特に日本人でしたら、花火をやったことがない又は見たことがないという人は居ないと言ってもいいほど、馴染み深いものですが、もし夢の中で花火が出てきた時は私たちに何を伝えようとしているのでしょうか。花火と言えば夏がメインというイメージですが、もちろん夢の中には春夏秋冬いずれの季節でも姿を現します。
毎年、夏になれば恒例として催される全国の花火大会をはじめ、お祭りやイベントで放たれる花火、家族や友人または恋人と行う花火など、観る花火から遊ぶ花火まで老若男女を問わず親しみのある花火が、夢の中に出現するということは一体どのようなのメッセージが隠されているのかを探っていきます。
花火の夢を見る時の深層心理とは？
どのような心理状態である時に、花火の夢を見るのでしょうか？大まかに花火の夢を見る時は、望みが達成する布石であるとか、何らかに対する情熱を表すと言われています。でも、どのような場所で誰と一緒に花火をするかによって様々な意味合いがあります。
やはり季節的なことを考えた場合、花火をするのは基本的に夏が主でしょう。また一口に花火といっても本当に多種多様であり、色んなパターンの花火が存在します。この記事では、その花火に関する夢を見た時の、良いケースの場合と悪いケースの場合に分けて紐解いていきます。
花火の夢が良い時のケース
夢占いでの花火は、鮮やかさ、大胆さ、行動力、願望、達成、成功、爆発などの意味合いがあります。何であれ人が求めるものは花火の大会で観た時の感動や目の保養などと思われますが、そこには娯楽的な感覚も同時に含まれるでしょう。
その娯楽的な要素も持ち合わせていて、人々を魅了する力をも兼ね備えている花火ですが、夢の中で出てくる時は何のメッセージを送ってくれているのでしょうか。ここでは、花火の夢が良い時のケースを記していきます。
線香花火をしている夢を見た時
線香花火は手持ちで遊ぶ人気の高い花火の一つです。この夢を見た時のアナタは、現段階において身の丈にあった日常生活を送っているということを表しています。決して過信したり、周りの人を掻き分けてまでワンランク上の生活をしようなどとも考えず、賢明に日々を着実に歩んでいます。
これは控えめで謙虚なイメージですが、そうではなく考えようによっては特に目立ったトラブルや大きな変化もなく、自分の思った通りのペースで物事が運んでいる状況であるとも言えます。きちんと自分磨きをしていて、出すぎた真似をせず安定した人生を堅実に送っている意味合いを持ちます。
花火大会を観ている夢を見た時
この夢はシチュエーションによって少し異なりますが概ね、プラスの要素が高い夢と言えます。まず、一人で花火大会を肉眼で観ている花火の夢を見た時は、アナタの全体的な運気が上昇している真っ只中と言えるでしょう。抱いている願望や目標も叶いやすい状態であることも暗示しています。
あと気になっている異性と一緒に花火大会を観に来ている夢を見た時は、その人との距離が急速に縮まることを暗示しています。現実の世界で思い切って声を掛けてみてはいかがでしょう。ただし、既に恋愛している人と一緒に花火大会を観ている夢の場合は、落ち着いた付き合いを表すと同時に少し倦怠期を感じだす兆しも示すので、いつもとは違う工夫などをしてみる努力も必要でしょう。
ロケット花火をする夢を見た時
ロケット花火といえば、火傷に気を付けながら導線にライターなどで火を着けて飛ばすという花火です。何処に飛んで行くか予想出来ないという面白さが特徴ですが、この夢を見た時は、アナタが誰にも出来ないこと或いは誰もやろうとしないことを実行してみたいという潜在意識を表しています。
また、知人や仲間たちと一緒にロケット花火をしている夢をみた場合は、みんなで何かを企画して周りを驚かせて喜んでもらう自信があるという気持ちの表れでもあります。言い換えると現状には退屈している可能性もあります。
多種類の花火を買う夢を見た時
お店で色んなタイプの花火を、たくさん購入している夢を見た時は、近々アナタが新しい何かを見つけることを暗示しています。例えば、趣味だったり興味のあるものに関連したアイテムだったり、とにかく好奇心や開拓精神が高まっていることを意味しています。
現在あなたが学んでいることや仕事のこと以外で、新しい何かを発見するという暗示ですし、休日や時間の余裕がある時にでも、初めて訪れる場所や地へ気分転換に行ってみてはいかがでしょう。もしかすると、今までにはない心惹かれる何かを見つけられるかも知れません。
屋上から花火を観る夢を見た時
夢占いでの屋上や山頂は文字通り、最も高い位置に居ることを意味します。また屋上から花火を観るという行動は、花火が打ち上げられている場所からは離れた所に自身が居ることになり、周り全体を見渡して観察する精神的な余裕があることを表しています。
