《手相占い》ソロモンの環の手相の意味を知ろう!似ている手相は?

私達の手のひらには数えきれないほどたくさんの線が刻まれており、手相占いではそれらが描き出す形から、その人の運勢や人生の傾向を読み解くことができます。

生命線や頭脳線、感情線といった基本的な線は、手相占いに詳しくない方でも一度は自分の線が持つ意味を聞いたことがあるのではないでしょうか。線の濃さや長さはそれぞれ違えども、これらはほとんどの方の手に刻まれている線です。

一方、手相の中には、出現率が全体の数%と非常に珍しく、あるだけで強運の証とされる相もいくつか存在します。

今回は、その中でも特に「激レア手相」と言われている、「ソロモンの環」について、詳しくご紹介したいと思います。

「ソロモンの環」にまつわる伝説

手相占いにおける「ソロモンの環」は、名前のとおり古代イスラエルの賢王ソロモンに由来します。世界史に詳しい方は、既にお気付きかもしれませんね。

ソロモンは巧みな政治力で古代イスラエルの最盛期を築き、知恵者のシンボルとして知られていますが、その力は天使や悪魔までも従わせたと言い、多くの逸話が残されています。

中でも今回お話する「ソロモンの環」と関係が深いのが、「ソロモンの指輪」のお話です。

神秘の力を宿す「ソロモンの指輪」

エルサレムで神殿の建設が思うように進まず困り果てたソロモンは、山の岩場の上で神ヤハウェに祈りを捧げました。

すると突然、眩い光とともにヤハウェの命を受けた大天使ミカエルが現れ、黄金に輝く指輪をソロモン王に授けます。

鉄と真鍮でできたこの指輪には、不思議な力が宿っていました。言葉を持たない動植物の声を聞いたり、呪文によって悪魔や天使を使役することができたのです。

ソロモン王は、この指輪を人差し指にはめていたとされています。そして、その不思議な力をもって、あらゆる天使と悪魔を強制的に従わせ、エルサレムの神殿を完成させるという大きな仕事を成し遂げました。

「ソロモンの環」はどんな手相?

ソロモン王の伝説から、手相にあらわれる「ソロモンの環」も、どこか神秘的で強い力を持つ手相だということがイメージできたのではないでしょうか。

ここからは、「ソロモンの環」の見方や、その相が持つ意味について詳しくお話していきたいと思います。皆さんも一緒に、自分の手のひらをチェックしてみてくださいね。

「ソロモンの環」ができる場所

「ソロモンの環」とは、人差し指の付け根の下あたりにあらわれ、人差し指をぐるりと半円状に囲む輪のように見える線のことを指します。人差し指の根本に輪ゴムをひっかけたような形を想像すると、わかりやすいかもしれませんね。

どちらかの手に1本あるだけでも非常に珍しい線とされていますが、稀に両手にできることもあります。さらに、1本だけでなく複数の線ができる場合もあるようです。

単に珍しいだけではなく、ソロモンの環は持ち主に成功や幸運をもたらす大吉相と言われており、別名「幸運のリング」とも呼ばれています。

先ほどお話した古代イスラエルの賢王ソロモンも、人差し指にはめた指輪の力によって、神殿を完成させるという偉業を達成することができましたよね。まさにそれが、この線の名前の由来となっているのです。

ソロモンの環ができる場所「木星丘」について

手相学では、人差し指の付け根のふくらんだ部分を「木星丘」と呼びます。そのため、ソロモンの環は「木星環」と呼ばれることもあるようです。

木星は英語で「ジュピター」と言いますが、これはギリシャ神話に登場する全知全能の神ゼウスに由来します。

ゼウスが神々を率いる王として絶対的な立場であったことから、木星丘はリーダーシップ、野心、独立心、行動力などといった、人の上に立つために必要な資質を意味する場所です。

木星丘に出る線や星紋、トライアングルなどは、これらの意味を強調するとされており、ソロモンの環についても例外ではありません。

ソロモンの環が持つ意味

ソロモンの環の持ち主は、総じて明るく前向きな性格であると言われています。

そのうえ、まさに賢王ソロモンのような大人物となりえる素質を多分に兼ね備えており、生まれながらにして成功運に恵まれた人と言っても過言ではありません。

鋭い直感力

ソロモンの環の持ち主は、生まれ持った頭の良さがあります。はっきりと濃い線が見られる場合には、特にその傾向が強いようです。洞察力に優れており、いかなる状況にも的確に判断を下すことができるでしょう。

