厄払いにおすすめの東京の神社を紹介!厄払いと厄除けの違いは?

日本人であれば地元の人間以外は、一度は憧れるであろう花の都・大東京は御存じの通り日本の首都です。近代的な高層ビルなどが立ち並ぶ大都会の東京にも、昔ながらの懐かしさを感じる神社やお寺が点在しています。

やはり古今東西、日本古来より伝わる神事や行司、厄除けに厄払いなどが今の世でも必要なのでしょうか。

この記事では、東京都圏内にも数多くある神社お寺の中でも、厄除けや厄払いが出来る場所をご紹介します。

厄払いと厄除けの違いと意味

おそらく、日本で生まれ育った方であれば、厄除けや厄払いという言葉を知っている、又は実際に経験したことがあると思います。さて、同じ意味合いのようにも感じる厄除けと厄払いは、何がどう違うのでしょうか?まず、いずれも厄を自分の身から離すためにする事柄で、お寺では厄除け、神社では厄払いを行います。

お寺での厄除けは、主に護摩祈願が有名です。そして神社での厄払いは、神主さんに祝詞を上げてもらいます。厄除けも厄払いでも、身体を清めて厄を近づけないようにお祓いします。

いわゆる前厄、本厄、後厄には、お祓いをしますが、悪いこと続きだと気になるようでしたら厄年でなくても、厄除けや厄払いをおすすめします。

おすすめの厄除け厄払いスポット

厄除けといえば、厄除け大師が有名ですが特に知名度の高い、関東厄除け三大師と関東三大師とは各々、別の仏閣でございます。まず、関東厄除け三大師は、東京都足立区の西新井大師・神奈川県川崎市の川崎大師・千葉県香取市の観福寺大師堂の三ヶ所で、真言宗の寺院です。そして、関東三大師の方は、栃木県佐野市の佐野厄除け神社・群馬県前橋市の青柳神社・埼玉県川越市の川越神社の三ヶ所で、天台宗の寺院です。

こうして見ますと同じ厄除け大師でも、それぞれ全く違うことが分かります。もちろん厄除けをするときに、拘りがあれば別ですが、必ずしも厄除け大師に行かなくては厄払いが出来ないという訳ではありません。大都会の東京都内にも、厄除け厄払いにご利益のある神社仏閣が数多く存在しております。ここでは、その東京都内に数多く在る神社仏閣の中でも有名な、厄除け神社や厄除けスポットをご紹介していきます。

東京大神宮

伊勢神宮の遥拝殿として、明治時代に創建された神宮です。元々は東京の日比谷に在りましたが、関東大震災後に現在の千代田区へ移されたとのことです。大日本帝国時代までは全国の神社の頂点だった、由緒正しく歴史も深い有名な伊勢神宮に行こうと思いましても、関東在住の方からすれば相当に距離感があります。

そんな時に、この東京大神宮を参拝しますと、伊勢神宮で参拝したのと同じご利益が授かれると云われています。それから、東京大神宮は日本で一番最初に、一般人に向けて神前結婚式を始めた神社としても有名です。もちろん、厄除け厄払いの効果もありますが、ご利益スポットとしての知名度も高まってきています。

根津神社

東京都文京区に在ります根津神社は、御朱印帳を持って谷中・根津・千駄木の一体を巡る谷根千巡りで有名です。根津神社の鳥居をくぐれば、大都会の東京都内とは信じ難いほど、緑に囲まれた静かな空間が広がっています。日本を代表する作家である夏目漱石などが、腰を下ろして堪能していた文豪憩いの石も有名です。

また、ツツジの名所としても有名で、春になりますと50種類以上3,000株のツツジが咲き誇ります。根津神社のおすすめは、ツツジ肌守とツツジの幸せ鈴守です。この有名な見どころが多々あります、根津神社厄除けは厄払いをするに際しましてもピッタリの、スピリチュアルな雰囲気に包まれています。

