産を用意するようにしましょう。手ぶらで相手両親に挨拶に行くのはとても失礼な行為と感じられてしまう可能性も高ので注意して下さい。

手土産の選び方としては、無難な「お菓子の詰め合わせ」または「お酒」などがオススメです。事前に交際相手にご両親の好きな物や何をもっていけばいいか相談して決める良いでしょう。

お菓子の詰め合わせなどの食べ物を持っていく場合は、必ず賞味期限が長い物を選ぶようにして下さい。渡してから1~3日以内の賞味期限の物だと、「すぐに食べて下さい」という失礼な意味にもなってしまうので控えましょう。

「当日の流れを確認する」

何もプランなしに当日挨拶へ伺ってしまうと、失敗してしまう可能性が格段に上がります。きちんとシーンごとに両親とのやり取りをイメージしたり、自分のするべき事を確認しておきましょう。

また、当日緊張してしっかり話せなくなりそうと感じるのならば、相手両親に伝えたい言葉を文章に書き替えて練習しておいてください。言いたい事を言いそびれてしまったという失敗は意外と多く、「もう一度行く事になってしまった」という人も中にはいます。

  • 自己紹介する時に話すべき事
  • 相手両親にとっての娘・息子と結婚しようと思ってる事
  • 今後の結婚生活のビジョン

これらの内容を、しっかりと文章にして練習するだけでも、当日言いたい事をしっかりと伝える事が出来ます。「玄関先で何を言うべきか」「部屋にお邪魔した時に何を伝えるべきか」など、場所ごとに文章を考えておくのも良いでしょう。

交際相手の親に挨拶をする時の「マナー」って?

社会人になってくると沢山の場面で必要とされてくる「マナー」ですが、結婚報告に行く時はどんな注意点があるのでしょうか?

マナーを知らずに失敗してしまった人の実態調査結果と共に、必ず守りたいマナーについてポイントごとに解説していこうと思います。

ポイント①「服装のマナーって?」

服装は第一印象が決まる時に大きく影響していると考えられています。例え根が真面目な人だったとしても、服装がだらしなかったり不清潔だと、悪い印象を与えてしまいますよね。

まず、女性の服装は「ビジネスカジュアル」か「スーツスタイル」のどちらかにしましょう。全くの初対面だった場合は、スーツスタイルが一番無難です。一度面識があったり、何度か挨拶をしている場合はビジネスカジュアルでも良いでしょう。

絶対に避けたいのは、露出が激しい服装や個性が強すぎるファッションです。また、ペットの毛玉がついていたり、食べ物の汚れがついているといった清潔感のない服装もNGなので注意して下さいね。

男性の服装は、「スーツ」です。男性も女性と同じように、面識があったり、何度か挨拶に伺った事がある場合は少しカジュアルな服装も良いでしょう。例えカジュアルな服装にするとしても、派手な色は控えて下さい。

絶対に避けたいのは、チャラチャラした様に見える服装やだらしがない格好です。相手両親に挨拶に行くのにジャージを着ていく人はいないと思いますが、一見ジャージに見えてしまう様なラフな格好もNGです。

その他の見た目に関するポイント

服装の他に、女性はメイクにも注意しましょう。よくある失敗例としては、「グラスに口紅をつけてしまった」また「メイク崩れが気になって何度もトイレに席をたってしまった」です。出来るだけナチュラルメイクを心掛ける事で、これらの失敗を未然に防ぐ事が出来ます。

髪形は、男女ともに清潔感のある髪形で、色は黒か明るすぎない茶色にしましょう。職業にも変化するかもしれませんが、髪を染めた金髪のロングで挨拶しに行くなんて論外です。相手両親からみて、「好青年・しっかりした女性」といった印象を与えられるように心がけましょう。

また、靴に関しては女性は「高すぎるヒール」や「ビーチサンダル」「スニーカー」などの場に合わない靴はやめておきましょう。男性側も革靴が一番無難でしょう。

ポイント②「言葉遣いには要注意」

服装と同じくらい大切なのは「言葉遣い」です。例え見た目が好印象だったとしても、言葉遣いが悪いと相手両親に失礼な態度をとっている事と変わりません。敬語を使うのは当然ですが、さらに目上の人への話し方や自分の気持ちばかりを話してしまうといった態度にも注意して下さい。

