大殺界とは?運気の特徴ややってはいけないこと、過ごし方を紹介!

何をしても上手くいかないときって、誰にもありますよね。

そんな時は、大殺界の時なのかもしれません。六星占術では、12周期で運気が巡っています。そのなかでも陰影、停止、減退という運気の時は、大殺界といい、何をしても運気が低迷している時といわれています。それは年単位で考えれば、3年間、月単位で考えれば、3か月という期間ですが、その間は、気持ちも晴れない日々を過ごすことになります。あなたにもそんな時がありますか?

ここでは、大殺界や、大殺界の時の過ごし方など調べてみました。何をしても上手くいかないとき、参考にしてみてください。

六星占術とは

六星占術とは、中国で四千年の昔より生み出された統計学を、宗教家の細木数子さんがその長く続く膨大な関係資料を基に、さらに中国古来の算命学や易学、万象学などを参考に独自に編み出し、提唱したものです。

六星占術では、6つの運命星、火星、水星、木星、金星、土星、天王星に分けて占われます。またそれぞれの星の特徴を持つ人を火星人(+、-)、水星人(+、-)、木星人(+、-)、金星人(+、-)、土星人(+、-)、天王星人(+、-)と呼び、プラスとマイナスがあり、干支の陰陽で分けられています。子(ね)、寅(とら)、辰(たつ)、午(うま)、申(さる)、戌(いぬ)はプラスです。丑(うし)、卯(う)、巳(み)、未(ひつじ)、酉(とり)、亥(い)がマイナスになります。六星占術では、それを運命星の星回りと組み合わせて占います。

さらに、その中でも特殊な条件下(生まれた年が「停止」という大殺界に当たる時期)に生まれた人を霊合星人といい、一つの星だけでなく、火星人と水星人、木星人と金星人、土星人と天王星人のように、対応する星の特徴や運勢も兼ね備えた特殊な星周りを持つ人として占いをします。

また六星占術では、このように導き出された運命星から、運命周期を示す占命盤を描きます。占命盤には、1年において、以下の12の運気が示されています。・種子(しゅし)・緑生(りょくせい)・立花(りっか)・健弱(けんじゃく)・達成(たっせい)・乱気(らんき)・再会(さいかい)・財成(ざいせい)・安定(あんてい)・陰影(いんえい)・停止(ていし)・減退(げんたい)

六星占術では、この運勢サイクルによって、その人の人生運を占っていきます。そして大殺界は、この運勢サイクルの中にある、陰影・停止・減退の運気に当たります。六星占術では12周期になるので、12年の内の3年間、1年の内の3か月が大殺界に当たります。

大殺界とは

大殺界は、種子、緑生、立花、健弱 (小殺界)、達成、乱気 (中殺界)、再会
、財成、安定、陰影 (大殺界のはじめ)、停止 (大殺界の真ん中)、減退 (大殺界の最後)と12周期で巡る運気の中の陰影、停止、減退の期間を指します。

年で見ると12年の内、3年間、月て見ると12か月の内、3か月は、良くない運気になるといわれています。またこのような大殺界の時期は、なにをしても上手くいかないということがたびたび起こります。

運気の特徴

では、具体的に大殺界の運気の特徴を見る前に、12に分かれている運気の、そのほかの運気の特徴を見てみましょう。

  • 「種子」は、物事を始めるのに適している年といわれています。
  • 「緑生」は、物事が成長する時期といわれます。ただし、良くないことも成長する可能性があるので、注意が必要です。
  • 「立花」は、重要な年といわれ、自分自身の基本的な方向性などが定まる時期といわれています。
  • 「健弱」は、文字通り、健康など、自分の身体をいたわる時期です。いつも以上に健康に気を付けましょう。
  • 「達成」は、文字通り、目標などが達成される可能性のある時期です。
  • 「乱気」は、精神的に落ち込んだり、つらいことが重なる時期といわれています。
  • 「再会」は、以前に失敗したことを挽回することができるという時期で、第2の出発点ともいわれています。
  • 「財成」は、文字通り、財産などが入ってくる時期で、富に縁のある時期といわれています。
  • 「安定」は、今の現状をそのまま保つことができるといわれている時期です。

