獅子座の性格、恋愛傾向を男女別に紹介!

「獅子座」は、春の夜空を彩る代表的な星座です。まるで獲物を狙って駆け出したかのようなその形は、まさに百獣の王として君臨するライオンの力強い姿を思わせます。

また、獅子座は星座占いに登場する12星座のひとつでもあります。占いの世界でも、獅子座はライオンのようにパワフルでリーダー的な存在の人が多いと言われていますよね。

今回は、そんな獅子座の人たちの、性格や恋愛傾向を深く掘り下げてみたいと思います。

獅子座にまつわる物語

星占いに登場する12星座には、それぞれ由来とするギリシャ神話の物語があり、物語の内容から各星座の持つ性質を読み解くことができます。

さて、獅子座には一体どのようなストーリーがあるのでしょうか。

ゼウスの正妻・ヘラの陰謀

ギリシャ神話に登場する全知全能の神・ゼウスの名は、神話や宗教の話題に関心がない人でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

全宇宙を支配する強大な力を持ち、ギリシャ神話における最高神として知られているゼウスですが、結婚しているにもかかわらず多くの女性と関係を持つなど、実はなかなかの好色家でもあったようです。

獅子座の物語は、そんなゼウスの正妻・ヘラの怒りによって引き起こされた悲惨な出来事から始まります。

ゼウスはヘラという正妻がいるにもかかわらず、愛人との間にヘラクレスという人間の子どもをもうけました。当然のことながら、ヘラはこのことを良く思いません。やがて立派な青年に成長したヘラクレス自身も妻子を持ちますが、ヘラクレスはヘラの罠によって自らの手で妻と子供を殺めてしまいます。

ヘラクレスの試練

ヘラクレスは自分の行いをひどく嘆き悲しみ、自分の罪を償いたいと父親であるゼウスに相談しました。するとゼウスは、人間の王であるエウリステウスの元に行くようヘラクレスに命じるのでした。

話を聞いたエウリステウス王は、ヘラクレスに12の試練を与えます。そのうちの一つは「ネメアの森のライオン退治」でした。いつの頃からかネメアの森には凶暴なライオンが住み着き、人間を食べてしまうとして村人に恐れられていたのです。

人食いライオンとの壮絶な戦い

ライオンと対峙するやいなや、ヘラクレスはその体を目がけて得意の弓を放ちます。しかし、その矢はライオンに刺さることなくはじき落されてしました。続いて棍棒を叩きつけますが、ライオンには傷一つつきません。

それもそのはず、このライオンは怪物テュポーンの子で、その体は鋼鉄よりも硬い皮膚で覆われていたのです。

ヘラクレスは、襲い掛かるライオンに素手で応戦することを決意します。死闘の末、なんとかライオンの首に腕を回すことができたヘラクレスは、3日3晩をかけてライオンの首を絞め続け、とうとう息の根を止めることができました。

ライオンを倒したヘラクレスは、ライオンの皮を裂いて身に纏い、頭を兜として被っていました。その姿を見たゼウスは、ヘラクレスの功績とライオンの強さを称え、夜空に星座を浮かべたのでした。

エレメントは情熱の象徴「火」

星座占いに登場する12の星座は、自然界に存在する火、土、風、水の4つの元素(エレメント)に分類され、獅子座は火のエレメントに属します。

火のエレメントに属する星座の性格は、まさに火の性質そのものです。燃え上がる火のごとく情熱的で、何事も勢いのままにどんどん突き進むエネルギッシュな行動力があります。

そんなパワフル姿は、周囲を取り巻く人々にも元気を与えるでしょう。社交的で、感情表現もとても豊かです。

火のエレメントの星座の行動力の源は、自分に対する自信です。優れた直感力を持っており、周囲の人のアドバイスよりも自分のインスピレーションを大切にして行動します。

一方、熱しやすく冷めやすい面もあり、物事に対しての目的ややりがいを一度見失うと、水をかけられたかのように意気消沈してしまいます。

支配星は生命力の象徴「太陽」

エレメントによる分類の他、12星座にはそれぞれ「支配星(守護星)」と呼ばれる惑星があり、各星座に見られる特有の行動は守護星が司る象徴の影響であるとされています。

獅子座の支配星は「太陽」です。太陽のエネルギーは植物を育て、生物に命を与え、地球上のあらゆるものをあたたかく照らしますね。獅子座の人が総じて陽気でおおらかな性格なのは、この太陽の影響によるものなのです。

太陽が獅子座の性格に与えるキーワードには、以下のようなものがあります。

  • 自我、自己主張
  • 生命力
  • 自信
  • エネルギー
  • 男性性
  • 創造性

こうした太陽のパワーが良い面として表れると、獅子座の人は常にポジティブで自信に満ち溢れ、優れた統率力を発揮して組織のリーダーとして活躍することができるでしょう。

反対に悪い面として表れた場合は、自己主張が激しくなり過ぎて周囲と衝突することが多くなりがちです。

同じ獅子座でも性格が違う?

