心が狭い人の特徴とは?改善方法や付き合い方を知っておこう!

あなたの周囲に心の狭い人はいますか?優しくて寛大な心を持っている人は誰からも好かれる傾向にありますが、心が狭い人は、他人に厳しかったり物事を狭い視野でしか見る事ができなかったりするので、人間関係でもトラブルを招いてしまいがちです。

また、自分自身でも気が付いてない場合もありますよね。今回は心が狭い人の特徴やそれを改善する方法、心が狭い人との付き合い方などをご紹介していきますので、ぜひ周りの人やご自分の行動なども照らし合わせて参考にしてみて下さい。

心が狭いとは?

  • 心の狭いさま
  • 自分や一つの事だけの考えに捉われていること
  • 他の異なる考えを受け入れられないこと
  • 物事を広く受け入れられる精神的な余裕が乏しいさま

「心が狭い」とはこのような意味があります。本人はこれが正しいと言う信念がある為、周囲の人たちからは気難しい人だと思われることも多く、人間関係もあまり上手ではないようです。

心が狭い人の特徴

人間関係で、「あの人はどうして心が狭いんだろう」と言われてしまう事が多い人は、自分に余裕がなく物事を広く見る事が出来なくなっているのです。

では、具体的に心が狭い人はどんな特徴があるのか見て行きましょう。

いつもイライラして怒りっぽい

心が狭い人は気持ちに余裕がなく、常にイライラしていて怒りっぽいです。些細な事でも怒りや愚痴を言い始めるので、何も関係ない周囲にまで、とばっちりを受けてしまう事もあります。本人にとっては至って普通の事なので、周囲がどんな風に思うのかも考えずにイライラや怒りをぶつけてきます。

また、言葉だけではなくイライラを物に当たる癖もあります。物を置く時や、扉を閉める時などに思いっきり音をたててきて、周囲を不快にさせます。そんな人に周りは近づきたくないですよね。イライラして怒りっぽい人は心が狭い人の特徴と言えます。

他人に厳しく自分に甘い

仕事などで他人が失敗した時は、ここぞとばかりに問題点を責めてきます。自分は常に完璧に出来ていると思っているので、失敗してしまった事に寄り添ってあげる事もせず「こんなミスするなんて信じられない」と見下す傾向があります。しかし、自分が明らかに失敗しても、絶対に謝ったり、自分がミスした事を認めたりすることはありません。

何だかんだ理由を見つけていつも人のせいにしてしまうのです。また、自分がやりたくない事は他人にやらせて、自分は都合の良い事ばかりしています。このように他人には厳しく自分に甘い人は心が狭い人の特徴なのです。

人の話を最後まで聞こうとしない

人との会話で大事なのは、ちょうど良い会話のキャッチボールが出来ている事ですよね。しかし、心が狭い人はいつも自分の話ばかりで他人の話にはほぼ興味がありません。人が悩んで話していても、最後まで聞かずに会話の横取りをしてしまいます。結果、人の悩み相談を聞いていたはずがその人の話になってしまい周囲からは自己中な人だと思われてしまいます。

人の話や考えに興味がないので、最後まで聞くことが出来ず、勘違いして理解しトラブルになってしまう事も多々あります。人の話を聞けずその考えや悩みなどに寄り添えないのは心が狭い人と思われてしまうのです。

否定的な事ばかり言う

まず、人の話を最後まで良く聞かないのが心の狭い人の特徴でもありましたが、それと同時に、他者が言った事に対して常に否定的な言葉で返してきます。例えば人が嬉しい事を話しても「良かったね」と言いません。必ず「でも…」と否定的な事を言ってくるのです。

こういったネガティブな事しか言えない人は、人の幸せを喜ぶことができず、周囲からは見放されてしまう事が多いでしょう。否定的な言葉を放つことで自分の気持ちを満たしてしまう寂しい心の持ち主なのです。

自分の中にだけあるルールが正しいと思っているので、他の人の意見がちょっとでも違うと思うと否定的な言葉を言う人は心が狭い人と言えるでしょう。

人の良いところを褒めない

心が狭い人は、他の人が褒められている事を極端に嫌います。例えば「○○さんはとても仕事が早くてしっかりしているよね」と褒めていると「たまたまでしょ?」など、普通の会話なら「そうだよね」で済むところ、決して同調はしません。

しかも「たまたまでしょ」の後に、あらぬ噂を言ったり、その人の悪いところを必死で出してきたりします。人の良さを認めようとせず、何でも自分が一番だとの考えの人は、あえて心の狭さを周囲の人たちに見せてしまっているのです。

自分の心が狭いと気づいた時の改善方法

これまで、心の狭い人の特徴をご紹介してきましたが、もしかしたら自分も心が狭い人なのかも知れない!と思い当たる事はありませんでしたか?

