自分探しの旅のおすすめ場所を紹介!自分が見つからないこともある?

「自分が本当にやりたいことは何だろう」「自分は一体どうして生まれてきたのだろう」と自分自身の生き方や、人生に迷いを感じた時、「自分探しの旅」に出たいと考えたことはありませんか?

「自分探しなんて意味ないでしょう」と思う方もいると思いますが、その考えは人それぞれです。何も得られず帰って来る人もいれば、大きな事を得た人もいます。

時間とお金に少し余裕があれば、旅に出る事で何かを得る事が出来るかも知れません。今回は、「自分探しの旅におすすめの場所」、そして「自分探しの旅で自分が見つからないかも知れない?」その理由などについてご紹介致します。

自分探しとは?

「自分探し」とは、現状に満足する事が出来ず、人生の目的や本来の自分の性格に納得できるものを探し求める事を言います。自分探しをするにあたり、自己啓発本を読む、映画を観る、セミナーに通うなどいろんな方法がありますが、中でも一番有名な方法としては「旅」に出る事です。

仕事や人間関係、恋愛や環境など様々な理由で行き詰まり、すべてが嫌になってしまう時に「自分探し」を求める傾向にあります。しかし、実際にどんなところへ行けば良いのかいろいろ迷いますよね。国内の身近な場所へ行くのも良いですが、思い切って海外へ行ってみるのも良いでしょう。国内と海外で行けるおすすめの自分探しの旅をご紹介していきます。

自分探しの旅にオススメの場所

自分に迷いが生じた時は思い切って自分探しの旅へ出かける事をおすすめします。日本国内や近隣国であれば週末にふらりと行く事も出来るでしょう。また、お盆休みや大型連休、有給休暇などを使い、長い期間滞在する事でより多くのものを感じる事が出来ます。

いままで経験した事ない、非日常に触れる事で新たな自分に出会えることが出来るはずです。また、経験と感動をしてじっくり考える時間が増えるので、気が付けばやりたいことが見えてくるはずです。次の記事を参考にご自分に合った行き先を見つけてみて下さい。

自分探しの旅【四国・お遍路】

真言宗の開祖「弘法大師」の足跡をめぐって、四国の八十八ヶ所の霊場(寺院)の巡拝がおすすめです。巡礼の目的はひとそれぞれで、開運祈願、健康祈願、そして自分探しをするのにも良いとされています。

各霊場に番号が振られているのですが、順番や期間は自由です。ただし、お遍路はレジャー感覚で気軽な気持ちで行くものではないという人もいます。また、行った事でご利益を求めるものでもないのです。一歩踏み出さないと目的地には到着しませんよね。

それが、人生を前向きに生きていくために繋がっていくものだと言われています。またひとりで自分探しのお遍路の旅をする若い方が増えてきている為、そんな方たちを受け入れてくれるホテルや宿なども多くあります。疲れた体を温泉などで癒してください。

●徳島グランドホテル偕楽園

自分探しの旅【沖縄】

いつもとは少し違う環境、そして出会いを求めたいのであれば沖縄がおすすめです。真っ青な空や青い海、美味しいお酒に楽しい地元の人たちが新たな自分を見つけてくれます。自然をたくさん感じて、地元の方たちとたくさん話すことで、今まで考えなかったこと、発見が多くあり、びっくりするでしょう。

中でも、無機質なビジネスホテルやリゾートホテルより、ゲストハウスがおすすめです。そこには様々な人達が毎夜集まり、楽しい宴が始まります。人との関りに思い悩んでいる人はぜひ沖縄の大自然と温かい人たちと触れ合ってみて下さい。

●全室個室のゲストハウス 沖縄の宿あんどん(松尾館)

自分探しの旅【京都】

自分探しの旅で人気なのが京都。本州の中央にあるので新幹線や飛行機でどこからでも数時間程で到着します。交通費もあまりかからず、週末に行く事が出来ます。春夏秋冬、様々な景色を楽しむ事ができ、寺院仏閣と深い歴史が自分を見つめなおす為の貴重な時間となるでしょう。

そして自分の心を内観し「無」にするためには特に座禅がおすすめです。様々な寺院が座禅体験を企画していて、だいたい無料から1,000円前後で体験できます。内容もそれぞれの寺院によって違いますが、和尚様の法話、座禅、お経、茶礼などが基本です。静かな環境で座禅をして、目を閉じると日々の忙しさの喧騒から解き放たれ、自分の気持ちを「無」にする事が出来ます。

座禅後には心が軽くなっている事でしょう。座禅体験は京都だけではなく、全国の寺院で体験する事が出来ます。また、写経なども体験できます。心を安らげて気力を充実させることが出来ます。あなた自身に合った心安らぐ寺院を探してみて下さい。