家族や友人に対して「同じ星座同士なのに性格が違う」と感じた経験はありませんか?

同じ星座でありながら性格が異なるのは、「副支配星」の影響によるものです。星占いでは、1つの星座をさらに「デーカン」と呼ばれる3つのグループに分け、それぞれのグループの副支配星が司る象徴を加えて診断する方法があります。

獅子座は7月23日から8月22日に生まれた人を指しますが、デーカンに分類すると以下のようになります。

【7月23日~8月1日】第一デーカン

支配星、副支配星ともに「太陽」となる第1デーカンの獅子座は、明るくポジティブなパワーで周囲の人を元気にする、まさに太陽のような人です。

周囲に対してオープンな態度で接する天真爛漫な性格の持ち主ですが、目立ちたがり屋でいつも周りにちやほやされていたいといった、どこか子供のような一面もあります。

【8月2日~8月12日】第二デーカン

拡大と発展の象徴である「木星」を副支配星とする第二デーカンの獅子座は、チャレンジ精神旺盛で大胆な行動力の持ち主です。

何事も自ら経験することを大事にしており、周囲の目を気にすることなく自分の力を信じて突き進みます。支配星である「太陽」がもたらす持ち前のポジティブさで、少々の失敗で挫けることはありません。

【8月13日~8月22日】第三デーカン

「行動の星」や「戦いの星」と呼ばれる「火星」を副支配星とする第三デーカンの獅子座は、まさに獲物をとらえるライオンのような人と言えましょう。普段は落ち着いた印象を与えますが、いざという時には周囲を圧倒させるほどの闘志を露わにすることもあるでしょう。

そうした強さを見せる反面、忍耐力に少々欠ける部分があるようです。物事が長期化して持久力勝負となった場合には、ストレスを感じてしまうでしょう。

まさに百獣の王!獅子座男性の基本性格

ここからは、獅子座の人に見られる性格の特徴を男女別に見ていきましょう。まずは男性からお話していきたいと思います。

獅子座男性の堂々たる立ち振る舞いは、まさに百獣の王として君臨するライオンそのものの性質を受け継いでいると言っても過言ではありません。組織のリーダー的な立場となって活躍する人も多いでしょう。

天性の目立ちたがり屋

獅子座男性の性格で最も特徴的なのは、とにかく目立つことを好むという点です。自分の才能をひけらかそうと故意的に目立とうとしているのではなく、獅子座の本能がそうさせているのでしょう。

あらゆる場面において堂々とした振る舞いをし、影響力のある発言で周囲に自分の存在をアピールします。まさに百獣の王ライオンのように、自分が頂点に立って輝くことを望んでいるのです。

周囲からの注目を浴びることに慣れているので、どんな状況でもプレッシャーを感じることは少ないでしょう。その度胸の良さも、獅子座男性の魅力の一つです。

自信家で権力への憧れが強い

獅子座男性は、外見や内面的な部分をすべて含めて、自分を高く評価しています。自己主張がはっきりしており、声や身振り手振りが大きい人が多いのは、みなぎる自信の表れと言えましょう。どこかで「自分は天才だ!」とすら感じているナルシストな節があるのです。

そうした自信から、権力を持つ立場へのこだわりも強い傾向もあるようです。目立つことを好む性格も相まって、自分からリーダー的な役職に名乗りを上げることも少なくないでしょう。

しかし、自分を信じるあまり他人の意見を受け付けず、しばしば独善的な行動を取ることもあるようです。そのため何かと周囲と衝突したり、敵を作ってしまいがちです。

 誇り高き努力家

まさに誇り高きサバンナの王ライオンのごとく、獅子座のプライドの高さは12星座で随一と言えるでしょう。周囲から称賛され、喝采を浴びることを常に望んでいます。

しかし、何の根拠もなくしてプライドだけが高いというわけではありません。称賛に値する地位や名誉を勝ち取るためならば、惜しみなく努力を重ねます。その結果、仕事で大きな成功を収めて出世する人も少なくありません。