大殺界の運気

では、大殺界の時期について、具体的に見てみましょう。陰影、停止、減退の、この3つの運気を知ることで、事前に自分でも注意をすることができ、運気のさらなる低迷を防ぐことができます。

陰影

この運気が大殺界の始まりです。これまで順調だったことも、なんとなく不調へと傾いてくる時期になります。何かにつけて影が見え始める時期です。

大殺界の始まりなので、この時期には新しいことを始めるには不向きといわれています。

停止

大殺界の真ん中の運気です。この運気も陰影と同じように、何かと不調をきたしてきます。また、停止の言葉通りに、運気の上昇が止まり、八方ふさがりの状態になりやすいといわれています。さまざまな不運に耐えなければいけない運気です。

減退

大殺界の終わりの運気です。停止の時期よりはマシになりますが、それでも影響は受けているので、小さなことでも気を許すことはないようにしましょう。

注意深く過ごすことが重要で、金銭的には、人のために使うようにすると、翌年、翌月から運気が上昇するといわれています。人間関係にもトラブルが起こりがちなので、発言などには注意しましょう。

霊合星人と大殺界

六星占術では、生まれたとき「停止」の大殺界の運気にあった人のことを特別な星周りの霊合星人としています。

この霊合星人は、土星人プラスの戌年生まれ、土星人マイナスの亥年生まれ、金星人プラスの申年生まれ、金星人マイナスの酉年生まれ、火星人プラスの午年生まれ、火星人マイナスの未年生まれ、天王星人プラスの辰年生まれ、天王星人マイナスの巳年生まれ、木星人プラスの寅年生まれ、木星人マイナスの卯年生まれ、水星人プラスの子年生まれ、水星人マイナスの丑年生まれの人がそれに当たります。

対局する星

霊合星人の人は、一つの星の影響だけではなく、対局する星の影響も受ける特別な星です。その対極する星は、土星人プラスと天王星人プラス、土星人マイナスと天王星人マイナス、金星人プラスと木星人プラス、金星人マイナスと木星人マイナス、火星人プラスと水星人プラス、火星人マイナスと水星人マイナスの組み合わせです。

2つの対局する星の影響がでるため、一つの星が大殺界でも、対局する星が幸運期であれば、思いのほか大殺界の影響を受けずに過ごすことができます。一方、対局する星も大殺界の星周りだった場合には、大殺界の影響をより強く受けてしまう可能性があります。そのため、霊合星人は、特に大殺界の時期を気にする必要があります。

大殺界の過ごし方

では、大殺界の時にはどのように過ごしたらよいのでしょうか?大殺界では、多くが自分の思うようにことが運ばず、精神的にも、身体的にも大きく落ち込んでしまうような出来事が起こるといわれています。

こういう時は、自分でもさらに追い打ちをかけるように気にかけてしまったり、責めてしまいがちですが、そのような姿勢はさらに大殺界の運気を強めてしまう可能性がありますので、あまり気にしすぎないことがよいといわれています。

ただし、大殺界では、基本的にやらないほうが良いという事柄もあります。それを知ることで、厄介な運気の期間を上手にやり過ごすことができるといわれています。

大殺界の時期にやらないほうがよいこと

大殺界の時期には、やらないほうが良い事があるといわれています。それは、引っ越しや、結婚、転職です。

いずれも新しく人生をスタートさせるような出来事になりますので、大殺界の時期に行動を起こすと、きちんとした判断が付かず、良くない方向に行く可能性があるからです。そのほかにも、新たに物事を起こすようなことは、大殺界の時期は避けたほうが無難でしょう。

大殺界の時の恋愛

では、大殺界の時の恋愛はどうなのでしょうか?

