一人称が「自分」の人の心理や性格、特徴を紹介!

1人称は人それぞれですが、「私」「僕」「オレ」「自分の名前」などある程度決まっていますよね。その中でも圧倒的に多いのが「私」や「俺」でしょう。

でも中には自分のことを「自分」と呼ぶ人がいるようです。あまり「自分」と呼んでいる人もいます。他の一人称に比べると使っている割合が少ないため、聞いたことがある人は少ないのではないでしょうか。

では1人称が「自分」の人はどのような人なのでしょうか。今回は1人称が「自分」の人の性格や心理についてご紹介します。

あなたは1人称は何を使っていますか?

あなたは1人称は何を使っていますか?人が使う一人称の割合はどのくらいなのでしょうか。

男性は「俺」が圧倒的

気になることを調査するサイト「しらべぇ」が全国の20代~60代の男性688名を対象に一人称は何を使うのか調査しました。その結果が以下になります。

  • 俺:38.5%
  • 私:22.5%
  • 僕:15.4%
  • 自分:14.1%
  • その他:9.5%

アンケート結果を見たところ、「俺」が圧倒的かと思いきや、比較的ばらけており、「自分」を使っている人も意外といるのです。

ちなみに地域によって若干一人称に差があり、北海道では私が多く、逆に俺が少なかったり、東北では男性も女性も俺を使うなど、地域によって呼び方が違うのです。

女性で「自分」は少数派

男性は1人称が「自分」は意外と多いのですが、女性の場合一人称が「自分」は非常に少なく、全体の1%未満と言われています。女性でも男性でもどちらでも使える一人称ですが、女性と男性でここまで違いが出ているのは一人称が「自分」の人の性格や心理が男性と女性で大きな違いがあるからです。

ちなみに関西人は他人のことを「あなた」とは言わないで「自分」ということもあります。例えば、「自分何が好き?」って聞かれたときは「あなたは何が好き?」という意味になるのです。

関西人と喋っているときに「自分」とでてきたら、相手なのか自分なのかどちらを指しているのか注意しましょう。

1人称が「自分」の人の性格について

では1人称が「自分」の人はどのような性格をしているのでしょうか。ここでは性格についてご紹介します。

内気

1人称が「自分」の人は内気で小心者の人が多いです。自分に自信が無いため、発言が少なく寡黙な人が多いです。周りから大人しいタイプだと思われているのですが、実際は自分に自信がなく、自身をを持って発言が出来ないからしないという人が多いのです。

そのため、発言を促されたときも自信なさげなことが多いでしょう。

硬派

1人称が「自分」の人は男女問わず硬派なイメージがありませんか?俳優の高倉健さんなど「自分は不器用ですから~」などと言うイメージがありますね。

それは「自分」と呼んでいる本人も硬派だと思っているため、硬派に見せるために「自分」という一人称を使っている可能性があります。

ちなみに「自分」という一人称に硬派なイメージがあるのは軍人から来ています。よく戦争映画や戦争ドラマなどで軍人が「自分は〇〇であります!」などと言っているのを聞いたことはありませんか?軍人さんはこのような言葉遣いをしており、さらに軍人は男らしくて硬派というイメージがありますので、「自分」という言葉遣いが硬派というイメージになったのです。

自信に満ちている

さきほど「自分」を一人称に使ってる人は内気だと言いましたが、実は自分に自信がある人も「自分」を一人称に使うことが多いです。硬派なイメージのある「自分」を一人称に使うことで、堂々として硬派な男性になりたいと思う心理が働いているのです。

自信満々なので、自分の発言も自信があり仕事ができる男性に多いです。

体育会系が多い

学生の時に運動部に入っていた人は「自分」という一人称を使うことが多い傾向にあります。特に厳しい部活に入ってた人は身体だけでなく精神も鍛えられているため、軍人に近い心理が働いているのかもしれません。

筋肉のついたガタイのいい男性が「自分は~」などと話しているのは想像しやすいですよね。

弱い自分隠そうとしている

気が弱い人や内向的な人、自信がない人は自分の弱さを隠すために、硬派な人になって自分に自信を持たせようとします。特に男性の場合は、他人に自分の弱いところを見せるのを非常に嫌がりますので、自分にコンプレックスがあればあるほど、「自分」という一人称を好んで使う傾向があります。

男気(姉御肌)がある人に見られたい

「自分」を一人称に使う人の心理として、男性なら「男気がある男性」女性なら「姉御肌」に見られたいという気持ちが働いているということが挙げられます。

男性でも女性でも頼られる存在やリーダーでいたいと思っている人が「自分」を使う傾向にあるようです。

考えてから行動に移す

一人称の人は色々考えてから物事を考えてから行動に移すタイプが多いです。一人称はその呼び方で他人に与えるイメージが変わります。

例えば「俺」というと学生っぽくてさらに偉そうに感じられますし、「僕」だとマザコンやナルシストっぽいイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。その点、「自分」はそのようなイメージは持たれにくいですので、一人称では最も無難な選択と言えそうです。

