ラップ現象は心霊現象?その原因と対処方法を知ろう!

静かな家の中にいて時々”ミシッ”という音が聞こえることはありませんか?単なる家鳴りなら別に安心なのですが、それがエスカレートすると霊的なものを感じるでしょう。霊的な音して代表的なのとがラップ音というもので、ラップ現象と呼ばれています。

そんなラップ現象はなぜ起こるのでしょうか。ラップ現象の歴史はそれほど古くなく、19世紀ごろには知られた現象でした。ではラップ現象とはどのような現象なのでしょうか。

今回はラップ現象の霊的知識や特徴についてご説明していきます。

ラップ現象を知っていますか?

ラップ現象というものを知っていますか?自分以外誰もいない空間で突然ラップ音という叩く音や打撃音が聞こえる現象のことを言います。

フォックス家事件がスピリチュアリズムの出発点

ラップ現象、そしてスピリチュアリズムの出発点となったのは1848年に起きたフォックス事件(フォックス姉妹事件)というものでした。

フォックス夫妻にはマーガレットとケイトという姉妹がいました。この2人はのちにフォックス姉妹として有名になります。

毎晩謎の音が鳴る

1848年3月31日の夜に姉妹がベッドに入ると、音が鳴る事件が発生しました。まるで木を叩くような音だったようですが、夜中に起こるこの音に夫妻も悩まされており、思い切って家の誰かが交信をしようと思い立ったのです。最初は母が交信をしましたができませんでしたが、姉妹が音の主と交信をする能力があったのです。

謎の音の正体

そしてこの心霊音を鳴らしている霊の正体が5年前のフォックス家が引っ越してくる前の住居者で、宿泊していた男に殺された行商人のチャールズ・ロズマという男性だったのでした。そして、この男性の霊が殺された事実を姉妹に伝えると、翌日家族で地下室の発掘を行い、その結果、少量の骨と毛髪と歯が出土しました。

ただ、裏付けが無いため、事件の信憑性が疑われ、自作自演だとか、「幽霊屋敷」とまで呼ばれたのですが、1904年に屋敷に忍び混んでいた少年たちにより発見され、事件の裏付けとなったのです。

そして、この事件は全米の神霊研究者や学術関係者、霊界通信をしたい人、マスコミなどに広まり、心霊用語としてラップ現象(鼓音現象)と呼ばれるようになったのです。

ラップ音について

ラップ音は霊界にいる霊が作り出す音で、自然に出る音とは明らかに異なる音のことを言います。

また、霊体質の人の生体エネルギーと、霊界エネルギー(エクトプラズム)が合成されて、心霊現象として物理的に表れることがあります。亡くなった人が物体を動かしたり、音を出すのには、かなりのエネルギーを消費する必要があるのは事実のようです。

ラップ音は低級霊が出していることが多いと言われているのですが、低級霊単体でラップ音を出すことができません。普通ポルターガイストのように物を自由に動かせるのは強力なエネルギーを持った高級霊しかできません。高級霊が霊体質の人のエネルギーと合成し、その高級霊の支配のもとで、低級霊たちが、人間に自分たちの存在を知らせようとしてラップ音を出すと言われています。

普通亡くなった人は自分の存在を伝えることはできませんからね。ラップ音として地上人にメッセージを送ろうとしているのかもしれません。

ラップ音の特徴について

ではラップ音にはどのような特徴があるのでしょうか。

ラップ現象の特徴

ラップ現象の特徴はどう考えても不自然な音が続くことです。家がきしんだり、風などによって出される音などとは違い、ハンマーなどで叩いている音やのこぎりを引くような音をラップ音と言います。心霊音と呼ぶこともあるようです。

心霊音なのか、自然音なのか、はたまた生活音なのか区別できないこともあると思います。霊能者や霊媒体質者など霊体質を持った人などはラップ音がした後に悪寒がしたり、激しい耳鳴りや頭痛になるという人もいて、ラップ音での現象や、ラップ音による身体への影響は様々です。

