誰かの誕生日のプレゼントを贈ることはよくあるでしょう。誕生日は相手にとって特別な日です。特別な日だからこそプレゼントだけでなく手紙も添えてみませんか?
手紙は相手に気持ちを伝えることができる大切なものです。普段言えなかった感謝の気持ちや一言を手紙にこめて誕生日に添えてみませんか?
今回は手紙やメッセージカードに何を書いたらいいのか迷った方のためにポイントや例文を渡す相手別にご紹介します。いつもはプレゼントだけという方はぜひ参考にしてください。
誕生日に手紙で気持ちを伝えるときのポイント
誕生日にプレゼントとともに手紙を書きたいけどなにを書いたらいいのかわからないという人も多いでしょう。
ここではまず誕生日の手紙で気持ちを伝えるポイントをご紹介します。
シンプルにいく
誕生日の手紙に気を利いたメッセージを書きたいと思うかもしれませんが、あくまでもシンプルイズベストです。
そして、手紙の内容を3つの時間軸に分解することができます。
- 過去:日頃の感謝を書く「いつもありがとう」「いつもお世話になっています」など
- 今:「誕生日おめでとう」と書く。「結婚記念日おめでとう」などそのときのイベントによって変える
- 未来:これからのことを簡単に書く。「末永くよろしく」「ずっと一緒にいようね」など
また、一番伝えたいこととは何なのでしょうか。もしも「過去」「今」「未来」の中で長くなりそうな場合は一つに絞り込むのも手です。
「未来」について書く場合は未来の2人の関係やお互いの健康を願うなどを中心にメッセージを考えるといいでしょう。
例えば、「今」の自分の気持ちを伝えたい場合は「愛してる」「大好き」などという言葉がシンプルで強力なメッセージです。
イベントや風習、暦と絡める
社会的なイベントや風習、歴史などと組み合わせてみると、手紙だけでなくプレゼントのアイデアが思い浮かぶかもしれません。
誕生日なら花と誕生日を結び付けた「誕生花」や石を結び付けた「誕生石」などがあります。365日ごとに特定の花や石が決められており、それぞれの特徴や力が込められています。
例えば、誕生花の意味をメッセージとして書いてその花とともに贈るのもいいでしょう。フラワーギフトでは定番のプレゼントです。
また、日本にはさまざまな風習がありますので、誕生日に合わせて日本の風習や暦を探してみてプレゼントのテーマ探しをするのもいいでしょう。
2人だけの趣味やエピソードなどを絡ませてみる
カップルや夫婦、家族ならお互いの趣味やエピソードなどはわかると思いますが、遠方にいる友達や同僚、上司部下などだと趣味などで分からない部分も多いため、当たり障りのない文章になりやすいです。
そこで手紙にちょっとスパイスを加えるという意味で2人の共通の趣味やエピソードを盛り込むのも良いでしょう。
例えば、その人だけが喜ぶような豆知識やお得情報をメッセージとして書くのも工夫の一つでしょう。
お祝いや感謝の気持ちを表す
「おめでとう」や「いつもありがとう」は手紙の定型句です。そんな基本のメッセージも少しこだわってみませんか。
「ありがとう」という感謝を表す表現方法でも「カジュアル」やフォーマルなど言い回しは色々ありますので、彼氏や家族、友達など身近な人なら少し言い回しを変えるのもおすすめです。
●フォーマル
- ありがとうございます
- 御礼申し上げます
- 感謝
- おめでとうございます
●カジュアル
- ありがとう
- ども
- どうも
- ありがと
- あざっす
- あんがと
- ありがとさん
- さんくす
など
プレゼントと絡ませる
贈るプレゼントを選んだ理由や気持ちを手紙に添えるのはどうでしょう。特にネット郵送におすすめです。
プレゼントを選んだ理由やその渡し方になった理由などをメッセージとして込めるのもいいでしょう。
周辺のバリエーションの工夫をしてみる
これは手紙やメッセージカードの台紙にこだわったり、イラストを添えたり、絵文字をつけてみたり、英語と組み合わせるなどメッセージを書くだけではなく、なにか工夫するのもおすすめです。
例えば、真っ白な台紙にメッセージを書くよりも、花柄やチェック柄の台紙に絵文字をおりまぜてメッセージを込めたり、真っ白な台紙にメッセージとともに相手が好きなキャラクターを書くなどしてもいいでしょう。
ちょっとした工夫で誕生日の手紙も変わるのです。
【相手別】誕生日のメッセージ文例を紹介!
