逆セクハラとは?事例や逆セクハラになってしまうNG行動を知ろう!

男女雇用機会均等法が定められて、徐々に男性と女性が平等視されてきている日本ですが、そんな時代だからこそ起こっている「逆セクハラ問題」を知っていますか?通常、セクハラと聞いた時にイメージする事は男性上司から女性に対しての性的嫌がらせでしょう。

しかし、なんと時代とともに被害者が男性で加害者が女性上司という「逆セクハラ」の事例も増えてきています。厚生労働省によると、逆セクハラの相談件数も年々増加傾向にあり、裁判まで発展したこともあります。

今回はそんな「逆セクハラ」に関する、実際にあった裁判の事例や相談内容・情報についてまとめていこうと思います。

最近増えてきている「逆セクハラ」とは?

男性社員が訴える件数が増えてきている「逆セクハラ」とは、具体的にどのような事を表すのでしょうか。

逆セクハラ問題は年々増加してきており、会社・企業の管理職からするととても重大な問題になってきます。

逆セクハラって何?

一般的に知られている「セクシュアル・ハラスメント」というのは、女性労働者が男性上司から性的嫌がらせや不快感のある言動をされる事を表します。逆セクハラというのは男女の立場が逆になり、女性側が加害者となります。

セクハラの基準はとても難しいのですが、男性が不愉快に感じた時点で「セクハラ」と認定する事ができるようです。また、逆セクハラには当てはまりませんが女性同士であったとしても、相手が不愉快に感じる性的嫌がらせ・言動をとった場合もセクハラと言うので注意しましょう。

セクハラというのは、「相手が性的に不快に感じるような、言動をとる」ことですで、被害者が男子であろうと女子であろうと関係ありません。

逆セクハラは裁判になるの?

逆セクハラ問題が浮上してきたのは、最近の事です。女性が被害者のセクハラ問題が知られてきたのも、実はここ最近のことであり、昔はほとんどの被害者が泣き寝入りしていたのです。そのため、特に逆セクハラの事例はなかなか証明されにくいというのが実態です。

一方で、「セクハラは女性が被害者」という意識が根強い事が原因で、女性の人はセクハラに対する意識が低いです。「この程度でセクハラになるの?」と、セクハラしている意識なしにセクハラ行動を男性社員に対して行っている可能性が高いのです。

逆セクハラの相談件数も増加しているため、専門家たちが被害男性を守るための体制を少しづつ整えています。まだ社会問題としても大きく取り上げられてはいませんが、女性が気を付けなければまだまだ増加していくでしょう。

逆セクハラの裁判の実例とは?

実際に裁判となった「逆セクハラ」の実例を紹介していこうと思います。セクハラが起こりやすい場所は職場がとても多いですが、実はその他にも注意するべき点があります。

実例①「大学教授が訴えた」

元大学教授の男性職員が、自分が勤めている大学ではない大学に通っていた女性に対してセクハラをしたことで訴えられました。訴えられた大学教授は、罰として「懲戒解雇」を受けることになってしまい、もう二度としない様にと厳重注意を受けました。

ここまできくと、よくあるセクハラ問題だと感じてしまいますが、実際の話は違います。

実は、この問題は大学教授が女性に対してセクハラをしていたのではなく、女性が大学教授に対して逆セクハラをしていたのです。この事が明らかになった理由には、女性から大量のメールが教授に送られていた事が発覚したからです。

元々は、付き合っていた2人だったようですが、女性側が大学教授に対して何かがきっかけとなり怒りを買った事が原因で「セクハラを受けた」と大学側へ訴えた様ですね。

この問題が起こった後、加害者となってしまった男性教授は女性と距離を置こうとします。しかし、女性側は男性に対して執拗に連絡を送り続けてくるといった逆セクハラは止まりませんでした。

この後、男性は女性を「逆セクハラ」として裁判を起こそうとしましたが、証拠を集める事も難しく、立証は現実的ではないという判断に至ったようです。懲戒解雇とした大学へ損害賠償を起こしましたが、最終的には「退職金」のみで終わってしまいました。

裁判官へ「逆セクハラ」を証明するのはとても大変のようですね。

実例②「男性社員が訴えた」

会社の中で起こった逆セクハラ問題です。ある時、男性会社員が職場の中にある浴室に入っていた所、女性上司がノックもせずに浴室の中へ入ってきたのです。また、その女性は男性が全裸であるのに気にせずに話しかけてきたといいます。

もしも、自分自身に起きたらどうでしょうか?確かに、逆セクハラとして感じてもおかしくは無いですよね。男性側も許せない行為だと感じて裁判を起こしました。

しかし裁判の結果は「逆セクハラでは無い」でした。女上司の義務である、防犯パトロール内の行動だと証明されたからです。この裁判結果は大きく波紋を呼びました。

もしも、男性女性の立場が逆だったら、セクハラとして相手を罰する事が出来る確率がかなり高くなりますよね。この様に、男性が被害者のセクハラ問題はまだまだ制度・実例が伴っていないのです。

NG行為!逆セクハラになる行動とは?