さらに天賦の閃きのような感覚も鋭く、その独特の発想力を活かして起業家となったり、芸術分野で活躍する人も少なくないようです。

向上心が強い野心家

ソロモンの環の持ち主は、現状に甘んじることなく常に上を目指し、日々の自己研鑽を怠りません。

「目立ちたい」「尊敬されたい」という心理を持っており、反対に周囲から過小評価されることを嫌います。つまり、周囲からの尊敬や称賛に値する人物になるために努力を重ねているというわけです。

野心家という言葉にあまり良いイメージが湧かない方もいらっしゃるかと思いますが、ソロモンの環の持ち主は、素直な向上心を持っている人なのです。

優れたリーダーシップ

古代イスラエルを統治し強国の地位を確立したソロモン王や、神々の王として君臨したゼウスの素質を受け継いだかのように、ソロモンの環の持ち主にも秀でた統率力が備わっています。

特に木星丘がふっくらとしている人は、特に優れたリーダーシップを発揮できる人です。実際に組織のリーダーや指導者として活躍しているという人もいるでしょう。

人の気持ちを察する能力にも長けており、部下をしっかりとフォローしながら、成功や目標達成へと導きます。

類い稀なカリスマ性

常に向上心を持っている人や、組織で優れた指導力を発揮できる人は、それだけでも魅力的な人と言えましょう。しかしソロモンの環の持ち主は、本人が特に意識していなくても、自然と多くの人を惹きつけてしまうカリスマ性があるようです。

それゆえに多くの人からの援助や引き立てに恵まれ、どんな分野においても順調に成功への道を歩むことができるでしょう。

神秘的な力

ソロモン王の指輪には、動植物の声を聴くことができる力が備わっていましたよね。さすがにそこまでではありませんが、ソロモンの環の持ち主にも「第六感」のようなスピリチュアル的な力が備わっているようです。

実際に、占い師やヒーラーなどのスピリチュアルな分野で活躍している人は、ソロモンの環を持つ人が多いのだそうです。

強運の持ち主

線の持ち主が非常に強運であることも、ソロモンの環の特徴の一つです。一か八かの運頼みのような展開でも、良い結果を出すことができるでしょう。

鋭い直感力をもって、置かれている状況が自分にとってのチャンスであることをいち早く察知し、少々大胆でも臆することなく行動します。

そのため勝負事にも滅法強く、この相の持ち主ならば、ギャンブルで一攫千金も夢ではないのかもしれません。株などの投資にも強いでしょう。

ソロモンの環のあらわれ方でわかる、人生の傾向

先述のとおり、ソロモンの環は左右どちらかの手に1本あるだけでも大変珍しい線ですが、稀に両手や複数の線が出現することもあります。

いずれにしても強運の持ち主であることに違いありませんが、あらわれ方によって少し解釈が異なりますので、パターン別に解説していきたいと思います。

ソロモンの環が左右どちらかの手にある

手相学では、生まれ持った運命や素質は利き手と反対側、経験を通して培われた性格や能力は利き手で診断します。

したがって、ソロモンの環が利き手ではない方の手にある場合には、兼ね備えた能力は天性のものと言えましょう。中には幼少期から才能を開花させる人もいるようです。

利き手にある場合は、これまでの人生で積み重ねてきた経験の中で、向上心や直感力などが備わったと考えられます。あるいは、何らかの出来事を機にスピリチュアルな力が開眼した可能性もあるでしょう。いずれにせよ、今後は多くの人を惹き付ける存在となりそうです。

ソロモンの環が両手にある

ソロモンの環が両手にある人は、かなり稀なうえに最強の大吉相と言えましょう。生まれながらにして類い稀な才能に恵まれ、さらに経験を通して培った力が備わっているのです。

独特の発想力と天性のカリスマ的な魅力は多くの人の心を惹き付け、様々な分野において周囲に一目置かれるような存在となるでしょう。若いうちから世間に称賛されるような立場となる人もいるかもしれません。

