「女の恋は上書き保存」なんて言葉もあるように、女性は意外と気持ちの切り替えが早いもの。新しい恋が始まると、終わった恋の思い出は記憶の彼方に放り去ってしまいます。
一方、「男の恋はフォルダ保存」。初めて付き合った彼女、二番目、三番目・・・と、関係を持ったすべての女性一人一人にフォルダを作って、思い出を保存しているのだとか。
では、そんな元カノたちが、「結婚する」という話を耳にしたら、男性たちは一体どのように感じるのでしょうか。すでに過去の恋とはいえ、そんなに思い出を大切にしているなら、穏やかではいられないような気がしますが・・・?
そこで今回は、「元カノの結婚」を知った時の男性の本音について調べてみました。
元カノの結婚・・・知りたい?知りたくない?
結婚適齢期ともなれば、あちこちで「○○さん、彼氏との結婚が決まったんだって!」という話題を耳にするもの。そんな中、昔の恋人の結婚の噂が届くことも少なくはないでしょう。
お互い憎み合って別れたのでなければ、相手から直接報告を受けることもあるかもしれませんね。最近では、フェイスブックなどのSNSで偶然目にした、というケースも多いといいます。
では、男性たちは、元カノの結婚についてどう思っているのでしょうか。
本当は知りたくない元カノの結婚・・・その理由は?
マイナビウーマンが実施した調査によると、元カノが結婚することを知りたいという男性は、全体の25%。7割以上の男性が、元カノの結婚を知りたいとは思わないようです。
それぞれの理由についても見てみましょう。
【知りたい派】
- 現在どうしているか気になる
- 気持ちの整理がつく
- 自分も頑張ろうと思える
別れているとはいえ、一度は愛した女性。男性にとって、元カノはいつまでも気になる存在であることは間違いないようです。
また、「きっぱり諦められる」「自分の中で区切りが付けられる」など、僅かに未練が残っていることを感じさせる回答も。自分以外の相手と幸せを選んだことがわかれば、潔く忘れられるのかもしれませんね。
【知りたくない派】
- 特に興味がない
- 過去の相手なのでどうでも良い
- 嫉妬してしまいそう
- ショックを受けそう
一方、知りたくない派の意見は、「興味がない」と案外バッサリ。「どうでも良い」などと言いつつ、どこか強がっているようにも聞こえますが・・・?
また、気持ちの整理がついていても、やはりショックを受けたり、素直にお祝いできないかもしれないと感じる男性も。男心って複雑ですね。
ショック?後悔?元カノの結婚を知った男性の心理7つ
男性にとって、元カノは別れても特別な存在。未練があってもなくても、結婚すると聞くと心がザワついてしまう人が少なくないようですね。
そんな複雑な男性心理を、もう少し深く探ってみましょう。
①「悔しい!先を越された!」
男性がまだ独身でいる場合には、自分より先にゴールインする元カノに嫉妬してしまうことがあるようです。
こうした感情を抱く男性は、相手への未練の有無にかかわらず、自分の恋愛がうまくいっていない傾向があります。「自分は相手すらいないのに・・・このリア充め!爆発しろ!」といった心境でしょうか。自分が欲しいものを先に手に入れられてしまった悔しさがうかがえます。男性って、プライドの塊ですものね。
このタイプの男性は、もし自分がすでに結婚していた場合は、ドヤ顔で祝福するのでしょうか・・・。
②「マジかよ・・・(泣)」
先ほどご紹介したアンケートの中にも、元カノの結婚を「ショックを受けそうだから知りたくない」という意見がありましたが、相手への未練が多少なりとも残っている場合には、失意のドン底からしばらく立ち直れないこともあるのだとか。
自分も結婚していたり、新しい彼女がいるならばまだ良いのですが、まだ独身で彼女もいないような状態であれば、こうした状態はちょっぴり危険かも。元カノと過ごした楽しい日々が蘇り、別れたことを後悔しては、自分を責める・・・といった、落ち込みの無限ループに陥ってしまう可能性もありそうです。
一時的なものでしょうが、傍から見れば心配になってしまいます。
③「もし俺と結婚していたら・・・?」
もうとっくに終わった関係なのに、元カノが結婚すると聞くと、なぜか自分の大事なものが奪われてしまったような気分になるという男性も。
「もし今でも付き合っていたら・・・」「もしあの時プロポーズしていれば・・・」と、一時はタラレバ男子と化すこともあるようですが、本心から後悔しているわけではないのでしょう。
たとえ大ゲンカして別れたような相手でも、ある程度の時間が経てば、ポジティブな記憶しか残っていないもの。付き合っていた頃のデートや記念日の出来事なんかを思い出して、感傷的になっているだけなんです。
④「何でわざわざ報告するの?」
恋愛関係を解消した後も、友達としての付き合いを続けている男女も多いですよね。こうしたケースでは、相手から直接結婚の報告をされることも珍しくありません。
一方、別れた後に連絡を取り合っていないケースで、相手からいきなり結婚報告があった場合、男性としては「何で今さら?」と、わざわざ報告してくる意味を考えてしまうようです。
女性としては悪気も他意もなく、ただスマホなどの連絡帳どおりに報告をしているだけかもしれません。しかし、男性の中には「実はまだ俺のこと好きなのかな?」と勘違いしてしまったり、「見せつけかよ!」とネガティブにとらえてしまう人も・・・。
あらぬ誤解を避けるためにも、女性側は報告する相手を慎重に選んだほうが良さそうです。
⑤「おめでとう!幸せになってね!」
嫉妬したり、落ち込んだり・・・と、元カノの結婚をネガティブにとらえる男性ばかりではありません。かつて愛した女性の幸せを素直に祝福できる人だって、ちゃんといるんです。
