己巳の日とは?銭洗いの意味や金運との関係を紹介!2018年はいつ?

あなたは財運アップや金運上昇を神様にお願いしたことはありますか?実は開運をはじめ、金運向上や福運、仕事運などを神様にお願いするときに、効果的な日があります。それは巳の日です。

巳の日は、昔から金運アップや開運の日といわれ、とても縁起の良い日として知られています。そしてもう一つ、己巳の日(つちのとみのひ)という日は、巳の日以上に金運や財運などお金に関する運が良い日(金運最強の日)といわれています。

では、己巳の日(つちのとみのひ)とはどういう日なのでしょうか?その起源や金運についてなど、己巳の日(つちのとみのひ)について調べてみました。

巳の日(みのひ)とは

まずは、巳の日とはどのような日のことをいうのでしょうか?巳の日とは、子(ね)丑(うし)寅(とら)卯(う)辰(たつ)巳(み)午(うま)未(ひつじ)申(さる)酉(とり)戌(いぬ)亥(い)の十二支をに日にちに当てはめて考えるものの一つです。

12日周期でそれぞれ十二支の名前を付けた日が存在します。巳の日は、その中でも一粒万倍日や寅の日などと並び縁起の良い日とされています。なぜなら巳である(シロヘビ)が古来より商売繁盛や幸運、金運や財運を運んでくる神の遣いとして知られているからです。

また山口県岩国市では、シロヘビが家に住み着くと、無病息災や家内安全、福運や金運を運んでくると言い伝えが有名です。ヘビと聞くと、怖いと思ってしまいがちですが、神様のお遣い(眷属)としてのシロヘビは攻撃性がなく、おとなしいといわれています。

己巳の日(つちのとみのひ)とは

己巳(つちのとみ)の日は、十干十二支の組み合わせの一つです。十干は、「甲(きのえ)」、「乙(きのと)」、「丙(ひのえ)」、「丁(ひのと)」、「戊(つちのえ)」、「己(つちのと)」、「庚(かのえ)」、「辛(かのと)」、「壬(みずのえ)」、「癸(みずのと)」といい、五行思想という、五種の元素の考え方を基本としています。

この思想によって、己(つちのと)が金を生むことをあらわし、さらに巳であるへびが芸術や金運、財運をつかさどる神様であることから、芸術や金運、財運に最良の日といわれるようになりました。またこのような考え方は、古来より占いなどにも応用されてきました。そして日ではなく、年であらわす、己巳の年(つちのとみのとし)、月であらわす、己巳の月(つちのとみのつき)もあります。

そして己巳の日(つちのとみのひ)はその組み合わせ上、60日周期で訪れます。そのため大変縁起の良い、貴重な日として、弁財天さまを祀っている寺社などではお祭りや祭事が行われるようになりました。

己巳の日と金運について

己巳の日(つちのとみのひ)と金運についてみていきましょう。己の金運の由来は、己が金を生むという五行思想に基づいているということがわかりました。ここでは、弁天様にまつわる話を見てみましょう。

弁才天(べんざいてん)は、ヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティー(Sarasvatī)が、仏教に取り込まれた時についた名前といわれています。日本に伝えられた時には、日本では神仏習合だったため、分離した後も、神道にも取り込まれ、今ではお寺と神社両方で祀られています。近世では、「七福神」の一員としても信仰されるようになりました。

もともとインドでは、河の神様であったことから、日本でも水の神様として知られるようになり、さまざまな水に関する地域で祀られてきました。また日本では財宝神として知られるようにもなったことから、弁才天ではなく、弁財天と一般に呼ばれるようになったといわれています。日本では近年になっても、芸術や金運、財運などをつかさどる神様として、弁天さまを祀って信仰してきました。

また、ヘビという動物は、水辺にすみ、一生に何度も脱皮をしますが、その様子が生と死を繰り返す生き物として神様の使いと言われて信仰されてきました。日本では、その2つが重なり、ヘビを弁財天さまの使いと信じ、蛇骨神社、蛇宮神社、岩国白蛇神社など、昔から蛇を祀る多くの神社が存在しています。

そしてヘビの日でもある巳の日、そして己巳の日には、弁天さまにお参りに行き、お金に関するお願いに行くと、白い蛇があらわれて願い事をかなえてくれるといわれるようになったのです。

己巳の日(つちのとみのひ)にすると良い事

では、金運や財運を上げるためには、己巳の日にどのようなことをすればよいのでしょうか?己巳の日には、弁財天さまが司る、芸術や財運、金運などにまつわることをするのが良いといわれています。

芸術面

何か新しいことを始めたり、習い事をしたり、探したりすることも縁起が良い日といわれています。

金運

財布を新しくする、弁財天を祀っている寺社にお金を洗いに行くなどのほか、銀行の口座を新しく開設したり、新しく投資を始めてみるのもよい日です。さらに、宝くじなどの購入には絶好の日です。

縁結び

意外に思われるかもしれませんが、弁天様は縁結びもしてくれるそうです。そのため、この日には、特に男女の仲を深めるのによい日といわれています。プロポーズや結納、入籍や結婚式などをこの日に行う人も多いそうです。

2018年の巳の日と己巳の日

では具体的に、2018年の巳の日、己巳の日と見てみましょう。

2018年の巳の日

1月01日(月) 13日(土) 25日(木)

2月06日(火) 18日(日)

3月02日(金) 14日(水) 26日(月)

4月07日(土) 19日(木)

5月01日(火) 13日(日) 25日(金)