そんな獅子座男性の努力家の一面を、周囲の人が目にすることはないでしょう。なぜなら、そのプライドの高さゆえに頑張る姿を見せたがらない、見栄っ張りなところもあるのです。

人を惹き付けるカリスマ性

いかなる時も自信に満ち溢れ、堂々たる立ち振る舞いを見せる獅子座男性の姿には、自然と多くの人が心惹かれます。

また、曲がったことを嫌い何事にも筋を通したがる正義感、自分より弱い立場にある人を放っておけない責任感を持ち合わせていることも、周囲から慕われる理由でしょう。まさに弱気を助け強きを挫く王様のように、カリスマ的な存在感を漂わせる人も少なくありません。

お世辞に弱い

人から注目を浴び、褒められることが大好きな獅子座男性は、「さすが!」「すごい!」といった褒め言葉をとても喜びます。

褒められると悪い気がしないのは誰しもに言えることですが、獅子座男性の場合は非常に素直な性格のため、相手がお世辞のつもりでも本心として受け取ってしまうことが多いでしょう。

また、褒められるとつい調子に乗ってしまう傾向もあり、大胆な行動に出てうっかり墓穴を掘ってしまうこともありそうです。

華やかな女王様!獅子座女性の基本性格

続いては、獅子座の女性の性格について見ていきましょう。

獅子座の男性が「王様」なら、獅子座の女性は「女王様」と言えましょう。華やかでセレブ気質の人が多いのが特徴ですが、実は意外にナイーブな面も持ち合わせているようです。

情熱的なキャリアウーマン

「火」のエレメントの性質がふんだんに受け継がれた獅子座女性は、情熱的な感性の持ち主です。常にポジティブなエネルギーに満ち溢れており、どんな状況にも尻込みすることなく全力勝負で挑みます。

その情熱はビジネスの面でも活かされ、男性の中でも引けを取らない活躍を見せるキャリアウーマンタイプとなる人も多いようです。頭の中であれこれと思考を巡らせるよりも、直感のおもむくままにどんどん動く行動派なので、出世のチャンスにも恵まれやすいでしょう。

面倒見の良い姉御肌

先述のとおり、前向きで行動力のある獅子座の女性たちは、集団の中でも物怖じせずに率先して行動を起こすタイプです。

獅子座の男性同様、自分より弱い立場にある人に対して手を差し伸べる優しさを持ち合わせているため、おのずと周りの人たちからの信頼も厚くなり、仕事でもプライベートでも必然的にリーダー的な存在となることが多いようです。

華やかでエレガント

獅子座の女性は、まさに生まれながらの「女王様」と言えるでしょう。華やかでエレガントな雰囲気を兼ね備えており、またキャリアウーマンとしての素質もあることから実際に成功を収めてセレブのような暮らしをしている人も少なくありません。

そうした自分自身の性質を本能的なところで理解している人も多く、獅子座女性が身につけるものは自然とハイクラスなものやブランド品を選ぶ傾向があるようです。

そのためお金遣いは荒くなりがちで、倹約や貯蓄は苦手な人が多いかもしれません。また、その面倒見の良さからその場の勢いでつい奢ってしまう、友人の誕生日プレゼントを奮発するなどといったところも、獅子座女性のお財布事情に影響を与えているのかもしれません。

目立ちたがり屋は男女共通

獅子座の目立ちたがり屋な性質は、男性だけではありません。獅子座女性もまた、人から注目されることを好み、常に話題の中心となっていたいタイプです。年齢を重ねてもそうした傾向が見られ、いつまでもちやほやされたがる子供っぽい人と見られることもあるでしょう。

また、自己主張が強くはっきりした性格から、時として周囲に傲慢な印象を与えてしまうこともありそうです。しかし、獅子座のそうした性質は天性のものであり、本人に悪気は一切ありません。

意外と繊細な一面も?

いつも前向きで堂々としている獅子座女性ですが、心の奥には強い警戒心を隠し持っているようです。これは、獅子座に共通するプライドの高さによるもので、失敗して傷つくことを恐れるがために、自分を守ろうとして警戒心が働いているのです。

特に、自己表現がはっきりしている獅子座女性は、人の反感を買ってしまう場面も少なくありません。そうして実際に傷ついた経験から、周囲の空気には人一倍敏感で、自分の行いが他人からどう思われているのかを気にするなど、気丈な外見とは裏腹な繊細さを持つようになるのかもしれませんね。