そんなふうに思えるのは、男性側の心に余裕があるからこそ。自分にもこの先の未来を共にしたいと考えられる相手がいたり、すでに幸せな家庭を築いていたり・・・あるいは、仕事などに結婚以外の幸せの形を見つけているのかもしれませんね。
大好きだった男性に喜んでもらえるなんて、女性側としても嬉しいものではないでしょうか。
⑥「へぇ、そうなんだ」
元カノの結婚話を耳にしても、特に何とも思わない・・・このタイプの男性も、やはり公私ともに生活が充実していて、気持ちに余裕がある人でしょうね。
いくら「男の恋はフォルダ保存」とはいえ、現在すごく好きな相手がいる時や、仕事にやりがいを感じている時には、わざわざ過去の思い出を引っ張り出してきてセンチメンタルな気分に浸ったりすることはありません。”今ここにあるもの”こそが、もっとも大切なのですから。
ただし、表面的には無関心を装っていても、内心では「旦那になる男はどんなヤツだ?」と気になって仕方がない人も。もし自分より高学歴、高収入、おまけにイケメン・・・なんて相手だったら、「負けた!悔しい!」と嫉妬心が燃え上がってしまいます。
⑦「もう一度、やり直せないかなぁ・・・」
自分では「もう終わった関係だから」と割り切っているつもりでも、心のどこかに未練がある場合には、結婚報告をきっかけに相手を想う気持ちが再燃し、なぜか復縁への淡い期待を持ってしまう人もいるようです。
とはいえ、TVドラマや映画の世界とは異なり、「彼女を奪い去ってやろう」などと思い切った行動に出るような男性はほぼ皆無。相手の幸せを壊すような行為など簡単にできることではありませんし、現実的に考えると離婚や慰謝料などの厄介な問題にも発展しかねませんからね。
多くの場合、こうした感情が湧き上がるのも一時的なもの。時間とともに、冷静な気持ちで現実を受け止められるようになるはずです。
イケてる男はこうありたい!元カノから結婚報告された時の対応
元カノの結婚を知った時の男性の心境には、その人のリアルが反映されていると言えますね。
生活が充実していて心に余裕がある人は、自分以外の相手との幸せを祝福する気持ちにもなれますが、ちょっぴり未練が残る人や現状がうまくいっていない人は、落ち込んだり、嫉妬したり・・・といったネガティブな感情を抱いてしまいます。
特に後者の場合は、元カノから結婚報告を受けた時、どんなふうに対応すれば良いものか迷ってしまうでしょう。対応の仕方によっては、お互いに後味の悪いものになってしまう可能性もありそうです・・・。
では、一般的にはどのような対応をするのが望ましいのでしょうか。
まずは「おめでとう」のメッセージを
相手が元カノであれ、結婚は人生に一度のおめでたいこと。どんなにショックでも、ここはグッとこらえて大人の対応を!まずはお祝いの気持ちを伝えましょう。
特別なことはせず、彼女が連絡してきたのと同じ方法での返信がベターです。
自分も幸せであることを伝えよう
わざわざ結婚報告をしてくれるということは、元カノも少なからず気にかけてくれているのでしょう。お祝いと同時に、自分の近況を簡単に伝えてみるのも良いですね。
自分にも大切な人がいること、仕事や趣味で毎日が充実していること・・・元気で楽しく過ごしていることがわかれば、きっと安心してもらえるはず。
こんな男性なら、多くの女性が「この人と付き合って良かった」と思えます。男性としての器の大きさを感じさせる行動ですね。
未練がましいことを言うのはNG!
元カノに対する未練を匂わせるような言葉だけは、絶対に伝えてはいけません!
結婚報告への返信は、元カノだけが見るとは限りません。特にハガキでの報告や、フェイスブックやインスタグラムなどのSNS上での報告は、結婚相手が見る可能性も十分にあります。
もうすぐ自分の妻となる女性がいまだに元カレとやりとりしているなんて、結婚相手からしたら決して良い気分ではありませんよね。せっかくの幸せを壊してしまうことにもなりかねません。
また、別れてもなお未練タラタラな姿を見せるのは、男としてもちょっとカッコ悪いもの。元カノもなんだかガッカリです。
今でも彼女を想う気持ちがあるなら、なおさら大人の対応を見せるべきではないでしょうか。
結婚式に招待された場合は?
元カノが結婚することを、式の招待状が届いて知った・・・そんなケースも少なくないと思います。
式への参列は、できればお断りしたほうが無難です。とはいえ、今でも男友達の一人として付き合いがある、共通の友人がいる、といった事情があるとお断りするのも難しい場合がありますので、式には出席しても二次会は遠慮するのがベター。
やはり未練がましく思われますし、結婚相手としても二人の門出に元カレがいるというのは気分の良いものではないでしょう。
ウェディングドレス姿の元カノを見て、余計に後悔が募るかもしれませんしね・・・。
まとめ
今回の記事では、「元カノの結婚」を知った時の男性の心理や、元カノから結婚報告を受けた際の対処法などをご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
多くの男性にとって、元カノは別れてからも特別な存在であることには変わりありません。だからこそ、結婚と聞くと複雑な気持ちになってしまうことも多いんです。特に自分がフラれた場合や、現状がうまくいっていない場合には、快く受け止められない傾向があるようです。
しかしながら、一度は大好きで大切に想っていた女性なら、思い出の中だけでも”イイ男”であり続けたいもの。ここは素直に「おめでとう」と言えるほうがカッコイイですよね。
そして、女性の皆さんは、元カレに結婚することを伝える際には、ちょっぴりナイーブな男心を考慮してあげましょう。
最後までご拝読いただき、ありがとうございました!
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