少しでも不安を感じたらまだこれから改善する余地はあります。これからの人間関係を友好にして行くためにも、改善方法をいくつかご紹介していきます。

自分本位にならず思いやりを忘れずに

これから長い人生を歩んで行く中で、どんな時も人間関係が重要になってきます。例えば人が困っていても、自分の手が空いているのに手助けをしてあげないと言うような自分本位な言動をしていませんでしたか?後にその人が失敗しても「私はやる事があったから」と自分に都合の良い言い訳をしてしまうのです。

自分の事を後回しにしてまでも、相手を思いやり寄り添う気持ちを忘れないようにすることが大切なのです。手を差し伸べたことにより、多くの人の信頼を得る事が出来るのです。自分本位で損得な考えはせず、人の為の労力を忘れないようにしましょう。

自分だけが正しいという信念をなくしましょう

心が狭い人は自分の考えや価値観だけが正しいと思っているのです。他人から自分の意見やマイルールをほんの少し否定されただけでも怒り心頭に発してしまいます。今後の為にみんなで話し合う場でも、自分の意見が通らないとすぐに許せないと言う感情になってしまうのです。

あなたはすべて自分の考えが正しいと思っていませんか?今までも慎重に努力してきたはずですから、たくさんのスキルを身に付け有能だとは思います。しかし、自分の意見だけに捉われず、多くの人の意見を聞いて参考にする事も大切なのです。自分がコレと決めていた信念をなくし、柔軟な心で人と向き合うようにして下さい。

人と比べるのはやめましょう

普段、職場やプライベートでも人と比べて悔しい思いをしたり、対抗心を抱いていたりしていませんか?そんな人は心が狭い人の傾向があります。「負けず嫌い」である事もとても大事ですが、負けたくない気持ちが強すぎて、人を攻撃し始めてしまうのです。

例え自分より相手の方が優れていても、それを認めてしまう事が「負けだ」と思ってしまう為、勝手に敵視して否定してしまうのです。人と比べず、自分が努力してきたことを誇りに思うようにしましょう。

そして、難しいかもしれませんが最初は少しずつでも良いので「すごいね」や「素敵だね」と人が優れている部分を認め言葉をかけてみましょう。すると相手もあなたに対する見方が変わってきてより良い関係を築くことが出来るはずです。

人の話を素直に聞きましょう

人の話を聞いている時に、自分には関係ないと思い、話を自分からすぐ切り替えていませんか?特に人の幸せ話が始まるとつまらなくなるようなタイプの人は、心が狭い人だと言えます。

もし心当たりがあるならば、先ずは人の話に耳を傾け、素直に最後まで聞くことをしましょう。これは意外と簡単なようで難しいかも知れません。今まで自分の話が優先だと思ってきた人が、人の話を我慢して聞くことはとても苦痛に感じてしまうのです。

しかし、授業や講義だと思ってみましょう。授業や講義と捉えれば簡単に発言できませんよね。人の話に耳を傾けることを意識的にやっていく事で、今まで気が付かなかった相手の良さが見えたりするようになります。すると人との会話も楽しく感じ、相手の事を認める事が出来るようになってくるでしょう。

失敗を人のせいにしない

物事がうまくいかなかったり、失敗してしまったりしたことを、人のせいにしていませんか?自分の非を認めない人は心が狭いと思われてしまいます。失敗したときに、自分がしたことは正しいと言う考えしかないので、その失敗を人に責任転嫁する事で、気持ちが楽になるのです。

明らかに自分の責任しかないようなミスでも、急に逆ギレして質が悪くなる事もあります。そんな無責任な姿は周囲からも認められず、なんで自分がこんなに言われなきゃならないのかと更に逆上してしまう可能性があります。先ずは自分がしてしまった事を冷静に考えてみましょう。じっくり冷静に考える事で、気持ちを静める事が出来ます。

落ち着いたら自分のミスを認めましょう。言い訳したい気持ちもあるかもしれませんが、いつまでも言い訳ばかりでは先に進みません。「すみませんでした」と言うだけで良いのです。そのミスを冷静に分析し、今後はしないように理性的に考えられるようにすれば怒りに変わる事はありません。

想像力を働かせましょう

よく、失敗は成功の基と言いますよね。人はいろいろな経験を積んでいく事で成長していくのです。失敗しない人などいないのです。もしあなたが人の気持ちをあまり理解できず、自分の考えだけを押し付けてしまうようであれば、「これを言ったら傷つくかな?」「相手はどんな風に思うのだろう」と想像力を働かせてみましょう。

