日本でも秋のイベントとしてすっかりお馴染みとなった「ハロウィン」。10月になると、全国各地でパレードなどのイベントが開催されています。
ハロウィンイベントの中でも特に盛り上がるのは、何といっても「仮装」でしょう。イベントの中には、仮装が条件というものも少なくないようです。
しかし、熱心なコスプレイヤーでもない限り、仮装をする機会というのは普段なかなかありません。いざやろうとするとネタに迷ってしまったり、衣装や小道具作りに苦戦したり・・・。
特にお裁縫が得意でない男性の皆さんは、自作するのはものすごく大変だと思います。
そこで今回の記事では、ハロウィン仮装にお悩みの男性のために、簡単かつ見栄えも女子ウケもバッチリな仮装ネタを、なりきるコツとともにご紹介したいと思います。
ハロウィンで仮装をするのはどうして?
仮装ネタの前に、まず「ハロウィンで仮装をするようになった理由」について簡単にご紹介しておきましょう。
ハロウィンは、もともと古代ケルト人の「サーウィン」というお祭りでした。
ケルト人にとって10月31日は一年の終わりにあたる日で、この日には先祖の霊が現世の家族の元に帰ってくると信じられていました。日本でいう「お盆」のような感じですね。
日本のお盆でも「海へ行くと幽霊に足を引っ張られる」という言い伝えがありますが、生きている人間に悪さをしたいのは海外の幽霊も同じのようで、人々はこうした悪いことをする霊から身を守るために悪魔や魔女の格好をするようになったのだそうです。
つまり、悪魔や魔女のフリをすることで、悪霊たちに「仲間だよ」と思わせていたんですね。
現在でも、海外のハロウィンの仮装は、魔女や悪魔、オバケなどが一般的です。
しかし、おそらく仮装の由来を知っている人がほとんどいないであろう日本では、アニメや映画に登場するキャラクターに扮する人も多くいます。
もちろん、そうした人たちがマナー違反というわけではありません。日本には日本の楽しみ方がありますからね。楽しい仮装をして、今年もハロウィンを盛り上げていきましょう!
【定番編】男性にオススメのハロウィン仮装
さて、ここからは、ハロウィンイベントを前にして仮装に悩む男性たちのために、「簡単かつ見栄えも女子ウケもバッチリな仮装ネタ」をたくさんご提案していきますよ!
まず、ハロウィンの仮装といえば、やっぱりホラー系が定番ですよね。
衣装や道具を揃えやすいものが多いので、初めて仮装にチャレンジする人におすすめです。
ヴァンパイア
まず最初は、王道の「ヴァンパイア」。日本だけではなく、海外のハロウィンでも男性からの人気が高く、女性ウケも抜群なのだそうですよ。
見た目のカッコ良さはさることながら、手持ちのアイテムにほんの少し小物をプラスするだけでできてしまうというお手軽さ!
社会人男性ならほとんどの人が持っている黒のスラックスと白のYシャツがあれば、8割は完成したようなものです。
また、ヴァンパイアの必需品「マント」は、安いものなら1,000円前後で購入できます。近年では100円ショップでも販売されているようですので、ハロウィングッズが出揃う時期になったらチェックしてみてはいかがでしょうか。
◆さらに本格的なヴァンパイアに変身したいなら・・・
肌を白くして真っ赤な口紅を引き、キバをつけましょう。1日だけのことなので、メイク道具は100円ショップのものでも十分だと思います。
ヴァンパイアらしさを出すポイントは、できるだけ顔色を悪く見せること。フェイスパウダーは、なるべく白に近い色のものを選びましょう。耳や首も塗るとより本格的に見えます。
目の周りのくぼみや頬のコケた感じを出すには、暗めの紫色や黒系のアイシャドウを使います。アイテムの名前がピンとこない人は、彼女さんや奥様に聞いてみてくださいね。
フランケンシュタイン
海外のハロウィンでも定番のフランケンシュタイン。背が高くてガッシリとした体型の男性がやるとハマりそうですね。
フランケンシュタインの特徴は、緑がかった顔色とつぎはぎの傷。仮装用のマスクを被るのが手っ取り早いですが、時間のある人はメイクを施してみても良いでしょう。
◆フランケンメイクのやり方
あの独特な顔色を表現するには、以下のような緑色のフェイスカラーを使います。目のくぼみや頬のコケた感じを出す黒色や、立体感を出す黄色がセットになったパレットが便利ですよ。
顔の傷は、赤茶色や黒色のアイライナーで。せっかくの仮装なので、額から顔の中央にかけて大胆に傷を入れていきましょう。
◆頭や首のボルトは?
