恋に恋する人の特徴とは?本当の恋を見つける方法を知ろう!

「とにかく彼氏が欲しい!」「誕生日に”ぼっち”なんて無理!」・・・そんな理由で恋活している人たちの心理状態を”恋に恋する”と言います。

あなたも友達と恋バナをしている時に、「それって、恋に恋しているだけだよ!」なんて指摘された経験はありませんか?

”恋に恋する”という状態は、まだ恋愛経験の少ない若い時期にはありがちなこと。多くの人は、そんな恋を繰り返しながら、本当の恋愛を学んでいくものです。

しかし、ある年齢になってからも”恋に恋する”傾向が見られる人は要注意。幸せを手に入れるチャンスを、自ら逃してしまっている可能性がありますよ。

そこで今回の記事では、”恋に恋する”という状態について、詳しくお話してみたいと思います。理想の相手となかなか出会えない、恋が長続きしない・・・そんな恋のお悩みを抱えている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

”恋に恋する”ってどういうこと?

本来、恋とは特定の相手に対して好意を寄せること。しかし、恋に恋するタイプの人は、相手というよりも「恋をしている自分」のほうに関心が向いています。

なぜかというと、それは「恋愛こそが自分を幸せにしてくれるもの」だと考えているから。幸せであると感じるには、とにかく恋をしていることが絶対条件なのです。

そのため、恋に恋するタイプの人たちには、常に自分が恋をしている状態になるように行動する傾向が見られます。周囲からは「惚れっぽい人」と思われることもあるでしょう。

ただし、実際にお付き合いが始まっても、短期間のうちに関係が終わってしまうことも少なくありません。相手の欠点を見てしまったり、面倒なことに直面したりすると、すぐにその恋を放り出して新しい恋へと移ろうとします。

なぜなら、恋に恋するタイプの人たちは、「恋している状態」だけを求めているから。「好きな人にときめいている」「相手に気に入られようと頑張っている」・・・あくまでも、好きなのはそんな自分。相手に対する感情は、それほどのものではないのです。

”恋に恋する”人にありがちなこと5つ

続いては、恋に恋するタイプの人たちに見られる5つの特徴をご紹介します。いくつか当てはまるものがある人は、恋に恋している傾向があるのかもしれませんよ。

①「恋する自分」こそ最高!

メイクやファッションを研究する、ダイエットを始める・・・好きな人ができると、自分磨きに気合が入るものです。こうした行動をするは、もちろん「相手の気を引きたいから」ですよね。少しでも彼好みの女性になろうとして、一生懸命に努力します。

恋に恋するタイプの人も、意中の人がいれば、やはり同じように頑張ります。でも、それは「誰かのために自分磨きをする」ことが幸せで、「そんな自分が好き」だから。相手のことを想って、お洒落やダイエットをしているわけではないのです。

男性からすると、自分のためにキレイになろうと努力する女性は可愛らしく見えるはず。頑張る姿が相手の心を動かして、恋愛成就が叶う確率も高いでしょう。しかし、恋に恋する人は、両想いを叶えた途端、相手に対する熱が冷めてしまうこともしばしばです。

彼女になれた安心感から、お付き合いが始まると自分磨きをサボりがちになるという女性は少なくありませんが、恋に恋する人のそれとはまた別物。恋に恋する人は、「相手を振り向かせるために努力する」ということを楽しんでいるので、実際に相手が自分のものになってしまうと、その楽しさを感じられなくなってしまうのです。

②恋心が冷めやすい

恋した相手のことを本気で想っているならば、相手のダメなところやカッコ悪いところのひとつやふたつを知ったところで、嫌いになったりはしませんよね。多少モヤモヤしたとしても、一緒にいたいなら「誰にだって欠点はあるもの。良いところだってたくさんあるのだから、少しくらいは目をつぶろう」といったふうに、気持ちを切り替えるのではないでしょうか。

