美しい顔のバランスとは?黄金比率や顔の歪みの原因も紹介!

「美しい人」とは、万人を喜ばせる誉め言葉でありながら、非常にあいまいな言葉です。例えば日本とヨーロッパでは美人である条件はまったく違います。また同じ日本でも、時代によって、年代によって、美人の条件は違います。

そうであったとしても、美しいですねと言われるのはうれしいですよね。できることなら、世界に通用する美しさを手に入れたいものです。

世界中の人に美しいと言ってもらうのは難しいかもしれませんが、万人に受けのいい顔のバランス、黄金比率というものは存在します。参考にして、美人メイクを手にいれましょう。

美しさの黄金比率とは

黄金比とは、貴金属比の一種で「人間が美しいと感じる比率」です。古代から建築や美術など様々なものに取り入れられていました。パルテノン神殿やサグラダファミリア、日本では鹿苑寺金閣などに用いられて、国境を越えて美しいとされています。

ピンとこない人は、郵便はがきや各種カード類の縦横の比率を見てみてください。近似値1:1.618、約5:8の比率です。

これを人体の、特に人の顔にあてはめて分析したものが黄金比率です。モナリザの顔が黄金比率だと言われています。

また、1:618の数字に拘らず、美しいと感じる比率のことを総じて黄金比率と呼ぶこともあります。

人間の顔の黄金比率

人間が美しいと共通して感じる比率を美しさの黄金比率として定めていて、顔のパーツ事に比率があります。

縦の黄金比率

髪の生え際から眉頭の下、眉頭の下から鼻のした、鼻の下からあご先の3つが同じ長さで、1:1:1の比率であることです。

また頭の天辺から眉頭の下と、眉頭の下からあご先の長さが同じ比率1:1であることも大切です。

横の黄金比率

顔の横幅が、目の幅の5倍であること。目と目の間は、鼻の横幅に等しいです。

目の横幅の理想が約3㎝とされています。なので、顔の横幅の理想は約15㎝~16㎝です。

縦と横の黄金比率

顔の横幅:顔の縦の長さが、1:1.618であることです。

ですがこれは欧米人に当てはまる数字で、少し面長気味の比率です。日本人はもう少し丸みを帯びたたまご型が好まれるようです。後述しますが、白銀比である1:1.414の方が、モテる比率のようです。

横顔の黄金比率

鼻骨の先とあご骨の先を、直線で結んだラインが真っ直ぐ。鼻、上唇、あごを結んだラインがまっすぐ直線になること。

これはEライン、ビーナスラインと呼ばれます。これが綺麗につながれば、横顔美人です。日本人は鼻が低かったり、あごが小さすぎたりで、なかなかキレイなEラインが結ばれません。

有名人では

わかりやすく、有名人では北川景子さん、ローラさん、新垣結衣さん、菜々緒さんなど、男性は西島秀俊さん、向井理さん、速水もこみちさんなどが、黄金比率に近い顔の持ち主です。

パーツの黄金比

顔全体とパーツの位置だけでなく、パーツそれぞれの形、大きさの黄金比率があります。

理想的な唇

唇の黄金比率は、目の大きさの1.5倍。厚さは上唇が1なら下唇は2の比率が理想ですが、上唇1、下唇1.618の比率も魅力的です

唇は、リップで厚みも大きさも、ある程度調整できるパーツです。黄金律に従ってメイクしていきましょう。

バランスのいい眼

目と目の間隔と、目の幅が1:1であることです。位置は髪の生え際から目の真ん中と、目の真ん中から唇の真ん中の間隔が1:1であると、バランスがいいと言われます。

瞳の、白目と黒目の比率が、白目:黒目:白目が1:1:1であると美しいと言われますが、1:2:1でも、黒目がちでかわいいと言われる瞳です。

目の縦幅が目の横幅の3分の1~2分の1であることも大事です。

黒目が小さい人は、今は黒目が大きく見えるコンタクトを使うことができます。黒目の下にラインを入れてたりするのも効果的です。目の横幅が足りない場合は目じりにアイラインを入れましょう。

印象を決める鼻筋

理想の鼻筋は、小鼻の横幅と目の横幅が同じであること、鼻の縦の長さが、小鼻の横幅と1.56倍。

もちろんシャドウなどを使って、鼻筋をつくることはできますが、やりすぎるとごてごてと装飾過多な印象を与えてしまいますので、注意してつかいましょう。

日本生まれの比率「白銀比率」とは

日本の男性には、女性の顔は幼い印象の顔が好まれます。黄金比率顔はヨーロッパやアメリカ人の好む顔だちで、日本人が喜ぶのは、どちらかというと、若干丸みを帯びた可愛らしい顔立ちである「白銀比率」です。

サンリオの代表的なキャラクターや、子供の大好きな丸いラインのキャラクターなどにも用いられ、古くは法隆寺、最近で有名なのはスカイツリーこの白銀比率です。身近な白銀比はA4、B4サイズのコピー用紙、文庫本サイズなどがあげられます。

何故馴染むのか

数字にして1:1.414が白銀比で、黄金比である1:1.614より少々縦が短くなります。これは聖徳太子が考案したと言われる比率で、別名「大和比」と呼ばれています。

人体の顔だと黄金比率より、白銀比率の方が丸みのある愛嬌がある顔になります。日本人には白銀比率の方が馴染み深く安心すると言われています。

ヨーロッパの人々と比べると、日本人は手足が短く、白銀比の方があてはめやすく、また五重の塔や仏像の形なども白銀比であるため、古代から慣れ親しんでいるためです。

橋本環奈さん、前田敦子さん、木村拓哉さんなどの顔が白銀比と言われています。

特に橋本環奈さんは前髪を上げると黄金比、前髪をつくると白銀比という奇跡のバランスを持つ人と言われています。

左右対称顔を妨げる歪みとは

黄金比率の他にも、左右対称、シンメトリーと言われる、顔の右側と左側のバランスが整っている人は美しいと言われます。

オードリー・ヘプバーンや香椎由宇さんがこの顔です。ジョージ・クルーニーは左右対称顔であると共に、黄金比の顔でもあります。ジョージ・クルーニーは世界で最も美しい男の称号を長年受けてきましたが、科学的に見ても美しい顔であることが証明されています。