花園神社

東京都内でも24時間眠らない街と言えば、新宿をイメージする方が多いのではないでしょうか。その朝から晩まで明かりが絶えない新宿に花園神社厄除けがあります。この神社は、昼も夜も多くの人で賑わい、毎年11月に実施される酉の市は盛大に催されます。新宿の夜の街よりも人目を惹く光景が見られます。

商業地区で催される酉の市の期間中は、縁起物とされている熊手が授与されます。また、この花園神社は厄除け厄払いだけでなく、諸芸事の神も祀られています。従いまして、芸能界で活躍する俳優、女優、芸人、歌手、文芸家、芸術家などの方々が夜な夜な神社巡りされるとの噂が常にある神社でございます。

神田明神

東京都千代田区にある神田明神は、730年に出雲氏族の真神田臣によって創建された歴史ある神社です。それから、平将門の霊も一緒に祀られていることで有名です。あと、徳川家康公が神田明神に参拝後、天下分かれ目の関ヶ原の戦いに勝利したということで、江戸幕府の守護神として祟められてきました。

現所在地は、江戸城の鬼門に当たる位置で鬼門封じとされています。日本で一番の大きさを誇るダイコク様の石像は開運招福を願い、男性や女性のいずれに関わらず人間と人、人と仕事そして社会などの縁を結ぶと云われています。縁結びだけではなく、もちろん厄除け厄払いでも効果が抜群と評判の神社です。

鳥森神社

東京都港区新橋にある鳥森神社の厄除け守は、前厄(黄色)、本厄(赤色)、後厄(緑色)とそれぞれの厄年御守りがあります。この鳥森神社で最も有名なのが、4色の心願みくじです。赤(良縁・恋愛)、黄(金運・商売繁盛)、青(仕事・合格祈願)、緑(家庭円満・健康祈願)と願い事によって色が異なります。

専用書き処にて、同じ色のペンで願い事を記したのち結び紐に付けます。この願い札は後日、神宮による厄除け祈願が行われます。この鳥森神社では、親善キャラクターの恋吉くんが、一年に数回だけ出迎えてくれるという貴重な体験が出来ます。心願色みくじで超大吉を引き当てましたら、強運福分けセットを授与してもらえます。

幸稲荷神社

東京都港区芝公園にある、幸稲荷神社は元の名称を岸之稲荷といいました。氏子や信者らに次から次へと幸福が訪れたので、いつの間にか「さいわいさん」と呼ばれるようになり、現在の社号となりました。しかし、その社号を変えてしまうほど人気の高い神社ですので、スピリチュアルな恩恵を受けられるのかも知れませんね。

その幸稲荷神社は、江戸初期の寛永年間に府内古社十三社と定められ、東京都内に住所がある神社の中でも最も古い神社と云われています。この付近は古くより、人々の往来も盛んで江戸時代の境内には、講談寄席、大弓場、水茶屋などが常設されていて大変に賑わっていたそうです。厄除厄払いの成果でも認知されています。

東伏見稲荷神社

京都伏見の稲荷神社の直接の御分祀として、東京都西東京市に定住している神社です。御祭神は、宇迦御魂大神、佐田彦大神、大宮能売大神の三柱を観請し、東伏見稲荷大神と総称していて、京都伏見の真東に位置しています。数年単位で塗り直される朱塗りの本殿は、境内の緑に映えて美しく新東京百景の一つに選ばれています。

この神社の、おすすめスポットは総本宮の伏見稲荷大社のように、幾度にも続く朱色の鳥居を潜りながら、二十の摂社と末社を参拝出来ます。厄除厄払いとしても効果覿面との声が多いんですが、最もおすすめなのは、お塚参りです。十八箇所の末社があり、各々にお参りをする際はお賽銭が必要ですので注意しましょう。

大國魂神社

東京都内の厄除け厄払いで最も有名だとされているのが、府中市にある大國魂神社厄除けです。何と創立が111年と云いますから日本最古レベルです。御祭神の大國魂大神は、出雲大社大国主命と同じ神様です。インターネットの普及に伴って、厄除けと並んで縁結びのご利益でも有名になり、若い人の参拝者も増加しているとのことです。