大殺界の時に恋愛をしてはいけないとなると、3か月や3年間してはいけないということになってしまいます。それはちょっと困りますね。六星占術では、恋愛に関して、制限などはありません。

ただし、大殺界の時の恋愛には、いつもなら惹かれない相手だったり、引くような相手にのめりこんでしまうなど、自分の判断力に欠けている時があります。このまま恋愛関係を続けていきたいと思うなら、大殺界を過ぎたときに、もう一度この恋愛について考えてみることをおすすめします。

大殺界の時の仕事面

では仕事面で大殺界はどのような影響があるのでしょうか?今まで上手くいっていた仕事が止まったり、なかなか思うように仕事が進まなかったり、人間関係で上手くいかないなど、色々な面で影が出てきます。

そのようなときは、自分に対して、今はいったん休憩する時期だと言い聞かせることも大切です。一旦休憩して、よく周りを見てみること、状況を把握すること、人間関係をもう一度見直して関係を改めてみることなど、まずは現状維持できるように努めることも大切です。自棄になったり、無理やり頑張ったりしても上手くはいきません。

大殺界を抜けたときに成長できるように、大殺界では、下準備をしておくぐらいの気持ちで過ごすとよいでしょう。またこの時期の転職も不向きです。

大殺界の時の出産

物事を新しく始めることには不向きの大殺界ですが、出産に関しては、良い方向にいくといわれています。

子供をお腹に宿すことで、自分の悪い運気が相殺されて、さらに出産することで、自分の悪い運気も一緒に排出されるといわれています。また古来より、妊娠や出産は、悪い気を払うといわれています。

大殺界を上手に乗り切るには

私たちは毎日忙しくしている中で、時には何をしても上手くいかず、精神的にも、肉体的にも疲労してしまうような時もあるでしょう。大殺界だからといって、落ち込んだり、考え込んだりしてしまい、さらにマイナスの考えや行動をすると、大殺界の影響をもっとつよく受けてしまいます。ではそうならないためにはどうしたらよいのでしょうか?

それは、ただ日々のことに過度に期待をしたり、頑張りすぎたりしないことです。つまり、目の前の不運の風をちょっと注意しながら見守ることなんです。現状が維持できればよいということを一番に考えましょう。大殺界は、一見とても恐ろしい時期に感じてしまうのですが、実は長い人生の中でのちょっとした休憩の時間なのです。

また大殺界の時期は、その後に訪れる幸運期へのプロローグでもあります。この時期にあまり動かず、周囲をよく見て、しっかりと力を蓄えておくことで、次の幸運期には飛躍できるようになるでしょう。

それでも実際に嫌なことが次々と起こってきてしまったら、どうすればよいのでしょうか?そうしたら、とにかく一回は落ち込んでみることもよいでしょう。一回とことん落ち込むと、不思議と気持ちが楽になります。大殺界の時期は大変な時期だからこそ、とことん味わってみるのもよいかもしれません。その代わり、すぐに立ち直るようにしましょう。落ち込むときはどんと落ち込み、さっと立ち上がる。その姿勢が大殺界を上手に乗り切るコツでしょう。

そしてどんな時でも前向きな気持ちを忘れないようにしましょう。大殺界は運気の下がる時ですから、自分の気持ちだけは上げていきましょう。いつでも前向きにいることでその後の運気も上昇してきます。

まとめ

いかがでしたか?大殺界は、運命サイクルの中の、陰影、停止、減退の運気の時に起こる運気が下がる時期です。1年に3か月、12年に3年という周期ですが、私たちの人生で大切な時期に重なると、とても不安になりますよね。

でもこの大殺界は、実は私たちに少し休憩して周囲を見渡す時間が必要であることを教えてくれています。いやなことが続いても、自暴自棄にならず、恨んだりせず、前向きにゆっくりと進むことで大殺界を上手に切り抜けましょう。

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