皆さんは植木等さん主演の映画「日本一シリーズ」はご存知でしょうか?昭和を代表する俳優植木等さんが「日本一の○○男」と言うシリーズ作品に出演していますが、その当時は日本喜劇映画として大変人気がありました。
中でも、1967年に公開されたサラリーマン社会で出世していく「日本一の男の中の男」では女優の浅丘ルリ子さんと共演し、とても話題の作品となりました。その作品の内容は、造船会社のトップセールスマンとして働いていたのですが、ひょんなことから会長に目をかけられストッキング会社の「世界ストッキング」へ回されて大活躍していく物語です。
当時は、仕事の困難を乗り越えて出世して行く「男の中の男」が多かったように思いますが、時代は変わり現代の「男の中の男」はだんだんと少なくなって来ているように思います。今回はそんな古き良き男性の姿を参考にしつつ、「男の中の男」とはどんな男性の事を言うのかご紹介していきます。
男の中の男の特徴
男とはそもそも何なのか、男らしさを象徴する事はどんな事なのか、具体的な事を問われてもなかなかわからないですよね。一般的な「男の中の男」とは情に厚く勇気があり、精神力も強く体がたくましいと言ったイメージがあります。
現代では女性たちも強くなってきている時代ですが、男性本来の男らしさはどんな特徴があるのか見て行きましょう。
笑いのセンスがある
ただ単に面白みのない会話をしているのでは無く、固い会議中でも笑いのセンスを交えている男性は心の余裕もあり、周囲からは慕われることが多いでしょう。人生、生きている上でいろんな困難があります。
そんな時、場を和ませるかのように笑いを交えて会話をしてくれる男性に男らしさを感じる事が出来ます。ふざけた事を言ってもしっかりと困難に立ち向かい解決してくれるギャップも魅力の一つかもしれません。
日頃体を鍛えている
見た目の事になってしまいますが、どんなに忙しい毎日でも日々体を鍛え、たくましい肉体美の男性は男らしさを感じます。体のメンテナンスが出来ている男性はコツコツと努力を積み重ねているのです。
見えないところで努力しているのは男らしさの証でもあります。あんなに忙しいのに、いつたくましい体を作っているのかと、女性だけでなく男性からも尊敬の眼差しで見られているでしょう。
謙虚で感謝を忘れない
男らしさを横暴で誰かに威張り虚勢を張ることと勘違いしている男性もいます。これは昔から男性として亭主関白が基本だと思っている男性に多くみられる傾向にありますが、本当の男らしさとはそう言う事ではないのです。
常日頃周囲の人への感謝を忘れず、どんなに上の立場になっても謙虚なふるまいの男性は「男の中の男」と言えるでしょう。弱い立場の人に寄り添い、困っている人をさりげなく支える事が出来る愛情に溢れている大人の男性は人としても尊敬されます。
多くの悲しみを経験してきている
辛い事や悲しい経験をたくさんしてきた男性は、人の気持ちを理解する事が出来るので優しくできます。優しさは軟弱なイメージがありますが、そんな事は無いのです。人に優しく出来る男性こそ男らしさを感じる事が出来ます。優しさは男らしさの象徴と言っても過言ではありません。
悲しみを経験していない人は、人の何が辛いのか、悲しいのかなどの気持ちを理解する事が出来ない為、寄り添う事が出来ないのです。かといって、無理やり悲しい経験や辛い思いをする必要はありませんが、多くの経験を積み重ねていく事で強くなり「男の中の男」をつくり上げて行く事が出来るのです。
冷静で忍耐強い
仕事のトラブルや失敗を見て怒り狂ってしまうような男性は真の男とは言えません。常に冷静かつ忍耐強くなければいけません。例え周囲が怒っていてもそれに便乗して一緒になって攻めてはいけません。
何が問題だったのか、それに対しての改善策はどうするのか相手の意見を吐き出してもらい、最後まで相手の話をよく聞く忍耐力が必要です。感情だけで話すのではなく、しっかりと理性を保ち、落ち着きながら対処していく男性は男らしさを感じるでしょう。