1人称が「自分」の人の恋愛傾向

では1人称が「自分」の人はどのような恋愛傾向があるのでしょうか。ここでは1人称が自分の恋愛傾向についてご紹介します。

恋人と対等な関係を望む

一人称が「自分」と言っている人は、恋人と対等な関係でいたいと思っている傾向があります。お互いに自立し、対等でいるというドライな関係を好むのです。

子供っぽく甘えるようなかわいいタイプよりは芯がしっかりとした大人でクールなタイプの人を好む傾向があり、ベタベタとするより、相手は相手、自分は自分とプライベートはしっかりと分けたいと思っているところがあります。

恋人に頼られたい

1人称を「自分」にすることで頼られる人でいたいと思っている人もいます。やはり軍人というイメージがあり「頼れる男」というイメージがあります。そのため、1人称に「自分」を使うことで、一番大好きな恋人に頼られようとしているのです。

実際1人称が「自分」の人は親身になって話を聞いてくれますし、力になってくれます。恋人の力になることで、自分自身も満たされるのです。

責任を取りたくない

恋人と付き合いが深くなればなるほど「責任」というものがついていきます。一人称が「自分」の人の中には自分に自信がなく、責任を取るのが苦手という人もいます。

そのため、自分にも恋人にも「自分」という一人称を使うことで責任を分散しているのです。

恋人のことが信頼しきれていない

一人称が「自分」の人の中には一人称を使い分けている人もいます。例えば、ビジネスシーンやあまり仲良くない人に対しては「自分」を使い、信頼している友人や家族に対しては「俺」や「僕」、名前などと使い分けるなどです。

そのため、恋人に対して「自分」を使っていたら恋人のことをまだ信頼し入れていたいと言えるのです。

恋人に嫌われたくない

普段一人称は「僕」を使っている人が、恋人の前では「自分」と使っている場合、硬派で男気のある男性というイメージを持たせたいという心理が働いていることがあります。

例えば、自立した大人の女性がプライベートでは「〇〇ちゃんは~」などと言っていたら、イメージがだいぶ違いますね。

イメージと違うと嫌われたらどうしようという気持ちから「自分」という一人称を使うのです。

一人称が「自分」の人のビジネスについて

一人称が「自分」の人にはビジネスでも特徴があります。

アイディアマン

一人称が「自分」の人は直感力や創造力があるため、会議などの場で誰にも思いつかないような斬新なアイディアを出して、同僚や上司を驚かせるところがあります。

一人称を意図的に選んでいる人は特にその傾向があります。

上司の言う事を素直に聞くYESマン

一人称が「自分」の人は硬派で上下関係を重視するところがありますので、上司の指示や言葉に反論することなく、素直に聞く傾向が強いです。上下関係第一の世界に身を置いていたら、その名残で「目上の人には絶対に逆らわない」という考えが常識としてついています。

ただし、とても良い上司の下で働けたらまだいいのですが、モラハラやパワハラをする上司を持った時は注意しなければなりません。

どんなに理不尽な命令や発言をされたとしても、「目上の人の命令は絶対に聞かなければいけない」という心理が働いてしまうため、本人も無自覚のストレスを感じ、精神的に疲れてうつ病へと発展してしまうのです。

仕事が出来る人が多い

一人称が「自分」の人は非常に優秀な人が多いです。例えば、内気な性格の人でも自分に自信が無いため、相手の意見を静かに聞くことができます。相手の意見を聞くことは非常に大切なことです。

逆に自信に満ちている人は積極的に動くため、とても仕事が出来る人が多いのです。

ビジネスでもプライベートでも使うことができる

一人称が「自分」なのは一人称が仕事でもプライベートでも使えると感じているため、「自分」を使っている傾向があります。

例えば、ビジネスシーンでは「俺」は使えませんし、硬派な男性の場合「僕」は使いにくいです。そのように使い分けをしなくていい一人称は「自分」だという考えにたどり着いたのです。

まとめ

いかがでしたか?今回は一人称が「自分」の人の性格や心理についてご紹介していきました。一人称が「自分」を使っている人は自信がない人や逆に男らしさを見せる人など様々な人がいるとわかったと思います。

一人称が「自分」を使う人はいぶし銀のような渋いイメージがありますが、使っている本人もその印象が強いということが分かりますね。

もしも自分の恋人が自分の前で「自分」を使っていたら、もしかしたら親愛されていないのかもしれません。特に友人の前などでは違う一人称を使っていたら信頼されていない可能性がありますので気をつけましょう。

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