かなりの強運を味方につけているため、ギャンブルで超大穴を狙い当てて大金を稼ぎ出す、といったようなこともありそうです。

ソロモンの環が薄い、または途切れている

ソロモンの環は、くっきりとした濃い線ばかりではありません。目を凝らさなくては見えないほどの薄かったり、切れ切れになっている場合もあります。

その場合は、ソロモンの環が持つ直感力や強運などの意味合いが弱かったり、不安定であることを示します。

ソロモンの環が二重になっている

1本だけでも珍しいソロモンの環が、二重になっている場合も大吉相です。

こちらは手相芸人として絶大な人気を誇る島田秀平さんも「Wソロモンの環」として紹介しており、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

ソロモンの環は1本よりも2本の方が強力であると言われており、より大きな成功を収めることができるでしょう。あらゆる面で運の良さを感じるはずです。

特に直感力に優れているとされ、まるで枯れることのない泉のように、新たなイメージやアイディアが湧いてくるようなタイプでしょう。芸術分野でその力を発揮することができそうです。

木星丘の状態も要チェック

人差し指の付け根のふくらみ部分である「木星丘」は、別名「野心の丘」とも呼ばれており、この部分がふっくらとハリがある人は出世すると言います。

つまり木星丘が張っていて、その上にソロモンの環がある場合は、最強のコンビネーションが発揮されるというわけです。大きな成功を収め、華々しい出世街道を歩んでいけるでしょう。

反対に、ソロモンの環があっても木星丘にハリがない場合は、ソロモンの環の力が弱まっていることを示します。

注意!ソロモンの環とよく似ている手相

人差し指の付け根の部分「木星丘」には、ソロモンの環以外にも線があらわれることがあります。いずれもソロモンの環と非常によく似ていますが、ソロモンの環とは解釈がまったく異なります。

しかし、ソロモンの環ではないからといってガッカリすることもありません。これからご紹介する線の場合も、なかなかの吉相です。

マネジメント線

木星丘に弧を描くようにあらわれるマネージメント線(マネージャー線)は、ソロモンの環と非常に見分けがつきにくい線のひとつです。

ソロモンの環が人差し指をぐるりと囲む半円に近い形であるのに対し、マネジメント線は知能線付近を起点としており、ソロモン線と比べるとやや緩やかなカーブを描きます。

その名前が示すように、この線の持ち主は、人材を管理したり経営者としての素質が備わっています。組織の先頭に立って引っ張るよりも、陰ながらフォローするようなポジションでその才能を発揮することができるでしょう。

根っからのリーダー気質であるソロモンの環の持ち主と、相性が良さそうですね。

千金紋

千金紋も木星丘に弧を描くように出現しますが、ソロモンの環やマネジメント線とは大きく異なり、中指の付け根まで長く伸びているのが特徴です。

別名「成り上がり線」や「はい上がり線」とも呼ばれており、この線があらわれた時は、コツコツと地道な努力を積み重ねていくことで成功するというサインです。

たとえ今が人生のどん底と言えるような状況だとしても、努力を怠らなければ必ず道は拓けるでしょう。ただし、線が切れ切れであらわれているような場合は、その日はまだ少し先なのかもしれません。

一緒にあればさらに強運?激レア手相〇選

ここまでソロモンの環に焦点を当ててきましたが、実は珍しいとされている手相は他にもありますので、あわせてご紹介したいと思います。

ソロモンの環と一緒にこれらの相がある人は、さらに強運の持ち主と言えましょう。

マスカケ線

感情線と頭脳線が繋がって、一直線に手のひらを横断している相を「マスカケ」と言います。

こちらは豊臣秀吉や徳川家康など、歴史上で偉業を成した人物の手相として、別名「天下取りの相」としても有名ですよね。芸能界で大活躍の明石家さんまさんやタモリさん、黒柳徹子さんなどもマスカケ線の持ち主です。

この名立たる面々からもわかるとおり、マスカケ線を持つ人はあらゆる分野で類い稀な才能を発揮できる強運の持ち主です。

ただし、少々変わり者の面も持ち合わせており、波乱万丈の人生を歩む傾向があるようです。

太陽丘のスター線

手相占いにおいて、薬指の付け根のふくらみは「太陽丘」と呼ばれており、人気運や仕事運を占う部分です。

この太陽丘にあらわれるスター線(星紋)は、多くの人からの援助や引き立てに恵まれて、まもなく大成功を収める暗示です。

この部分に「太陽線」と呼ばれる縦線があるなら、さらなる発展が見込めそうです。その名のとおり、人々の憧れの的となるスターのような存在になるのかもしれませんね。

長い財運線

小指の下にある縦線のことを、「財運線」と呼びます。この線は30代前後の若い人にはあまり見られませんが、1本でもあるならば金運に恵まれている証です。

さらに、この財運線は濃ければ濃いほど、長ければ長いほど金運も強いことを示します。感情線を突破しているだけでも十分長いと言えるのですが、中には手首に届くほどの長さがある人もいるようです。