恋をしていても自分がいちばん!獅子座の恋愛傾向

それでは次に、獅子座の人たちの恋愛傾向を見ていきましょう。

基本的な恋愛傾向

獅子座は恋愛の場面でも、常に自分が王様、女王様でありたいと考えています。つまり相手に尽くすよりも、尽くされる恋愛を望んでいるのです。

しかし、その情熱的な感性から、恋人に対してはとても一途です。ひとたび誰かを愛した途端に他の異性には目もくれないほど、相手に対して真っ直ぐに愛情を注ぎます。

男性女性ともに隠し事を嫌うため、恋愛においても人に隠さなければならないような関係は好みません。とはいえ、人前では過度にベタベタするようなことはなく、あくまでも王様・女王様らしく毅然とした態度を保ちます。

その代わり、ふたりきりで過ごす時間には夢のような甘いひとときを与えてくれることでしょう。支配星の太陽が「創造性」の星であるように、獅子座はドラマのようにロマンティックなことが大好きなのです。愛情表現もストレートで、相手にも同じレベルで自分に対して愛情を示すことを求めます。

ただし、その天性の王様・女王様気質から恋人を支配したいという思いが強く、独占欲も人一倍で相手を束縛したがる傾向があります。たとえ友情からの付き合いであっても異性の友人を良しとせず、相手の交友関係に口出しするなど自分本位な態度を見せることもありそうです。

実は意外と奥手かも?獅子座男性の恋愛傾向

自信に満ちた堂々たる振る舞いでリーダー的存在として活躍することも多い獅子座男性は、恋愛にも積極的で自分から女性を引っ張っていくタイプに見られがちです。

しかし実際は、そのプライドの高さから女性に振られることを情けないと思ってしまうところがあり、脈のない相手には早々にアプローチを諦めてしまいます。反対に、勝算が見込める相手に対しては、一直線に好意を伝えようとするでしょう。

また、自分よりも上のレベルの女性との交際を好むのも、獅子座男性のプライドの高さゆえの傾向でしょう。自分よりも下のレベルの相手とは、恥ずかしくて付き合えないという見栄があるようです。そのため、獅子座男性の恋人はバリバリ仕事をこなすキャリアウーマンや、容姿端麗で男性に人気のある女性が多いのが特徴です。

ただし、そういったタイプの女性であっても、やはり自分のプライドを尊重してくれなければ恋愛関係は長続きしないでしょう。

熱しやすく冷めやすい?獅子座女性の恋愛傾向

恋愛に関しては、獅子座は男性より女性の方が積極的かもしれません。獅子座の女性は、好意を寄せた男性には自分から情熱的にアプローチしていきます。相手の心を掴むためなら手段を選ばないところがあり、いきなりストレートに告白する思い切りの良さを見せることもあるでしょう。

ただし、その情熱で恋の炎を燃え上がらせるのは実は一時的なもので、相手にマイナス面を見つけた途端、急激に気持ちが冷めてしまうところがあります。そのため、獅子座女性の交際期間は比較的短く、結婚も晩婚となる人が多い傾向があるようです。

また、華やかでアクティブな獅子座の女性は、楽しいことが大好きで冒険心も旺盛です。恋愛においても真面目で安定した関係よりも、どこか刺激的でスリルを感じる恋に惹かれるところがあります。そのため、パートナーとの関係にマンネリを感じると、つい浮気や不倫に走ってしまう恐れもあるでしょう。

ベッドタイムはまるで子猫!獅子座のセックス

男女ともにパワフルでリーダー気質の獅子座は、セックスもサディスティックで激しいものを想像してしまいがちですが、愛する人とのベッドタイムでは意外な一面を見せるようです。

恋愛においてはロマンティックな展開を好む獅子座ですが、実はムード満点の大人のセックスというのはどちらかというと得意ではありません。相手とイチャイチャと触れ合うスキンシップの時間を好む人が多く、行為そのものはその延長線上と考えている人が多いでしょう。

また、男女ともに日常の堂々たる振る舞いとは一変して、ベッドの上では相手に甘えたがる傾向があります。ライオンというよりまるで子猫のような可愛らしい姿に、恋愛関係となったパートナーは大きなギャップを感じることとなりそうです。

まとめ

いかがでしたか?

自信たっぷりで堂々とした獅子座の人が近くにいると、なんだか心強く感じそうですね。人望が厚く、リーダーとして活躍する人が多いのも納得できます。

ただし、男女ともにプライドの高さが玉にキズで、それゆえに傷つくことを恐れる繊細な心の持ち主でもあります。もしあなたの大切な人や思いを寄せる人が獅子座であるなら、相手のプライドを尊重する姿勢を見せることで、良好な関係を築くことができるでしょう。

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