恋愛感情がわからない人必見!好きってどういう感情なの?

気が付くと、最後に彼氏がいたのはいつだった?という、恋に対して消極的な女性が最近増えています。男性が草食系と言われる中、女性たちの方にも変化があるようです。

「好きってどんな感情だろう」「まだ本当に恋したことがないかもしれない」「恋ってどんなものだったっけ?」など、恋愛感情を自覚することができないので、上手く恋人をつくれない、好きということはどんなことか、それは必要なことなのか?

真面目な人ほど悩んでしまい、余計にわからなくなってしまうこともあります。

「好き」ってどんな感情?

毎日毎日、会社と家との往復で、休日も溜まった家事をして、いつもの友達と会って、好きな趣味をして、適度に毎日が充実してしまうと、恋愛が必要ないという女性もいます。

もちろん充実した毎日を送っているのならまったく問題ないのですが、ひとたび気になる相手や、男性からアプローチをされたりすると困惑してしまうこともあります。

「好き」という感情を、心で感じることができないのなら、少し頭で考えてみましょう。意外に「ひょっとして好きなのかも?」という自覚が、恋を促すこともあります。

「心理学から見る「好き」

好きという気持ちにも色々な種類がありますが、人に向けた感情の場合は大きく二つに分けられます。

「人間として好き」「恋愛感情として好き」です。

1970年、ジック・ルービンという心理学者が、単なる好意と恋愛感情が明確に区別されていなかったことに着目し、その感情を区別するための尺度を製作しました。

心理学的には好意感情とれない感情は別物であると考えられ、好意尺度は「好意的評価」「尊敬と信頼」「類似性」から成り立ち、また、恋愛感情は「親和・依存欲求」「援助傾向」「排他的感情」から成り立つとされています。

以下の「ルービンの恋愛尺度」という項目に、あてはまるものが多い方の感情が強いとされています。

人として好き=LIKE

    相手を非常に適応力のある人間だと思う

    相手を責任のある仕事に推薦できる

    相手は成熟した人間だと思う

    相手の判断力を信頼できる

    多くの人は相手を好意的に接している

    尊敬できる人間の一人である

    自分が知っている人の中で、もっとも好ましい人間の一人である

    あんな風な人間になりたい

   あの人が褒められるのはあたりまえのことだ

恋愛として好き=LOVE

    信頼できる

    何でもしてあげたい

    一緒にいると楽しい

    いつも一緒にいたい

    相手のしあわせを考える

    相手が何をしても許せる

    自分は相手のしあわせに責任をもちたい

    お互いに何でも打ちあけることができる

    喜びも悲しみも相手と共にしたい

    相手と仲が悪くなるなんて考えられない

    互いの眼をみつめあえる

友情なのか恋なのか

この尺度は、自分が相手に対して、恋をしいているのか、ただ人間として好意をもっているだけなのか、考え方の指針になるかと思います。

また、これを持ち出して、相手と一緒に考えてみるとお互いの好意の尺度がわかり、一気に仲が進むかもしれません。

一般的に男性より、女性の方が恋愛と友情をはっきりと区別しているようです。男性は長い間、女友達だと思っていたらいつの間にか恋心をいだいているようなことも。逆に女性は友情は友情、恋愛は恋愛とはっきりと分けていて、友達から恋愛感情を抱くことは少ないようです。 

恋がしたい人はどうすればいい?

どうも自分は恋をしていないようだ。恋してみたい、でもどうしたらいいかわかならい。そんなときの、始めやすい対処法をご紹介します。

恋愛ドラマや映画などをたくさんみる

恋愛のモデルケースを勉強することです。テレビや映画だけでなく、恋愛をメインにした小説や漫画でも、とにかく恋愛に触れることです。

恋愛の種類は人の数だけあります。恋愛感情もまたそれぞれです。映画や小説の中に、あなたと同じ感情を持つものはありませんが、似たものはあるかもしれません。客観的な形にして、「あの時のアレは恋だったのかもしれない」と思い出せることがあるかもしれません。

そしてたくさんのケースを頭に入れることによって「これは恋かもしれない」と判断するための材料になります。 

友人・知人の恋愛体験を聞く

いわゆる恋バナです。映画やテレビの中だと、遠い世界過ぎていまいちピンとこないかもしれません。その点、同じ国に住む、同じ年ごろの女性の話ならば身近な相手で、疑似体験しやすいでしょう。

この場合も、たくさん聞くことが大切です。人それぞれなんだな、と納得できますし、恋愛感情になる可能性がある思いなのか、判断する材料になります。

また女性編だけでなく、男性心理を知るために男性編の話を知ることができれば、より視界が広がるでしょう。

より多くの人と出会う

特に男性と、接する機会を作りましょう。恋愛感情を持ったことがないという人は、実はまだ魅力的な(あなた好みの)男性と出会ってないだけである可能性もあるのです。

意識的にたくさんの人と接し、自分の好みを知ること、そして魅力的な人に出会えるかもしれません。

まずは身だしなみなどに気を付けて、色々な人のことを知っていきましょう。

過去のトラウマと向き合う

恋愛は楽しいばかりではありません。嫌な思いをしたり、自分自身でも忘れてしまっていたような出来事が心の奥にあって、恋に向かっていけないこともあります。過去に味わった嫌なことを、もう一度味わいたくない気持ちが、あなたを臆病にさせているのです。