左右対称の顔は稀

シンメトリーは美しいのですが、人間の顔はみんな多かれ少なかれ、左右で違います。

普段のちょっとしたことが、ゆがみの原因であることが多いです。顔のゆがみは生活習慣のゆがみです。毎日少しずつの負荷が、顔を、そして全身をゆがめていき、体の不調の原因になっていることもあります。思い当たることは少しずつ改善していきましょう。

姿勢が悪い

普段から姿勢が悪いと、知らないうちに顔がゆがんでしまっていることもあります。一か所のゆがみが全体に影響し、当然顔にも影響してきます。

バッグの持ち方が悪い

バッグをもつときは、片方の方にばかり負担がかからないように注意しましょう。無意識に、いつも同じ方の肩にばかりバッグをかけてしまっていると、肩こりの原因にもなります。両肩にバランスよく負担がかかるように工夫しましょう。リュックサックにするのが効果的です。

足を組む

足を組む癖がある人は、骨盤がゆがんでいる可能性があります。同じ方の足ばかり組んでしまうようだと要注意です。

頬杖をつく

デスクワークの人に多いようです。悩んでいるとき、考えているとき、ときにはリラックスしているとき、ついつい頬杖をついてしまう人は、頬に負荷がかかりゆがみの原因にもなります。

寝相が悪い

同じ方にばかり横向きで眠る、うつ伏せで眠る、など、顔に直接負荷がかかります。頭というものは結構重たく、成人だと体重比で8~13%、約10%です。50㎏の人でも5㎏の重さがあるということです。毎日5㎏の負荷をかけ続けていれば、どうしてもゆがんでしまいます。一番いいのは上向きで眠ることです。

片方の歯でばかり噛む・歯のかみ合わせが悪い

歯で物を噛む、ということは想像以上の負荷があごにかかっています。片方にばかり負荷をかけるとゆがみが生じ、また使っていないほうの筋力が落ちて、下がって片側だけ長く見えます。歯並びやかみ合わせが悪く、余計な負荷がかかっている場合もあります。これは歯科矯正が必要なケースもありますので、あまりひどいときは矯正も視野に入れて、歯医者さんに相談しましょう。

歯を食いしばる

ストレスを感じていたり、我慢をすることが多い人に見られるのが、歯をくいしばることです。頬のかみ合わせ部分の筋肉が硬く、エラ張ったり、顔が大きく見えたりします。リラックスできるようにしましょう。

自分の顔を知ろう

自分の顔のゆがみ・比率を知るために、まずは自分の顔の写真を写してみましょう。今はスマートフォンなど便利なものがありますね。

正面から移した写真を、おでこの中心、鼻先、あごの三点を結ぶように線を引いてみましょう。さらに右頬骨、左頬骨を結ぶ線を引きます。

この二本の線がきれいに垂直になっていれば、ゆがみはありません。

黄金比率、白銀比率を知りたいときは、自分の顔写真に黄金比、白銀比マスクを重ね合わせて、自分の顔どこが比率から離れているかをチェックしましょう。

最近は顔のゆがみをチェックできる便利なアプリなどもあるので、利用してみると面白いでしょう。

あなたの顔にはどんなメイク?

自分の顔が、どのような比率であるのかが理解できたら、次は美人顔に近づけるためにどうすればいいかを学ぶ必要があります。

黄金・白銀比率をメイクでつくる

本来メイクとは、先ほど述べた黄金比に近づけることを目的にすると、美しく仕上がります。

ただ目を大きくみせたり、小顔に見せたりするだけではありません。バランスをつくることをするものです。顔が外よりの人、内側によっている人とでは、メイク方法も異なってきます。

パーツに寄りすぎず、顔全体の余白に注目しましょう。おでこの広さ、頬や眉間、眉とめの間、鼻の長さ、あごの面積、すべてを確認して窮屈に感じるところや広すぎると感じるところに注目しましょう。余白で気になる部分を、メイクでカバーしていくのです

余白に余裕がない場合

余白に余裕がなく、窮屈にみえる場合は、広く見せることを心がけます。余白に膨張色を使用し、ハイライトに明るい色味を入れ、気になる部分を広くみせましょう。

さらに眉やリップなど、パーツを小さめに目立たないようにメイクし、余白を広く感じさせます。

余白が広すぎる場合

逆に余白が広すぎる場合のメイクは、ファンデーションやフェイスカラーは濃い目の色を選ぶことで余白を引き締め、狭く見せる工夫をしましょう。シャドーを使うのもの。

チークの位置を工夫したり、立体的にメイクすることで、狭さを演出できます・

おでこが広い場合は、前髪を作って流すようにするとガバーすることができます。眉は書くことができますので、眉頭の位置を注意しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。「美人顔」というものが、少し理解できたでしょうか。

クール系やキュート系など、自分の個性と合わせつつ、メイク術をみがいていきましょう。持って生まれたものだからとあきらめず、顔の大きさやパーツの配置はメイク次第で見せ方を変えることは可能です。

黄金比率を取り入れて、なりたい自分の顔に近づけていきましょうね。

美しさは、自分に自信を持つための道具でもあります。自信のある人の笑顔は魅力的ですね。自分なりの魅力を手にいれましょう。

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