つまり、アナタは現時点で少し魂の位が高い場所から物事を見極める力が備わっている状態を示します。目先のものなどには捉われない冷静さと、確かな判断力を持ち合わせているという非常に良いコンディションであることを意味します。
花火の夢が悪い時のケース
誰もが心惹かれると言ってもいい花火ですが、月が出ている夜空に向けて放ち一瞬きらめいて豪華さを放つものの、瞬く間に消滅してしまう儚さもあります。夢で見る花火の場合にも一見、色鮮やかで良さそうな夢に思えても実際は、あまり良い意味を示していない夢も存在します。
ここでは、花火の夢の中でも悪い場合のケースについて触れていきますが、もし心当たりのある項目があったからと言っても落ち込んだり悩んだりする必要はありません。良くない暗示の夢でも、それが何を啓示しているか夢占いで知ることにより、もし日常の生活において悪い事柄が降り掛かって来ても最小限に抑えられるはずです。ですので、臆せず備えある心構えで見ていきましょう。
花火の音が気になる夢を見た時
花火というのは日常では観ることの出来ない、鮮やかさや美しさを観て心で楽しむ催しですが、花火の音も体に響く迫力みたいなものを感じます。その花火の夢の中でも打ち上げられている花火より、花火の音の印象のほうが強く残る夢を見た時は、今のアナタは何をするにせよ恐怖心を抱いてしまい怖気づいてしまう傾向があることを表しています。
また、アナタが実行しようと思っている何かがあるとした場合、現在の実力とは温度差があるため時を見改めたほうが賢明だと暗示していることもあります。果報は寝て待てという諺がありますが、今その言葉通りの状況かも知れません。時には静かに好機を待つことで、見えていなかった物事が見えてきたりするものです。
花火の見物客が多い夢を見た時
花火の夢を見た時に、花火を見物しているお客さんの人数は、この先アナタが理想とする自分になるために計るべきコミュニケーションの人数を示しています。もし人数が少なければ、それほど遠い将来の話しではないと思われますが、大勢の見物客が居る夢を見たのであれば強い根気と忍耐力を要するほどの長期戦になるでしょう。
この夢での人数は決して確定的な話しではなく、現実のアナタが見た夢の中での数であってコンディションが整っていたり、運気が上昇している時なら数の変動は当然ありえます。ですので今現在は、自分の思う理想があっても少し遠回りになるという覚悟は必要であることを意味しています。
花火が突然爆発する夢を見た時
もし夢の中で花火を観ている最中に突然、その花火が爆発してしまったという夢を見たとすれば、これは自分自身の感情を表しているため、現実の世界で自身の感情を抑制しきれない状態になりつつあることを暗示しています。また、不満も多く精神的に煮詰まり突拍子もない行動をしてしまう可能性をも示しています。
アナタがもし、せっかく地道な努力を重ねて積み上げてきた何かがあっても、あともう少しで完成という段階で吹き飛ぶ可能性をも意味します。これは、アナタのミスが原因でそうなるとは限らず、何らかの火の粉に巻き込まれて怪我をしたり、不慮の事故によって壊されそうになることも考えられます。この夢を見た時は少しでも違和感を感じた人や出来事からは距離を置くほうがいいでしょう。
花火大会が中止になる夢を見た時
夢の中でも意識的に楽しみにしていた花火大会が中止になったことが解る夢を見た時は、アナタの望みや夢は本当に自分が求めているものなのかどうかを、もう一度よく考え直したほうが良いことを表しています。もし、そんなものはないという人であれば逆に、この先どのような方向へ進みたいかなど、真剣に考えるべき時であることのサインでもあります。
この夢は、言い換えれば自分の夢や希望するものは本物かどうか、足止めして再確認を促すためのメッセージとも受け取れます。また、明確な将来のビジョンや目標などがないという人は、自身の心の内に向けて本当に自分は何かしてみたいことが無いのかを問いかけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ある世界では恋心と花火を同様の例えとして表現するそうですが、これは燃えて散る華とか咲き乱れて消滅という情熱とも情念とも受け取れる感覚です。パッと華咲いて間もなく消えゆくのが花火の特徴であるため、一時の人の恋心と照らし合わせているのでしょう。ある意味では花火の夢を見るという状態にある時こそが、最も人間らしい心を醸し出しているようにも思います。
さて、いかがでしたでしょうか。該当するケースが見当たらなかった人も、知識の一環として記憶して頂ければ幸いです。不思議と人の心を惹き付ける花火について、今回は夢占いで綴らせてもらいましたが、記した項目の中に該当するケースがあるという人がいらっしゃれば是非ご参考にしてくださいませ。