具体的な言葉遣いによる失敗例をみてみましょう。

  • 恋人の父親の事を「お父さん」と呼んでしまった
  • 若者敬語・若者言葉を使用して怒られた
  • 彼女の事をあだ名で呼んでしまった
  • 「~っす」「~じゃね?」とラフすぎるな言葉で話してしまった

などがあげられます。恋人の父親・母親の事を呼ぶ際は「○○さんのお母様」「○○さんのお父様」と呼ぶようにしましょう。ご両親側から「お父さん・お母さんでいいよ」と呼ばれたら呼んでも大丈夫でしょう。

また、一般的には敬語として使われていないのに若者の中で使われている「若者敬語」にも注意が必要です。最近の流行りの言葉でご両親と会話するのはやめて下さいね。

ポイント③「手土産を渡すタイミング」

手土産を渡すタイミングは基本的には会った最初の時です。実家に伺ったのならば「玄関先」で渡すようにしましょう。料亭などの食事の席で渡す際は、邪魔になってしまう可能性が高いので一旦席について落ち着いてから渡すのがオススメです。

もし、緊張して渡すタイミングを逃してしまったという場合は、何気ない会話をして気が休まった時に「渡しそびれてしまいましたが…」と一言伝えて渡すと良いでしょう。

ポイント④「時間は必ず厳守」

仕事の約束や友人との約束でも必要なのが時間についてのマナーですが、結婚の挨拶に伺う場合は絶対に時間内に着くように注意して下さい。自宅に訪問する場合・食事をする場合、どちらも時間に遅れてしまうと両親を待たせてしまう事になります。

電車の遅延や道路の渋滞などによってどうしても遅れてしまうという場合は、必ず事前に遅れる事を伝えて、着いたら頭を下げて誠実な態度で謝りましょう。

お礼状の言葉文例集!

無事結婚の報告を終えたとしても、まだ終わりではありません。挨拶の機会をつくってくれた事に対して「お礼状」を書いて送ると、さらに相手両親へ気遣いの気持ちが伝わるでしょう。

最後に、お礼状の言葉文例集をいくつか紹介していこうと思います。

文例①『彼女から彼氏の両親へ』

相手のお父さんの名前
相手のお母さんの名前

拝啓

先日は、貴重なお時間を頂戴し、お目にかからせていただきましてありがとうございました。
ご両親にご挨拶をさせていただき、結婚のお許しを頂けた事、心より感謝申し上げます。

○○さんと結婚し、素敵なご家族の一員として迎えて頂ける事を、とても幸せに感じております。
私自身、何かと至らないところが沢山ございますが、少しでも○○さんにふさわしい女性となるように努めてまいりたいので、何卒ご指導いただけましたら幸いです。
まずはお礼を申し上げます。ありがとうございました。

敬具

平成○○年○○月○○日

自分自身の名前

文例②『彼氏から彼女の両親へ』

相手のお父さんの名前
相手のお母さんの名前

謹啓

 先日はお忙しいところ、貴重なお時間を頂戴致しまして、ありがとうございました。
ご両親様のお話を伺う事ができ、○○さんと結婚させていただけることの幸せを噛み締めているとともに、○○さんと築く未来への新たな強い気持ちが湧いてまいりました。
何分若輩者でございますが、ご両親様のような素敵な夫婦になれるよう、○○さんと一緒に未来を築き上げていきたいと感じております。
今後とも、何卒ご指導いただきたくお願い申し上げます。
お二人のご健康とご多忙をお祈りしまして、まずはお礼を申し上げます。ありがとうございました。

敬白

平成○○年○○月○○日

自分自身の名前

まとめ

いかがだったでしょうか。交際相手の両親に挨拶へ行くのはとても緊張してしまいますが、事前にしっかりと準備をしておく事で失敗を防ぐ事ができます。相手側にとって失礼な態度をとってしまわぬように、今回の記事を参考にしてみて下さいね。

また、挨拶が終わった後にお礼状を贈ると、さらに自分の感謝の気持ちが伝わりますよ。他の関連記事も載せておきますので、ぜひ参考にしてみて下さい↓

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