人の気持ちを想像して考える事で、痛みもわかるはずです。あなたもきっと苦しい思いをした時期もあったでしょう。それはみんな同じなのです。相手の気持ちに寄り添ってみましょう。もしあなたと同じことを自分がされたらどんな気持ちになるでしょうか?先ずはそこからじっくり考えていけば、大きな成長にもつながるはずです。

心が狭い人との付き合い方や対処法

周囲に心が狭い人はいませんか?仕事でどうしても毎日顔を合わせなければならない人は、うんざりしてしまう事もあるでしょう。しかし、仕事を休むわけにもいきません。

では、もし周囲にそんな心の狭い人がいたら、どんな付き合い方をして行けばよいのかその対処法をご紹介していきます。

否定的な言葉は聞き流しましょう

心が狭い人は自分のミスは棚に上げ、人のミスをとことん追求し責めてきます。周囲はそんなしつこい否定的な言葉にうんざりしてしまい、まともにその言葉を真に受けていると気持ちの優しい人なら精神的にも参ってしまいますよね。

そんなことにならない為にもおすすめなのが「聞き流す」方法です。きっとその人は誰に対しても同じなんだなと割り切り、話半分で聞くのが良いのです。相手もとにかく責める事で自分が正しい気持ちになっています。そんな時はとにかくとことん聞き流すようにしましょう。

「何か言いたいことは無いの?」と聞かれても決して反論しないようにして下さい。こちらが正しい事を話しても更にヒートアップさせるだけです。適度にうなずき、返事をしていれば相手も気が済むでしょう。

その人自身を認めてあげましょう

心が狭い人はとにかく否定的な意見や愚痴が多いのです。人が話していても、自分が正しいとばかりに否定や批判をして優位に立とうとするのです。このような人と会話をしていても全然楽しくありませんよね。

しかし、客観的にとらえてみて、その人がなぜそんなに否定するのか考えてみるのです。よくよく聞いていると正論が混ざっている事もあるので、そこを特に認めてあげるのです。「なるほど!そんな考え方が出来るなんてすごい」と言うと、その人も認められたことに喜びを感じるのです。

決して媚を売るわけでは無く、きっと何か心に寂しい気持ちがあるかもしれないと同情する気持ちで寄り添ってあげるのです。不満を口にしたら「でも、○○さん今まで頑張ってきたから素晴らしいですよ」など相手を認めてあげるようなことを言う事で、その人の気持ちにも変化が表れるはずです。

見返りを求めないようにしましょう

心が狭い人の性格は気分にむらが有り、感情の起伏もとても激しいので、日々顔を合わせる人はなるべく避けたくても避けられずに嫌な思いをしてしまうでしょう。そんな心が狭い人の対処方法としておすすめなのが、相手に見返りを求めない事です。

それは「なにかしてあげたからなにかもらう」と言う意味ではありません。例えば気分屋の心が狭い人に挨拶をしても無視されてしまう場合があります。特にその人は気にしていないのですが、された方は不快ですよね。でも、それでも気にせず、次の日も笑顔で挨拶を続けることが大事なのです。

普通の社会では笑顔で挨拶したら、笑顔はなくても挨拶を交わすのがビジネスマナーとしてのコミュニケーションですが、心が狭い人はそれが出来ない人だと理解しましょう。挨拶がなくても気にしないように努めるのです。

相手からの言葉や対応に期待して見返りを求めず、自分は人としてしっかり挨拶をしていこうと言うあなた自身の信念がプラスの気持ちを引き寄せてくれます。そしてきっとそのコミュニケーションにいつかきっと気が付く時が来ると気長に待ちましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?心が狭い人と付き合っていく事は、日々生活を送るにあたり必ず遭遇してしまうでしょう。しかし、そんな人の言動を真に受けて真剣に考え過ぎてしまうと、ストレスを感じ精神的にも参ってしまいます。

もしも周囲に心の狭い人がいて悩んでいたら、その人の言動はさらっと受け流していく事が大切です。割り切った付き合い方をする事で大きなストレスから逃れる事が出来るでしょう。

また、相手の性格を変える事は難しいですが、一番のポイントは笑顔です。笑顔で接してあげる事で、きっとその人に安心感を与え、気持ちの変化が表れるかもしれません。

自分が心の狭い人にならない為にも、この記事を参考にしていただいて、人に寄り添える更に素敵な人になれることを願っております。

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