なお、短い線や薄い線があらわれた時は、金運アップのサインであると言われています。

直感線

手のひらの下の、小指側のふくらんだ部分を「月丘」と言います。ここから感情線に向かって弧を描く線は「直感線」と呼ばれており、こちらも誰にでもあらわれる線ではありません。

この線の持ち主はとにかく直感に優れており、インスピレーションを活かして成功を手にすることができると言われています。一か八かの勝負を見極める、ギャンブル運も強いでしょう。

霊感が備わっている場合も多く、スピリチュアルな分野でも力を発揮できそうです。実際に活躍している占い師の中にも、この線の持ち主がいるとされています。

KY線

手相芸人として大人気の島田秀平さんが名付け親の「KY線」は、頭脳線と生命線の間隔が5mm以上離れた手相のことです。日本人の1割ほどしか持ち主がおらず、こちらも非常に稀な相だと言われています。

「KY=空気が読めない」ですから、あまり良いイメージは持てませんよね。しかしこの相を持つ人は、チャンスは自ら掴みに行くという考えを持っており、後先を考えずに大胆に行動を起こします。自己主張もはっきりしているため、空気が読めない人と思われてしまうようです。

ただし、何かと尻込みしてしまうタイプの人よりは、その積極性でチャンスを物にする確率は高いと言えましょう。

なお、アメリカのオバマ元大統領も、この手相の持ち主なのだそうです。

イケイケ線

こちらも島田秀平さんが名付け親となった手相です。島田秀平さんのネーミングは、わかりやすくてユニークですよね。この「イケイケ線」は、親指の根本のふくらみ(金星丘)にあらわれる、格子状の線のことを指します。

この相があらわれた時は、取り巻く運気が急上昇している、まさに「イケイケ」な時です。何か新しいことに挑戦するならば、絶好のタイミングでしょう。

昇り龍線(開運線、努力線)

生命線を起点として各指に向かって上向きに伸びる線は、「昇り龍線」や「開運線」「努力線」などと呼ばれています。

日々努力を重ねて頑張っている人にあらわれる線で、その努力がまもなく実を結ぶことを示すサインです。

細かい線がたくさんある人は、様々な分野で才能を発揮する多才なタイプで、年齢を重ねるほど昇り龍のごとく運気が上昇すると言われています。

フィッシュ(魚紋)

手のひらにあらわれる、魚が泳いでいるような模様は「フィッシュ(魚紋)」と呼ばれます。

線や丘の持つ意味をさらに強める印と言われており、基本的にはどの部分にあっても幸運の証です。くっきりとしたフィッシュがあるならば、幸運をつかむ日は近いでしょう。

仏眼

親指の第一関節にあらわれる、眼が開いたような形のように交わる線を「仏眼(ぶつがん)」と言い、その名の通り、由来は「仏様の目」からきています。

直感や霊感があるとされるほか、神仏やご先祖様のご加護を受けているとも言われており、どんな窮地も不思議と切り抜けてしまう強運の持ち主でもあります。

まとめ

いかがでしたか?

まさに王として君臨するに相応しい力を持つことを示すソロモンの環の持ち主は、大きな成功を約束された人と言っても過言ではなさそうですね。

人は地位や名誉をひとたび手にすると、いつかその座から転落するのではないかと不安になってしまいます。そこまでの道のりが順調であれば、何か裏があるのではないかと疑心暗鬼になることもあるでしょう。

しかしソロモンの環の持ち主は、自分の身に起こった出来事や支えてくれた人達に心から感謝することで、より運気が上昇して大きな幸運を手にすることができると言います。

もしあなたの手のひらにソロモンの環があらわれたなら、自分の才能を信じて恐れることなく邁進しましょう。自国を繁栄へと導いた賢王ソロモンのように、あなたを慕う人々を成功へと導く素晴らしい存在となれるはずです。

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