●宿坊 浄蓮華院

自分探しの旅【モロッコ】

イスラム文化が根強く、いたるところでイスラム教のお祈りの音が流れてきます。モロッコ料理のタジンやクスクスはお店ごとに味付けが異なり、いろんな種類の料理を楽しめます。そこはまるでアラジンの世界のようで、異国情緒あふれた街並みを楽しむ事ができ、今まで知らなかった不思議な世界へと導かれます。

また、観光地としておすすめなのがサハラ砂漠。モロッコのサハラ砂漠にはベルベル人と言われる砂漠の中の民がいます。ベルベル人とはアフロ・アジア語族のベルベル諸語を母語とする人々の総称の事ですが、そんな彼らは客人を大切にする習慣があります。

サハラ砂漠では「ラクダ使い」をしていて、底抜けに明るい性格なので、ベルベル人の奏でる音楽を聴きながら人々の心を陽気にさせてくれます。広大な砂漠や、満点の星空を見ていると、自分が抱えていた悩みの小ささに気が付くでしょう。ベルベル人の温かさと楽しい会話に元気をもらえるはずです。

●H.I.S.新しい旅 モロッコ

自分探しの旅【ミャンマー・バガン遺跡】

ミャンマーはタイの北西にあり、人口約5千万人の国です。非暴力民主化運動の指導者のアウン・サン・スーチーさんが有名ですよね。このミャンマーはあまり観光地としてのイメージはありませんが、実際はとても治安が良いとされ、自然豊かな観光スポットが多く存在します。

中でも自分探しとしておすすめなのが「バガン遺跡」。世界三大仏教遺跡の一つでもあり、かの有名なアンコールワットより感動や感激したという人も多くいます。広い敷地には大小様々な寺院が在り、歩くのは勿論、電動バイクなどで探索する事が来ます。

生い茂る緑の中を駆け巡ると急に大きな寺院が現れて、それは見事な光景だと言えます。多くの寺院の中で、自分が心地よい寺院を探し、そこで時間を忘れながら過ごすのも良いでしょう。優しい人々も多いので、現地の人との触れ合いも人生観が変わるかも知れません。

●バガン  ミャンマー観光・オプショナルツアー予約専門 VELTRA

自分探しの旅【スコットランド・フィンドホーン】

スコットランド北部のハイランド地方の海沿いの小さな町にあるのがフィンドホーンです。日常に根ざすスピリチュアリティーを要とし、自分自身が本当は何をしたいのか、本当の居場所はどこなのかを気づかせてくれます。

フィンドホーン財団と言うものがあり、自然や人との共存、つながりなどを学ぶことが出来る共同団体です。多様な国籍が集まり、いつも400人以上の人々が集まっているので、活気あふれる創造的な場所となっています。今までの生活とは異なる生き方を目指し、共に実践していく事ができます。

スピリチュアルに興味のある人やガーデニング、自然栽培に興味がある人、精神世界に惹かれる人など多くの人々が訪れています。このフィンドホーンは人生に迷っている人や忙しい日常生活から癒しを求める人が何かの力によって導かれ辿り着くという不思議なところがあります。精神性に関しての自分探しを求めている人はこのような財団に所属するのも良いでしょう。

●フィンドホーン財団

自分探しの旅【ピースボート】

船に乗り世界一周、沢山の世界をめぐりながら自分探しをするピースボート船旅。乗客の多くは20代前後の若者と50代後半の方が多いとされています。このピースボートへ参加する事により、新たな自分を見つける事が出来るのです。

新たな事にチャレンジしていくのですが、主にボランティア活動をします。パレスチナ難民を訪問し、子供たちと一緒に絵を描いたりダンスをしたりするイベントなどもあります。「平和」を広めていこうと言う活動で、自分自身の目標なども見えてきます。他にも船の中ではグループが出来たり、活動をしたり沢山の新たな世界を感じる事が出来るでしょう。

ただし、このピースボート船旅は下船後ネットワークビジネスの勧誘があったりなど、賛否両論あるようなので、ご自分でメリットデメリットなどをしっかり調べてから自分探しをしてみて下さいね。

●ピースボートクルーズ公式サイト | 世界と出会い・文化に触れる船旅‎

自分探しの旅は十分に気を付けて

自分探しの旅は複数人より、一人行動していく人が多いです。その為、知らない場所へ行き、一人で迷っても頼れる人は少ないでしょう。海外などで大きなトラブルに巻き込まれない為にも、予約をする前に目的地が自分探しの一人旅に安心していけるのかどうかしっかり調べておくことが必要です。

  • 家族や友達に旅の日程を知らせておきましょう
  • 現地の習慣を知っておきましょう
  • その国にある大使館の場所を事前に調べておきましょう
  • 基本的な護身術を身に付けておきましょう
  • その国の詐欺や盗難の手口を知っておきましょう
  • その国の治安、現状情報を調べておきましょう
  • ある程度現地の言葉を勉強していきましょう

自分探しの旅で自分が見つからないかも知れない?