自分らしいセンスがある
ファッション雑誌のように、自分の身に付けるものを他人の判断で決めるようなセンスではなく、自分に合ったセンスで表現できる男性は男としてモテるでしょう。モテる事が男らしいと言うわけではありませんが女性から見た場合、やはり男らしい男性はモテますよね。
感性が豊かで自然と自分に合った美的感覚があり、こだわりを持つことで男性の魅力を引き出すことが出来るのです。高価な物や流行っている物を身に付けるのではなく、自分の五感を信じ自分らしいセンスで表現してみましょう。
人との繋がりを大切にしている
多くの人たちとの繋がりを大切にしている男性は、沢山の成功へと導かれていくのです。ただ単に人とつるんで行動する事とは違います。狭い世界で行動しているより、多くの人との繋がりを大切にし、他人とも力を合わせて行動が出来る男性は誰からも頼られ、男らしく見えます。
遠方にいる友人が困っていればすぐに飛んで行き支えてあげたり、困っている人に優しい言葉をかけてあげたり、その人が居てくれるだけで周囲は心の支えになるのです。そんな繋がりを大切にしている男性は憧れの存在でもあります。
自己肯定感が高い
自己肯定とは自分の事を受け入れ、自分自身を認める事が出来る事を言います。この自己肯定感が低いと、「自分はダメな人間だ…」と常に自分を認める事が出来ずに生きている事が息苦しくなってしまうのです。
そして、自分を認める事が出来ない人は他人をも認める事が出来ない傾向にあります。そんな男性には男らしさを感じませんよね。自分を認め自己肯定感が高い男性は、人とのコミュニケーションもうまくいき、不安感が無く自信に満ち溢れている為「男の中の男」を感じる事が出来るのです。
家族を大切にする
男らしく、いい男は他人だけでなく家族をとても大切にしています。未婚者はマザコンとは違い、自分の両親兄妹をいつも気遣い思いやりを忘れません。そして結婚している既婚者は、結婚相手の家族や奥さんを大切にしてくれます。
また嫁姑問題が起こってもしっかりと向き合ってくれるのです。お互いの話を聞き、冷静に判断してくれますが、基本は奥さんの味方になってくれる事が多いでしょう。
断る勇気がある
男の中の男として、良い人間関係を築くためには優しさだけでなく、時には厳しい意見と断る勇気があるのです。断ってしまう事で、自分の評価が落ちてしまうのではないかと、とてもネガティブに考えてしまう男性も多いですが、しっかりと自分の意見を伝える事が出来る男性はスマートで男らしく感じます。
我慢をして引き受けてしまう優しさも大切ですが、本当にその物事が合っているのかどうかを見極める事で、男性としての本来の評価に繋がるでしょう。
火遊びはしない
男の中の男は、女性にちやほやされたいと言う気持ちはなく、仕事を一生懸命励む事に刺激を感じる為、火遊びをする事はありません。仕事の付き合いで、夜の街に出かける事はあっても、お店のお姉さんに本気になってしまうような事はしません。
家族、彼女が一番と考えているので他の女性と遊んでいる時間などもったいないと感じているのです。仕事以外は大切な人とだけ過ごしたいと思ってくれる男性には一生ついて行きたいと思いますよね。
男の中の男は浮気や不倫をしない
世の男性はみんな浮気すると思っている女性も多くいますが、浮気や不倫をしない男性だって世の中にはたくさんいます。
美人で色気のある女性にから誘惑されたり、女性が多くいる職場だとしても、彼女や奥さん以外の他の女性には目もくれない男らしい男性がいるのです。浮気をしない「男の中の男」にはどんな理由や特徴があるのでしょうか。
彼女や奥さんを心から愛している