しかし、恋に恋する人には、このように相手の欠点を受け入れようとする態度が見られません。嫌な部分が目に付き始めると、あっという間に気持ちが冷めてしまいます。

なぜなら、好きなのは目の前にいる相手よりも「恋をしている自分」。恋ができるのならば、相手選びにはさほどこだわらないのです。実際、相手がどんな性格なのかをよく知らないうちに、お付き合いをはじめてしまうことも多いでしょう。

そもそも「この人でなくちゃダメ!」という気持ちがないので、別れ際もあっさり。冷めてしまった相手に即さよならをして、次の相手を探すような人もいます。

③自分の理想で恋をする

恋愛ドラマや漫画を見ていて「こんな恋がしたいな」と思うことは誰しもあるものです。特に若いうちなど恋愛経験が少ない時には、自分の妄想の世界で、理想の相手と理想のデートを楽しんでいたりします。

しかし、現実の恋愛は、残念ながら自分に都合の良いようにはなりませんよね。それは、相手も意志や感情を持った一人の人間だから。時には、考え方の違いから喧嘩をすることだって当然ありえます。それでもお互いを尊重して、歩み寄ろうとするのが本当の恋でしょう。

恋に恋する人は、それがイマイチわかっていないのかもしれません。「恋とはこういうもの」「彼氏はこうあるべき」といった理想が自分の中で完璧に作られていて、現実の恋愛にもそれを望みます。そして、思いどおりの形にならないと、すぐに気持ちが萎えてしまうのです。

人を好きになる時も、「きっと彼はこんな性格」「もし○○な時、彼ならこうしてくれるはず」といったように、相手の本来の姿でなく自分が作り上げたイメージに恋をしてしまいがち。自分の理想を叶えるために、相手の心よりもルックスや年収などの表面的な部分を重視して相手選びをする人も見られます。

④好きな人がいるだけで満足

片想いから両想いへのプロセスには悩みがつきもの。アプローチがなかなかうまくいかないと、つい「私、嫌われているのかな・・・」「もしかしたら他に好きな子がいるのかな・・・」などとネガティブ思考に陥ってしまいがちです。

しかし、恋に恋する人は、自分と相手との関係をこんなふうに思い悩むことはありません。

恋に恋する人の恋愛は、いわば「自己完結型」。本来、恋愛とは相手との関係性の上に成り立つものなのですが、恋に恋する人は自分ひとりの中だけで恋愛が完結しています。つまり、相手との関係がどうであれ、好きな人がいるというだけで幸せに感じているのです。

多くの人は、好きな人との距離をもっと縮めたいと考えますが、恋に恋する人は遠くから姿を眺めているだけでも大満足。相手に素っ気なくあしらわれたり、振り回されたりすることにすら幸福感を感じるような人もいるでしょう。

恋に恋する人にとっては、相手にアプローチをしている時の「メールの返信が遅い・・・」「他の女子とずいぶん仲良くしていたな・・・」といった、片想いの状況ならではの切ない気持ちを味わえることが幸せなのです。

⑤恋に恋していることに気付いていない

自分が恋に恋していることに気付いていない・・・これこそが、恋に恋する人のいちばんの特徴かもしれません。

「すぐに誰かを好きになる」「お付き合いをしても短期間で終わる」といった恋愛パターンは、本物の恋を知っている人ならば、それが本気度の低いものだということはすぐにわかります。友達の恋愛に対して「それは恋に恋してるんだよ!」という指摘ができる人は、本物の恋の経験がある証拠でしょう。

反対に、恋に恋する人は、そう指摘されてもイマイチ理解ができません。本気で人を好きになった時の気持ちがわからないからです。わからないからこそ、他の人たちも自分と同じような気持ちで恋をしていると思っています。

恋に恋する人にとっては「恋愛=幸せ」。恋をしているというだけで満足できるんですから、自分の恋が本物か偽物かなんてことは、恋をしている最中は疑いもしないでしょう。自分が陥っている状況に気付けないのは、ある意味当然かもしれないですね。