ここまで自分探しの旅でおすすめの場所などをご紹介してきましたが、確かに自分探しをする事で何かを得られる人もいます。しかし中には「自分探しをしても自分は見付からない」と言う意見もあります。なぜそのように思うのでしょうか?自分探しの旅では「自分」は見付からないその理由を見て行きましょう。

自分は自分の中だけにある

日々の仕事や生活に疲れて旅に出て、違う環境になれば自分も変わるのではないかと思うかも知れませんが、単に場所を変えただけではそんなに簡単に自分は見つかりません。

例えば極端な例ですが、仕事でモヤモヤして、気分を変えたいから仕事を辞める、恋人と喧嘩をしたから別れるなど、すぐに環境を変えて解決しようとするのと同じことです。努力せずに切り替えてしまっても、今後も同じことを繰り返すだけなのです。

悩みや苦しみがあるから旅に出てしまうと言う行動ではなく、いつもの場所でその困難に立ち向かい我慢して努力していく事が成長に繋がるのではないのでしょうか。本当の自分とは、環境をすぐに変えてしまう事ではなく、普段から努力する自分の中にあるはずなのです。

開放的になり過ぎてしまう

知らない土地へ行き、知らない人たちと触れ合う事で、気分が解放的になります。そのうちその土地の文化にも慣れ、気持ちが大きくなると恋に陥ってしまったり、高価な買い物をし過ぎてしまったりするのです。せっかく自分探しの旅に出たのに、得たのは高価な物と遠距離恋愛だけの可能性もあります。

気分転換で出かけるくらいならば良いでしょう。しかし、異国の地で自分を探すために費やした時間が、本当の自分かどうか気が付かないままが多いのです。解放的になり過ぎてただの旅で終わってしまい、現実社会に戻っても異国のような開放的な時間に戻る事は出来ません。

自分探しの旅程度の時間では自分は見付からない

知らない場所へ行き、旅に出るにはそれなりに自分でいろいろ調べなければいけません。宿の手配、食事の場所、危険な区域を調べるなど、気分的な余裕はあまりないでしょう。

自分探しの旅で多くの時間を確保するのはなかなか難しい為、少ない日数ではリサーチの時間が長すぎて自分を探す余裕がなくなってしまうのです。

せっかく遠くまで来たのだからと欲が出てしまい、帰ってきてから結局観光してきただけの旅だったで終わる事が多いのです。

人との関わりが大切

ひとり旅だとしても、他の場所で人と関わる事が多くあります。特に知らない土地では誰も知り合いがいない為、閉鎖的になりがちです。自分探しをすると言う事は、対象である人がいる事で、自分と比べ違う性格を見て刺激を受けたり新たな自分の考えが見付かったりもします。

言葉の通じない海外に行くよりも、日本の地で人と関わる事はいくらでもできるのです。知らない土地で自分を探すより、身近な環境で新たな自分を発見することは出来ます。自分の普段の行動から見直していく事が一番大切であることを忘れないでください。

目的がない

ただ単に漠然と「自分探しの旅に出たい」と思っている人が多くいるようです。せっかく異国の地へ行っても、明確な目的がないのでダラダラとした日々を送ってしまいます。

結局、考える時間が増えてしまい、自分の嫌なところやダメなところを探してしまうだけの旅になり兼ねません。

漠然とした考えで旅に出てしまうのではなく、しっかりと目標を持ってから旅に出る事で、多くの事を得る事が出来るでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は「おすすめの自分探しの旅の行き先」と「自分探しの旅で自分が見つからないかも知れない理由」をご紹介してみました。

ご紹介した場所以外にも自分探しの旅の場所は多くあります。ご自分がココだなとピンと来た場所でも良いのでいろいろ調べてみて下さいね。モロッコやスコットランドなどの海外は、旅慣れないと不安なことも多いですが、しっかりと注意しておけば危険を避ける事ができます。

また、結局自分探しの旅へ出かけても、自分が見付からないまま帰ってくる場合もあります。その理由をしっかり心得てから旅に出るようにしましょう。

しかし、新たな自分を見つける為には前に進まなければなりません。先ずは海外より身近な国内で自分探しの旅をしてみると良いでしょう。新たな一歩を踏み出し、新しい自分を見つけ出してください。この記事をきっかけにあなたの素敵な人生が切り開くことを願っております。

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