部屋でラップ音がしたときに、心霊現象なのか確かめるように心霊写真を撮ろうとしたり、音がしたほうに質問をすることは危険なのでやめたほうが良いと言われています。

恐怖体験として有名なものとしてテーブルで友達とやることが多い”こっくりさん”や”チェネリング”などが有名なのですが、交霊術は霊感がある人の場合、身体が乗り移られる可能性がありますのでやめましょう。

ちなみに先述したラップ現象が始まったフォックス家はこの事件のあと、ラップ音を聞きたいと大勢の人に押しかけられ、引っ越しをしたのですが、その後その屋敷でラップ音が鳴ることは無かったようです。そのため、ラップ音は霊感がある人がいるとなりやすいと考えられているようです。

ラップ音の種類について

ラップ音は自然の音と区別がつきにくいところがあるのですが、関節音のようなポキポキという音はラップ音ではありません。ラップ音は低い音も高い音もあるのですが、よくあるのが打楽器を叩くような音で、ガンガンというような音だと言えます。

足音ようなちょっと音がしたかな?というレベルではなく、誰にでも聞こえるような大きな物音ですので、ラップ音を聞いたことがない人でもとても分かりやすいと言えます。

  • 太鼓をたたくような音
  • 壁を叩く音
  • ノックする音
  • のこぎりを引く音
  • ハンマーでたたく音

ラップ音は主にこのような音になることが多いようです。霊によって作り出される音は限定的と言えます。ちなみにラップ音の中には音楽演奏のようなものもあるそうです。

ちなみに、ラップ現象の1つとして家全体が大きく揺れることがあるようです。ラップ音も色々ありますが、自然音と違い、不自然な音が何かいも起こるのが特徴です。ミシっという音は木材や建材の劣化によるものだと考えて良いでしょう。

ラップ音が起こる4つの原因

ではラップ音が起こる原因は何なのでしょうか。ここでは4つの原因をご紹介します。

霊界からのメッセージ

ラップ音の理由として最も多いのが霊界からのメッセージということです。ラップ音は先述したようにエネルギーを合成した高級霊の支配の元、低級霊たちがメッセージを伝えようと出しているものです。

このメッセージは自分の存在を知らせるだけでなく、励ましや忠告など正しい道へ行くためのアドバイスとして知らせていることがあります。ただ人間を驚かせようとしてラップ音を出しているわけではないのです。

精神的要因によるもの

ラップ音は霊による現象だけではありません。ラップ音を聞いた人の中にはストレスが原因で聞いたという人もいるのです。

統合失調症などの精神疾患になっている人や、心身とも乱れている人、大きな不安を抱えている人は、普段気にならないようなことでも過敏になってしまい、負のエネルギーを放出し、霊的活性化をしてしまっているのです。この負のエネルギーによりラップ音が聞こえていることがあるのです。

そのため、このタイプのラップ音は霊界からのメッセージではなく、ストレスによるものだと言えるでしょう。

サポートをするようなことが原因

実際に合った話として有名なのですが、電気をつけたまま部屋で寝ていた時に、大きなラップ音で夜中に目が覚めて、電気を消して布団に入ったらラップ音が無くなったという霊的体験をした人がいます。この人は男子学生で大事な試験を控えており、この音が無ければそのまま朝まで寝てしまって風邪をひいていたかもしれないと言っていたそうです。

このようにラップ音から助けられたという経験をした人が比較的いるようです。このようにラップ音は幽霊がその人を助けようという意味で引き起こしたものととらえることもできるのです。

助けを求めている

亡くなった霊が人間に助けを求めるためにラップ音を鳴らすことがあります。先述したフォックス事件はこのタイプでしょう。フォックス事件のとき今までラップ音がしなかったのにするようになったようなので、霊体がこの人(達)なら助けてくれると選んでいると言えます。

フォックス事件の時は、殺されて地下に埋められてしまったことを誰かに知らせたくてラップ音を鳴らしたのです。

正直この場合、フォックス事件のように話しかけることは危険ですのでおすすめできません。特に幽霊に会うのが夢という人は絶対にやらないでください。少しでも身の危険を感じたら専門家に霊視鑑定や除霊をしてもらうことをお勧めします。霊感が強い人の場合、無視したとしても金縛りになる可能性がありますので、ラップ音がしたほうに盛り塩をしておいても良いでしょう。