6月06日(水) 18日(月) 30日(土)

7月12日(木) 24日(火)

8月05日(日) 17日(金) 29日(水)

9月10日(月) 22日(土)

10月04日(木) 16日(火) 28日(日)

11月09日(金) 21日(水)

12月03日(月) 15日(土) 27日(木)

2018年の己巳の日

2月の己巳の日  06(火)

4月の己巳の日  07(土)

6月の己巳の日  06(水)

8月の己巳の日  05(日)

10月の己巳の日    04(木)

12月の己巳の日  03(月)

是非この日には、弁財天さまや白蛇さまを祀っている神社やお寺などに行って、金運アップや芸術運などの向上をお願いしたりするのもよいでしょう。

巳の日、己巳の日の銭洗い

巳の日や己巳の日の銭洗いというのを知っていますか?金運を上げるために、巳の日や己巳の日に、新しい財布を購入し、新しい一万円札を用意します。そして白蛇さまや弁財天さまを祀ってある神社やお寺で新しい一万円札を丁寧に洗い清めることで、白蛇さまや弁財天さまのご利益が受けられるというものです。

もちろん、一万円札は紙の紙幣ですから、水に長くつけることはできませんが、神社やお寺にある清めの水のあるところで、少しだけ水をつけてから洗い流すようにすると、お金の垢が取れて、清らかに清められるようです。

古来から言い伝えられてきているので、そのご利益はとてもあるのでしょう。金運アップ力や、芸術運などを高めたいときは、しっかりと弁財天さまにお願いしながらお金を洗いましょう。その時に、「このお金は、私の持ってるお金すべてを代表して洗います。」と唱えながらすると効果が上がるそうですので、試してみてもよいかもしれません。

また、金運を上げるために、お金を常にお財布に入れおくことで、お財布にお金が貯まるといわれています。「種銭」といわれるもので、お金の習性(お金が寂しがりやで常に仲間のお金が一緒にいないと、お金の多いほうに逃げて行ってしまうという考え方)を利用したものです。その「種銭」もできれば銭洗いをしたものを用意するとよいでしょう。そしてその「種銭」は常日頃から財布に入れておくようにしましょう。

弁財天さまの有名なところ

弁財天さまの有名なお寺や神社は全国にたくさんあります。日本三大弁天や五大弁天などといわれる寺社や、関東だと、修学旅行や社会科見学などでも有名なのは、鎌倉の銭洗い弁天でしょう。この神社では、境内の奥のほうにある洞窟の湧き水でお金を洗うと、数倍になって帰ってくるという信仰が今も根付いています。

またそのほかにも、弁財天さまと白蛇さまを一緒に祀っている神社など、財運や金運にご利益のあるところがたくさんあります。縁結びをしてくれる神様でもあるので、新たな縁や今の縁を続けられるように願い事をしに行くのも良いかもしれません。

  • 宝厳寺 滋賀県長浜市、竹生島、日本三大弁財天
  • 大願寺 広島県廿日市市、宮島、日本三大弁財天
  • 神社 江島神社 神奈川県藤沢市、江ノ島、日本三大弁財天
  • 天河大弁財天社 奈良県吉野郡天川村、日本三大弁財天

日本三大弁財天といわれるものがありますが、どの神社がそれに値するかは、専門家によってさまざまな説があります。一般的に言われているものは上記の神社やお寺です。

  • 瀧安寺 大阪府箕面市
  • 神呪寺 兵庫県西宮市
  • 真福寺 岡山県津山市
  • 東海寺 布施弁天 千葉県柏市
  • 寛永寺 不忍池弁財天 東京都台東区
  • 妙光寺 厳島弁才天 長野県上田市
  • 桃巌寺 愛知県名古屋市
  • 興福寺 窪弁才天 奈良県奈良市
  • 霊山寺 大弁才天堂 奈良県奈良市
  • 長建寺 京都市伏見区
  • 深沢銭洗弁天 神奈川県足柄下郡箱根町塔之澤
  • 最福寺 鹿児島県鹿児島市
  • 威光寺 弁天洞窟 東京都稲城市
  • 大盛寺 井の頭弁財天 東京都三鷹市
  • 本光寺 出世弁財功徳天女 千葉県市川市
  • 戒光寺 泉山融通辨財天 京都府京都市東山区・泉涌寺山内
  • 了法寺 新護弁財天 東京都八王子市
  • 桃巌寺 裸弁才天 名古屋市千種区
  • 冥應寺 大阪府茨木市・辯天宗本部
  • 如意寺 奈良県五條市・辯天宗総本山
  • 銭洗弁財天宇賀福神社 神奈川県鎌倉市
  • 黄金山神社 宮城県石巻市、金華山
  • 六甲比命神社 兵庫県神戸市灘区六甲山町

このほかにも、小さなお寺や神社の片隅に、弁財天さまや白蛇さまを祀ってあるところはたくさんあります。それだけ古来より日本人に信仰されてきたのでしょう。

まとめ

いかがでしたか?巳の日というのは知っていても、己巳の日というのは知らなかったという人も多いのではないでしょうか?

己巳の日は巳の日以上に財運や金運にご利益のある日ということがわかりましたね。次の己巳の日には新しい財布を買って、種銭を洗いに弁財天さまのところや白蛇さまのところにお参りにいき、宝くじ当選をお願いしてみるのもよいかもしれませんね。

また弁財天さまは縁結びもしてくれるので、新たな恋や愛を成就させたい人もこの己巳の日に行ってお参りして願い事をするのもおすすめします。

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