夢日記が危険って本当?メリット・デメリットを知っておこう!

皆様は夢日記という言葉をご存知でしょうか?その意味合いは文字通り、眠っている時に見た夢を起きてから、日記にして残すことを言います。しかしながら、そのことが一体どのような意味があるのかについて、詳しく認識している人は少ないでしょう。

この記事では、その夢日記について、どのような書き方をするのか、どういった効果があるのかなどの疑問を紐解いていこうと思います。そして、この夢日記を実行するのは非常に危険が伴うという噂もありますので、その辺についても探っていきます。

夢日記とは何か?

先ほども記しました通り、夢日記とは自分が夢を見た時に、見た夢の内容をできるだけ細かく思い出して記録していくことです。その夢日記を記録する方法も至って簡単です。まず、就寝前に寝ている場所から極力近い場所に、見た夢を即座に記録できるものを置いておきます。

一番ベストなのは、手書きのメモ帳やノートと鉛筆やボールペンなどがいいでしょう。予め項目別に書き込む場所を定めていくのも一考です。スマホでも構いませんが、脳は少しの刺激でも睡眠中に見た夢の場合、スグに忘れてしまうことが多いため、起床後すぐ詳細を思い出しながら書き込まないと、記録内容が薄くなります。

夢の内容によっては、目が覚めても強烈に記憶として残ることがありますが、殆どの夢は起床後しばらく時間が経つと完全に忘れてしまうはずです。夢は断片的なことが大半なので、単語を速記できる形がいいです。

夢日記で得るもの

まず、見た夢の何を夢日記に綴っていくのかについて、ご説明します。この時の書き方などは自由に夢で見たままを記します。例えば、箇条書きで単語や絵などでも構いません。とにかく、可能な限り夢の情報を書き出します。内容を全く覚えていなくても、焦らず落ち着いて少しでも思い起こします。

人物、イメージ、言葉、感触、感情、場所、物、雰囲気、なんでも構いませんので思い出してみましょう。それでは、一体何のために夢日記をするかについてですが、それは普通の生活圏においては得られないものを得られるからです。その得られるものについて、ここでは各項目別にてご紹介していきます。

夢を複数覚えておくことができる

眠っている間に夢を見たとしても、起きてから覚えていなければ何のメリットもありません。もちろん、夢を見ることと損得とは結びつかないかも知れませんが、予知不可能な夢を折角見たのであれば、記憶しておきたいと思うものです。その時、夢日記を綴り続けていれば複数の夢を別々に記憶できます。

夢を見るたび、具体的に夢の内容を思い起こすことを癖付けていくと、必然的に記憶を司る脳の部位が発達します。その夢を思い出そうとする行動を何度もすることで、脳のトレーニングをしていることになるため、結果的に以前より夢が鮮明になってきたり、見る夢の内容も充実度が増してきます。

幽体離脱や明晰夢の成功率が上昇

夢日記を書くことによって、まず見る夢が明晰夢になる成功率が上昇します。明晰夢とは、夢の中で「これは夢だ」ということを自覚した状態であることを言います。そして、その夢を自分の思うがまま自由自在にコントロールできる状態となっていきます。現実との区別が分からないほどリアルな感覚でもあります。

あと、幽体離脱の成功率もアップします。幽体離脱とは、身体から意識(別名:霊体)のみが抜け出ることを言います。その意識体は自由に行動することができます。その時に聴いた声や音、見た光景や景色、味覚や匂い、何かに触れた感覚などの全てが、現実と何ら変わりのない非常にリアルなものと言えます。

六つの力が高まり研ぎ澄まされる

見た夢の内容を具体的に思い出して、メモに書き残すという行動を何度もすることによって、脳内の記憶を操る部分が進化していきます。それによって、集中力、観察力、記憶力、判断力、速読力、直感力の六つの能力が高まり、各々の感性が研ぎ澄まされます。ただ本人には自覚があまりないでしょう。

おそらく個人的に感じるとすれば、瞑想の効果を発揮しやすくなったと思うぐらいで、その他の能力については認識できません。ですが、日常生活においても実際に説明書などを読む速度が半端なく速くなったり、誤りなく即断即決をしたり、非凡な集中力を現わすなど周りに指摘されて気付くようです。

夢日記の危険性!