本物の恋をして幸せになる方法

ここまでのお話で、恋に恋する人の心理がおわかりいただけたと思います。

恋に恋する人たちに共通する特徴は、「恋愛は相手があってはじめて成り立つもの」だということに気付いていないという点。自分と同じように、相手にも心があることをイマイチ理解していないのです。そのため、自分の思いどおりにならなければ簡単に別れを選択したり、他の相手に乗り換えたりしてしまいます。

これが恋愛経験が少ない頃などの一時的な傾向ならば良いのですが、いつまでたってもこんな調子では、本当に人を好きになることはできませんよね。恋をして幸せになるどころか、逆に傷ついてしまったり、精神的に参ってしまうことになりかねません。

では、恋に恋する状態から卒業して、本当の恋をするにはどうしたら良いのでしょうか。

本当に好きな人ができたらどうなる?

恋愛経験が少なくて、本当の恋愛がよくわからない・・・そんなあなたのために、本当に好きな相手との恋愛とはどのようなものなのかをお話しておきましょう。

◆相手のすべてを受け入れられる

良いところしかない完璧な人間など、この世にはいません。恋をした相手にもダメなところがあるのは当然です。相手の欠点を発見したり、カッコ悪い姿を見てしまっても、「そんなところも好き」と好意的に受け止められるなら、それは本物の恋の証だと言えるでしょう。

恋をしたその人は、この世に唯一無二の存在。マイナスポイントも含めてその人で、同じ人間はどこにもいないのです。

◆お互いのことを思いやれる

恋愛は、自分と相手との二人でするもの。自分の「楽しい」「心地良い」と感じることを優先させてばかりでは、当然うまくいきません。どうしたら相手に楽しんでもらえるか、心地良く居てもらえるかをお互いに考えられる二人は、本物の恋のもとに結ばれている関係です。

◆ありのままの自分でいられる

偽物の自分しか見せられないのは、いわゆる「自作自演」。自分が作り上げた理想の恋のシナリオのヒロインにふさわしい人物を演じているようなものです。これでは、いつまでたっても相手と本音を交わすことなどできるはずありませんし、やがて疲れてしまいます。飾らない素の自分で恋をするのが、本当の恋なのです。

本物の恋をするために必要なこと

恋に恋する自分にさよならしたい・・・そんなあなたは、心理カウンセラーさんもおすすめする以下の方法を試してみましょう。ほんの少し意識するだけで、「恋愛は相手があってこそ成り立つ」という感覚がわかってくると思います。

実践のポイントは2つです。

まず、日常的に「相手がどのように感じているか」を考えるように心掛けるようにしてみてください。難しい場合は、「もし自分が同じ状況だったらどう感じるか」を想像してみましょう。こうして、「恋する自分」だけに向けられている関心を恋の相手にも向けていけるように、普段の人間関係の中で練習するのです。

そして、もし気になる人や恋人ができた時には、思いどおりにいかないからといって簡単に投げ出すようなことはやめましょう。戸惑いながらでも、関係を続けることを目標にしてみてください。すぐに諦めてしまわないように、相手選びの段階から慎重になることも大切です。

まとめ

今回の記事では、”恋に恋する”という心理状態について詳しくお話してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

異性や恋愛に興味を持ち始める年齢の頃に、ドラマやアニメの影響で「恋愛っていいな~」といった憧れの気持ちを抱くのは、誰もが経験することです。しかし、その時期を過ぎて恋愛経験を重ねたにもかかわらず、いつまでも”恋に恋する”状態が続いていると、どんなに出会いと別れを繰り返しても、本気で人を好きになることはできそうにありません。

記事中でもお話しましたが、恋愛とは相手があってこそ成り立つもの。恋に恋する人の特徴から「これって私のことかも・・・?」と感じたあなたは、ぜひ日常の中で誰かの気持ちを考える練習をしてみてくださいね。今ここで気付けたのなら、決して遅くはないはずですよ。心の底から愛せる人に、いつか巡り会えたら良いですね。

最後までご拝読いただき、ありがとうございました。

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