一度好きになって愛した人だから、その人を愛し続けるのは当たり前だと考えています。彼女や奥さんが一番かわいくて大好きだと常日頃思っているので、他の女性に目移りして遊んでしまうようなことはしません。男たるもの一生好きな女性を愛し続けると言う男らしい男性も世の中にはまだまだいるのです。
一途な男はカッコいいと思っている
どれだけ多くの人数の女性と関係を持ってきたかと言う事よりも、一人の女性をどれだけ長く愛せたのかを重要としているので、浮気や不倫をする事など言語道断。一途な男こそカッコいいと言う硬派なポリシーがあるので、自分の信念や考えは決して曲げる事はありません。
女性の中には「たまには遊んで来たら」と思ってしまうほど硬派なので、そんな事を言ってしまったら引かれてしまう可能性があるので気を付けましょうね。
彼女や奥さんのどんな姿も受け入れてくれる
実は女性に対して理想が高い男性は浮気をしやすい傾向にあります。女性たるものオナラはしない、化粧はバッチリする、ムダ毛は生えていない、肌が綺麗なのは当たり前…だなんて思っている男性は次々と女性を変えていくのです。
その点男らしい男性は、彼女や奥さんのすべてを愛しく思っているので、そんな事では幻滅しません。信頼し心を許し合える関係だからこそすべてを見せてくれている大切な人だと思ってくれているのです。
趣味を長く続けている
浮気性の男性は、なんでもすぐに飽きてしまったり趣味がコロコロ変わったり、何をしても続きません。女性に対しても同じ事が言えるのですが、同じ趣味が長く続く続くような男性は、本命女子だけを長く愛し続けてくれる傾向にあるのです。
興味を抱いたものに対して深く追求していく特性があるので、女性に対しても一筋になってくれる男気ある素敵な男性と言えるでしょう。
想像力が豊か
浮気をしない男性は、想像力が豊かである特徴にあります。浮気をしたらバレる、言い訳、喧嘩、別れなど、いろいろ想像力を働かせれば今後どうなるのかわかりますよね。浮気をする男性は、一時の感情や欲望で先の事は考えずに行動してしまうので、後々バレた時に大変な事になるのです。バレないよう用意周到に出来る男性は少ないはずです。
必ずパートナーにわかってしまう物なのです。先々の事をしっかりと考える事が出来る冷静な人は理性的で男らしく感じます。
面倒くさがり
社会人になり仕事も忙しい男性などは疲れてパートナーに対してマメに連絡が出来ない為、浮気をして隠しながら他の女性と連絡を取るなんてマメな事は到底できません。
忙しいのに敢えて面倒な事はしないのです。パートナーとしては面倒くさがり屋な性格に不安を感じてしまうかも知れませんが、浮気の心配はないでしょう。浮気は面倒な事の元と考えているので、マメではない男性に浮気は出来ない事なのです。
浮気された人の気持ちがわかる
過去の恋愛経験で浮気をされたことのある男性は、どんなに傷つくのかを知っています。浮気と言う事をとても軽蔑しているので、自分が浮気をするなんてことは絶対にしないでしょう。しかし、心が弱い男性は浮気をされたことで自分も浮気返しをしてしまいます。
男気ある心の強い男性は人を悲しませるような思いはさせないと決めているので、パートナーを悲しませるような事は絶対にしません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?昭和の良き「男の中の男」と言うのは、硬派でとても真面目と言う印象ですが、最近はこのような男らしい男性が減ってきているように感じます。男の中の男は見返りを求めず、パートナーに対してどれだけ愛情を与える事が出来るのかを常に考えているようです。
結果、相手を大切にする事でお互い良い関係が築けるのです。もしも自分が「男の中の男」のように男らしい男性になりたければ、少しずつで構わないのでこの記事を参考にしてみて下さい。男らしいカッコイイ男性に近づける事を願っております。
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