過干渉な親の特徴を紹介!子供に与える影響を知っておこう!

近年、我が子を愛するあまり干渉し過ぎてしまう親が多く、世の中的にも問題視されています。しかし、過干渉の親本人は自分の行為に気づかないことが多く、過干渉を受けている子供が鬱になったり、自分の意見を言えなくなってしまった……というケースも少なくありません。

そこで今回は、過干渉の親の特徴から、具体的な例、過干渉が子供に与える影響、過干渉を止める方法まで、詳しく見ていきましょう!

過干渉とは?

一言に過干渉と言っても、具体的にどのように子供に接したら過干渉と言われるのでしょうか?また、過保護との違いは?詳しく見ていきましょう。

知らずのうちに干渉し過ぎている!?

過干渉とは、親が子供に対して必要以上に干渉し過ぎることを言います。子供がやることなすことすべてに口を出し、子供が望んでいないことを先回りして行ったり、時には無理強いもします。

しかし、干渉している当の本人は全く気付いていないケースが大半で、受ける側の子供が密かにストレスを溜めたり、自由に発言ができなかったり、意思そのものをなくしてしまう子も中にはいます。このように、親の過干渉が子供に与える影響は大きく、子育てにおいて見過ごせない問題となっているのです。

過保護と過干渉の違い

子育ての問題点として、過干渉と同様に「過保護」というワードもよく耳にします。過保護と過干渉は、似ているようで全く違います。過保護とは、自分でできると分かっていながら我が子に要求されたりお願いされた時に、手助けしてしまうことです。簡単に言うと「甘やかし」です。

一方、過干渉は子供を四六時中監視するかのように子供のすべてを把握し、やることに口出しをしたり、子供が望んでいないことまで先回りして物事を片付けます。簡単に言うと、「無理強い」です。このように、過保護と過干渉では意味合いは大きく異なり、過保護または過干渉を行っている親のタイプや特徴も異なると言われています。

過干渉な親の特徴

では、過干渉な親にはどのような特徴があるのでしょうか?以下の特徴が当てはまる人は、要注意です!

子供を支配する

過干渉な親は思い込みが激しく、自分が体感して良いと思ったモノや事柄を信じ込み、我が子に同じ事をさせます。また、自分の意見に絶対的な自信があるため、子供の意見を否定して自分と同じ考えにさせるなど、子供の気持ちをコントロールするといった特徴があります。しかし、当の本人は気が付くわけもなく、子供の意見を否定したり反論している意識もありません。

また、子供を支配する親は、命令口調なのも特徴的です。「〇〇しなさい」や「〇〇はしちゃダメ」といったように、どうしてダメなのか理由を具体的に言わず、命令口調でねじ伏せる傾向にあります。

子供の交友関係を把握する

我が子がどんな子と仲が良いのか、学校でいじめられていないか……など過剰な心配をするせいで、子供の交友関係をすべて把握しようとします。学校以外で遊ぶ時は「家に呼びなさい」と強要して自分の目が行き届く範囲で遊ばせたり、今日一日の友達との出来事を必要以上に聞きます。

また、過干渉が行き過ぎた親の場合は、「あの子とは遊んではいけません」や「この子なら仲良くしていいよ」といったように、友達選びまで口を出します。自分が選んだ友達と遊び、時には喧嘩をして、仲直りをする……。この一連の流れの中で、自分で考え行動をして、解決策を模索するということが何よりも大切なのに、親の過干渉のせいでその機会が奪われてしまうのです。

理想を押し付ける

子供の意見や意思を無視して、理想を押し付けるという行為もまた、過干渉の親の特徴です。「ゲームセンターは頭が悪くなるから行っちゃダメ」、「スタイルが良くなるからバレエをしなさい」といったように、自分が良いと考える物事を子供にさせ、悪いと思うものを禁止します。