この夢日記を実施するにあたって、最も懸念せざるを得ない部分は、高い確率で危険性が伴いがちだという点だと存じます。様々な体験例や経験談などについて筆者自身が、夢日記を実体験した人達から直接聞いたり、色々と多くの参考記事などにも目を通してきました。その結果、非常に危険だと思われる幾つかのパターンが垣間見えてきました。

ここでは、その幾つかあるパターンについて、項目別で記していきます。念のため前もって、お伝えしておきますが、危険が伴うのは確かです。くれぐれも何か異変を感じたら即座に夢日記を中止して、これまでに書き残したメモ等も全て始末することも必要です。それでは、夢日記を書き続けることによって伴う危険性について、まとめてみましたのでご覧下さい。

夢と現実が区別できない

夢日記を書き始めてから、およそ2~3週間ぐらいが経過しますと、夢で見た内容を具体的に思い起こすことが可能になってきます。要領を掴むのが早い方でしたら、その段階で多少なりとも夢の中で色々なことが、自分の意のままにコントロールできる状態になっていると考察されます。

しかし、その状態のまま夢日記を順調に約1ヵ月ほど書き続けますと、徐々に夢と現実との区別がつかなってきます。これは相当に多いケースであると言えます。やはり、現実でも実際に存在している人物や職場などが、夢の中でも同じシチュエーションで現れると迷走してしまいます。

夢の中が現実と思い込む

先ほど述べました通り、夢の中の内容が相当リアルなものになっていきます。夢の中の登場人物も、家族、友達、彼氏や彼女、知人など現存している人たちが頻繁に出てきます。それだけではなく、仕事をする場所や通常の景色、テレビ番組や表現方法なども、普段と変わらない日常を夢の中で見るようになります。

現実だけのはずのモノが、夢の中で成長あるいは進化している感覚に見舞われます。夢の中において、人の会話、ストーリー、季節など、それぞれ展開されていて、テレビ番組のニュースも夢の世界で起きた出来事を放送しています。つまり現実世界だけのモノが夢の中に混ざり込むのです。

嫌な夢でも忘れられない

普通の状態であれば、嫌な夢を見た場合は比較的すぐに、意識して忘れようとすれば忘れられます。でも、夢日記を続けていると中々そう簡単には忘れさせてくれません。これには、理由がありまして、感触、感情、匂い、味なども、リアルな感覚として残るため現実と同様、忘れきれないのです。

例を挙げますと、夢の中で知人と殴り合いの喧嘩をしたとします。普通の夢であれば、何となく殴り合っているのが分かるだけです。ですが、夢日記を続けてる人は殴った時の感触、痛み、血の匂いも現実と同じ感覚なので忘れられません。現実世界との違いは起きた時に、その痕跡が無いだけです。

熟睡できずに悪夢を見る

元来、睡眠というのは記憶の整理など脳の休息並びに活動時間であり、身体を休めるために行うものと言われています。ですが、夢日記を書き続けるということは、夢の記憶を脳に留めてしまう行為となりますので、脳は休まらず疲労も蓄積され相当にダメージも受けることになります。

やがて、その蓄積された疲労やダメージがストレスに変換されて、それに伴うかのように心身の労費は段々と回復しにくい状態に陥ります。その結果、悪夢を見る頻度が高まるという悪循環です。ちなみに、人によっては、金縛りになることが増えて寝苦しい日が多くなるとのことです。

支離滅裂な言動が増える

夢日記を書き続けることで、日常生活においても色んな影響が及びます。ある人は記憶が曖昧になったり、ある人は精神が病んでしまいブツブツ言うようになったり、とにかく支離滅裂な言動が明らかに目立ってきます。現実のことであると思っていたことが、掘り起こしてみると実は夢の中での記憶だったりします。

例えば、街で友達とバッタリ会って相手に「こないだの飲み会でベロベロだったね」と言うと相手は「はぁ?こないだって俺は酒飲めないし、お前と会うのも数年ぶりだぞ」という感じで、調べれば確かに相手の言う通りだったというケースが発生します。一種のトランス状態だと解釈できるでしょう。

自身の深い感情に気付く

この夢日記を続けていくことで、自分の中で消し去ってしまいたい過去やトラウマが、浮彫りになったり封印していたと思われる事柄が表面化することがあります。自分の知りたくない気持ちや感情に気付いてしまうといった感じで、非常にツラい気持ちになる可能性も十分にありえます。

夢日記を書き続けることによって、自分自身が認めたくない部分や、できることなら直視することを避けたいといった、惨めで醜い自分の感情や思いと向き合わざるをえなくなる訳です。人の意識の90%を占領している潜在意識を呼び覚ます効果が、夢日記には潜んでいるのかも知れません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?この記事では、夢日記を書き続けることによって得られるメリット、そして逆に夢日記を書き続けることのデメリットのついて、記述させて頂きました。本当に、これは遊び半分でするような事柄ではないと言えますね。結局、非凡な能力が身についても苦しむのは嫌ですからね。

もしかしたら、占いやスピリチュアルな世界が好きな人はハマってしまうかもですが、いずれにしましてもリスクのレベルが高すぎて、筆者は遠慮したいです。本文にも記しましたが、実際に体験した人から話しを数人から聞きましたけど、まるで人間の成れの果ての姿しか思い浮かびませんでしたから。

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