では実際にどのような文章がいいのかいくつか文例をご紹介します。
大好きな両親へ
いつもお世話になっているお父さんやお母さんの誕生日に手紙を送る場合は誕生日のお祝い共に産んでくれたこと、育ててくれたことへの感謝を書き記すのがいいでしょう。
一例としては以下のようになります。
「お誕生日おめでとうございます。いつもありがとうございます。私が生まれてきたとき、●●だと話してくれましたが、その話を思い出すたびに、愛されてきたと感じて幸せです。これからまだまだ心配かけることもあると思いますが、これからもお願いします。身体を壊さないで元気でいてください。」
我が子から「産んでくれてありがとう」と感謝されることはご両親にとって何よりも嬉しいことです。思い出のエピソードを織り交ぜることでより素敵なメッセージになるでしょう。
我が子へ
あなたが母、もしくは父として子どもに誕生日の手紙を書こうと思ったとき照れくささもありなにを書いたらいいのか悩むでしょう。自分の子供には「あなたを見ています」というメッセージを込めるといいでしょう。
「〇〇(ちゃん、くん)誕生日おめでとう!あなたが嬉しそうな顔をしていると私も嬉しくなり、あなたが悲しそうな顔をしていると私も悲しくなります。
あなたが笑顔で愛を感じることができるような幸せな人生であることを心より願っています。生まれてきてくれてありがとう。」
誰しも家族には言えないような学校や職場の悩みは誰にでもあります。そんな時に家族から応援されていると思えるような言葉を書けてもらえるととても心強く思うでしょう。お互いの人生がより充実したものになるように、真心をこめたメッセージを送りましょう。
恋人へ
あなたに恋人がいるのであれば、恋人への気持ちや思い出、未来のことを書くといいでしょう。
「〇〇歳の誕生日おめでとう!!付き合ってから〇回目の誕生日だね♪去年の誕生日のころよりもずっとあなたへの気持ちは強くなっています。来年も一緒に誕生日をお祝いしていきたいね。」
普段恋人に対してプレゼントだけ渡しているならたまにはその気持ちを手紙に込めてみてください。
男友達へ
友達以上恋人未満の男友達へ誕生日プレゼントとともにメッセージを送ってみませんか?特に男友達だけど異性として気になっているという「片想い」になりそうな状態のときは手紙は相手にあなたの気持ちを伝える道具になります。
「〇〇くん誕生日おめでと♬いつもバイトでお世話になってます!今度一緒にご飯でも食べにいこうね!」
「〇〇くんHAPPY BIRTHDAY!夢が叶えられるといいね!応援してます♪」
同性の友達へ
同性の友達へこれからも仲良くしたいという気持ちを込めるのにも手紙はぴったりです。
「〇〇ちゃん、ハッピーバースデー!今度一緒にご飯でも食べにいこ!」
「誕生日おめでとう♬いつもおしゃれで綺麗な〇〇ちゃんが大好きだよ♡」
「HAPPY BIRTHDAY!今日は彼氏とラブラブしてるのかな?●●が彼氏と幸せになれるように祈っています。」
誕生日の手紙を書く時の注意点
では誕生日の手紙を書く時の注意点をご紹介します。
なるべく修正テープを使わない
公的書類などには修正テープなどを使ってはいけないことは常識ですが、手紙にもなるべく修正テープや修正液は使わないほうがいいでしょう。
間違えたからと言って修正テープを使うとどうしても見栄えが悪くなってしまいます。そのため、できるだけ修正テープなどを使わずに書きましょう。
また、たまに下書きを鉛筆で書いてからその上にボールペンで書く人がいますが、消しゴムで下書きを消すとどうしても汚くなりますので、これもNGです。
何を書くかを他の紙に書いてから手紙に書くと失敗するのを防げるでしょう。
例文をそのままそっくり使わない
手紙ですので例文をそのままそっくり使う人は少ないかとは思いますが、中には例文をそのままそっくり使ってしまう人がいます。
その手紙がどこかの文章を真似したかしてないかをわざわざ調べるような人はいないかと思いますが、手紙の言葉はやはり自分で考えて書いたほうがいいでしょう。
笑いをとろうとしないこと
たまにいるのが手紙で笑わせようと下ネタを言ったり、ギャグを織り交ぜるなどです。相手を笑わせたいという気持ちはわかるのですが、文字にすると面白みもなくただ寒いだけの文章になってしまいますので、手紙では笑いを取るのはやめましょう。
自分の気持ちをストレートに伝えること
まるでポエムのように自分の気持ちを抽象的な文章にしたり、たとえたりするのは相手にもわかりにくいですし、ポエマーだと思われて引かれるかもしれません。
手紙では自分の気持ちをストレートに伝えるようにしましょう。
自分の気持ちや想っていることをストレートに書くことで、相手にも気持ちが伝わりやすいです。感謝の気持ちや好きという気持ちはストレートに書いたほうが相手も喜びますので自分の想いをそのまま手紙にしたためてください。
まとめ
いかがでしたか?今回は誕生日に贈る手紙のポイントや例文、注意点についてご紹介していきました。手紙はお祝いや普段の感謝の気持ち、相手への想いを伝えるのにぴったりの方法です。
自分の想いをストレートに書いて相手に想いを伝えましょう。特に普段大切に想っている人へたまにはメールやLINEじゃなくて手紙で気持ちを伝えると、新鮮さが増していいでしょう。
スマホやパソコンの普及で手紙を書かなくなっている今こそ、手紙を書いてみませんか?