境内にある亀石と鶴石は、隠れた神社パワースポットとして注目され始めています。厄除け御守は、大国魂神社と縁の深い鴉(カラス)の刺繍です。厄年の際は、四方八方からの災いを防いで守るとされている、八方徐御守がおすすめです。スピリチュアルなパワーを自然に感じることから、開運厄除けとしての注目も集まっています。

日枝神社

鎌倉時代初期から由緒と歴史のある神社として、日本中枢の中央に鎮座していることで有名です。東京都千代田区に築地されてから約360年ですが、当時は溜め池を臨む景勝地でした。しかし、現在は日本の政治的な根幹を担う永田町の国会議事堂の近くに位置しております。人や車が昼夜問わず往来し続けている場所です。

ですが一度、山王鳥居をくぐり石段を登りますと、厳かな別世界を目の当たりにするでしょう。主祭神は、山や水を司る万物生成発展の神様で、古くから皇居を鎮守する役割をも担っています。日枝大神の遣いの猿を神猿(まさる)と呼び、魔去るや勝るに掛けています。日枝神社厄除けは、この猿を撫でることです。

波除稲荷神社

江戸時代の埋立て工事の時に、どれだけ堤防を築いても激しい波風によって工事が全く進まないという出来事がありました。その頃、海面に眩い光を放つ稲荷大神のご神体が見つかったので、それを盛大に祀って祭事を起こしました。すると、波風が収まり埋立て工事のほうも捗って無事に完了したという史実のある神社です。

この神社のオフィシャルのトップには築地・波除神社とされていますが、呼び名は波除稲荷神社でも同意とのことです。ご祈祷料は少し高めですが、特に工事安全や商売に携わる厄除け厄払いには、非常に高い効果で知られていて全国から参拝者が訪れます。事前にメールか電話でのご予約が必要かと思われます。

その他の東京都内の有名スポット

上記の厄除け厄払いスポット以外で、東京都内に存在している厄払いスポットとしても有名な神社お寺は次の通りです。

・明治神宮(東京都渋谷区) ご存知の通り初詣の参拝客数が日本一と名高く、厄払いでも最強のスポットです。
・小綱神社(東京都中央区) 強運厄除や東京銭洗い弁天の名で知られ、向拝に施された龍の彫刻も有名です。
・穴守稲荷神社(東京都大田区) 羽田空港から旅客機を見れる神社で、厄除け厄払いでも認知度が高いです。
・阿佐ヶ谷神明宮(東京都杉並区) 全国でも珍しい八難除けのご祈祷が受けられる神社として有名です。
・愛宕神社(東京都港区) 特に仕事運や出世の祈願や厄払いで知名度があり、パワースポットでもあります。
・北野神社(東京都文京区) 牛の形に似た自然石「ねがい牛」で有名です。縁結びや厄除けでも評判が高いです。
・伊豆美神社(東京都狛江市) 総社神社としての機能があった伝承の地に祀られている厄除けの神社です。
・今戸神社(東京都台東区) 下町の浅草にある「石撫で猫」の縁結びと厄払いで有名な神社です。

まとめ

日本の首都である東京都内でも、多くの神社お寺が存続しています。今回は厄除け厄払いの有名スポットをメインに綴らせて頂きました。殆どの場合、現代では厄年の時ぐらいしか厄払いをしない傾向がありますが、厄年ではなくても気になることが続けば、足を運んでみるのも一考かも知れません。

男性の本厄は、25歳・42歳・61歳で、女性の本厄は、19歳・33歳・37歳・61歳とされています。厄年は、実年齢ではなく満年齢+1歳の数え年で見ます。本厄年の前の年が前厄で、次の年が後厄と云われています。必ず災いがあるという意味ではありませんが、厄払いを経験してみれば心が楽になることは確かです。

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