100円ショップでも手に入る「カチューシャ」を使うと良いでしょう。細めの目立たないカチューシャにボルトを接着するだけでOKです。
◆衣装は?
ジャケット・Tシャツ・スラックス・革靴が鉄板。他のフランケンたちと差をつけたい人は、ライダースジャケット+黒スキニーでロック風フランケンなどのアレンジも面白いと思います。
ゾンビ
ゾンビの仮装は日本でも海外でもハロウィンの定番。メイクの施し方によって様々なゾンビが楽しめるのも魅力のひとつです。
◆ゾンビ衣装の作り方
ゾンビの衣装は「これが鉄板」というものは特にありません。簡単にTシャツ+ジーンズでも良いですし、警官やお医者さんなどのコスチュームでもOKです。
ゾンビはそもそもが死体が蘇ったものなので、次のような方法で「ボロボロに汚れた感じ」に加工するのがポイント。
- 首回りなどを引っ張ってヨレヨレにする
- ハサミやカッターなどで切る(切り口をライターであぶるとよりリアル)
- 紅茶やコーヒーなどをかけて泥汚れを表現する
- 血ノリやアクリル絵の具などで血を表現する
ゾンビが着ている服は「亡くなった時に着ていた服」です。どんなシチュエーションで亡くなったのか、どんな致命傷を受けたのか・・・といった設定をあらかじめ考えておくと、よりリアルな衣装が出来上がりますよ。
◆ゾンビメイクのやり方
100円ショップでも販売されている「傷シール」を使うのがもっともお手軽ですが、もっとリアルに傷を表現したいという人はメイクに挑戦してみましょう。
簡単でわかりやすい動画をご紹介しておきます。
こちらはティッシュとアイプチを使った方法。こんなにリアルになるなんて驚きです・・・。
こちらはもっと簡単に、水性ペンを使った方法です。
スクリーム
どこの仮装イベントにも必ずと言っていいほどいる「スクリーム」。
お面と黒のローブ、そして凶器っぽい小道具があれば完成してしまうので、初めて仮装をする人はもっとも挑戦しやすいのではないかと思います。
また、お面で顔が隠れるので「仮装が友達にバレるのがイヤ」という人にもおすすめです。
黒のローブは、通販サイトだと4,000~5,000円くらいが相場のようですね。お面と凶器になりそうな小道具は、100円ショップでも手に入りますよ。
【キャラクター編】男性にオススメのハロウィン仮装
続いてご紹介するのは、映画やアニメの人気のキャラクターの仮装ネタ。コスプレっぽいノリを楽しみたい人におすすめです!
海賊・パイレーツ
『パイレーツ・オブ・カリビアン』の人気によって、仮装の定番となった海賊。最近はセクシーな女海賊さんもよく見かけますので、カップルで挑戦しても楽しそうですね。
衣装や小物を揃えるのにお金がかかりそうに思いますが、こちらの動画でも紹介されているように、通販サイトを利用すればリーズナブル!
動画の後半では、メイク方法も詳しく紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
『スター・ウォーズ』シリーズ
個人的に仮装アイテムを制作して楽しんでいるファンも多いという『スター・ウォーズ』シリーズ。特に2018年は『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が公開されることもあって、ますます人気になるのではないでしょうか。
仮装イベントでは、以下のキャラクターを見かけることが多いですね。
- 各ジェダイ
- ダースベイダー
- ストーム・トルーパー
- カイロ・レン
世界的にファンが多い作品だけあって、仮装に必要な衣装やグッズも豊富に揃っており、一式セットなども簡単に見つけられるので、準備に手間をかけたくない人にもおすすめです。
ライトセーバーは、100円ショップに売っているアイテムでも簡単に作れるようですよ!