まずは自分が傷ついた事実を認めることから始めましょう。

しかし過去に傷ついたからと言って、同じようにまた傷つくとは限りません。前向きに考えることが、一歩を踏みだす力になることもあります。 

一目惚れだけが恋じゃない

一目でお互いが運命の相手だとわかる、電撃的な出会いはあこがれですよね。そんな素敵な恋ができたら最高です。ですが、一目惚れは、性格が大きくかかわってきます。実は誰にでもできるものでもないのです。

どんなに好みのタイプでも慎重な性格の人は即、恋に落ちるということは少ないはずです。

むしろまったく初対面は特徴がなくて印象にない、ぴんとこなかった、恋愛対象にならなかったと思った相手に、いつの間にか魅かれることもあります。

直観的にこの人だ!と、自分のインスピレーションに従うことも時には大事ですが、そればかりを求めても問題です。自分が何を大切にしているか、価値観は合うのか、どんな風に相手と一緒に過ごしていきたいか、妄想でもいいので、自分の思いを整理してみましょう。

自分優先ばかりではいけない

恋愛とは面倒なものです。休日に趣味のことをしたい、と思っても、恋人に出かけたいと言われて付き合うこともあるでしょうし、そうなれば身なりも相手に合わせますし、溜まった家事も大車輪で片付けることになります。

自分以外の意思や行動で、時間と体力を使うことを、面倒だと感じる人は恋愛には向きません。

無自覚の恋とは?

理想の恋を追うあなたは、自覚していないけれど恋をしているのかもしれません。こんな行動していませんか?自分自身の行動を振り返ってみましょう。

なんとなく目で追ってしまう

友情によって繋がっていた男友達なのに、なんとなく目で追ってしまっている相手はいませんか?

その他の友達にはそのようなことはしないのに、特定の相手にのみ、向ける視線が多くなっている場合、あなたの深層心理に変化が起きている可能性があります。

友情が壊れてしまうことを恐れず、その相手に一歩踏み込んでみるのもいいでしょう。そうすることで、もっと恋愛感情を自覚することができるようになればしめたものです。

それによって友情が壊れてしまったとしても、その友情を土台とした、新しい恋愛関係を築いていけるようになりたいですね。

寂しいと感じる

友情が愛情に変わることは恋愛心理学でも、ままあることです。特に男性に多いようです。

特定の相手がいない状態に、何か物足りなさや寂しさを感じるとき、上記ルービンの尺度を照らし合わせてみてください。その相手に対して、恋愛感情を抱いている可能性が高いです。

もちろん、単純に友情関係の中での寂しさかもしれません。しかし、寂しいの他に、なんだか元気が出ない、他の人との会話を楽しめないなどであれば、それは恋愛感情である可能性が高いです。

友情と恋愛の境目を、良く自分の心と向き合って探していきましょう。 

相手に触れられない

女性が男性にボディタッチをするときは、男性の多くは「この人自分に気があるのかな」と思うようです。

ですが、恋愛心理学的には逆であることの方が多数です。女性は本気で気になっている相手、嫌われたくない好きな相手には、自分から触れることができなくなってしまいます。

逆に異性としてまったく意識していない場合は簡単に触れることができます。

誰とでも気さくに肩を叩いたり握手したりできるのに、特定の人とは気楽にでいない、心理的な抵抗が働いている場合、それは深層心理の中に、恋愛感情がある可能性が高いです。

単純に相手のことがきらいで触りたくない、という場合もありますが、さすがにその気持ちと好きという気持ちを混同する可能性は低いです。 

嫉妬してしまう

あなたの中で明確に、これは嫉妬だと思う感情が芽生えることではないかもしれません。

例えば、自分以外の女性と楽しそうに話している、自分にわからない話題で盛り上がっている、というような状態を見た場合。なぜだかわからないけど、イライラする、悲しくなる、テンションが落ちるなどという状態になったとき、恋愛感情を持っている可能性もあります。

恋をすると、独占したいという欲がでてきます。それは嫉妬心の根元にあります。相手が自分以外の人とおしゃべりしているだけでソワソワするような気持が湧いたとき、それは恋でなくとも、相手に対して特別な感情をもっていることは間違いありません。

また、嫉妬は意外に周囲にも気づかれやすい感情です。注意しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

これって恋かな?いやただの友情?自分の深層心理を探ってみるのが手っ取り早い方法だと思います。自分の中に、もっと相手を知りたい、逆にもっと自分を知って欲しい、もっと相手と一緒に過ごしたいなど、「もっともっと」という感情が沸き上がってきたとき、それは恋かもしれません。自分の中の恋愛感情に、すぐに気づけるようになるといいですね。

逆に恋がわからない男性をその気にさせたいとき、ルービンの定義「親和・依存欲求」「援助傾向」「排他的感情」を上手く使って、「相手の考え方に共感する」「できるだけ一緒にいる」「あなたから誘う」など、煮え切らない相手を上手く恋に誘導しましょう。

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