助言と言えば聞こえが良いですが、子供の意見や意思を聞かずに理想を押し付けるこの行為も、立派な過干渉と言えるでしょう。

子供に依存している

常に子供と一緒で、子育てに全てを費やしてきた……というタイプの親は、過干渉になりやすいと言われています。これは、親が我が子に依存するからです。

依存度が高ければ、何歳になっても自分の目が行き届く範囲にいて欲しいと願い、それを強要することもあります。中には、結婚相手にまで口を出す過干渉の親も少なくありません。

子供の将来は、子供自身が考えて答えを出すものです。親だから子供を心配するのは当たり前ですが、我が子を信じることも必要です。

幼児や小学生への具体的な過干渉例

ここでは、我が子への行き過ぎた干渉とはどのようなケースがあるのか、具体例を見ていきましょう。

先回りして危険回避

生命を脅かすような危険なことは先回りして回避する必要がありますが、多少の怪我で済む程度のリスクがある遊びの場合、禁止するのはよくありません。

遊具ならジャングルジム、ボール遊びならドッジボールなどが代表的な例です。ちょっとした危ないことを身を持って体験したり、友人関係がこじれて喧嘩になった場合も、まずは子供たち同士で解決させることが大切です。

子供の遊びやコミュニティには、社会性を育み、対人との関わり方を学ぶチャンスが多くあります。その機会を、親の過干渉が原因で奪ってしまうのは良くありません。見直しましょう。

友達を選ぶ

「この子と仲良くなりなさい」「あの子と遊んではダメ」というように、子供の友達を選ぶ親もいます。その多くは、「親が変な人だから……」や「あの子は見た目が派手で一緒にいたらうちの子まで不良になりそう」といった、感覚や親の都合で友達を選んでいる傾向にあります。

子供のうちに色んな人と関わり、自分に合った人を見つけ、友達になり、絆を深めていき、その過程で対人関係を学び、色んな人の考えや思いに触れることが大切なのです。

行動を把握する

小学生のうちは、行動範囲を決めたり、どのような遊びをするかを多少把握しておく必要はあります。しかし、学校から帰宅後、友達とどんな会話をしたか、どんなことをしたか……など一日の出来事を根掘り葉掘り聞くのは、子供のすべてを把握しておきたいという、過干渉な親の特徴的な行動です。

小学生にもなれば、子供も親に言いたくないことは少なからずあります。不安になったり心配する気持ちも分かりますが、まずは子供を信じましょう。

服を決める

自分好みの服を子供に着せたいという思いから、幼児の頃のままの感覚で、大きくなってもその日着ていく服をすべて決めてしまう親もいます。遅くても、小学校の高学年になったら「自分で着る服は自分で決める」という習慣をつけることが大切です。

また服だけでなく、靴下、靴、帽子などのアクセサリーに至るまで、すべて決めてしまう親も多く、そのまま成長してしまうと、「母親に聞かないと分からない」という子供になってしまいます。注意しましょう。

勉強時間や勉強内容に口を出す

小学生にもなれば、宿題が出たり、その日の復習や翌日の予習など、自宅で勉強する機会が増えてきます。その際に、「2時間勉強しなさい」や「今日はこの範囲を勉強しなさい」といったように、学習時間や内容にまで口を出す過干渉の親もいます。

このように強制することで、子供は勉強する意欲をなくしてしまい、嫌々勉強するようになります。子供が自ら机に向かった際は、口を出さず、静かに見守るようにしましょう。

過干渉が子供に与える影響

過干渉な親に育てられると、子供はどのような大人になってしまうのでしょうか?ここでは、過干渉が子供に与える影響について見ていきましょう。

自分の意志や考えがなくなる

あれしなさい、これしなさいと過干渉な親に育てられた子供は、自分の考えや思いを持って行動する機会を奪われてきたせいで、意志そのものがなくなります。身近なことでいえば、自分が何をしたいのか、何を食べたいのかも分からなく、誰かに支持されないと決められなくなります。また、大人になった際に、「なりたい職業がない」という状況に陥ってしまうのです。