それでは一体どのような言動が相手に不快感を与えてしまうのでしょうか。逆セクハラとして感じられてしまうポイントを解説していこうと思います。

NG行動①「下ネタを言ってからかう」

肉食女子からすると「下ネタ」を言う事はそれほど抵抗を感じないかもしれませんが、言われる立場からすると性的嫌がらせとして捉えられてしまう可能性は高いです。からかっているつもりは無く、ただ笑わせようとして下ネタを言っている場合でも実は相手は不愉快に感じているかもしれません。

最近の男性は、恋愛に対して消極的な傾向があるので下ネタの体制も低いです。女性よりも男性の方が下ネタを言われて傷ついたり、恥ずかしい気持ちになる場合もあるので注意しましょう。

確かに、下ネタを言う事で喜んだり笑ってくれる男性社員もいると思いますが、女性上司から言われると「逆セクハラ」の様にしか感じる事が出来ません。もしかしたら、いつも笑ってくれている後輩男性社員も心の中では嫌がっているかもしれないのでやめましょう。

NG行動②「露出の多い服装」

あるセクハラ問題に、「いつも着ている服の露出が激しい事が原因で解雇された」という実例があります。これは、男性上司が女性に対して行ったセクハラですが、この行為は間違えてしまうと逆セクハラにも当たります。

女性自身はオシャレであったり、あまり気にせず来ている服装だったとしても、あまりに炉露出が激しいと男性社員は目のやり場に困り逆セクハラ」と感じてしまいます。仕事場というのは、沢山の人が集まる場所です。TPOをわきまえた格好で出勤するようにしましょう。

また、女性上司が露出が激しい服装を着ている事で、男性社員があらぬ疑いをかけられたという事もあります。男性側は全く興味もないのに、女性が露出の激しい服装を着ているせいで「今、胸元見ていたでしょ?」なんて言いがかりをつけられたら、たまったもんじゃないですよね。

こういった、逆セクハラだけでなく第二のトラブルを防ぐためにも、露出の激しい服装は控えるようにして下さい。

NG行動③「男性を小馬鹿にした言葉を言う」

これは、あまり意識せずに言ってしまっている人も多く、パワハラとも受け取られてしまう可能性が高いです。具体的にいうと、仕事に対して意欲を向上させるために「〇〇君は草食系だからダメなんだよ」とか「ゆとり世代だね」などと言った仕事に関係のない言葉を使うというケースです。

一見、そんな事が逆セクハラになるの?と感じてしまう女性もいるかもしれませんが、立場を逆にして考えてみて下さい。女性職員が男性上司から「肉食系女子だね」なんて言葉を言われたらセクハラだと感じてもおかしくはありませんよね。

このように、仕事に全く関係のない言葉を使って相手を馬鹿にするような言い方をするのも逆セクハラになります。性的な言葉を使ったらさらに「逆セクハラ」と感じられてしまう可能性が高いので注意しましょう。

NG行動④「女性関係について執拗に聞く」

男性社員に対して「女性経験はあるの?」また「なんで結婚しないの?」といった、女性関係に関して質問をする事も逆セクハラにつながります。もしかしたら、彼女がいない事に対してコンプレックスを抱えていう男性もいるかもしれません。そんな男性の心を傷つける行為でもあるのでやめましょう。

また、あまり性的な内容でなくても逆セクハラとして感じられてしまう場合もあります。例えば、「彼女はいる?」などと言う普通の質問だったとしても、聞くタイミングや状況によっては逆セクハラとして感じられてもおかしくはありません。

男性だって女性と同じくデリケートな事に対しては敏感だという事を知っておくようにしましょう。女性からすると何とも感じていない事であったとしても、相手男性はとても傷つく言葉かもしれませんよ。

NG行動⑤「必要以上のボディタッチ」

全く必要のない場で、男性社員の手や方などといった身体にふれる事も逆セクハラとなります。「頑張ってね」や「いい感じだね」などと言った言葉と一緒に、肩に手を置いたり背中をたたく行為はしてしまいがちですが、体に触れた時点で逆セクハラとして感じられてしまう可能性が高いので注意しましょう。

女性側が男性に触れた事で周囲から見ると、「男性側が女性にセクハラをしてるのでは?」と感じたというケースもあります。男性は決して触れたいわけでもないのに、そう感じられてしまうのは心外ですよね。

本当に必要でないときは、相手の体に触れるという行為はしないようにしましょう。

NG行動⑥「男女別に態度が違う」

例えば、重たい荷物や作業を男性に任せるという事は逆セクハラに感じますか?これは、場合によっては逆セクハラと感じてしまいます。確かに、女性よりも男性の方が力がある傾向がありますが、毎回重たい仕事やキツイ仕事を男性に押し付けてしまうのはNG行動です。

また、仕事を押し付けるだけでなく、男性社員と女性社員への対応・態度の違いがあるのも逆セクハラです。これは、「女性社員に優しくて男性社員に厳しいといった」対応・態度の違いだけでなく、「男性社員だけ特別扱いする」というのも逆セクハラにあたるので注意しましょう。

特別扱いしてるんだから良いんじゃないの?と思うかもしれませんが、男性社員からすると他の社員と良好な人間関係を築けていなかったり、本当は特別扱いを嫌がっているという場合もあります。社員には平等に接するようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。あまり、社会問題として認識されていない「逆セクハラ」ですが、被害を受けている男性側からすると、とても深刻な問題であり精神的に苦痛を味わっている可能性が高いです。

もしも、記事にのっていたNG行動に思い当たる事があるならば、今日からでも控えるようにしましょう。また、被害を受けている場合は恥ずかしがらず専門家に相談してみるようにして下さい。

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