ラップ音がしたときの7つの対策

ラップ音は心霊現象の1つですので、怖くないとは思っていてもできるだけ聞きたくないでしょう。ラップ音が聞こえたらまずは深呼吸をして落ち着きましょう。

そしてラップ音が聞こえたときの対策方法や聞こえないように対策する方法をまとめました。

放置する

ラップ音が聞こえても、気にせず無視しましょう。間違っても霊と通信をしようとしたり、霊の存在を確認するような行動は控えましょう。地球に人間が存在しているのと同じで、宇宙のどこかの惑星に住人がいると考えられています。人間界があるように霊界があっても不思議ではありません。

特に危害を加えるようなものではありませんので放置しましょう。ラップ音はメッセージでもありますので、メッセージを受け取るつもりで聞いていると、今後のヒントになるかもしれません。まずは落ち着きましょう。

過剰に反応しない

ラップ音が聞こえても過剰に反応しないようにしましょう。見えないものに対して恐怖を感じ、恐怖心だけを増幅させてしまうのですが、ラップ音は怖がらせようとして出しているわけではありません。

無駄に反応する必要はないのです。何も悪いことをしていないのなら堂々としていましょう。

部屋の掃除をする

近年、物が溢れて片付けが出来ない人や掃除ができない人が増えてきています。特に女性は綺麗好きというイメージがありますが、最近は掃除が出来ない女性も多いのです。しかし、苦手だからと放置をするのは良くありません。「部屋の乱れは心の乱れ」というように精神的に乱れやすくなったり、部屋が汚いと悪い気が溜まりやすくなります。

良い気を流したいと思うのなら、まずは掃除をしましょう。整理整頓をしていらないものといるものを分けましょう。また、部屋が汚いと低級霊が棲み付きやすいと言われています。

面倒でも綺麗な環境を心がけましょう。

ストレスを溜めない

精神的に不安定になっていたり、ストレスを溜めているとネガティブ思考になりやすいです。ネガティブになると低級霊が寄ってきやすくなります。ポジティブになることを意識して、こまめにストレスを発散しましょう。そうすることでラップ音も聞こえなくなるでしょう。

塩を取り入れてみる

ラップ音が怖くなくても嫌な感じがするのであれば、お風呂に入る時に湯船に塩をひとつまみ入れてみてください。塩が入ったお風呂に入ることは浄化作用があります。

自分自身の内面に溜まった垢を落とす作用がありますので、ぜひやってみてください。また、旅館などに宿泊したときに必ずラップ音がして眠れない人は塩を持ち歩きましょう。

また、家の四隅や湿度が高くなりやすいじめじめとしたところに盛り塩をするのも良いでしょう。盛り塩はこまめに交換してください。

水晶を身に着ける

水晶は自分自身の中にある邪悪なものを祓う効果があり、外からくる邪悪なものを引き寄せない力もあります。天然石は原産国によって相性が良くないものがありますので、むやみに身に着けると運気が下がってしまう場合があるのですが、水晶は万人に良いものです。水晶を身に着けたら、定期的に浄化をしましょう。

お墓参りに行く

お墓参りにいってご先祖様に日頃の感謝を伝えるのも良いでしょう。ラップ音の中にはあなたを褒めたり、励ましているものもあります。この場合のラップ音は金属が重なるような綺麗な音色をしていることが多いです。主張をしているようなものではなく、聞いているだけで心地の良い気分になることがあります。

これはご先祖様があなたをサポートしようとして鳴らしているものと言っていいでしょう。お墓参りにいったら、お願い事だけでなく、感謝の気持ちも伝えて掃除をしましょう。

まとめ

いかがでしたか?今回はラップ現象についてご紹介していきました。ラップ音は決して怖いものではないので、鳴ったからと言って怖がるものではなさそうです。

ただし、ラップ音がしたときに霊を確認しようとすると恐怖体験をしてしまう可能性がありますので、ラップ音がしたからと言って幽霊を確認するのはやめましょう。もし身の危険を感じたら霊視鑑定をしてもらうのもおすすめです。

もし心地いいラップ音を聞いたらご先祖様によるサポートの可能性がありますので、感謝の気持ちを込めてお墓参りをしましょう。

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