『ハリーポッター』シリーズ
ハロウィンといえば「魔法使い」ということで、「ハリーポッター」シリーズの仮装も人気です。
メガネ男子さんなら、マントと杖を揃えれば、あとはお手持ちの洋服でも何とかなりそうですよね。学生時代の制服をまだ持っているなら、そちらをうまくアレンジしてみては?
また、杖は材料費たったの200円で作ることも可能だそうです!
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
主人公のガイコツ「ジャック・スケリントン」は人を怖がらせる天才。ハロウィンタウンのカリスマ的存在です。
これほどハロウィンの仮装にぴったりのキャラクターって、なかなかいませんよね。細身で長身の男性によく似合いそうです。
衣装はストライプ柄のスーツと革靴があればOK。胸元の蝶ネクタイ(?)は、100円ショップのアイテムでも手作りできそうです。
ガイコツ風メイクは、こちらを参考にしてみてください。
ONE PIECE(ワンピース)キャラクター
今や日本の国民的アニメと言っても過言ではないほどの人気を誇る『ONE PIECE(ワンピース)』。
コスプレ人気も高く、イベント会場では「麦わらの一味」がいくつも結成できるのではないかと思うくらいのたくさんの人たちが人気キャラに扮しています。
特に男性に人気なのは、以下のキャラです。
- モンキー・D・ルフィ
- ロロノア・ゾロ
- サンジ
- ポートガス・D・エース
仮装初心者さんや、手軽に済ませたいという人なら、お手持ちのスーツで何とかなりそうな「サンジ」や、上半身裸でもOKな「エース」が良さそう。
また、女性はもちろん、ちびっ子ウケも抜群な「チョッパー」に挑戦してみたい人はこちらのメイク動画が参考になりますよ。
「スーパーマリオ」などのゲームキャラクター
ゲームキャラでいちばんよく見かけるのが「スーパーマリオ」シリーズ。特に「マリオ」「ルイージ」あたりは衣装が簡単に揃えられるので、初心者の人にもおすすめです。彼女さんや奥様と一緒に仮装をする人は、「マリオ&ピーチ姫」の組み合わせも良いですね。
さらに、こんなゲームのキャラも人気です。
- ストリートファイター
- ドラゴンクエスト
- ファイナルファンタジー
- モンスターハンター
- 「戦国無双」など無双シリーズ
ゲーム好き筆者の個人的な意見ですが、「ドラゴンクエスト」シリーズの「4」に登場する「ピサロ」や「8」に登場する「ククール」あたりが、女性ウケが良いのではないかと思います。
また、男性の和服姿にグッとくる女性も多いですので、モテたい人は戦国武将キャラもおすすめです。特に女性人気が高いのは「真田幸村」「伊達政宗」「前田慶次」あたりでしょう。
「スパイダーマン」などのアメコミ系キャラクター
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が日本で公開されたこともあり、2018年はますます人気になりそうなマーベルキャラ。
仮装イベントで多く見かけるのは、断トツで「スパイダーマン」。全身タイツひとつでなりきれてしまうお手軽さが、人気の理由ではないでしょうか。
ただし、女子ウケするのは引き締まったボディのスパイダーマン。機敏さを欠いたようなお腹ポッコリのスパイダーマンではちょっとカッコ悪いですので、挑戦する人は身体作りからはじめておきましょう。
また、以下のアメコミ系キャラも人気です。
- バットマン
- スーパーマン
- アイアンマン
- ハルク
- ジョーカー
- ポパイ
まとめ
ハロウィンイベントには欠かせない「仮装」。今回の記事では、男性向けの仮装・コスプレネタをたくさんご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
ハロウィンの仮装では、定番のホラー系のほか、映画やアニメのキャラクターも人気です。これは、ハロウィンを独自の文化として発展させた日本ならではの楽しみ方ですね。
皆さんも好きなキャラクターに変身して、1年に1度のハロウィンを思いっきり楽しみましょう!