子供自身が考え、行動し、大小問わず目標を達成したり夢を叶えるという一連の流れは、幼い頃に身を持って体験することが必ず必要です。その過程で、失敗したり苦しい思いをすることも、後の人生に必ず役に立ちます。子供の将来のためにも、干渉せず、静かに見守る努力をしましょう。

自分の行動や選択に責任が持てなくなる

「親がすべて決めて、それを自分は実行していただけ。だから失敗したら親のせい」といったように、親の言うことを聞いて行った行為だから……という理由で、自分の行動や選択に責任が持てない子供になります。中には、成人しても「定職につけないのはこんな風に育てた親のせい」と言い出す子供も少なくありません。

自分の意志で将来を選択して進んだ道なら、たとえ苦しかったり失敗したとしても誰かのせいにせず、投げ出さずに耐えたり、解決策を必死で見つけるといった粘り強い子になります。過干渉は時に、我が子の人生を親が決めてしまうことにもなります。注意しましょう。

過干渉を止めると得られるもの

過干渉が子供に与える影響は分かりましたが、では過干渉を止めたら子供にどんな変化が起こるのでしょうか?ここでは、過干渉を止めた後に得られる物事について詳しく見ていきましょう。

親子間の信頼関係

親である以上、子供を躾ける方法としてある程度の干渉は必要です。しかし、「行き過ぎた干渉をする=子供を信じきれない」という親の考えは、当然子供にも伝わります。「何で自分がやることを否定するのだろう?」「何で意見を押し付けるのだろう?」「どうして信じてくれないのだろう?」と、自由を奪われた子供は親を信頼することができなくなります。

しかし、子供を信用してある程度自由にさせ、失敗した時は全力で手助けするという方法に切り替えたら、子供もまた親を信頼します。こうして、親子間の絆も深くなるでしょう。

子供のチャレンジ精神が向上する

親が子供を干渉するというのは、一種の束縛のようなものです。人間は、束縛をされると行動範囲が狭まり、色々な物事に対して興味も薄れ、何かにトライしてみようという気持ちもなくなってしまいます。

しかし、干渉されず自由にのびのびとした生活を送ると、子供の心の中に意志が芽生え、目標ができ、やがてその目標に向かって努力をしたりチャレンジする強い精神が身につくでしょう。

過干渉を止める方法

最後に、我が子への過干渉を止めたい親御さんにアドバイスです。過干渉を止める方法を、ここでしっかり習得しましょう。

子供をとにかく信じる!

親にとって我が子は、小さい頃と変わらず何歳になっても心配してしまうものです。過干渉の親の原因となっているのは、過度な心配や不安感です。しかし、我が子への親の想いは、いき過ぎると子供にとって負担になることもあるのです。

一度、子供を信じて自由にさせてみましょう。躓いたり苦しんで助けを求めてきたり、道が逸れた時にだけ手を差し伸べればいいのです。自分の意志を持って進む我が子の背を、思いっきり押してあげるのも親の役目です。子供の意志を尊重して、我が子の人生の舵を取るのではなく、フォロー役に徹することを心掛けましょう。

趣味を持つ

「子供(子育て)が趣味」になっている親は、過干渉になりやすいと言われています。子供を愛することは大切ですが、干渉と愛情は全くの別物です。

子供ばかりに目を向けるのではなく、自分で何か夢中になれるものを探すのも過干渉対策には良い方法です。子育て以外で楽しいことが見つかれば、必然と干渉の度合いは少なくなるはずです。

まとめ

過干渉は、当の本人は気づけないものです。しかし、子育てにおいて過干渉は深刻な問題であり、人間一人の人格が損なわれてしまう可能性も大いにあります。

子供の存在、または意見や意志を尊重し、我が子をとにかく信じることが大切です。干渉し過ぎないよう対策をして、親子間の絆を深めましょう。

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